Player5月号の“FROM THE BACKSTAGE”では、昨年から勢いの止まることのない3ピースバンド、WANIMAのライブ機材を紹介している。 昨年11月にリリースされた1stフルアルバム『Are You Coming?』を引っ提げて展開された全国ツアー。当初発表された30公演の即ソールドアウトを受け、急遽設けられた追加公演も完売させてしまうという快挙を達成した全32公演は各地でHUSKING BEE、10-FEET、サンボマスター、フラワーカンパニーズ、SiM、MONGOL800など百戦錬磨のライブ巧者バンドをゲストに招き、連夜にわたって熱き対バンを繰り広げてきた。機材撮影を行なったセミファイナルの新木場スタジオコースト公演ではKENTA(vo,b)の最新ベースもお披露目された。
今年1月にガールズバンドとしては史上最速の日本武道館公演を大成功に収めたSilent Siren。年末12月27日には大阪オリックス劇場、12月30日にはキャパ約1万人の東京体育館でのライブも決定するなど、まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。Player10月号の“FROM THE BACKSTAGE”では、7月末に行なわれた全国ツアーの追加公演、NHKホールで使用/スタンバイされていた彼女たちの愛器をレポート。そのセールスや動員以上にバンド、各プレイヤーとしても急成長を遂げている4人。ビンテージライクな外観にこだわったカスタマイズや、ピンクを主体としたすぅ(vo,g)のジャズマスターやアコースティック・ギターなど、普段とは一味違った“FROM THE BACKSTAGE”になっているのでは?
毎月話題のライブ/コンサートのバックステージに潜入、最新ライブ機材レポートをお届けしている“FROM THE BACKSTAGE”のコーナー。10月2日発売Player11月号では、2015年まで続く全国ツアー「Ø CHOIR TOUR 2014-2015」を展開中のUVERworldを取材。ツアーの開幕戦となった8月20&21日のZEPP TOKYO公演で使用/スタンバイされていた愛器をレポートしている。普段よりも大ボリュームの計10Pでの掲載だ。
毎月ミュージシャンの愛器コレクションとともに、その楽器変遷とともにヒストリーをたどっているDEAR MY PARTNERSのコーナー。8月2日発売Player9月号には若きブルースギタリストのホープ、MONSTER大陸の藤倉嗣久が登場。とにかく早熟ミュージシャンとして注目を浴びてきた彼だが、何是ローティーンからライブハウスに出入りして、数々のブルース・ミュージシャンより音楽の素晴らしさを教えこまれたという生粋のギタリスト/ヴォーカリストである。高校1年のときにすでに永井ホトケ隆のツアーに参加していたというから驚くしかないが、そのユニークなミュージシャン・ヒストリーがたっぷり語られたインタビューは必見! と同時にR&Bを筆頭に様々な音楽への関心、楽器のこだわり、ソングライティングについてもたっぷり語られています。
Player8月号の“FROM THE BACKSTAGE”では5月24日(土)、快晴の日比谷野外音楽堂で行なわれた“CROSSROAD:CREATION×SHOGUN”のステージ機材をレポート。当日、セットチェンジは行なわれず、両バンドの機材が常にセッティングされている様は圧巻! 誌面ではメンバーはもちろんのこと、サポート陣やゲスト・ミュージシャンとして参加した原田真二のギターも紹介(CREATIONのステージにはヴォーカリストとして宮田和弥も参加)。
06年のデビュー以降、唯一無比の歌声とソングライティング、ギタープレイで聴く者を魅了する長澤知之。最新アルバム『黄金の在処』を引っ提げての全国ツアーは、西川進(g)、松田“FIRE”卓己(b)、タナカジュン(ds)の個性と実力を兼ね備えた敏腕サポート・メンバーを迎え入れて展開された。現在発売中のPlayer5月号の“FROM THE BACK STAGE”では、ツアーファイナルの恵比寿リキッドルーム公演で使用/スタンバイされていた機材をレポート。
。「25TH ANNIVERSARY LIVE BEST of JUN SKY WALKER(S)」というタイトルに偽り無し、 「すてきな夜空」「ひとつ抱きしめて」「 LET'S GO ヒバリヒルズ」「さらば愛しき危険たちよ」「全部このままで」「START」「白いクリスマス」「歩いていこう」「MY GENERATION」etc…お馴染みの曲がズラリなのでした。そんな中でも「ラットレース」「ロックンロール☆ミュージック」「青春」といった近年の名曲も遜色なく並んでいるのが彼らの強み。そのステージングはまさにJ(S)Wならではのパワフルで熱いもので、http://junskywalkers.tumblr.comで発表されたライブ写真からも伝わってくる何かがある。
さて、この日エポックメイキングだったことと言えば(正確に書くと、ラママ3デイズ3日目の12月28日に完成してそのまま実戦投入された)、森純太のニューギターが登場したことだ! ラメのシルバーと赤のギターが2本お目見えしたのだが、KONDO GUITAR WORKS JUNTA MORI Custom“NOBODY'S PERFECT”は、純太ならではのLPカスタムの想い入れが注ぎこまれたモデルであり、ピックアップにEMG-89を採用している、純太のギターヒストリーにおいて初のモデルである。 今回純太はこの2本をメインギターに、リア・ピックアップを多用したピーキーなクランチトーン、パワフルなドライブトーンなど、様々なピッキング・ニュアンスを使い分けるとともに、細かにボリュームノブを駆使して、多彩なトーンを作り上げていた。3月2日発売Player4月号FROM THE BACKSTAGEでは、この最新モデルのことは勿論、武道館公演用にスタンバイされたすべての楽器を詳細にレポートしている。是非お楽しみいただきたい。
