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JEFF BECK 最新ライブアルバムがリリース

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Photo by Darylbughmanphotography-s.Com

 ジェフ・ベックの新バンドによる最新ライブアルバム『LIVE+』が発売された。ジェフ・ベックを筆頭に14年の来日メンバーのロンダ・スミス(b)、ジョナサン・ジョセフ(ds)、ニコラス・メイヤー(g)にジミー・ホール(vo)も参加したライブ音源だが、併せて未発表スタジオテイクも2曲収録されている。
 こちらは米国でスタートした新バンド単独ツアー、4月16日のニューヨーク公演での「ゴーイング・ダウン」。ボーカルはジミー・ホールが担当、結構ワイルドな演奏だ。ベックはリバースネックのストラトキャスターを使用。


 こちらは4月26日のペンシルバニア公演での「ダニー・ボーイ」。数多くのアーティスト達にカバーされているバラードだ。


 『LIVE+』収録曲は昨年リリースされた『YOSOGAI』収録の「ローディッド」「ホワイ・ギブ・イット・アウェイ」「ダニー・ボーイ」、ニコラス・メイヤー作の「プラン・ナイン」、『トゥルース』収録の「モーニング・デュー」、マハビシュヌ・オーケストラの「ユー・ノー・ユー・ノー」、サム・クックの「ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム」、ビートルズの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」、スティーヴィー・ワンダーの「迷信」、『エモーション・コモーション』収録の「ハンマーヘッド」、ジミ・ヘンドリックスの「リトル・ウィング」、『ギター・ショップ』収録の「ビッグ・ブロック」「ホエア・ワー・ユー」、マディ・ウォーターズの「ローリン・アンド・タンブリン」、『ジェフ・ベック・グループ』収録の「ゴーイング・ダウン」、そしてスタジオ未発表曲の「トライバル」「マイ・タイルド・ホワイト・フロア」という内容。ライブ収録は昨年夏のツアーからになる。

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ジェフ・ベック LIVE+ ワーナーミュージック・ジャパン 6月24日 WPCR-16491 2,500円(税抜)


2015年8月号(7/2発売)でアルバム解説掲載

MUSE 待望の新作完成

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 前作『ザ・セカンド・ロウ』でも大好評を得たミューズの新作『ドローンズ』が完成した。新作ではギター、ベース、ドラムという3人の原点に立ち返ってヘヴィなバンドサウンドをプロデューサーのマット・ラングとともに構築。コンセプトアルバムとして “ドローンズ”のキーワードには強いメタファーが込められており、日本の状況を深く理解しているマシュー・ベラミーのメッセージとも受け取れる興味深い作品に仕上がった。
「テクノロジーの進歩がいかに人間性に影響を与えていくのか。そしてサイコパスを作り上げてしまうのか。もしかしたら君たちの方が僕らよりもその背景をより理解できるかもしれない」(マシュー)。
 なんとも意味深な発言だ。そしてそのサウンドは初期の3ピースサウンドに立ち返っている。
「ギター、ベース、ドラムっていう3ピースバンドのサウンドを取り戻すことで、すごくギターヘヴィなアルバムになったんだ。それから、ある意味テクノロジーからちょっと距離を置いたところもあって、今回はドラムマシーンをまったく使ってないし、シンセも少なくなった。オーケストラとかそういう追加の楽器も減らして、もう少しシンプルなアプローチをとった。そして自分達でプロデュースすることも一旦やめて、マット・ラングに手掛けてもらった。そのおかげでテクニカルな面にとらわれすぎずに、メンバー全員で一緒にプレイすることだけにフォーカスできたから、キーボード、シンセ、ミキシングデッキをいじくっているプロデューサー集団じゃなく、ただバンドでいることにもっと時間を注ぐことができたんだ。そういう意味でバンドを始めたころに戻ったんだ」(マシュー)

 新作からのPVはこれ。ヘヴィさを爆発させる21世紀版UKブギの「サイコ」。これがブレインウォッシング!


マシューのトリッキーなギターテクもよくわかる「リプリーズ」。


そしてヘヴィなのに美メロな「マーシー」。


 今夏の『FUJI ROCK FESTIVAL ‘15』にも出演するミューズだが、単独ツアーでのライブは期待出来そうだ。
「ライブでは、アルバムタイトルが『ドローンズ』だからそこをいじったことができるよね…だからどうにかしてコンサートに組み込む方法を見つけるつもりだよ…恐らくフェスではそういうことはあまりできないだろうけど、単独ツアーで屋内の会場だともうちょっとコントロールがきくし、飛行物体を使って何かドラマチックでスペシャルなことができたらいいと思っているんだ」(マシュー)

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ミューズ ドローンズ ワーナーミュージック・ジャパン 6月10日 DVD付きスペシャル・エディション WPZR-30647〜8 2,980円(税抜) 通常盤CD WPCR-16486 2,547円(税抜)


2015年8月号(7/2発売)にインタビュー掲載

MUCC 大ボリュームのミニアルバムに迫る!


6月24日にミニアルバム『T.R.E.N.D.Y. -Paradise from 1997-』をリリースしたMUCC。“90年代”をテーマに掲げて制作された本作は、全7曲にして約42分のボリューム。かつての空気感を意識しつつも、2015年のMUCCならではの手法で新感覚のサウンドが成らされている。

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Player8月号ではリーダーのミヤ(g)にロングインタビューを敢行。新作の制作エピソードはもちろん、取材の数日前に終えたばかりのEUROツアーの機材についても迫る。また、4月に完成したDRAGONFLY BORDER CUSTOM 666のミヤのオーダーモデルについても簡略ながら解説を掲載している。


MUCC
T.R.E.N.D.Y. -Paradise from 1997-
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初回生産限定盤(CD+DVD)
AICL-2894〜5 ¥2,778+tax
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通常盤(CD ONLY)
AICL-2896 ¥2,130+tax

Blur 12年振りとなる新作完成!

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L to R: Dave Rowntree(ds), Graham Coxon(g), Alex James(b), Damon Albarn(vo)
Photo by Linda Brownlee

 前作から12年振りとなる新作『ザ・マジック・ウィップ』を完成させたブラー。14年には突如の武道館来日公演も行ったわけだが、まさに復活の証となるバンド新作に注目が集まっている。12年のロンドン・オリンピック閉会式でメンバーが揃ったライブに続き、13年にはワールドツアーも開始したブラー。その最中の13年5月にキャンセルされた(日本公演も含む)5日間に、急遽香港でバンドのレコーディングが行われた。その音源をグレアム・コクソンと初期プロデューサーであるスティーヴン・ストリートがチョイス。更にデーモン・アルバーンが歌詞を付けて新作『ザ・マジック・ウィップ』が完成した。

 こちらが新作のプロモで出演したTV番組でのライブ。コーラスも入った生演奏でオンエアされているが、グレアム・コクソンのノイジーなギターが聴きもの。


「言い出したのは俺だよ。まあ、俺は本当に矛盾した性格で、5日間休みがもらえたってことは、5日分の時間が急にできたってことで、そこでスタジオ入りするって最高だと思ったんだよね。今回のアルバムはそうやって生まれたんだ。つまり、言ってみれば偶然こうなっただけだっていう。完成に至るまでには、思わぬ幸運な偶然がいくつも重なったんだ」(デーモン)
「僕とスティーヴンが音源を聴かせる段階になったときデーモンは怖がっていて、僕も怖がっていて、よくよく考えると「こんなことやるなんてクレイジーだ」って思いながら座っていた。でもデーモンの反応はすごくよかったよ。1、2曲聴いた後で「僕達はやったんだと確信した」って言った。間違いなく、僕とスティーヴンは自分達のやったことにすごく誇りを持っていたし、まだ完成形ではなかったにしてもデーモンに聴かせられるくらいは仕上がっていたんだから」(グレアム)
「『ザ・マジック・ウィップ』自体、すごくいろんな意味を含んだタイトルなんだ。英語でもいくつか意味があるけど、“ウィップ”は中国語だと英語とはまたちょっと違う意味がある。北京だとアイスクリームのネオンがあって“ザ・マジック・ウィップ”ってあるけど、魔法のようで、暴力的で、支配的な意味を帯びてくるんだ。中国語での意味は偶然だけど、英語ではあまりに支配的な言語だからね」(デーモン)
「新作のライブはすごくいいものになると思うし、本当に楽しみにしているよ。僕の仕事は複雑にやりすぎることじゃないと思うからね。誰であれ指揮することになる人にとっては大変になると思う。ただ軽くかき鳴らしているだけの曲がいくつかあるけど、音楽に没頭できてそれって最高なんだ」(グレアム)

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ザ・マジック・ウィップ ワーナーミュージック・ジャパン CD WPCR-16444 発売中 2,547円(税抜)


2015年7月号(6/2発売)でインタビュー掲載

デビュー10周年のCHATMONCHYに直撃


チャットモンチー 『きみがその気なら』(Full Ver.)

