2008年04月14日

うた魂の奇蹟…「あなたに」

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ケータイのカメラ機能でテキトーに撮った写真ですいません。

 ここ数年、「スイングガールズ」「リンダリンダ」など女の子を主人公にした青春映画が花盛りですね。4月5日より公開中の「うた魂」もそのひとつ。
http://www.utatama.com/
函館港イルミナシオン映画祭第8回シナリオ大賞を受賞したそうですが、北海道の合唱部を舞台にしたすがすがしい映画です。「あんまりPlayer的じゃないじゃん!」と思われるかもしれませんが、ところがこれが観てみるとサプライズがいっぱいあって面白い。主人公を務めるは各方面で注目を集めている夏帆ちゃんもまたギザカワユスです。

 あらすじをざっと書くと、ヒロインのかすみは合唱部でソプラノ・リーダーを務めている、自己顕示欲旺盛で歌うことが大好きな娘。が、そこは年齢頃の女の子。ちょっとした事件を契機に彼女のプライドがズタズタにされてしまうというアクシデントが起きます。おかげで大好きな歌を人前で歌うことが苦になってしまう彼女ですが、ヤンキー高校生の集まりながらひたすらスピリチュアルさを訴える湯の川学院高校の面々との出逢いなどがあり、“ハーモニー”本来の美しさ、そして人間関係の大切さに気づいていきます…というもの。続きを読む
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2008年03月13日

ついにベールを脱いだEDIROL R-09の後継機種

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ネット上でも、製品の予測や発売時期などの話題で盛り上がっていた人気のポータブル・レコーダー、エディーロールのR-09の後継機種が、ついに発表された。本日、その記者発表会が品川プリンス・ホテルで行われ、会場で実際に製品を使用する事もできた。

記者の数も多く、この製品発表が如何に注目されているかは、会場を入った瞬間に感じる事ができた。高まる期待感を抑えつつも製品の説明を待った。

そこで発表されたR-09HRは、R-09の良さを踏襲しながらも、R-09を愛用していたユーザーからの要望を反映した形でリファインされた、さらに完成度の高い製品であった。

会場では製品の説明に引き続き、実際に実機を使って弦楽四重奏やジャズ・トリオの演奏を録音体験。その際、記者席一番前の好ポジションに座っていたが、演奏者のやや側面であったため、録音状況としてはベスト・ポジションとは言えない位置で録音したが、そんな状況でも驚く程、生々しい高音質で録音できた。続きを読む
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2008年02月23日

緊張感と裏腹に紡がれるナイロン弦の美しくやさしい音色

 1998年、ハバナ国際ギターコンクールにて準優勝を獲得、2000年9月に『11月のある日』でCDデビューも果たしたクラシック・ギタリスト 大萩康司。日本を代表する若手クラシック・ギタリストのひとりとして称されることもしばしばだが、CDデビューから10年が経ち、なんと今年で30歳というから時間の流れは速い。近年ではキューバやコロンビアの音楽祭などに招聘されたり、昨年は初の韓国公演も成功させるなど、ワールドワイドな活動にもますますの磨きがかかっている。

 個人的にすっかりロック馬鹿で育ってきてしまい、クラシック・ギターの演奏を目の当たりにしたことは一度もなかったのだが、2月5日(火)表参道パウゼ(河合楽器)にて大萩康司のライヴ・コンヴェンションが行なわれると聞き、ドキドキしながら足を向けてみた。3月19日にビクターエンタテインメントよりリリースされるニュー・アルバム『想いの届く日/EL DIA QUE ME QUIERAS』のコンヴェンションであり、6月にはこのアルバムを引っさげての全国ツアー、そして年末には台湾でのCDデビューも予定されているとのこと。
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大萩康司『想いの届く日/EL DIA QUE ME QUIERAS』