毎月話題のライブ/コンサートのバックステージに潜入、最新ライブ機材レポートをお届けしている“FROM THE BACKSTAGE”のコーナー。3月2日発売Player4月号では、2012年にオルガニスト大高清美を迎えて再始動を遂げたカシオペア3rdを取材している。2013年12月20日SHIBUYA-AX公演で用意された4人の愛器を美しい写真で紹介。そのこだわりが詰まった楽器をレポートしている。キャッチーなテーマメロディとシャープでファンキーなリズムアンサンブル、エンタテインメント精神旺盛なステージングは健在だが、カシオペア3rdはなんといってもオルガンをフィーチャーすることでロック・テイストが増しているのが魅力。2013年11月にリリースされた約8年振りとなるオリジナルアルバム『TA・MA・TE・BOX』も、野呂一生、鳴瀬喜博、大高清美、神保彰の書き下ろしによる意欲的な楽曲が並んでいる。さらにオルガン・フィーチャーによりリアレンジされた「太陽風」「MISTY LADY」のセルフカヴァーも従来のファンには興味深いところだろう。
4thアルバム『Me No Do Karate.』を引っさげて行なわれてきた[Champagne]の全国ツアー“We Don't Learn Anything Tour 2013-2014”。9月より過去最大規模で展開されてきたが、終盤の東京公演であるZepp Tokyo2デイズはソールドアウト。2014年3月28日(金)には日本武道館公演が待ち受けるが、こちらのチケットは早々に完売。これを受けて用意されたスタンド立見席もソールドアウトと、[Champagne]をめぐる状況はめまぐるしいスピード感で変わりつつある。クリスマスには最新シングル「Run Away」もリリース。アグレッシブなドラミングとピアノ・リフ、白井眞輝のアルペジオプレイが印象的なこの曲は、さらなるソリッドでスケール感あふれる盤dのサウンドに挑んだ最新形[Champagne]を感じさせる1曲に仕上がった。
“バンドが成長しているんだよね”とはアンコールにおける川上洋平の発言だが、15日(金)公演はアンコールを含めて3時間超えとなるロングステージを展開。Player2014年2月号のFROM THE BACKSTAGEでは、この日用意されていたすべての楽器をレポートしている。弦楽器隊のヴィンテージ系を主体とした楽器探求はますますエスカレートしており、それぞれのこだわりを感じさせるのが非常に面白い。その中でも個人的にとりわけ面白いと思ったのが、「Starrrrrrr」で川上洋平がプレイしていたカスタムショップ製のジャズマスターだ。ブロンド・フィニッシュによる美しいジャズマスターだが、なんとカスタムショップ製ならではメイプル指板仕様。ピックアップ・セレクター及びプリセット・スイッチは、誤作動しないように黒のビニルテープで固定されていたり、サドル/ブリッジにマスタリーM1に交換、ブリッジ・プレートにバズストップバーといったリプレイスメントパーツを取り付けている点も彼ならではのこだわりなのではないか。そしてメインアンプがヴィンテージ・サウンド・アンプのクラシック・シリーズというのもまたレアというかマニアックというか…。このように四人四様と言えるこだわりを感じてもらえる記事に仕上がったと思う。なお[Champagne]のオリジナル・キーホルダーを読者プレゼント用に2名様分提供いただいたので、欲しい方はちょこっとで良いので記事の感想など一筆いただきこちらを参照の上、メールにてご応募いただきたい。
[Champagne]・『Run Away / Oblivion』 RX-RECORDS CD RX-083 12月25日 1,365円
Nothing's Carved In Stone 『Out of Control(LiveVer)
ライブにおいてもその演奏精度はなんら変わることなく、むしろバンドサウンドの進化を日一日と感じさせることができるほどで、NCISが秘めるポテンシャルは我々の想像を遥かに越えている。最新アルバム『REVOLT』は様々な葛藤から光を見出そうとする男の生き様を歌い上げた心理描写、またドラマティックな情景描写も印象的だった。これをまた村松拓が見事に歌い上げるのである。個人的なヴォーカリスト村松拓のパーソナルとNCISの楽曲との距離感はどんどん近づいている気がするのだが、開放感たっぷりのステージングにおけるキャラクター然り、近年の村松拓の存在感もまたNCISが一層気になる要素となっている。NCISは『REVOLT』を引っさげて7月から全国ツアーも展開。ツアーの千秋楽のZepp Tokyo公演はソールドアウトを記録した。11月2日発売Player12月号ではZepp TokyoでスタンバイされていたNCISの最新ライブ機材レポートをお届けしている。 GIBSON CUSTOM ES-355TD with BIGSBY
リア・ピックアップ主体のタイトでパワフルなトーンが痛快の生形真一だが、ELLEGARDEN時代より愛用しているトレードマークの1本といえば、GIBSON CUSTOM ES-355TD with BIGSBYである。レスポール・カスタム同様のスプリット・ダイアモンド・インレイ、エボニー指板のブロック・ポジションマーク、そして多重バインディングが施されたボディ設計、ゴールドハードウェアなど、ES-335の上位機種ならではのゴージャスなスペック。ライブ、レコーディング問わず弾き込まれてきたお気に入りの1本である。久々に間近に見たらfホール周りが剥げていたり、ゴールドパーツの退色が進んでいたりと、8年間使い込んできたならではの風格も感じた。その分、ボディ鳴りは抜群になっているという。記事では勿論4人の機材をたっぷりご紹介しているのでお楽しみいただきたい。