 前作『変身』ではデュオバンドとしての奇蹟のコラボレーションを具現化したチャットモンチー。そんな彼女達もデビュー10周年というから時間の早さに驚くが、最新作『共鳴』ではさらにスケールアップさせたバンドサウンドを聴かせてくれる。そしてデュオバンド形態を押し進めるとともに、サポートメンバーを迎えての演奏形態にも挑んだのが最新作『共鳴』のポイントと言えるだろう。橋本絵莉子と福岡晃子による2ピース楽曲のほか、恒岡章(ds / Hi-STANDARD、CUBISMO GRAFICO FIVE)と下村亮介(key,g/the chef cooks me)の男陣なる4ピース、さらに恒岡との3ピース、また北野愛子(ds/ DQS、nelca、ex. your gold, my pink)と世武裕子(pf,syn)の乙女団なる4ピースでプレイしたりと、外部の血を積極的に採り入れたコラボレーションは、新たなチャットのバンド像を提示してみせた。


チャットモンチー 『ときめき (Short Ver.)』

 相変わらず独創的なアイデアによるソリッドなロックナンバーもさることながら、「最後の果実」ではスペクターポップス然としたスイートなサウンドも聴かせたり、 3ピースの「学園楽園天国」ではロカビリーテイストでプレイしていたり、 「ぜんぶカン」はデュオ編成でヒップホップスタイルに挑んでいたりととにかく楽しい。これまで以上に彼女達ゆえのポピュラリティが際立つ仕上がりとなっているのでお楽しみいただきたい。そして6月からは豪華対バンを迎えての「チャットモンチーの求愛ツアー(ハート)2015」がスタート。11月11日には日本武道館でデビュー10周年記念公演も待ち受ける。6月2日発売Player2015年7月号では橋本絵莉子と福岡晃子にソングライティングやアレンジ、男陣、乙女団とのコラボレーションなどたっぷりと語っていただいたので是非ご一読あれ。そしてCHATMONCHYの直筆サイン入り販促用ポスターを3名様分いただいたので、ぜひ記事の感想を一言添えていただきメールにて応募してほしい

ハロウィンが通算15作目のスタジオ・アルバム

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ドイツから世界に向けて、大音量のヘヴィメタルを轟かせてきたハロウィンが、デビュー30周年を迎えた。『守護神伝-第一章-』(1987年)『守護神伝-第二章-』(88年)を筆頭に、パワフルなサウンドとメロディをたたえた名盤の数々で突っ走ってきた彼ら。新作『マイ・ゴッド・ギヴン・ライト』は、そんな伝統を受け継ぐアニバーサリー・アルバムに相応しい完成度を誇る作品だ!
 30年を経ても不変のヘヴィメタルと、時代ごとに変化しているアプローチ。ハロウィンのオリジナル・メンバーであるギタリスト、マイケル・ヴァイカートがその30年、そして最新アルバムについて語ってくれた…。

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ハロウィン
マイ・ゴッド・ギヴン・ライト
ビクター 5月27日 CD
VIZP-136(限定盤)3,500円(税抜)
VICP-653058(通常盤)2,500円(税抜)

ダーティ・ループスのヘンリック・リンダーが実弟と新プロジェクト

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14年衝撃のデビューから、今大旋風を巻き起こしている“スーパー・トリオ”ダーティ・ループス。圧倒的にキャッチーなナンバーを、卓越した演奏でクールに決め大人気な彼ら。その中心人物であり“若手NO.1ベーシスト”の評価も高いヘンリック・リンダーが、弟のエリック・リンダーと共に”リンダー・ブラザーズ“を結成。デビュー・アルバム『リンダー・ブラザーズ』は、イエロージャケッツやトライバル・テックといった、70〜80年代ジャズ・フュージョンに影響を受けながらも、よりスリリングかつモダンなスーパー・テクニックが満載で、全インスト・ファン”必聴“の内容だ。今回エリックが、自身のバック・グラウンドとデビュー・アルバムについて語る!

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リンダー・ブラザーズ
リンダー・ブラザーズ
ユニバーサル CD UCCU-1482
5月20日 2,808円(税込)

モーモールルギャバンの新作『シャンゼリゼ』が完成

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圧倒的なパフォーマンス・スキルと、ロック、ポップ、パンク、プログレ、ダンス・ミュージックまで、幅広いスタイルを網羅した唯一無二の音楽性が魅力のトリオ・バンド、モーモールルギャバン。14年1月にライブ活動休止を発表した彼らだが、今年3月に待望の復活を果たし、6月に3年3ヶ月振り、レーベル移籍第一弾となるフル・アルバム『シャンゼリゼ』をリリースする。好きな要素のみをとことん詰め込んだ本作は、“モーモー節炸裂!”の「さらば人類」、フロアを沸かすダンサブルなナンバー「紅のベッド」、切ない歌詞にホロリとする「あなたに」など、彼らの魅力をより刺激的かつ濃厚に詰め込んだ“大傑作”だ。今回、新作についてゲイリー・ビッチェ(vo,ds)、ユコ=カティ(key,vo)、T-マルガリータ(b)の3人に話を訊いた…。

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モーモールルギャバン
シャンゼリゼ
キングレコード CD KICS-3198
6月24日 2,593円(税抜)

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モーモールルギャバンのメンバーサイン入り色紙を1名様に(提供:キングレコード)。応募要項は大丸1を参照。

子供ばんど 傑作ニューアルバムリリース!



『ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか』アルバムトレーラー

 デビュー35周年を迎えた子供ばんどが、最新アルバム『ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか』をリリース。2011年、ロックの初期衝動を取り戻して甦った子供ばんどは、2013年に四半世紀振りとなる傑作『Can Drive 55』を産み落としている。子供ばんどならではのアグレッシヴなバンドサウンドと、ツインリードのギタープレイもたっぷりフィーチャーした内容で狂喜させたが、それからわずか2年でこうした新作が出るとは意外だった。5月2日発売Player6月号ではJICKことうじきつよしのロングインタビューを掲載しているが、JICKが語っているようにいわゆるアニバーサリーアルバム的な意味合いは関係なく、“2015年だから歌える歌があるだろう!”っていう強い衝動にかられて書かれたオリジナルアルバムなのである。そして断続的なライブ活動を展開してきたことで、絶好調のバンドサウンドはドンカマ&オートチューン禁止、ほぼ一発録り(もっとも『Can Drive 55』も同様の手法だったが…)の手法で録られた。やまとゆうのパワフルなドラミングを筆頭に、生々しくパワフルで一層進化したバンドサウンドが全編に渡り炸裂している。

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Photo by KAZUTAKA KITAMURA

 『Can Drive 55』では抜群のエンタテインメント精神とロック魂あふれる演奏で、往年のファンは言わずもがな、その存在を知らなかった若いファンにも相当のインパクトを与えた子供ばんどだ。『ロックにはまだやれることがあるんじゃないのか』と大胆に名付けられた最新オリジナル・アルバムは、メッセージ性というロックの本質を気づかせてくれる。「自由」 「Shameless People」「Blackbirdがないた時」には歌わずにいられなかった強い緊迫感と、激しくエモーショナルな演奏とJICKの歌声が痛快だ。何処か言いたいことが言いづらくなっている昨今の不穏なムードに、警鐘を打ち鳴らすような強いメッセージを発しており、湯川トーベンが歌ったはっぴいえんどのカヴァー「いらいら」においてもそれを受けての倦怠感が際立っている。かと思えば 「君こそスターだ」では抜群のポピュラリティあふれるポップナンバーを披露していたり、「先輩」「No!味噌3g」など喜怒哀楽を全て描ききるような子供ばんどゆえのソングライティングは前作にも増して絶好調。さらに「STOP THE ROCK’N ROLL!!(Never)」では多保孝一(ex.Superfly)の楽曲を起用するなど、新たな血を採り入れる一面も。知る人ぞ知る初期曲「わかっているわい」のエピソードにいたるまで、JICKがたっぷり語ってくれているのでお楽しみあれ。

子供ばんど 東阪ツアー決定!
5月5日(火・祝 13:00 渋谷タワーレコードB1F「STAGE ONE」
[問] タワーレコード渋谷店 電話1(プッシュホン)03-3496-3661
5月5日(火・祝)18:00 下北沢ガーデン
[問] 下北沢ガーデン 電話1(プッシュホン)03-3410-3431
5月15日(金)19:00 大阪ミューズホール
[問]清水音泉 電話1(プッシュホン)06-6357-3666

ロベン・フォード キャリアを代表する傑作『イントゥ・ザ・サン』完成!