 クラシック・ギターのコンヴェンションなんて何しろ生まれて初めて。気合い入れすぎて一番最初に会場に足を踏み入れたがために見事前列の席をゲット…はいいのだが、考えてみたらギターとはいえクラシック。“ウトウトしたらどうしよう!?”“自分だけ浮いていまいか?”とどうにもいろんな不安が頭を駆け巡って仕方がない。ステージ上には椅子、その前に足台が置かれている。足台がある辺り、やっぱりクラシック・ギターなんだなぁ、と、ギンギンのディストーション・ギターに慣れ親しんでいる人間には新鮮なのであった。

 コンヴェンションは女性アナウンサー大江麻理子さん(美人!)の司会によりスタート。彼女による紹介とともに白シャツ姿の大萩康司が登場。なるほど、噂通りの甘いマスクでかなりの好青年イメージである。8歳より母親の影響でギターを弾きはじめるも、同時にスポーツ少年でハンドボールなどにも熱中していたそうだ。指を怪我されちゃたまらないと、スポーツは控えるように周りから散々言われていたというエピソードを筆頭に、はきはきしたトークも面白くて会場を沸かしていた。トークで会場の空気をほんのりと暖めたあとでいよいよライヴのスタートである。

 まずはアルバム・タイトル曲の「想いの届く日/EL DIA QUE ME QUIERAS」から。
両膝にギターを傷つけないための布を置き、クラシック・ギターを抱える。そしてまるで一念するかのように大きくひと呼吸してからギター演奏が始まるのだが、この呼吸でガラリとステージの空気感を変えてしまうのに驚いた。随所にハーモニクスが取り込まれたプレイが印象的であり、ナイロン弦の奏でるメロディとともに、大萩康司の深い呼吸も伝わってくる。続いての「Over the Rainbow」では低音弦でのフレーズを後から追い掛けるようなスピーディなパッセージが聴きどころであり、「失われた恋」では情熱的なワルツで空気を震わせた。
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 このように今回のアルバム『想いの届く日/EL DIA QUE ME QUIERAS』は、クラシックというカテゴリーを越えてポピュラー・ミュージックなども取り上げた意欲作となっている。彼の両親が好んでいるような楽曲に挑戦することが選曲のコンセプトだったようだが、同時にクラシック・ギターの演奏を体験したことがない僕のような未知なるリスナーにも向けて制作されたアルバムだとも言えそうだ。後半のコンヴェンションではリズミカルなアルペジオ・フレーズを連ねた「星の世界」、ハーモニクスを織りまぜたドラマティックなアプローチによる「イエスタデイ」、またアンコールではギタリストなら誰もが一度は齧るだろう、「ロマンス<禁じられた遊び>」もプレイ。“クラシック・ギターってこんなにパワフルにプレイするものなのか!”とびっくりした次第である。

 終演後、大萩康司とお話できる機会にも恵まれたのだけれど、基本的に譜面に忠実にプレイするのがクラシック・ギターのスタイルなのだそうだ(そんなの当たり前じゃん!というツッコミが来そうな初歩的な質問…)。特に僕はハーモニクスを多用するプレイが印象に残ったのだけれど、ハーモニクスのプレイに関してもちゃんと譜面に記されているという。特に武満徹が編曲した譜面はハーモニクスが多いのだそう。
またギターに関して、プレイするのはナイロン弦のクラシック・ギターだけで、スティール弦のアコースティック・ギターやエレキギターなどは弾かないとのこと(そんなこと聞くなって?)。

 『想いの届く日/EL DIA QUE ME QUIERAS』は先述の通り、聴き馴染みのある曲がずらりと並んだアルバム。ビートルズのカヴァーも「イエスタデイ」以外にも数曲収録される予定で、僕のようにクラシック・ギターとこれまで縁がなかった人間にとって、大きなきっかけとなってくれそうな一枚である。しかし、何より思ったのはレコードで聴いているのと生演奏とでは、やはり“演奏内容は一緒でも迫力が違うんだなぁ”ってこと。あの緊張感と裏腹に紡がれるナイロン弦の美しくやさしい音色…ぜひ機会があればコンサートなどで一度体感していただきたい。なんとも貴重で、ちょっと贅沢なライヴ・コンヴェンションだった。
Thanks to VICTOR ENTERTAINMENT
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2008年01月12日

ポール・ギルバートが来日!