7月には待望のニューシングル「AHEAD / REPLAY」をリリース、以後精力的なライブツアーを展開してきたVAMPS。9月25日には世界デビュー盤となる『SEX BLOOD ROCK N' ROLL』をユニバーサルミュージック/デリシャス・デリ・レコーズよりリリース。もともと世界水準の音で勝負してきているVAMPSではあるが、『SEX BLOOD ROCK N' ROLL』では「MEMORIES」「ANGEL TRIP」などの日本詞曲も英詞で新録されたりと、様々なアップデートがされている。VAMPSの5年の歩みが結実したベスト盤としての意味合いも含んだ1枚となった。VAMPSは現在ヨーロッパツアーを展開しており、12月にはUS公演も決定している。さらに10月19日(土)、20日(日)には神戸ワールド記念ホール、25日(金)、26日(土)幕張メッセ国際展示場9〜11ホールにて、豪華ゲストを迎えてのハロウィンライブイベント「HALLOWEEN PARTY 2013」の開催も決定と年内はライブ三昧のようだ。
VAMPS - REPLAY
毎月話題のライブ/コンサートにおける楽器をPlayerならではの切り口で紹介しているFROM THE BACKSTAGEのコーナーだが、10月2日発売Player11月号では2年振りにVAMPSのライブ機材をレポートしている。取材したのは9月上旬のZEPP TOKYO公演。彼ら曰く“篭城”型のライブスタイルで毎年のように全国Zeppツアーを展開してきている彼らだが、この日も綿密なリハーサルを行ないより高い完成度のステージングを目指す姿がそこにはあった。さらに驚いたのは、HYDEもK.A.Zの使用機材が2年前とはまったく様変わりしていた点である。HYDEは近年のムスタングからギブソン・メロディメーカーに持ち替えており、このメロディメーカーに関してもいろいろなエピソードがあるのでぜひ記事の方をご一読いただきたい。
ZODIACWORKS ZPG Re-viv K.A.Z Custom Photo by TAKAHIRO HOSOE
毎月話題のライブ、コンサートにおけるアーティストの最新ライブ機材をレポートしている「FROM THE BACKSTAGE」のコーナー。9月2日発売Player10月号では絶好調のUNCHAINの機材レポをお届けしております。今年は早々に「丸の内サディスティック」(椎名林檎)、「Automatic」(宇多田ヒカル)、「SUPER GIRL」(岡村靖幸)、「This Christmas」(ダニー・ハザウェイ)、「BEST OF LOVE」(ジ・エモーションズ)を独自に昇華したカヴァーアルバム『Love & Groove Delivery』でポップファンのド肝を抜いたUNCHAIN。
黒人音楽のエッセンスを加味した、テクニカルなギターロックという武器は不変なのですが、自身のレーベル“STYLE_MISSILE records”を立ち上げた『SUNDOGS』(2011年)以後は、日本語詞スタイルによるポップスオリエンテッドなアプローチを追求してきており、特に前作『Eat The Moon』は極めて高音質かつ完成度の高いポップアルバムでした。以前より定評のある演奏力は言わずもがな、巧みなアレンジセンスにハーモニーアレンジ、そして谷川正憲の日本人離れした歌唱力にうっとりした人は少なくないはず。『Eat The Moon』は音楽のアミューズメントパーク的なコンセプトアルバムだったのですが、最新作『ORANGE』は一転してそういったトータリティを声高にはしておらず、実にすっきりとした印象でとにかく良質な楽曲をパッケージした勝負作となっています。特に今作はソリッドに聴かせつつも綿密な音作りがされており、豊かなハーモニーはUNCHAIN史上最高クラスではないでしょうか。駄作無しの恐るべきアルバムになっております。
絶好調の東京スカパラダイスオーケストラが、前作から8ヶ月でニューアルバム『Diamond In Your Heart』をリリース。2013年4月、カリフォルニアで開催された世界最大のロックフェス"コーチェラ 2013"に日本人アーティストとして唯一招聘されるなどといった点から、国内外問わず彼らの人気が凄まじいことがわかるわけですが、近年のスカパラにはこうした海外公演の合間にレコーディングするというスタイルが定着しつつあります。今回はLAの名門イーストウェストスタジオでのレコーディング。ザ・クラッシュ、ラモーンズ-、プリンスらを手掛けてきたことで著名の世界的エンジニア、ジョー・ブレイニーが手がけており、『Diamond In Your Heart』は前作、全然作とはまた違った鳴りの音に仕上がっています。レコスタによって音が変わる…ごくごく当たり前のことではありますが、近年こうしたレコスタでライブなレコーディングを行なうことは実に贅沢なことになってきました。ホームレコーディングが一般的となり(それは勿論素晴らしい夢のようなことですが)、スタジオレコーディングにおける文化がなかなか伝わりづらい時代という側面もあります。『Diamond In Your Heart』におけるリッチなサウンドを聴いていると、そんなようなことを思いめぐらせてしまう自分もいたり…。しかも彼らはその後メキシコ公演も行ない、トラックダウンはNYで行なっています。今時このスケール感でレコーディングしている国内バンドはなかなかいないのでは!?