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ギタリスト、ロベン・フォードのキャリアにおいて、2015年は最もクリエイティヴな時期だ。69年に18歳でプロ・デビューを飾った彼も、現在63歳。これまで、自身のソロやブルー・ライン、フォード・ブルース・バンド、マイケル・ランドウとの共演バンド“レネゲイド・クリエイション”、マイルス・デイヴィスやジョニ・ミッチェルを筆頭とする数々のセッション・ワークで精力的に活動してきた。そして、近年は『ブリンギング・イット・バック・ホーム』(2013)、『ア・デイ・イン・ナッシュヴィル』(2014)、最新作『イントゥ・ザ・サン』と、3年連続でアルバムを発表する多作ぶりである。これらは、3作とも異なるコンセプトを持ちながら、いずれもロベンのギター・プレイは唯一無比の色彩豊かなアイデンティティを持っている。もちろん、ブルース、ジャズ、ロックの壁を越え雄弁に自己主張するギターは、新作『イントゥ・ザ・サン』でも健在。今回ロベンが本誌に新作について熱く語ってくれた!

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ロベン・フォード
イントゥ・ザ・サン
ビクター CD VICJ-70040
4月20日 2,700円(税抜)

tricot 待望のセカンド・フル・アルバム『AND』遂に完成!

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変拍子のスリリングなリフと、独自の世界観を持つバンド・サウンドが魅力の“爆裂バンド”tricot。彼女達の待望の新作『A N D』が遂に完成した! 昨年は、アジアとヨーロッパ・ツアーを敢行し、米オルタナティヴ・ロックの“カリスマ”ピクシーズのサポート・アクトを務めるなど、世界規模で大活躍した1年だった。『A N D』は、14年3月にドラマーkomaki♂の脱退を経て、以降の3人体制で完成した作品で、刃田綴色(ex.東京事変)、千住宗臣(ex.ボアダムス)、BOBO、脇山広介(tobaccojuice)、山口美代子(DETROITSEVEN)ら、日本を代表するドラマーがレコーディングに参加。従来の刺激的なバンド・サウンドはそのままに、より楽曲を緻密に練り上げるとこで、曲のメロディがさらに磨きがかかり、1曲1曲のカラフルさにより一層広がった“大傑作”だ。そんな新作の魅力を、中嶋イッキュウ(vo,g)、キダ モティフォ(g)、ヒロミ・ヒロヒロ(b)の3人が語ってくれた!

トリコ
アンド
BAKURETSU RECORD 発売中
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[通常盤]DQC-1458 2,400円(税抜)
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[初回限定盤 2CD]DQC-9039 2,700円(税抜)

RON“BUMBLEFOOT”THAL ソロ新作完成!

 ガンズ・アンド・ローゼズを筆頭に様々なプロジェクトでも活動するロン“バンブルフット”サールのソロ新作『LITTLE BROTHER IS WATCHING』が完成した。フレットレスギターを駆使するプレイを始め、シンガー、ソングライターとしての才能が詰め込まれたアルバムになっている。新作のダイジェストPVはこちら。


「アルバムを完成させたい、完成させたいという疼きをずっと感じていた」と、10作目となる7年ぶりのソロ作品『リトル・ブラザー・イズ・ウォッチング』を発表するロン“バンブルフット”サールは言う。「だけどずっとツアー続きでみんなとつき合ったり、ファンに会ったりと忙しかったんだ。アルバムを作るには完全に誰にも邪魔されない環境で、内省的な人間になって自分自身を深く掘り下げ、何が出てくるか見なきゃダメなんだよ」
 そうして生まれたのは、本人が“誠実そのもの”と評する入魂の1枚だ。06年にガンズ・アンド・ローゼズに参加して以来ギタリストとして注目を集める彼だが、シンガーソングライターでマルチプレイヤー、プロデューサー、エンジニアと八面六臂の活躍を見せる多才ぶりはソロアルバムで確認するのがいちばんだ。トレードマークであるフレットレスギターを駆使した超絶プレイを堪能できることは言うまでもない。
 08年に前作『アブノーマル』が出てからずいぶん経過しましたね。
 時間がなかったからなんだ。以前、俺は1年に1枚アルバムを出していて、その後3年ごとに1枚にしてツアーをたくさんやるようになった。そしてガンズに参加したものの、07年半ばにツアーはストップ、09年まで誰からも連絡がなかった。俺たちは何もやってなかった…と言うべきかな。
 そのガンズの活動停止期間に『アブノーマル』をレコーディングしたんですね?
 アルバムを作る時間があったからね。『アブノーマル』を作ったし、アコースティックアルバム『ベアフット』も作った。それからすべてがまた動き出して09年、10年はもうノンストップって感じだった。11年は1カ月に1曲シングルを出していた(デジタル発売でエルトン・ジョンの「グッバイ・イエロー・ブリック・ロード」やビートルズの「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」などのカバーを発表)。譜面の書き起こしやバッキングトラック付きで9曲出したよ。それにすごく時間がかかったんだ。歌は1週間でできたけど、書き起こしをきちんと完成させるのに3週間かかった。いい出来だったから、やった甲斐はあったと思う。で、11年には2組のアーティスト(リターン・トゥ・アース、アレクサ・ヴェテレ)のプロデュースをし、アート・オブ・アナーキーをスタートさせた。だから3枚のアルバムの他、いろんなことに取り組んでいたんだよ。それから11年の秋にまたガンズのツアーがスタートし、12年、13年と続いたんだ。
 で、そのあとは?
 13年の中頃までにそれが緩慢になってきたから、自分のソロ作品でまたツアーを始めたんだ。それで調子を取り戻して、13年と14年の間にツアーをやっていた。
 7年ぶりのソロを出したことであなたの創造的/精神的欲求は満たされましたか?
 やることをやったまでさ。俺の仕事を、何もかもを余すところなく出し切った自己表現を知りたかったら、このアルバムがそれだよ。
 どの歌もそれぞれ違っていて多様性がありますが、音楽的にファンがあなたに期待しているものを意識したりしませんか?
 つまるところ、俺が書くものはなんであれ俺が書いた音になるのであって、そのように努力しなくても自然とそうなっちゃうのさ。自分自身からは逃げられないし、自身のサウンドからも逃げられない。君の言っていることはわかるよ──どの歌も同じような音にはしたくないんだけど、どの歌も他の誰かから出てきたようにもしたくないから、一口に連続性と言っても微妙なものがあるんだ。どれもそれぞれ違って新鮮なことと、まるで違う脳味噌や精神から生まれたのではないこととの間でバランスを取らなきゃダメなのさ。

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バンブルフット リトル・ブラザー・イズ・ウォッチング 配信/CD 海外発売中 http://www.bumblefoot.com


2015年5月号(4/2発売)インタビュー掲載

BLACK STAR RIDERS 新作2nd『キラー・インスティンクト』が完成!

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 もはや“元シン・リジィ”の呼び名は不要だろう。ブラック・スター・ライダーズの2作目となる新作『ザ・キラー・インスティンクト』は、輝かしい過去を持つミュージシャン達が未来に向かって飛び立っていく、彼らの“現在”を表現したアルバムだ。
 シン・リジィのスコット・ゴーハム(g)とジ・オールマイティのリッキー・ウォリック(vo,g)、元アリス・クーパー・バンドのデイモン・ジョンソン(g)、元メガデスのジミー・デグラッソ(ds)に、元ラット〜ヴィンス・ニール・バンドのロビー・クレイン(b)が加わった新布陣で作られたこのアルバム。前作同様、シン・リジィの音楽性のエッセンスを受け継ぎながらも、新たな可能性へと船出していく。新作についてスコット・ゴーハムが語った。
「アルバムを作る前に“こういうサウンドにしよう”と考えることはないんだ。でも前作の手応えから、ハードなエッジのあるレコードになることは容易に予想できた。そうして、実際にそうなったよ。前作よりも時間をかけて曲を見直すことが出来たし、より深いアルバムになったと思う。『ザ・キラー・インスティンクト』ではリッキーのソングライターとしての才能が光っているんだ。彼は最高のストーリーテラーだよ。アイリッシュの詩人は、昔から物語を綴ることに長けているんだ。おそらくアイリッシュのDNAなんだろうな。フィル・ライノットも素晴らしいストーリーテラーだった」

 こちらがタイトル曲となる「ザ・キラー・インスティンクト」。アイリッシュならではの哀愁ロック。まさにシン・リジィ直系!