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 オール・インスト・アルバム第2弾『咆哮!! (原題 SILENCE FOLLOWED BY A DEAFENING ROAR)』を1月23日WHDエンタテインメントからリリースするポール・ギルバートが、アルバムのプロモーションのため年明け早々に来日。初のインスト作となった前作が大好評で世界的な好セールスをおさめたわけですが、つづく新作もポールの超人ギタリストぶりが満面にアピールされた驚愕のサウンドの応酬なのであります。小誌ももちろん、アルバムの制作秘話について、使用機材についてなどインタビューを敢行。取材のこぼれ話としましては、なんでもポールさんが最近ハマっている飲み物はなんともシブい生姜湯(しょうがゆ)とな!! お湯の調達を依頼された時は「風邪でもひいているのかなぁ」と心配になったのですが、そうではなくて純粋にフェイバリット・ドリンクとして愛飲しているそうなのです。それも、ただ生姜をチョップしたものにお湯を注ぐのみで甘味的な要素なし(う、うまいのか???)。生姜のニオイがぷうーんと漂う中での取材となりました。実は今回、4月号掲載のアルバムに関するインタビューの他にもちょっとした企画を遂行したのですが、そちらに関しては後日あらためて。
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 ニュー・アルバムの発売を目前にして、ポールさんはアルバム購入予約者が対象となるインストア・イベントを全国展開中!! 間近で超絶プレイを拝む絶好のチャンスです。イベントの模様を収録した音源のプレゼントもあるということなので、ぜひ足を運ばれたし。詳細はWHDエンタテインメントHPを参照のこと(http://www.whd.co.jp/index.php)


[インストア・イベント日程&場所]

1月12日(土) 14:00 ディスクピア日本橋 本日です!
問/ディスクピア日本橋店 TEL 06-6634-1161

1月12日(土) 17:00 タワーレコード難波店 本日です!
       問/タワーレコード難波店 TEL 06-6645-5521

1月13日(日) 15:00 タワーレコード札幌ピヴォ店
       問/ビクター札幌営業所 TEL 011-219-8411

1月15日(火) 19:00 石丸電気ソフト2 7F
       問/石丸電気ソフト2 TEL 03-3251-0700
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2007年12月18日

さらばアニキ

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ICEの公式サイトですでに発表されておりますが、本日ICEのギタリスト 宮内和之さんがお亡くなりになりました。ご冥福お祈りいたします。

プレイヤーでは何度と宮内さんに取材させていただきました。弾かないところは徹底して弾かない、でも行くところはガンガン行くという、歌ものバッキング・ギターの醍醐味をこれでもかっていうほど堪能させてくれた素晴らしいギタリストであり(もちろんインストも素晴らしかったんですが!)、個人的にも非常に憧れのギタリストだったのです。ミュージシャン仲間・ファン問わず「アニキ」のニックネームで慕われた宮内さんは、オフステージでも本当に温かい人柄で、でもミュージシャンとして頑固であるべきところは頑固で、常に鮮烈なメッセージも投げかけてきたソングライターでもありました。そのメッセージ性は先日リリースされた最新作…遺作となってしまいましたが、『SPEAK LOW』にも貫かれています。ぜひ未聴のひとにはお聴きいただきたいです。

現在発売中のPlayer1月号にて掲載されているインタビューが、Playerでは宮内さんのラスト・インタビューとなってしまいました(T_T)。

Guitar Laboがおそらく最後のインタビューになったのかと思うんですが、ICEインタビューvol.1だったり、以前の宮内さんのインタビューだったり、たびたびプレイヤーのことを話題にしてくれていたりと嬉しい限りです(ヴァン・ヘイレンが表紙の雑誌だったり、「どうしてくれるんですか」事件はプレイヤーのことです・笑)。まだ未チェックのかたはこちらの記事もどうぞ。