『Diamond In Your Heart』、凄くシンプルなようで聴き応えたっぷりの1枚です。前作『欲望』に続き、加藤隆志のギタープレイが実に素晴らしい。ゲストボーカルに細美武士(the HIATUS)を迎えたことでも話題のタイトル曲も加藤隆志の作曲だったりと、前作『欲望』と同様にノリにノッている加藤隆志のテイストも聴き所と言えます。また「Aranjuez」ではガットギターのプレイも披露。スカパラのサウンドに新風を巻き起こしています。「You’ve Got A Friend In Me」におけるややリラックスムードな大団円まで様々な音像が楽しめる1枚となりました。毎月話題のライブ/コンサートの機材レポートをお届けしている「FROM THE BACKSTAGE」のコーナーですが8月2日発売Player9月号は特別編。Playerが入手した『Diamond In Your Heart』のレコーディングスナップをもとに、レコーディングレポートをお届けしています。スカパラメンバーより加藤隆志、川上つよし、沖祐市、茂木欣一の4人のレコーディング機材について紹介しているので要チェック。
東京スカパラダイスオーケストラ ダイアモンド・イン・ユア・ハート カッティングエッジ 7月3日 CD+DVD CTCR-14801/B 3,600円 CD CTCR-14802 2,300円
さらに『Diamond In Your Heart』のリリーズとともに、川上つよし(b)、大森はじめ(per)擁する、川上つよし&ムードメイカーズの新作 『moodholic〜泡沫の日々〜』、をリリース。沖 祐市(key)が多彩なゲストボーカリストを迎えた最新ソロ作『Gospel』、茂木欣一(ds)、加藤隆志が柏原譲(b)と結成したSo many tearsによる渾身の2ndアルバム『LOVE & WANDER』もリリースされるなど、リリースラッシュが続きました。それぞれの作品にもスカパラメンバーがゲストで華を添えているなど、フットワークが軽い彼らならではの展開劇もまた面白いところですね。特にSo many tearsの『LOVE & WANDER』は、ギターロックヒストリーを総括した上で新たなスタイルを築こうとする意欲に満ちあふれた傑作。Player読者ならニンマリしてしまうかと。
So many tears「Amazing Melodies」
『Diamond In Your Heart』と合わせてお楽しみいただきたいです。なお、東京スカパラダイスオーケストラ『Diamond In Your Heart』の販促用ポスター(ジャケットと同じビジュアルでカッコいいです!)をPlayer読者 3名様分いただきました。プレゼント受付ページを参照の上、メールにてご応募ください。
川上つよしと彼のムードメイカーズ ムードホリック〜泡沫の日々〜 リズムゾーン 5月29日 CD RZCD-59271 3,150円
ソー・メニー・ティアーズ ラヴ&ワンダー カッティングエッジ 7月3日 CD CTCR-14795 2,800円
毎月話題のライブ/コンサートのバックステージに潜入、ミュージシャンの最新ライブ機材をレポートしているFROM THE BACKSTAGE。4月2日発売Player5月号では2月16日に渋谷AXで行なわれた、heidi.のLIVE TOUR 2012-2013 +α "TOUR FINAL"の模様をお届けしている。昨年で結成5周年を迎えたheidi.はインディーズ音源をまとめた初のベスト盤『回想heidi. Indies BEST』、そして渾身のオリジナルアルバム『アルファ』を相次ぎリリースしたheidi。意欲的なライブ、レコーディングを繰り広げる彼らに近年関心を抱いていた。
今回のツアーで使用されたheidi.の機材類は基本的に「ランドスケープ」のPVに登場しているもの。とりわけギタリストのナオの演奏スタイルはリードプレイも多く、ストラト使いとしても観どころがたっぷり。FENDER JAPAN ST62-VSP BLKがメインギターだが、昨年2月にリア・ピックアップをディマジオ製のアンディ・ティモンズ・モデルAT-1に交換。S-S-Hレイアウトによりさらに音作りの幅が広がった。コースケはFENDER JAPAN JBX 3TS。アルダーボディの5弦ジャズベースで、ピックガードを外してフィンガーレストを取り付けている点、またバダス製ベースXを取り付けている辺りは彼のこだわりである。そして桐の美しいレッドスパークルのドラムセットは、GRETSCH USA Custom Series。グレッチ伝統の6プライ・メイプルシェルの設計であり、“SINCE 1883”の文字入りスクエア・バッジが取り付けられた2008年製だ。それぞれ詳細は記事のほうをチェックしてほしい。
heidi.「衝動」
このほか、今回の取材ではLIVE TOUR 2012-2013 +αで用意された楽器/機材類をバックアップ器も含めて撮影、Playerならではの視点でレポートしている。ソリッドながらもバラエティに富んだheidi.のバンドサウンドを産みだすこだわりの楽器/機材類をどうぞお楽しみいただきたい。早くも5月からは7thANNIVERSARY TOUR「零距離回路」をスタートさせるheidi.。屈指のライブバンドのステージングをぜひ一度体験してみてほしい。
“The End of the Dream”をタイトルに掲げて全国ツアー、そしてアジアツアーを行なったLUNA SEA。5人それぞれが独自の楽器哲学を持つミュージシャン集団である彼らは、大きな規模のツアーにおいてニューモデルが登場する機会が多い。今回も御他聞に漏れず、楽器隊4人のニューモデルが登場していた。毎月話題のライブ/コンサートの楽器、機材類をレポートしているFROM THE BACKSTAGEのコーナーでは、ページを拡大して50カットに及ぶLUNA SEAの最新ライブ機材を紹介している。僕は12月14日のゼップ東京公演、12月12日、20日日本武道館公演に足を運んだのだが、今回用意された3つのセットリストのうち「FUTURES ERA -SHINING NEW CHAOS-」は見逃してしまった(^^;)。3つのセットリストをすべて観られた人は相当ラッキーだったと思う。12月にリリースされた最新シングル「The End of the Dream/Rouge」を筆頭に、大作「THE ONE-crash to create」、数々のLUNA SEAスタンダードから久々の「IN SILENCE」まで、まさに熱狂続きの2ヶ月余りだった。なおゼップツアーの模様は3月27日にユニバーサル ミュージックより『The End of the Dream Zepp Tour 2012「降臨」』としてDVD、ブルーレイ化されることも決定。こちらも楽しみにしたい。さて記事より話題のニューギアをちょっと御紹介。
ESP J-TVB-X-glitter-(J) Photo by TAKAHIRO HOSOE ESPとJが開発してきているJ-TVBを筆頭とするJのベース。シグネチャーベースとして歴代トップセールスを記録していることでも著名。レスポールTVスタイルのJオリジナルベースシリーズがESP J-TVB-Xで、近年はファイアーレッドとファイアーブラックの2色がラインナップしていたのは御存知の通り。今回は新たにスパークリングレッド・フィニッシュのモデル“グリッター”がJ-TVB-Bでも登場、新発売されている。またJ使用器同様のスペシャルセットアップ、本人の直筆サイン入り認定書、今回のツアータイトルが刻印された特製トラスロッドカバーなどが付属したJ-TVB-X グリッター・シグネチャーも30本限定で発売。