「俺はかつてシン・リジィのギタリストだったし、デイモンとリッキー・ウォリックはシン・リジィを聴いて育ったからね。似てしまうのは自然なことなんだ。むしろシン・リジィに似過ぎているからといってNGを出してしまうのは、自分たちの音楽性に制限を設けてしまうことだ。そんな理由で、最高の曲である「ザ・キラー・インスティンクト」をアルバムに入れないなんて大きな間違いだよ。このアルバムは制限がない、自由なサウンドになったと思う」

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キラー・インスティンクト マーキー 3月25日 2CD紙ジャケット仕様 MICP-90085 3,456円(税込) 1CDジュエルケース仕様 MICP-11213 2,808円(税込)

IMAGINE DRAGONS 2ndアルバム『スモーク+ミラーズ』完成!

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 ポスト・コールドプレイとも語られるイマジン・ドラゴンズの新作2nd完成!  12年にデビューして英米で大ブレイク。13年のサマーソニックにも出演して日本でも着実にファンを増やしている。そしてその2ndアルバム『スモーク+ミラーズ』は既に英米のチャートNo.1を獲得している。
 こちらが大ヒットしている「アイ・ベット・マイ・ライフ」のスタジオライブ映像。コーラス隊が大勢入っているがこのゾクゾク感はまさに彼らの醍醐味。そして太鼓類をステージで使用するのも特徴だ。


こちらは「ショッツ」のPV。様々なメッセージが込められていそうだ。


そしてこちらが「ゴールド」のライブPV。スロー&ディープでヘヴィな曲もカッコいい。


これらはすべて新作2nd『スモーク+ミラーズ』に収録されている。そして今年のサマーソニックでも再び出演が決定。この新作とフロントのダン・レイノルズを巡る興味深いストーリーを15.5月号(4/2発売)に掲載!

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スモーク+ミラーズ ユニバーサルミュージック 配信/輸入盤CD 発売中 国内盤は5月20日発売

B'z Tak Matsumotoの最新インタビュー&ファイアーバード・レポート



B'z / Classmate

 遂に完成したB'zニューアルバム『EPIC DAY』。3月2日発売Player2015年4月号では、松本孝弘の最新インタビュー(P.26〜)とともに、P.174〜はギブソン・カスタムからの発売も決定したことでも話題のTak Matsumotoファイアーバードのギターレポートを紹介している。P.26〜のロングインタビューでは、夏まで展開される全国ツアー“B'z LIVE-GYM 2015-EPIC NIGHT”を
目前とした松本孝弘をキャッチ。『EPIC DAY』各楽曲の制作エピソードはもとより、Tak Matsumotoファイアーバードのことまでたっぷりと話してもらった。


B'z / Las Vegas

『EPIC DAY』は冒頭「Las Vegas」からブラスセクションとともにゴージャズなバンドサウンドを聴かせ、タイトル曲では70年代ブリティッシュ・ハードロックのリスペクト漂う痛快なプレイが楽しかったりとHRテイストも濃厚で実に楽しい1枚だ。その反面、インタビューでも語られるがギターを抑えめに稲葉浩志の歌声をフィーチャーしたバラード「Classmate」など、珠玉のバラードも収録。特に面白いのがクロージング・ナンバー「Man Of The Match」で、4ビート・テイストによる新境地に挑んでいる。まさにB’zならではのドラマティックでキャッチー、そしてメッセージ性満載のロック、バラードなどが堪能できる仕上がりである。


B'z / 君を気にしない日など

 そしていよいよ待望の全国ツアー B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT- がスタートする。3月からのホール・アリーナツアーから6月からののスタジアムツアーまでたっぷりのスケジュール。チケット争奪戦は覚悟だがぜひチェックしていただきたい。

B'z LIVE-GYM 2015 -EPIC NIGHT- スケジュール
3月11日(水)福岡アルモニーサンク北九州ソレイユホール
3月13日(金)長崎壱岐文化ホール
3月21日(祝・土)、22日(日)サンドーム福井
3月28日(土)、29日(日)宮城セキスイハイムスーパーアリーナ
4月2日(木)、4日(土)、5日(日)横浜アリーナ
4月11日(土)、12日(日)静岡エコパアリーナ
4月17日(金)、18日(土)広島グリーンアリーナ
4月22日(水)、23日(木)アスティ徳島
4月28日(火)、29日(祝・水)朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター
5月2日(土)釧路市民文化会館大ホール
5月4日(祝・月)帯広市民文化ホール大ホール
5月6日(祝・水)北海道岩見沢市民会館大ホール
5月9日(土)、10(日)北海道立総合体育センター北海きたえーる
5月14日(木)高知県立県民文化ホールオレンジホール
5月16日(土)ホルトホール大分
5月19日(火)奄美文化センター
5月23日(土)、24日(日)沖縄コンベンションセンター
6月13日(土)、14(日)東京味の素スタジアム
6月27日(土)、28日(日)福岡ヤフオク!ドーム
7月2日(木)、4日(土)、5日(日)京セラドーム大阪
7月25日(土)、26日(日)ナゴヤドーム



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B'z『EPIC DAY』 バーミリオン・レコード 3月4日リリース
LIVE-GYM 2015盤【CD+オリジナルライブグッズ】
全生産限定LPサイズスペシャルボックス仕様
BMCV-8046 5,500円(税込)

初回限定盤【CD+DVD】ロングボックス仕様
DVD:B’z LIVE-GYM 2012 -Into Free- EXTRA at 大阪城ホール
BMCV-8047 6,800円(税込)

アナログレコード【LP+ダウンロードカード封入】
BMJV-8048 4,500円(税込)

通常盤【CD】
BMCV-8048 2,800円(税込)

NOEL GALLAGHER’S HIGH FLYING BIRDS 第2弾『チェイシング・イエスタデイ』が完成!

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Photo by MITCH IKEDA

 ノエル・ギャラガーのソロプロジェクトである“ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ”の第2弾アルバム、『チェイシング・イエスタデイ』が完成した。11年に第1弾アルバムを発表して以来、元オアシスのギタリスト/ソングライターだったノエルはあっという間にソロアーティストとしての地位を確立してしまった。アルバムは大ヒットを記録し、ツアーでは大会場をソールドアウト、NME誌の「神がかった天才」はじめ多くの音楽賞に輝く……というのもさることながら、何より驚かされたのは彼自身がそんな人気や名声にふさわしい堂々たるパフォーマーに変身していたことだ。
 そして初のセルフプロデュースとなる2ndソロアルバム『チェイシング・イエスタデイ』では大胆な音作りを取り入れつつも強靭な楽曲を力強くロックさせ、一段とソウルフルなボーカルを聴かせている。
 新曲は様々なスタイルやサウンドを呑み込みながら全体としてストレートで力強いロック感がありますが、前作と比較するなら?
 主な違いは、前作には10曲中2曲しかギターソロが入ってなかったけど、このアルバムでは9曲に入っているってことだ。ギターがもっと多いんだ。前作はとてもシネマティックでストリングスとか合唱隊とかが入って、幸福感に溢れた…なんというかスピリチュアルな音になっていたと思う。この新作はもっとロックレコードだね。わかるだろ?
 今やあなたはギタリストというよりシンガーソングライター的注目のされ方をしていますが、ギターへの情熱は今もありますか?
 もちろんだよー。俺は毎日ギター弾いている。メチャクチャ好きなんだ。大好き・大好き・大好き!! エレクトリック・ギターもアコースティックもね。もしこの人生で一度たりとも、まったく全然なんの成功を収めたことがなかったとしても、俺はそれでも毎日ギターを弾いているだろうよ。なぜならギターを弾くのが大好きだから。うんと楽しんでいるから。ほんとだよ、いつだってずーっとギターを弾いて曲書いているんだ。すごく美しくて驚異的な楽器だと思うよ。
 4月の来日公演はどんなものに?
 ムチャクチャ素晴らしいショーを期待してくれていいよ。今のところはそれしか言えない。新曲をたくさんプレイするつもりだし、古い曲も、オアシスの曲もいくつかやる。今リハーサルの最中でまだハッキリわからないけど、楽しくていいものになることは間違いないね。

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■チェイシング・イエスタデイ ソニーミュージック 2月25日 初回限定盤2CD SICP-4395〜6 2,900円(税抜) 通常盤1CD SICP-4397 2,400円(税抜)

■来日スケジュール 4/6(月)-7(火)大阪フェスティバルホール、4/9(木)広島文化学園HBGホール 4/11(土)ZEPP FUKUOKA 4/13(月)ZEPP NAGOYA 4/15(水)-16(木)日本武道館 [問]スマッシュ 03-3444-6751 http://smash-jpn.com