実感あるようでないようで、とにかく悲しくて仕方ないんですが、個人的な希望としてはアニキの意思を受け継いで、国岡さんにICEの屋号を守りぬいて歌い続けていただきたいと、そういう気持ちでいっぱいです。

宮内さん、本当にいろいろとありがとうございました。
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2007年12月05日

「紅白初出場キター」

 「紅白初出場キター」というのは“しょこたん”こと中川翔子さんがブログで記した言葉だそうですが、プレイヤーの1スタッフである僕も思わず同じ気持ちになってしまいました。個人的にはあみんや寺尾 聰、米米CLUBの出演決定なども嬉しかったのですが、中でも「キター」と思ったのは馬場俊英さんと中村 中さんの出演決定です。


馬場俊英さん

中村 中さん

紅白歌合戦出演

おめでごうございます!


 馬場俊英さんと中村 中さんには、音楽雑誌Playerの2007年11月号の特集「ソングライティングノススメ」にて取材させていただきました。実際、どのようにして作詞作曲をされたのかをこと細かに伺った、プレイヤーならではの少々マニアックな企画です(^^;)。バックナンバーで入手可能ですので、“読み損ねた!”というひとがいらっしゃったら、ぜひぜひ2007年11月号を今一度チェックしてみてください。

 それにしても馬場俊英さんと中村 中さん、紅白歌合戦ではいったいなんの曲を披露してくれるのでしょうか。個人的な予想としては(※何処にもまったく裏をとっていない純真たる勝手な妄想)、“馬場俊英さんは「スタートライン」かな?”“中村 中さんは「友達の詩」かな?”と今からウキウキしています。しかもコブクロの出演も決まっていますので、“馬場俊英さんとの共演劇が観られたりしないかな?”とか思ってみたりして。また、岩崎宏美さんが出演されないのは残念なのですが、彼女の出演があったら“「友達の詩」で中村 中さんとの共演もありえたのかもしれないのになぁ?”とかそんなことも考えたり。…多分同じような思いを巡らせているかたもたくさんいらっしゃると思います(^^)。
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 馬場俊英さんの最新アルバム『青春映画が好きだった』(フォーライフミュージックエンタテインメント)は、馬場さんならではの鋭い情景/心象描写とメッセージ性が盛り込まれつつ、しかもそれが様々なシチュエーションの物語として描かれていて、非常に聴き応えのあるアルバムでした。決して重たくはなくてリラックスして聴けるけれど、よくよく歌詞を思い起こすとその奥深い部分が発見できて驚かされるという。そしてそういうソングライティングのマジックって、中村 中さんにも共通項があると思います。中村 中さんの2ndアルバム『私を抱いて下さい』(avex trax)は本日発売。僕はまだ未聴なんですが、すぐゲットして聴いてみようと思っています。楽しみですね。
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 そして明日のPlayer Blogでは、11月25日(日)に渋谷C.C.lemon hallにて行なわれた、中村 中さんのライヴ・レポートをお届けしますのでお楽しみに!
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2007年11月29日

SHOUT OUT LOUDS 初来日公演決定

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 SHOUT OUT LOUDSはスウェーデンの首都ストックホルムにて2001年に結成された5人組バンドだ。デビュー・アルバム『HOWL HOWL GAFF GAFF』(2003年)は本国スウェーデンのみならず、各国でリリースされて話題になったようである。10月24日には2ndアルバム『OUR ILL WILLS』が国内ではKurofune Recordsよりリリースされた。

 先日開催されたスウェーデン・フェスも大盛況だったが、ここのところ特にスウェーデンものは注目盤が多いように思える。以前紹介したケイトリンなんかネオアコ・シーンの超新星みたいだったし、どういうわけか日本人の琴線に触れるメロディやサウンドがこの国にはやたら多いのだ。今回御紹介するSHOUT OUT LOUDSも御多分にもれずそのひとつ。
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 彼らがユニークなのはアダム(vo,g)とビバン(key,vo)による男女ヴォーカルがフィーチャーされていることと、何処かルーツというか血を垣間見せるような牧歌的な要素と、エレクトロニカ以後の実験的な音像とが同居している点。バンド・サウンド的には個人的にポーグスやワンダー・スタッフ、レヴェラーズ辺りを思い起こしたりもしたけれど、彼らにはもうちょいやんわりとした空気感があるのが魅力なのかも。