PEARL Masters Premium Legend/SABIAN Cymbals(SHINYA) Photo by TAKAHIRO HOSOE 真矢のドラムセットもリニューアルされていた。パールの伝統を継承したメイプル・シェルによるマスターズ・プレミアム・レジェンド・シリーズによるニューセットで、今回はローランドVドラムのVキックが2台、左右シンメトリックになるように配置されているのが肝だ。これまでトリガーシステムによりVドラムの音源を鳴らすことはあったが、実際にVドラムのパッドを組み込んだセットは今回初だという。スネアは御存知シグネチャーモデル“神鳴”。その隣りには同様に鳳凰グラフィックが施されたスネア用Vパッドもセッティングされていた。シンバルはセイビアンのAPXシリーズをセッティング。それぞれ詳細はP.148〜のFROM THE BACKSTAGEを御覧いただきたい。
2月2日発売Player3月号FROM THE BACKSTAGEでは、プリンセス プリンセスの最新ライブ機材をレポートしている。武道館〜東京ドーム機材をレポートしているのだが、実は撮影取材を行なったのは日本武道館公演。東京ドーム公演においてはこれにプラスされた機材が登場したので撮り逃してしまったものもあるが、パールさんのご協力いただいて東京ドーム・センターステージにおける富田京子のドラムセットも紹介することができた。ぜひお楽しみいただきたい。Player Blogではちょっぴりだけその内容をおすそわけ。
GIBSON Les Paul Classic Plus Gear Photo by TAKAHIRO HOSOE 岸谷香は今回レスポールとグレッチをメインギター、さらに何曲かではピアノプレイも披露していたが、近年のソロライブでも愛用されてきたギブソン・レスポール・クラシック・プラスはとりわけ印象に残った。91年後半より生産が始まったフィギュアドメイプル・トップを採用したモデルなのだが、美しい杢目を浮き立たせたトランスルーテッド・パープル・フィニッシュが肝。写真ではわかりづらいかもしれないが、モチーフとなった生産年である“1960”が白のピックガードに金でプリントされているのが特徴。ピックアップはトム・ホームズ製に交換されているようだ。
毎月話題のライブ・コンサートのバックステージに潜入、最新ライブ機材をPlayerならではの切り口でレポートしているFROM THE BACKSTAGEのコーナー。現在発売中のPlayer2013年2月号では昨年12月8〜9日に東京キネマ倶楽部で開催された、キノコホテルの単独独演会ツアー<サロン・ド・キノコ〜四次元の美学 前編・後編>の模様をお届けしています。レコード会社移籍などもあり1年8ヶ月振りとなったニューアルバム『マリアンヌの誘惑』を引っさげて、2デイズまったく異なるセットリストと演出によって行なわれた実演会となりました。昨年はサブステージにてバスタブに浸かる支配人・マリアンヌ東雲が登場するなどでド肝抜かれたキネマ実演会でしたが、今年は支配人が初日にヴァイオリン独奏、2日目になんとシタール独奏するという意表をついたオープニングでした。当然これら楽器についてもレポートしております。内容については最新作『〜誘惑』の楽曲を織り交ぜつつ、懐かしの曲も満載で現時点での集大成となった前編、彼女達の最大の武器であるインタープレイを押し出して、最新型キノコホテルの魅力が全快となった千秋楽の後編という印象を僕は受けました。
それにしても近年では珍しくなくなった数々の女性バンドの中でも、女性ならではの明朗な可憐さと、裏腹の攻撃的なハードサウンドを持ち合わせているのがCyntiaの魅力。2013年以後、さらなる飛躍が期待できることでしょう。ち・な・み・に、12月29日発売Player2月号でもサプライズ(!?)がありそうなのでCyntiaファンのみなさんは引き続きPlayerをチェックしていてくださいね。12月1日発売Player1月号ではおそらく楽器誌では何処よりも先駆けて、Cyntiaのライブ機材をレポートしています。彼女達の愛器も5人それぞれのキャラクターが滲み出ているのが面白い所です。YUIはひたすらVシェイプのギターにこだわり続けているし、KANOKOは日本人女性唯一のグレッチドラム・エンドーサー(レッドデュコ・フィニッシュの彼女のドラムセットはどうやら日本に2セットしか輸入されていない模様)。才女AYANOは音大時代にコルグ最高峰のプロユースのオールインワンシンセ、オアシスを購入した強者だったりと、彼女達の楽器はひと味違うものがあります。その辺Player1月号FROM THE BACKSTAGEでレポートしておりますのでぜひ御覧ください。
FENDER JAPAN Jaguar Bass JAB-EQ Photo by TAKAHIRO HOSOE
SPINNING Real Alive Vol.1 in Osaka 2012年12月20日(木) 大阪・心斎橋club ALIVE! ■OPEN 19:00 / START 19:30 ■前売り¥3,000 当日¥3,500(別途Drink代¥500) 出演:Cyntia / CINQ ELEMENT
11月からはLUNA SEAの全国Zeppツアー“The End of the Dream ZEPP TOUR 2012「降臨」”がスタート。2012年11月16日(金)、17日(土)、18日(日)Zepp難波、11月23日(金)、24日(土)、25日(日)Zepp名古屋、12月1日(土)、2日(日)Zepp福岡、8日(土)、9日(日)Zepp札幌、14日(金)、15日(土)、16日(日)お台場Zepp東京、さらに“東日本大震災復興支援 LIVE LUNA SEA For JAPAN A Promise to The Brave 2012 in Sendai”として12月24日(月・祝)には仙台サンプラザホールが決定。そして“LIVE 2012-2013 The End of the Dream”と題されて、12月23日(日)大阪城ホール、2013年1月11日(金)、12日(土)、13日(日)、18日(金)、19日(土)、20日(日)の日本武道館6デイズが待ち受ける。LUNA SEAのニューシングルもアナウンスされたりと話題には事欠かないのですが、「このまま2012年は終われないよな?」(アンコールでのJのMC)と、ソロとしても年末公演を行なうことも告げられる一幕も。
そして最新ニュースとして、11月28日に“J 15th ANNIVERSARY DVD & Blu-ray”としてカッティングエッジよりミュージッククリップを完全収録した映像作品のリリースが決定。また上記の新木場STUDIO COASTのライブ映像より「storm rider」「baby baby」も収められるとのこと。気になる収録曲は下記の通り。