2015年4月号(3/2発売)にインタビュー掲載

東京スカパラダイスオーケストラ デビュー25周年インタビュー



Best Album「The Last」 Trailer / TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA

 デビュー25周年を迎えた東京スカパラダイスオーケストラ。2014年はひとつの境地に達したバンドサウンドを焼き付けたアルバム『SKA ME FOREVER』をリリースしたスカパラだが、同年10月には米国の新たなラテンフェス“SUPERSONICO”にアジア人として唯一メインステージに出演したほか、メキシコでの初ワンマンライブでは6,500人を動員するなど、ワールドワイドな活動も含めてバンドは絶好調である。しかしその四半世紀に及ぶ歩みは、イノベーターゆえの様々な苦難、そしてメンバーの死を乗り越えての独自の道を切り開いていった音楽家達の冒険史と言っていい。


The Last (Shot ver.) / TOKYO SKA PARADISE ORCHESTRA

 3月4日には25周年を記念して、レーベルの垣根を超えたベスト盤『The Last』をカッティングエッジよりリリース。3月28日(土)には『SKA ME FOREVER』で共演した10-FEET、MONGOL800、ASIAN KUNG-FU GENERAITON、亀田誠治をゲストに迎えて、8年振りの日本武道館公演も開催。3月2日発売Player4月号のロングインタビューでは、ひとつのピークを極めつつあるスカパラのこれまでから現在のこと、ベスト盤『The Last』に収録された衝撃の新曲「The Last」について、加藤隆志と茂木欣一にたっぷりと語っていただいた。何とも意味深な「The Last」というタイトルに込められた想いも語られた何処よりもディープなスペシャルインタビューをお楽しみいただきたい。読プレでは東京スカパラダイスオーケストラの25周年記念Tシャツ(Mサイズ)を1名様分いただいたので要チェック!

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東京スカパラダイスオーケストラ『The Last』
カッティングエッジ 3月4日リリース
豪華ボックス盤 CTZR-14856〜9/B〜D 8,888円(税抜)
3CD+2DVD CTCR-14860〜2/B〜C 4,500円(税抜)
3CD CTCR-14863〜5 3,500円(税抜)

東京スカパラダイスオーケストラ Live at Budokan 〜The Last〜
2015年3月28日(土)17:00/18:00 日本武道館
前売りチケット料金:全席指定 ¥7,500(税込)
出演:東京スカパラダイスオーケストラ
SPECIAL GUEST:10-FEET、MONGOL800、ASIAN KUNG-FU GENERATION、亀田誠治
■問い合わせ:HOT STUFF PROMOTION 03-5720-9999

RICHIE KOTZEN 新作『カニバルズ』が完成!

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 大きな手応えを残してくれたワイナリー・ドッグスと並行して、昨年春にリリースされた『ジ・エッセンシャル・リッチー・コッツェン』で新たにその音楽的プロフィールをクローズアップしたリッチー・コッツェン。そして待望のソロ新作『カニバルズ』が完成したわけだが、そこには音楽家としての才能が色濃く映し出された。ダグ・ピニックやビリー・シーン、そして愛娘のオーガスト・イヴとのコラボレーションも交え、ジャンルやスタイルにとらわれないミュージシャンの息吹を刻みこんだアルバムについて語ってくれた。

 ソロの新作を作るにあたって方向性やコンセプトなど考えていましたか?
 特にそういうのはなかった。だけど間違いなく厳密な意味でのソロアルバムを作りたかった。何かのフォーマットに乗っかったり、特定のスタイルを追いかけたりしたくなかったんだ。ひとつひとつの楽曲にふさわしい作りで嘘のないレコードにしたかった。思うに俺にはいろんな面があって、それがこのアルバムにはうまく表されているんじゃないかな。みんながよく知っている俺だとはっきりわかるギタープレイの面は「シェイク・イット・オフ」のような曲に出ている。クレイジーなギターを披露しているからね。それだけじゃなく、たとえば「エネミー」のような曲ではR&Bに傾倒している面が出ている。それからどんどん聴き進んで行くと、ギターはほとんど控えめでエレクトリックピアノがフィーチャーされた「アップ」のような曲があり、さらには娘と書いた「ユー」のようなバラードも入っている。そして最後の曲「タイム・フォー・ザ・ペイメント」はこれまでにやってきたこととはかなり違って、ボーカルとナイロン弦のギターに焦点を置いている。俺にとってこのアルバムは一種の旅のようなものなんだ。最初はちょっと攻撃的にスタートしてだんだん変化していって、最後にはもっとメロウで内省的なやり方になって終わるというね。だから聴いている人も一緒にその旅を楽しんで、俺と同じようにエキサイトしてもらえると嬉しいね。
 来日公演はどんなショーになるでしょう?
 この3カ月間ずっと磨き上げきたショーだよ。『エッセンシャル・コレクション』からの曲をたくさんやるし、その新曲の「ウォーペイント」、「ウォーク・ウィズ・ミー」もやるし、もちろん新作からの「カニバルズ」もね。ワイナリー・ドッグスと同じように俺ひとりでプレイする場面もあるし、マイクとディランだけで彼らの幅広い才能の一端を披露するセクションもある。だから見所いっぱいで幅広い魅力が凝縮されたセットさ。みんなに会うのを楽しみにしているよ!

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■リッチー・コッツェン カニバルズ WOWOWエンタテインメント CD IEZP-83 1月14日 2,639円(税抜)

■来日スケジュール 2/1(日)、2(月)赤坂ブリッツ 2/3(火)名古屋ボトムライン 2/4(水)大阪BIG CAT [問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999 udo.jp

2015年3月号(2/2発売)にインタビュー掲載

PINK FLOYD 最後のアルバム

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 ピンク・フロイドの最後のアルバムになるという『永遠(TOWA)』がリリースされるというニュースが届けられたとき、世界中のファンは新作を聴ける喜びと、最後であるという悲しみが入り混じった気持ちになったはず。この新作は『対(TSUI)』の時に録音した膨大な素材をもとに、ギルモア+メイソンが新たなる演奏をし、それをミックスした形で出来上がっている。そこに近年発掘された昔の録音なども挿入されており、歌詞の入った曲は1曲のみ。雄大な音景色が、聴く者の創造力を掻き立てるピンク・フロイドならではの内容となっている。
 そして08年に他界したリチャード・ライトへの思いもちりばめられた、感情的な別れのアルバムとも言える。ニック・メイスンが語ってくれた。「2重の意味があるんだ。まずデヴィッドは、ピンク・フロイドとしてやれることはすべてやったと感じている、という事なんだ。これからソロとして、地道な形で音楽をやっていきたいと感じているようだ。ピンク・フロイドとして大々的なライブをやったりせず、好きなギターに焦点を当てるというか…。もう1つの意味としては、リックが5年前に他界し、2人だけでピンク・フロイドとして活動するというのは、実質的に不十分であると感じたんだ」
 こちらが新作のラストを飾る「ラウダー・ザン・ワーズ(終曲〜フィナーレ)」のPV。唯一ボーカルの入った楽曲だ。


「時には目じりが熱くなったよ。リックの演奏がかなりの部分を占めていたからね。どんな演奏だったか忘れていたから、それが甦ってきてね。昔のテープを聴き直すという作業は、半分がっかりし、半分はすごく良いなって感じる、そんなものなんだ。」
「ピンク・フロイドの音楽は永遠に続くけれど、ツアー活動は終わりだね。スタジオにまた入る図も想像できないんだ。僕がまだ終わりじゃないなんて言ったら、デヴィッドに殺されるよ(笑)。だからそうだね、これが最後になんだよ」

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ピンク・フロイド 永遠(TOWA) ソニーミュージック 発売中 CD+DVD BOX SICP-4440〜1 5,500円(税抜) CD+BD BOX SICP-4442〜3 6,500円(税抜) CD SICP-4444 2,400円(税抜)

LOUDNESS バンド史上初の映像作品に迫る!