 SHOUT OUT LOUDS初の日本ツアーは首都圏3箇所であるけれど、
とにかくちょっぴりねじれたバンド・サウンドがどのようにライヴで再現されるかが楽しみである。
12月10日(月)横浜CLUB24 WEST
12月12日(水)熊谷HEAVEN'S ROCK VJ-1
12月13日(木)渋谷O-NEST
http://www.kurofunerecords.com/
http://www.shoutoutlouds.com/
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2007年11月24日

ぼくらは今もエレキにしびれている

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徳武弘文と言えば、日本を代表するギタリストのひとりであり、
とりわけカントリー・ミュージックにおける様々なテクニック、
造詣に関しては間違いなく第一人者と言えるだろう。
http://rocosmusic.com/drk/
国内のロック史を振り返るたびに、このひとのギター・プレイが
どれだけ多くの名盤を産み出してきたかってことを
何度となく思い知らされてきた次第である。

その徳武弘文がなんと初となるエッセイ集を書き下ろした。
その「ぼくらは今もエレキにしびれている」は9月25日に
かんき出版から発売されている。
http://www.kankidirect.com/
これが非常に面白い内容で、一気に読めてしまった!

徳武弘文のこれまでの歩みはもとより
また現在の音楽シーンの問題点などもストレートに描いている。
中でも面白いのは、80年代に打ち込みの音楽が主流になっていった際の
スタジオ・ミュージシャンとしての苦悩だろうか。
その後、そうしたテクノロジーとの落ち着きどころを見つけて、
自身でも打ち込みトラックを導入したソロ・アルバムなども制作するわけだが、
その辺の経緯を彼自身の言葉で語られているのは凄く興味深いし、
また資料的価値も高い。
往年の徳武ファンはもとより、若い世代の音楽ファンにも
広く読んでいただきたい一冊である。

さらに徳武弘文の盟友ともいうべき、細野晴臣、山本コウタローとの
対談も掲載されていたり、山本コウタローは冒頭にテキストも寄せている。
単に思い出話だけで終わるのではなくて、
これからの音楽人生についても語っている辺りも実に興味深く、
いろいろと考えさせられる部分があるのだ。

さらにこの本には嬉しい特典がある。
未発表ライヴ音源が収録されたCDシングルも付属しているのだ。
まさに読んで、聴いて、楽しめる一冊、である。
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2007年10月26日

UP & COMER 2008でブレイク寸前のバンド探し

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12月号の特集UP & COMER 2008のため、
ここ2ヶ月くらいは若手バンドのCDを聴いたり
ライヴに行ったりする機会が急激に増えました。
そのお陰で「こんなにいいバンドがいたんだ」
という出会いもたくさんあって、とても刺激になりました。
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とはいえ、下見&取材含めての連日のライヴハウス通いなどは
正直もう肉体的にキツかったりするんですが、
そのつらさを差し引いても、上り坂に突入せんとしてる人たちの
ライヴってやっぱりいいなぁ〜と思います。
というか、すごいライヴを見せつけられると疲れを忘れます!
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ブレイク寸前のバンドが放つ独特のエネルギーには
やっぱり凄まじいものがあるんですよ。
俺らイケるぞ!という確信はありつつの、
まだ絶頂に達していないからこそのハングリーさや、
怖いモノ知らずな勢い…
この時期だけの輝きがあるような気がします。

大御所の貫禄溢れるライヴをゆったり楽しむのも
もちろん魅力的ですが、たまにはこういうのもオススメです。
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2007年10月20日