■J 15th ANNIVERSARY DVD & Blu-ray-Complete Clips- 収録内容 BURN OUT(UPBH-1143「Blast List -the clips-」収録) BUT YOU SAYD I'M USELESS(UPBH-1143「Blast List -the clips-」収録) alone(UPBH-1143「Blast List -the clips-」収録) go crazy(UPBH-1143「Blast List -the clips-」収録) Feel Your Blaze(UPBH-1143「Blast List -the clips-」収録) Go with the Devil(UPBH-1143「Blast List -the clips-」収録) NOWHERE(UPBH-1143「Blast List -the clips-」収録) GET READY(POCS-5002「GET READY」未収録) break (AVCD-30834/B「break」収録曲 ※映像は未収録) Fly Away (AVCD-30984/B「Fly Away/SQUALL」収録) TWISTER (AVCD-31165/B「TWISTER」収録) walk along -Infinite mix- (AVCD-31272/B「walk along -Infinite mix-」) RECKLESS (AVCD-31378/B「RECKLESS」収録) SALVAGE (CTCR-14637/B「STARS FROM THE BROKEN NIGHT」収録) I DON'T KNOW (CTCR-14637/B「STARS FROM THE BROKEN NIGHT」収録曲 ※映像は未収録) Vida Rosa (CTCR-14651/B「HERE COMES NAMELESS SUNRISE」収録) BURN OUT -2011 ver.- (CTCR-14698/B「FOURTEEN -the best of ignitions-」収録) here we go (CTCR-14758/B「ON FIRE」収録)
Live at STUDIO COAST (2012.9.2 sun) storm rider baby baby
なお今回のFROM THE BACKSTAGE取材にあたり読者プレゼントをゲット! Jの今回のツアーのために製作された最新ピックを4名様分いただきました(提供:FOURTEEN)。ぜひ記事の感想など一言添えていただき応募いただけると嬉しいです。応募はこちらの応募要項を御覧の上、メールからご応募いただけますのでよろしく!
J『オン・ファイアー』 カッティングエッジ 3月21日 CD+DVD CTCR-14758/B 3,990円 CD CTCR-14759 3,150円
9月2日発売Player10月号FROM THE BACKSTAGEでは、D_Driveのこだわりのライブ機材をレポートしています。記念すべき東京初ワンマンだった8月5日(日)の六本木morph-tokyo“Driving Rock Revolution 2012 Summer in TOKYO”公演に潜入、ライブ本編では使われなかったバックアップ分も含めて御紹介しているのですがいかがでしょうか? PlayerとD_Driveの出逢いはMoveOn09に音源を送ってくれたことから始まりました。それがおそらくちょうど『Something to Drink?』をリリースした頃で(しばらく入手困難になっていましたが、好評につき『Something to Drink? Re Edition』として再発されました!)、東京にツアーに来るというので目黒ライブステーションに観に行ったのがそもそもの出逢いだったと思います。そのときに“こんなバンドがいるのか!?”と非常に驚きましたね。勿論“Yukiちゃん可愛い!”とかそういう感想も当然ありましたが(^^;)。
「 D_ICHIGEKI 」 Live at Chicken George / D_Drive / 快進のICHIGEKI
D_Driveの楽曲は一貫してメロディにこだわったポピュラリティのあるものなのですが、ライブのリアクションがどんどん大きくなっていくとともに変わってきた部分もあります。まず音はどんどんアグレッシヴに密度の濃いものとなってきました。この辺りの進化は『Something to Drink?』と2nd『ACCELERATOR』を聴き比べるとおわかりいただけるかと思います。「Runaway Boy」「Escape from...」などのシリアスなメッセージを擁した楽曲と、お酒の名前で曲を作ったり(もしくは曲名としてネーミングしていた)というノリもあったりして面白いんですけれど。その流れから考えると、初のEPとなった『Russian Roulette / Among the Distraction』は新機軸でした。特にSeijiさんが作った「Russian Roulette」が顕著なのだけれど、凄くライブにおけるステージングを考慮しての楽曲で、テーマメロディとゴリゴリリフの中間を行く感じでキャッチーさは抑えているけれど、4人のキャラクターを随所に押し出した構成とストーリー性で聴かせるスリリングな仕上がりになっていました。現にライブでは大きな見せ場を作っている曲になっています。
10月6日 (土) 北海道 〜Driving Rock Revolution 2012 Autumn in Sapporo〜 札幌 COLONY http://colony6.p1.bindsite.jp/ D_Drive(ゲスト) DIAMOND / LINUSORPHEUS / 他 主催 XERO KREW ENTERTAINMENT
10月7日 (日) 北海道 〜Driving Rock Revolution 2012 Autumn in Sapporo〜 札幌 HOT TIME http://music.geocities.jp/susukinoht/ D_Drive(ゲスト) GRACE GRAIND / KATHRSIS / 他 主催 XERO KREW ENTERTAINMENT
10月26日 (金) 大阪 Crying Machine Presents 『TOUR 2012 THE TIME HAS COME』 心斎橋 THE LIVE HOUSE soma http://www.will-music.net/soma/ 出演:D_Drive / Crying Machine / 快進のICHIGEKI / BLOW TOP
12月1日 (土) 東京 GANGLION Presents! 渋谷 REX http://www.ruido.org/rex/ 出演:D_Drive / GANGLION / THE LEAPS / 他
8月2日発売Player9月号FROM THE BACKSTAGEでは、2012年でデビュー15周年を迎えたゆずの東京ドーム公演の使用機材をレポートしている。15周年を記念して通算3枚目のベスト盤『YUZU YOU 2006-2011』、そしてヒット中のシングル「with you」に続き8月8日にはさらにニューシングル「また明日」を発売するなどリリースラッシュのゆず。5月26日(土)、27日(日)京セラドーム大阪、6月2日(土)、3日(日)東京ドームでは15周年感謝祭“YUZU 15th Anniversary Dome Live YUZU YOU”が行なわれた。初日は2人の弾き語り主体、そして2日目はYUZU YOU BANDを率いてのバンドライブという両日で異なるステージを披露。PlayerはYUZU YOU BANDを擁したゲネプロへの潜入に成功。北川悠仁と岩沢厚治、そしてYUZU YOU BANDに参加したBe.の愛器の数々を撮影することができた。
Be. がゆずの「春風」をアコギ2本でカヴァー!