 マネージメントオフィスを新たに立ち上げてレコード会社も移籍と心機一転、渾身の最新作『THE SUN WILL RISE AGAIN〜撃魂霊刀』が絶好調のLOUDNESS。アルバムを引っさげて国内外問わずプレイしてきた2014年のラウドネスですが、何処か新しいタームに突入したような勢いに満ちている気がします。そんなラウドネスが新たにクリスマスイブにリリースした『PRIME CUT MASTERPIECE SESSIONS〜dedicated to Munetaka Higuchi』は思いがけない映像作品になりました。樋口宗孝時代の楽曲を今のメンバーでリアレンジしたスタジオライブ! しかもただのスタジオライブでは終わりません。そのプリプロ風景や音作りなど、4人のインタビューもたっぷり織り交ぜたかたちでまとめあげたドキュメントムーヴィー的な要素がたっぷりで、こうしたレコスタにカメラが入るのはラウドネスのバンド史上初ということです。勿論、圧倒的な演奏を高音質で堪能できるスタジオ・ライブも観応え有。


2014年はオールキャリアを総括したような意欲作『THE SUN WILL RISE AGAIN〜撃魂霊刀』もリリース!

 クリスマスイブリリースというのでピーンと来たファンは多いと思いますが、『PRIME CUT MASTERPIECE SESSIONS〜dedicated to Munetaka Higuchi』は樋口さんの誕生日のリリースであり、内容的にも樋口さんに捧げられています。樋口宗孝への想いやこれからのラウドネスについても語られています。そして、これまで明かされてなかったラウドネスのスタジオマジックに照準を定めた内容で、プリプロでの素の会話然り、プレイや使用機材のこだわり然り、4人がここまでオープンな姿を見せているのが新鮮です。2014年12月29日発売Player2015年2月号では『PRIME CUT〜』完成直後の高崎晃さん、山下昌良さんのインタビューを掲載。そのさらなる後日談だったり作品中では語られていなかったちょっとマニアックな部分、そして使用機材のこだわりなどもたっぷり語っていただいています。言わば『PRIME CUT〜』のアナザー・サイド・インタビュー。お楽しみいただければ幸いです。

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ESP Random Star Green Burst
Photo by TAKAHIRO HOSOE


そしてギターファンとして大きな観どころとなっているのが、「Esper」でESPランダム・スター・シリーズの最新モデル、グリーンバーストがプレイされたこと。「樋口さんの時代の曲をやるんなら、アルダーのランダムも良いかなと思って使ったんです。あとPRSみたいに真ん中のノブがロータリースイッチでいろんな音が出せるんでね」とは高崎さん談。 近年のランダム・スターと同様に厳選された木材の美しさを際立たせつつ、ボディトップを凸型に盛り立てた立体的な仕上がりですが、グリーン・バーストはメイプル指板までイエローグリーンからブラックのグラデーションで着色されたルックスがインパクトたっぷり。ホンジュラス・マホガニー・バックのボディにスワンプ・アッシュをトップ材にラミネートした設計で、3ピースのハードメイプルとはセットネックで組み上げられています。さらに特徴的なのはピックアップ・システム。フロント・ピックアップにセイモアダンカンのPレイル SHPR-1n(シングルコイル+P-90タイプのハムバッカー構成だが、基本的にP-90モードで使用)、センターにSSL-5、リアにSH-14をマウントしたH-S-Hレイアウトになっています。中央のノブは4ウェイのロータリー・スイッチになっていて、1でトグル・スイッチのオン、2でトグル・スイッチをオフ/フロント+センターP.U.、3でトグル・スイッチをオフ/フロント+センター+リア/スプリット、4でトグル・スイッチのオフ/センター+リア/スプリットがセレクトできる仕組みになっています。

 今回、読者プレゼントとして、ラウドネス4人の直筆サインの入った販促用ポスターを1名様分いただきましたので、是非記事の感想を一言添えていただいてメールにてご応募ください。

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LOUDNESS
『PRIME CUT MASTERPIECE SESSIONS〜dedicated to Munetaka Higuchi』
ユニバーサル インターナショナル 12月24日
通常盤DVD UIBN-1003 5,076円(税込)
限定盤DVD+Tシャツ PDBV-1901 7,560円(税込)

DerailersがPlayer初登場!


Derailers「A.R.T」ティザー

 Ju-ken(VAMPS etc...)とAi Ishigaki(ex.THE MAD CAPSULE MARKETS)が新バンドを結成。その名もDerailers。これまで様々なアーティスト、バンドのサポートなどを手掛けてきた二人だけに新バンドを組んだと聞いたときは、てっきりオルタナなゴリゴリなロックをやるのかとイメージしてしまった。しかしながら届けられた1stフルアルバム『A.R.T』を聴いたら、ブラックミュージックやレゲエ、ファンク、ヒップホップ、ミクスチャーな要素が満載!  「ブラックミュージックが好きなので、そういう類をピックアップした楽曲が良いなと。ロックに飽きたわけではないけど、Ishigakiも今までやったことがない音楽をやりたいというので、二人がやりたいことは簡単にフォーカスされた」とはJu-ken談。そしてこの二人がボーカリストに迎えたのがクラブシーンより颯爽と登場したRueed。これまでソロアルバムをリリースしてきた彼にとっても新しいタイプのバンドであり、トレードマークのラガマフィン・テイストなボーカルとメッセージ性が重なり、Derailersのサウンドは極めて独自性の強いものになっている。


Derailers「Master Blaster」

 『A.R.T』は生バンドサウンドによるグルーヴが魅力なのだが、PVも制作された冒頭の「Master Blaster」を筆頭にファンキーチューンが満載。さらに音作りもこだわっており、何処かアナログ感を感じさせる温かみのあるサウンドで、激しいセッションが繰り広げられる。先述の通りその楽曲は実に様々であり、Rueedのリズミカルな歌詞には独自のメッセージを擁しているのが大きな特徴。歌詞に関しては完全に任せっきりというわけではなくて、例えば「Good Vibration」 などはJu-kenが提示した曲名のテーマ性を、Rueedが膨らませている。『A.R.T』はこのように3人でセッションしながら曲作りすることを徹底したことでバンドマジックが炸裂。楽曲の制作エピソードはもとより、プレイから使用楽器まで3人がたっぷりと語ってくれた。是非2014年12月29日発売Player2015年Player2月号をご一読いただきたい。2015年はライブ活動にも期待したいところ。

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 今回、読者プレゼントとして、Derailersの3人の直筆サインの入った販促用ポスターを3名様分いただきましたので、是非記事の感想を一言添えていただいてメールにてご応募ください。

GEORGE HARRISON アップル期6作のリイシュー


Photo by Harrison-Family

 ビートルズのメンバーの中では最も静かな存在だったジョージ・ハリスンは、バンド解散後いち早くソロ活動で頭角を現したひとりだった。「マイ・スウィート・ロード」のヒットやバングラディシュ・コンサートの開催など、ビートルズ解散後のロックシーンに大きな花を咲かせている。そんなジョージ・ハリスンのソロ6作品が、ユニバーサルミュージックからリイシュー発売されている。
 こちらが今回のリイシューのオフィシャル映像トレイラー。


 そしてジョージ・ハリスンの代表曲である「マイ・スウィート・ロード」。


 リイシューはビートルズ期に発売されたサントラ『不思議の壁』(68年)、モーグシンセサイザーを駆使したインスト『電子音楽の世界』(69年)、本格的なソロスタートになった『オール・シングス・マスト・パス』(70年)、前作同様全米No.1を獲得した『リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』(73年)、同名レーベルも立ち上げた『ダーク・ホース』(74年)、ポップセンス溢れるAOR作『ジョージ・ハリスン帝国』(75年)の6作で、各作品とも最新リマスター、レアフォト満載のブックレットが付いている。また、これらをまとめたボックスセットも同時発売。ダニー・ハリスンのコメントも収録したブックレットや特典DVDも同梱されている。
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ジョージ・ハリスン アップル・イヤーズ 1968-75 ユニバーサルミュージック 発売中 BOX SET UICY-76634 16,524円(税込)

 このジョージ・ハリスンの70年代ソロ期=アップル・イヤーズを詳細に辿ったストーリーを[前編][後編]にわけて掲載中!

2015年1月号(12/2発売)と2月号(12/27発売)に掲載

BILLY IDOL 10年振りの新作完成!

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 ロンドンパンクの嵐が吹き荒れる中、ジェネレーションXを率いて78年に鮮烈なデビューを果たしたビリー・アイドル。バンドの解散後はアメリカに拠点を移し、音楽だけでなく俳優としても活躍している彼が約10年ぶりとなるアルバム『逆襲のアイドル』をリリースした。その邦題はまさに82年に発表され、MTVでの後押しもあって全米でも成功を収めたアルバム『反逆のアイドル』にちなんでいる。

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逆襲のアイドル ソニーミュージック 11月26日 CD SICP-4316 2,400円(税抜)

 新曲「キャント・ミー・ブレイク・ダウン」のPVはこちら。ポップパンクという言葉がなかった頃から培われたそのセンスは未だに健在。


 そして相棒であるスティーヴ・スティーヴンスとの最新ライブ映像。ビリーの代表曲「反逆のアイドル(Revel Yell)」は83年に発表された曲だ。


 新作『逆襲のアイドル』は彼の全キャリアを振り返った内容であり、また80年代当時のキレのあるサウンドと円熟味が加わったボーカルによって彼の全盛期が再び訪れようとしていると実感させる内容になっている。盟友スティーヴ・スティーヴンスとの熱い共演はもとより、プロデューサーにはトレヴァー・ホーンが参加。トレヴァーのロンドンにあるスタジオでのレコーディングや、新作にかける思いをビリーとスティーヴが語ってくれた!