ヘヴン・アンド・ヘル記者会見レポート

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ブラック・サバスにロニー・ジェイムス・ディオが期間限定で復帰した夢のプロジェクト、ヘヴン・アンド・ヘルが、轟音ロックの祭典“ラウドパーク”にヘッドライナー出演、そしてハードロック・カフェが世界12都市で開催する“アンバサダーズ・オブ・ロック”の一貫としての単独公演出演のために来日。ハードロック・カフェ六本木にて記者会見およびギター贈呈セレモニーが開催されました。
質疑応答のコーナーでは、矢継ぎ早の質問に丁寧にかつジョークも混じえて応えてくれる御大たち。ロニーは机上にある各ネーム・プレートを並べ替えて遊んだりして、お茶目な一面も見せていました。
ってことで、小誌代表として向かった筆者も意を決して質問をば(っていうほど一大事な質問じゃなくて恐縮ですが…)。
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P誌編集者:長いツアーにおける、それぞれのヘヴン(至福)&ヘル(苦痛)を教えて下さい。
トニー・アイオミ:ヘルはやっぱりツアーの移動だね。特にアメリカは非常に長い道のりをバンで移動したから。ライヴが終わるとすぐ次の公演地に向かって出発して、次の日の早朝に現地に着く。それからいかにして身体を休めるかっていうのが大変だった。でも、それ以外はすべてヘヴンだったと言えるだろう。
ロニー・ジェイムス・ディオ:私もトニーと同じく、ヘルは長い移動だ。ステージの上で完全燃焼してしまうから、その後すぐに移動が待っているというのは結構キツイものなんだ。でも、そのヘルはその他のヘヴンのために我慢できる。このバンドでステージに立つことこそ、最高のヘヴンだからね。
ギーザー・バトラー:俺の場合もヘヴンはステージの上、ヘルは移動の旅だね。でも、ホントは旅が好きなんだけどね(笑)。
ヴィニー・アピス:ヘルは、最近空港のセキュリティが厳しくて、検査場で必ずクツを脱げって言われること。ヘヴンは、他の3人が同じことをやらされているのを見ること(笑)。

とまぁ、最後はヴィニーが見事にオチをつけてくれました。メンバーがヘヴンと自負する至福のステージの模様はプレイヤー1月号にてご紹介する予定です。

ところで、“アンバサダーズ・オブ・ロック”って“ロックの大使たち”という意味なんだけど、昔あった(今もある???)アンバサってジュースもそこから取ったのかな? 小学校の時、妙なネーミングだなぁと思った記憶がふと蘇りました。
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2007年09月24日

TM NETWORK再始動

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Thanks to M-TRES


小室哲哉、宇都宮隆、木根尚登が再集結。
TM NETWORKが3年ぶりのシングル/アルバムを
リリースすることが発表されました。
そしてさらに12月3日には久々の日本武道館!
ファンクス(!?)、いやティミュニーズ(!?)、いずれにしろファンは集合です。

この三人が揃っての活動という意味では久し振りなんですけれど、
それぞれの活動はここ数年本当に活発でした。
宇都宮隆は土橋安騎夫、野村義男らとU_WAVEを結成して、
森雪之丞のポエトリー・リーディングと
ダンサンブルなロック・サウンドとが融合された新境地を開拓。
そしてソロ活動も平行して展開してきました。

木根尚登も最新ソロ・アルバム『道』(R and C)を引っさげての
精力的なソロ・ライヴ活動を展開してきました。
『道』はフォーキーな要素も織りまぜたA.O.R.アルバムで
木根さんのソロ・アルバムの中でも多分一、二を争う傑作だと思います。
10月10日にはNHKみんなのうたで好評放送中の
シングル「ノックは3回」(R and C)もリリースされますが、
ほんのりレゲエ・テイストで温かいメロディとメッセージが印象的な曲でした。

ところでこの二人がTM NETWORKのセルフ・カヴァー及び、
そこから派生された新曲をプレイしていたのが
TM NETWORKトリビュートライブ「SPIN OFF from TM」。
これにともなって断続的な新曲をインターネット配信でリリース。
それがまとめられたのが『TAKASHI UTSUNOMIYA from "SPIN OFF" 2005 to 2007』(M-TRES)で、
TM NETWORKのパラレル・ワールドというか、
朝倉大介や葛城哲哉プロデュース曲も新鮮で
個人的には再結成TMよりも好きなアルバムでした。