YUZU YOU BANDで華麗なギタープレイを披露した佐藤“じーけん”健治、浜崎快声によるギターデュオがBe.。彼らもまた、ゆずの名曲の数々をアコギインストでカヴァーした、2枚組アルバム『Be.Plays YUZU 1998-2011』をリリースしたばかりである。持ち前のエンタテインメント精神を発揮して、壮大なスケールによる趣向をこらした演出で3時間を楽しませてくれたゆずだが、ドーム公演2日目の開演前には後方の特設ステージで、ゆずカヴァーのアコギインストを披露するBe.の姿もあった。単なるライブというイメージを超えたフェスティバルだったなぁと、今振り返ると思うのである。またそこには各々の楽器へのこだわりも感じさせる場面も多く、2日ともに様々な愛器がドームのステージに登場した。Player2012年9月号では、ゆずとBe.の愛器の数々をレポートしているのでお楽しみいただきたい。ここではその中で2本だけ紹介しよう。
毎月話題のライブ/コンサートのバックステージに潜入、最新のライブ機材をレポートしているFROM THE BACKSTAGEのコーナーですが、Player2012年7月号はSTRAIGHTENERのゲネプロへ潜入。6月13日に初のアコースティック・アルバム『SOFT』をリリースするストレイテナーですが、このアルバムは3月28日梅田AKASO、30日渋谷duo MUSIC EXCHANGEで行なわれた“STRAIGHTENER ACOUSTIC”で行なわれたライブ音源、そしてスタジオレコーディングされた新曲「シンクロ」「Phantasien」により編まれています。09年以後、トライし続けてきたアコースティック・アプローチの賜物なわけですが、ストレイテナーの楽曲が持つスタンダード性をより鮮明に描き出した好盤に仕上がっています。何種かのスティックやブラシ、ホットロッド、マレットなどを使い分けての多彩なドラミング、コーラスでも抜群の存在感を示したナカヤマシンペイ、アップライトやフレットレスも織り交ぜて躍動感たっぷりのベースプレイを繰り広げた日向秀和の敏腕リズム隊。そしてホリエアツシのアコギ、鍵盤プレイ、大山 純のギタープレイにしても、各々の聴かせどころをフィーチャーしつつも音と音とのスペースを意識したアンサンブルが印象的でした。何より歌心あふれるプレイが聴き所と言えるでしょうね。
GODIN A4 Ultra Fretted SA(HINATCHI'S) Photo by TAKAHIRO HOSOE
米国M3ロックフェスティバルでは、クイーンズライクやラット、スキッド・ロウ、ウォレント、クワイエット・ライオット、ドッケンらとともに競演することで話題のLOUDNESS。デビュー30周年を迎えて昨年より話題の尽きなかった彼らだが、アニバーサリーイヤーのひとつの節目であるとともに最新型ラウドネスの姿を示したのが、3月24日渋谷公会堂にて行なわれたライブ“THE ROAD TO THE NEXT STAGE 〜Eve to Dawn〜”である。Playerのみならず、様々な楽器誌がアニバーサリーイヤーのラウドネスを追い掛けてきたわけだが、この渋谷公会堂公演における最新ライブ機材を撮影したのはおそらくPlayerだけかと。現在発売中の5月2日発売Player6月号のFROM THE BACKSTAGEではその模様を4ページに渡りレポートしているのでぜひ御覧いただければ幸いである。
往年の名曲は勿論、最新オリジナルアルバム『Eve to Dawn〜旭日昇天』からの楽曲もプレイされたこの公演では、Player2012年1〜2月号にて展開して好評を得た“高崎 晃ギターコレクション”特集で紹介した最新ギターをプレイする高崎 晃の勇姿も見られた。FROM THE BACKSTAGEでは高崎 晃の生誕50周年記念モデルKILLER KG-Prime Birth Axe 222、ESP Random Star“TARAKU”、そしてラウドネス30周年記念モデルKG-Prime Glory Lineなどのギターを、先述のギターコレクションに続き紹介。特に今回はバック&サイド写真などを織り交ぜてよりわかりやすい内容を目指している。そしてさらに本公演において目玉となっていたのは、山下昌良のシグネイチャー・ベースだ。彼が仏国のギターブランド、ヴィジェを愛用しているのはファンなら御存知だろうが、最新モデルVIGIER Arpege Black Rising Sunは、高崎 晃のKILLER KG-Prime Rising Sun同様に日章旗デザインが施されているのがポイント。キラーのKGプライムもヴィジェ・ベースも独自のアイデアが満載の最新鋭のギター/ベースなので、ぜひテキストのほうをお読みいただきたい。なおシグネチャーピックYM Pickに関しても同様のデザインで新たに登場した。今回高崎 晃と山下昌良のピック・プレゼントも行なっているのでぜひ感想とともに応募してほしい。
という感じで、ギブソンと斉藤和義によるコラボレーションはこの先もホットなニュースを届けてくれそうで楽しみですね。誌面ではこの2本のギター以外にも武道館公演で活躍した楽器の数々をバンドメンバー分含めて8ページに増ページしてレポート! チェックしてくれると嬉しいです。5月2日にはニューシングル『月光』のリリースも控えており、カップリングも映画「ポテチ」の主題歌「今夜、リンゴの木の下で」、東京メトロが4月1日から開始するキャンペーン「We are the Tokyo Navigator」のCMソング「メトロに乗って」も収録と、このシングルも大きな話題を呼びそう。さらには5月2日にリリースされる忌野清志郎カバーアルバム『KING OF SONGWRITER 〜SONGS OF KIYOSHIRO COVERS〜/V.A』にも「エンジェル」で参加。ますます精力的な和義さんの動向に注目です!