2015年1月号(12/2発売)にインタビュー掲載

難波章浩の新バンド、NAMBA69がPlayer初登場!



NAMBA69「21st CENTURY DREAMS」

 近年の難波章浩のライブ、レコーディングをレポートしてきたK5、SAMBUが正式メンバーとなり、パーマネントバンドNAMBA69が誕生!  12月2日発売Player1月号にてインタビュー記事を掲載している。独自の3ピース・バンドサウンドを進化させてきた彼らが、プロデューサー/エンジニアのライアン・グリーンとタッグを組み、渾身の1stアルバム『21st CENTURY DREAMS』を完成させた。ライアンと難波がタッグを組んだのはHi-STANDARD以来だが、その音は安易にメロディックパンク回帰と言うほど単純ではなく、難波の前作『WAKE UP!!!』を受け継ぐとともに、さらなるバンドマジックが炸裂した最新形のバンドサウンドである。難波とSAMBUによるリズム隊のどっしりと構えつつも躍動感に溢れるローの快感は健在で、K5のギタープレイはギターヒーロー的な輝きも放っている。


NAMBA69「TRUE ROMANCE」

 3人によるセッションで作り上げたという楽曲はこの「TRUE ROMANCE」を筆頭に、これぞNAMBA69というキャッチーでパワフル、歯切れの良いリズミカルなナンバーが目白押しである。難波の圧倒的に強いメッセージは健在ながらも、とにかく音を出す喜び、音楽を創り上げるハッピネスを徹底的に前面に押し出している。それもあってか、前作よりも難波のヴォーカルは明朗で表情豊かだ。シャウトを多少抑えたことで彼ならではの歌心が伝わってくる。


NAMBA69「SUMMERTIME」

「TRUE ROMANCE」ではカラフルなK5のギターサウンドをフィーチャー、タイトな難波とSAMBUのリズム隊も勿論強力だが、こうした80'sテイストの楽曲も最新のサウンドメイキングとともに見事な融合を見せており、裏腹のゴリゴリヘヴィな楽曲やえ?こんな曲まで!?という楽曲が、聴き進むにつれて飛び出してくるのが『21st CENTURY DREAMS』の魅力。Hi-STANDARDとはまた違うベクトルで3ピースの新たなかたちを見事に具現化してみせた。「自分で言うのはなんですけど最高傑作ができたと思いますよ! あとは皆が喜んでくれたら」とは難波章浩談。5弦ベースを新導入した制作エピソードなどたっぷりと語っていただいたので要チェック!


NAMBA69「STRAY DOG(Special Ver.)」

 読者プレゼント用に直筆サイン入りの販促用ポスターを3名様分いただいたので、記事の感想をちょこっと書いていただいてご応募いただけると嬉しいです。またム『21st CENTURY DREAMS』を引っさげてのツアーも決定。ぜひ足を運んでいただきたい。
 
NAMBA69 21st CENTURY DREAMS TOUR 2015
2015/1/17(土)横須賀 かぼちゃ屋 
2015/1/18(日)千葉 LOOK
2015/1/22(木)岡山 PEPPERLAND
2015/1/24(土)福岡 Queblick
2015/1/25(日)鹿児島 SR HALL
2015/1/27(火)松山 double-u studio
2015/1/28(水)高松 TOONICE
2015/1/30(金)和歌山 SHELTER 
2015/2/10(火)大阪 Shangri-la
2015/2/11(水・祝)名古屋 UPSET
2015/2/14(土)長野 J
2015/2/15(日)宇都宮 HEAVEN'S ROCK
2015/2/28(土)越谷 EASY GOINGS
2015/3/13(金)仙台 enn 2nd
2015/3/14(土)盛岡 CLUB CHANGE
2015/3/21(土)金沢 VANVAN V4
2015/3/22(日)新潟 GOLDEN PIGS BLACK STAGE
2015/4/9(木)八戸 ROXX
2015/4/11(土)札幌 DUCE
2015/4/12(日) 稚内 HEART BEAT CAFÉ 
2015/4/15(水)宮古 KLUB COUNTER ACTION
2015/4/17(金)石巻 BLUE RESISTANCE
2015/4/18(土) いわき club SONIC iwaki 
2015/4/25(土)東京 TSUTAYA O-WEST

ACIDMANの3人が渾身の新作『有と無』を語った!



ACIDMAN「世界が終わる夜」

 ACIDMANが1年9ヶ月振りのオリジナルアルバム『有と無』を完成させた。12月2日発売Player1月号では、ACIDMANのメンバー3人によるロングインタビューを掲載している。冒頭の「有と無(introduction)」は美しいクリーントーンのアルペジオ・フレーズとその残響音による音の調べが繰り広げられるが、まるで氷が割れていくようなシーンがフラッシュバックするし、ややジャジーで緊張感あふれる場面展開を繰り広げる「en(instrumental)」など、その音は今回も実にドラマティック。何かしらの映像が思い浮かべながら聴く人が多いと思うし、闘病中の画家・小田切佳明が描いたジャケットアートがさらなるイマジネーションを抱かせる。“生まれて 消えるだけ 有るか無いか”と疾走感たっぷりに歌いあげる「永遠の底」を筆頭に、ファンキーなダンスビートナンバーや叙情性たっぷりのミディアムナンバーなど、バラエティに富んだ楽曲が並ぶ。


ACIDMAN「Stay in my hand」

 2014年春から断続的にリリースされてきたシングル3部作「EVERLIGHT」「Stay in my hand」「世界が終わる夜」も収められる。インタビューではこのたくさんのバンドマンが登場する「Stay in my hand」のPV制作エピソードなどにも言及。ときにヘヴィな死生観を擁しつつ、人々の存在意義と生命の讃歌を独自に描いていった大木伸夫の歌詞も、『有と無』1枚通してのトータリティを感じさせるものとなっているが、何よりポピュラリティに富んだ楽曲を作り上げるのがACIDMANの魅力。インタビューではソングライティングやアレンジ、プレイアプローチについてたっぷりと語っていただいているので是非ご一読いただきたい。


ACIDMAN「EVERLIGHT」

 読者プレゼント用に直筆サイン入りのタオルを3名様分いただいたので、記事の感想をちょこっと書いていただいてご応募いただけると嬉しいです。2015年2月からはニューアルバム『有と無』を引っさげての台湾、香港公演を含むツアーも決定。千秋楽の4月18日(土)には恒例となりつつある日本武道館も決定! ぜひ足を運んでいただきたい。

『ACIDMAN LIVE TOUR "有と無" 』
2015年2月6日(金) 東京 / Zepp Tokyo
2015年2月8日(日) 香川 / Olive Hall
2015年2月11日(水) 鹿児島 / 鹿児島CAPARVOホール
2015年2月15日(日) 沖縄 / 桜坂セントラル
2015年2月20日(金) 熊本 / 熊本B.9 V1
2015年2月21日(土) 福岡 Zepp Fukuoka
2015年2月28日(土) 広島 / 広島クラブクアトロ
2015年3月1日(日) 岡山 / CRAZYMAMA KINGDOM
2015年3月6日(金) 宮城 / 仙台Rensa
2015年3月8日(日) 宮城 / 石巻BLUE RESISTANCE
2015年3月11日(水) 福島 / いわき芸術文化交流アリオス・中劇場
2015年3月14日(土) 北海道 / Zepp Sapporo
2015年3月20日(金) 新潟 / 新潟LOTS
2015年3月22日(日) 石川 / 金沢EIGHT HALL
2015年3月28日(土) 愛知 / Zepp Nagoya
2015年4月2日(木) 台湾 / THE WALL TAIPEI
2015年4月4日(土) 香港 / Music Zone @E-Max
2015年4月11日(土) 大阪 / なんばHatch
2015年4月12日(日) 大阪 / なんばHatch
2015年4月18日(土) 東京 / 日本武道館

VAMPS K.A.Zが語った『BLOODSUCKERS』制作秘話

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遂に4年振りとなるニューアルバム『BLOODSUCKERS』をリリースしたVAMPS。最新形ロックを具現化してきているHYDEとK.A.Zの強力タッグだが、『BLOODSUCKERS』もさらに音にプレイに徹底的にこだわり、より進化したサウンドを披露している。昨年、ワールド・デビュー盤となったベストアルバム『SEX BLOOD ROCK N' ROLL』をリリースしたとは言え、『BLOODSUCKERS』はオリジナルアルバムとしては約4年振りとなった。


 VAMPS「GET AWAY」MV Short ver.