こうした流れの中、globeやプロデュース活動、
最近では大学教授(!)の肩書きも持つ小室哲哉も遂にTMモードへ突入。
11月2日より開催される「2007楽器フェア」にて復活ライヴが決定。
http://musicfair.jp/
チケットは即完だったようです。
入手できなくて悔しい想いをしたひとも多いでしょう。
が、続いて11月26、27日にC.C.Lemonホール、
そして12月3日に日本武道館公演が決定。
これもチケットは争奪戦でしょうが、ぜひぜひチェックしていただきたいところ。
10月28日(日)から一般発売されるそうです。

注目すべきは新曲がリリースされることでしょうね。
約3年ぶりのリリースとなる10月31日リリース、
ニュー・シングルのタイトルは「Welcome Back 2」。
まだ僕は聴けていないのですが、プロモーターさん曰く
「絶対に期待を裏切らない曲!」とのことでしたので楽しみです。
フル・アルバムはどんな仕上がりになるのかなぁ?
現在のモードでスタンダードなポップ・ミュージックに
挑んでくれたらなぁ…と僕はワクワクしているのですが。

復活ライヴ・ツアーも“REMASTER”ということで、
TMスタンダードをリアレンジしてより鮮明な音で再構築するのがコンセプト。
リアルタイム世代としては初めて聴いた衝撃が忘れられず、
現在聴いてもあまり古くなった感じもしないので
「そのままで良いじゃん!」とか思っているのですが…。
どんな感じのアプローチで来るのかな?

思えばキーボードのスター・プレイヤーってなかなか出て来ない。
気になるひとはいっぱいいるのですが、
それと同時に素人でも「弾きたい!」って思わせるような
魅力的な鍵盤楽器のフレーズっていうのは一時に比べると少ないですよね。
僕らが学生時代の頃は、休み時間になると教室の足踏みオルガンを取り合いして
一斉にヴァン・ヘイレンの「JUMP」のフレーズを弾きあったものですが(笑)。

担当楽器云々っていうんじゃなくて、「弾きたい!」って思うあの高揚感。
かつてのTM NETWORKの曲にはいっぱいあったんだよね。
現在のモードのTM NETWORKで、
そういう美味しいシンセのフレーズが出てきたらなぁと、
それも強い期待感として抱いています。

10月31日リリースってことは新曲「Welcome Back 2」も
楽器フェアのライヴで披露されるんでしょうね。
さてどんなTM NETWORKが待ち受けているのでしょうか!?
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2007年08月13日

加藤和彦が坂崎幸之助と“和幸”を結成

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サディスティック・ミカ・バンド再結成、
パッチギ!のサントラ制作と精力的に活動中の加藤和彦が、
アルフィーの坂崎幸之助と新ユニット“和幸”を結成。
レコード会社で行われた結成記者会見に行ってきた。

和幸はジョン和幸(=加藤)とポール和幸(=坂崎)が
60年代に結成したものの40年間世間に無視し続けられていたバンドという設定で、
会見席の後ろには彼らが60〜70年代のファッションに身を包んだ
架空のEP盤(アルバムの中ジャケに使われる予定)が並んでいる。
アルバムの内容も60〜70年代の名曲カヴァーや、
60〜70年代風の“新曲”を収めたもので、
デビュー作なのに『和幸:ゴールデン・ヒッツ』という
どう見てもベスト盤なタイトル。

加藤氏自ら「新曲なのに“カヴァーですか?”と言われた」と暴露していたが、
団塊の世代なら思わずニヤリとするようなシャレの効いた仕上がり。
ロック黎明期のエッセンスをギュッと凝縮した楽曲は、
若い世代にとっても新鮮に聞こえるはず。
もっと詳しい話を聞かせてもらうために現在インタビュー実現に向けて交渉中!
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