3月14日に完売となった2010年リリースの1stミニアルバム『WELCOME TO THE NEWWORLD』が2曲追加されて再リリースされたほか、4月4日にはメジャー初シングル「distance」のリリースが待ち受けており、すでに現在新たな全国ツアー“DON’T FEEL THE DISTANCE〜8カ所だョ!全員集合TOUR〜”もスタートしている。ぜひまずはアグレッシブかつ随所でユーモアもたっぷりの獣たちのステージングを御覧いただきたい。
Player2012年3月号 FROM THE BACKSTAGE ではムーンライダーズのライブ機材をレポートしています。ムーンライダーズというと、現存する日本最古参のロックバンドなんて言われ方もするわけですが、このたび2011年の活動をもって「進化するまで」無期限活動休止することを表明。クールな味方をすればバンドの活動休止なんてものはいくらでもあるわけですが、80年代後半に長い活動休止期間をとったときもこのバンドは別に活動休止宣言はしなかったし、もとより6人が各々独立したソロアーティストでもあり、プロデューサーなど裏方稼業でも大活躍な音楽家達。常に何かしらをやっている人達ではあるんですが、それだけにわざわざ活動休止などと言われるとファンには重たいものがあります。ミュージックマガジンが「さよならムーンライダーズ」で特集を組んでいましたけれど、実質的な意味合いとして解散と同等の受け取り方をしている人が多いですしね。でもそれも悲しいので、みんなさっさと進化できるといいですね。無論僕らリスナーも。
鈴木慶一 GIBSON SG Jr. 近年のライブで大活躍のSGは3プライのスモールピックガードやドッグイヤー・タイプP-90、トップハット・ノブといった仕様から63〜66年製と思われるんですが、慶一さん入手時にエボニーにリフィニッシュされており、その際にシリアルなどは消えてしまっているので詳細は不明。チューンオーマチックタイプとともにストップバーテイルピース仕様に変更、ペグもグローバー製に交換されています。
白井良明 GIBSON CUSTOM SHOP Histric Collection 1959 Les Paul 00年代に入るぐらいまではそれこそ楽曲ごとに多数のギターを持ち替えていた良明さん。それはそれでギター番長ファンにはたまらない魅力だったのですが、近年はsclapのライブなどもそうなんですが基本的にギブソン系で極力持ち替えずに勝負。00年代中頃まではレスポールSGの印象も強かったのですが、現在のメインギターはヒスコレの59リイシュー。亡き母が残してくれたお金で購入したもので、形見でもあり良明さんの並々ならぬ想い入れを感じる1本です。
武川雅寛 KARL HOFNER Strad Model クジラさんのヴァイオリンはサウンドホールを覗いたところ、KARL HOFNER製ストラド・モデルでした。カールヘフナーはヴァイオリン・ベースでお馴染み、1887年に創業したドイツの老舗楽器メーカー。クジラさんは中学時代、ヴァイオリンを習っていたときに入手して以来、ずっと愛用しているようです。かぐや姫「神田川」の印象的なイントロを筆頭に、実は国内ポップミュージック/ロック史で最も有名なヴァイオリンのひとつと言えます。
鈴木博文 FENDER Jazz Bass クジラさんのヴァイオリン同様、フーちゃんのジャズベースもまたムーンライダーズの歴史とともにあった1本です。近年ではライン6のヴァリアックス・ベースを使っている姿もあったりと新しい楽器にも興味はお持ちのようですが、博文さんといえばこのジャズベースを思い浮かべるひとがほとんどではないでしょうか。シリアル入り4点止めFプレート、1弦用だけ長いオクターヴ調整用ネジを擁したブリッジなどから73年製とわかります。指弾きのイメージも強いフーちゃんですが、サンプラ公演はほとんどピッキング・プレイでしたね。
FROM THE BACKSTAGEは話題の国内ミュージシャン/バンドの最新ライブ/コンサートのバックステージに潜入、バックアップ分を含めてライブ機材を撮影、レポートするというページです。かれこれ5年近く展開しているページだと思うのですが、実はこれまで過去に紹介したミュージシャンの2度目の登場の機会がありませんでした。Playerは全部の楽器をフォローする誌面作りをしているので、一部のメンバーの楽器が様変わりするというケースは珍しくないのですが、ドラムセットまで含めて様変わりするバンドのステージというのは、5年くらいだとなかなかなかったりします。その意味ではALDIOUSは珍しいバンドですね。2011年6月号の渋谷クラブクアトロ公演のバックステージ取材も行なったんですが、それから半年あまりでメンバーのメイン楽器が様変わりしてしまいました。Determination Tour 2011の東京公演、2011年11月26日渋谷O-EAST公演の最新機材をレポートしているのが現在発売中の2012年Player2月号であります。トキちゃんが弾いたピアノだけ撮り損ねましたが、それ以外に用意されていた楽器はすべて御紹介しております。そしてなんと1年で堂々2回目の登場となるALDIOUS!! ぜひチェックしてみてください。