  個々の活動も精力的ゆえにこのインターバルは仕方ないのかもしれないが、と同時に時間をかけてじっくりと作り上げられたアルバム。VAMPSゆえのバンドサウンドの王道路線と新境地がうまいバランス具合で融合、聴き手を選ばない見事な仕上がりである。ハードナンバーはもとより、壮大なスケール感のシンセサウンドをフィーチャーしたダンスビートナンバー、ストリングスを導入したロッカバラードなど濃厚濃密な全13曲を収録。さらに先にリリースされた「VAMPIRE'S LOVE」は、シングルの英語詞とは異なり日本語詞バージョンで収録されているのも嬉しい。一聴した感じではソリッドな印象ながらも、実際はかなり繊細なサウンドメイキングが施されたのが聴きどころだ。

 
 VAMPS 「VAMPIRE’S LOVE」

 K.A.Zゆえのギターオーケストレーションもたっぷりと堪能できるし、HYDEも艶やかで官能的、ヘヴィなバンドサウンドではパワフルな歌いっぷりを披露している。Player2014年12月号ではアルバム制作のエピソード、そしてギターサウンドのこだわりなどをK.A.Zにたっぷりと語っていただいている。ぜひチェックしていただきたい。また読者プレゼントとして、VAMPS『BLOODSUCKERS』の販促用ポスターを2名様分いただいたので、記事の感想を一言添えていただき、こちらをクリックしてメールにてご応募いただけると嬉しいです!

ストレイテナー 素の4人から湧き出たような渾身の音


ストレイテナー「Super Magical Illusion」

 待望のフルアルバム『Behind The Scene』をドロップしたストレイテナー。Player2014年12月号では、ホリエアツシと大山純にその楽曲制作エピソードについてたっぷりと語ってもらった。全都道府県ツアーや日本武道館公演、初のベスト盤リリース、それらの間を塗ってミニアルバム『Resplendent』もリリースするなど、精力的なメジャーデビュー10周年を過した彼らだが、2014年に入り新たな作品制作に着手。シングル「Super Magical Illusion」、「冬の太陽/The World Record」を連続リリース、『ASIAN KUNG-FU GENERATION presents NANO-MUGEN COMPILATION 2014』にいち早く収録した「翌る日のピエロ」など、少しずつ新曲は披露されてきてかなりの好盤に仕上がる気配はあったが、『Behind The Scene』はバンドの絶好調なコンディションが見事に反映されたアルバムになっている。


ストレイテナー 「The World Record」

 ライブでは相変わらず絶好調のバンドアンサンブルを披露していた4人ではあるが、『Behind The Scene』は10周年ムーブメントを経ていい具合に肩の力が抜けていながらも激しい演奏が痛快である。ホリエアツシがニュートラルな状態から生み出した楽曲は、セッションアレンジを経てまさにストレイテナーならではの楽曲に仕上げられた。より素の4人から湧き出たような音色なりフレーズなり、グルーヴが味わえる仕上がりとなっている。今回のインタビューではとりわけそうしたグルーヴやフレーズ作りなどアレンジについて重点的に語ってもらっているので、是非『Behind The Scene』を聴きながらインタビューを読んでいただきたい。


ストレイテナー 「冬の太陽」
 
 卓越した演奏技術を擁する音楽家集団であり、そうしたプレイ面での面白味もたっぷりなのだが、ホリエアツシならではの言葉が載せられたそのドラマティックな世界観も健在。ちょっぴり遊び心を加味されつつも、何処かヒリッとするようなシリアスさ、クールさとともに、リスナーに向けての温かなメッセージも擁している。ハードなバンドアンサンブルで魅了しつつも、抑えめのプレイアプローチでじわじわと聴かせる「放物線」のような楽曲が収録されているのも、『Behind The Scene』の肝と言えるのではないか。11月にはクアトロ・サーキットが行なわれるほか、さらにその先には全国ツアーも待ち構えている!

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ストレイテナー『Behind The Scene』ヴァージン 10月22日
CD+DVD TYCT-69068 3,500円(税抜/写真)
CD TYCT-69052 2,800円(税抜)

 『Swimming City Flying Circus TOUR』
11月22日(土) 広島クラブクアトロ
11月24日(月・祝) 梅田クラブクアトロ
11月25日(火) 名古屋クラブクアトロ
11月28日(金) 渋谷クラブクアトロ

2015年全国ツアー「Behind The Scene TOUR」
2月4日(水)赤坂 BLITZ
2月7日(土)長崎 DRUM Be-7
2月8日(日)熊本 B.9 V1
2月10日(火)香川 高松MONSTER
2月11日(水・祝)愛媛 松山サロンキティ
2月13日(金)鳥取 米子laughs
2月15日(日)京都 MUSE
2月19日(木)茨城 水戸LIGHT HOUSE
2月21日(土)福島 郡山CLUB #9
2月22日(日)岩手 盛岡CLUB CHANGE WAVE
2月26日(木)群馬 高崎club FLEEZ
2月28日(土)石川 金沢EIGHT HALL
3月1日(日)新潟 LOTS
3月6日(金)北海道 札幌ペニーレーン24
3月8日(日)宮城 仙台Rensa
3月14日(土)岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
3月15日(日)福岡 DRUM LOGOS
3月20日(金)愛知 Zepp Nagoya
3月21日(土・祝)大阪 なんばHatch
3月28日(土)台湾 The WALL 台北
公演詳細は後日発表

ROBERT PLANTの新作完成! そしてZEPの話題も!!

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 ロバート・プラントのニューアルバム『ララバイ・アンド…ザ・シースレス・ロアー』はソロとしては10作目となるもので、05年の『マイティ・リアレンジャー』以来の全曲オリジナル作品のアルバムだ。07年の『レイジング・サンド』でグラミー賞に輝いた元レッド・ツェッペリンのシンガーはテキサス州オースティンで1年半を過ごし、アメリカ人シンガーソングライター、パティ・グリフィンとの恋愛〜破局を経て本国イギリスに戻ってきた。新作はそんな体験を反映し、これまででもっとも深く個人的な内容になっている。
 新作収録の「レインボウ」のライブ映像はこちら。至福感のあるサウンドはロバートのアイデンティティとも言える。


ついでに昨年のライブからZEP「ロックンロール」のカバーも。エスニックなアレンジがその特徴だ。


「俺の人生だ。俺たちの人生すべてだよ。友情や仲間付き合いに俺が慰めを求めたときはいつも……、そう、(「天国への階段」の一節を引用して)「西の方角を見るとあるひとつの感情が湧き起こる」(笑)。そして、自然やそうした場所に帰って行きたくなるんだ。俺は(ウェールズの)アベリストウィスとマッキンレスの間のどこかにある海岸では、ステージにいるのと同じくらい寛いでいられるのさ。春の海が満ち潮になるのを見つめていたり、誰かが嵐に自転車を持っていかれたりするのを眺めていたりするのが好きなんだ。俺の全人生はそれ以上のなんでもないのさ」とロバートは語った。ふたたび盟友であるザ・センセーショナル・スペース・シフターズと組んだ彼がアーティストとしての新たな頂点を迎えようとしていることは、8月の「サマーソニック2014」のパワフルかつマジカルなパフォーマンスを見ても明らかだ。

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ララバイ・アンド…ザ・シースレス・ロアー ワーナーミュージック・ジャパン CD WPCR-15873 9月10日 2,457円(税抜)

 そして気になるZEPのリイシューについて。「実際きわめて民主的プロセスだったよ。音楽に関しては、アウトテイクのすべてのマルチトラックは特別なツェッペリン倉庫に保管されている。だけど、ジミーは間違いなく要であり焦点なんだ。彼はかつては俺たちの音楽のプロデューサーだったし、今は言うなれば管理人として違う役割を担っている」とロバートは語っているが、彼がZEPの活動に再び加わる可能性は果たして?

SLASH Featuring Myles Kennedy & The Conspirators 新作完成!

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Photo by TRAVIS SHINN
 スラッシュの新作『ワールド・オン・ファイアー』が遂に完成した。リードシンガーのマイルズ・ケネディ(アルター・ブリッジ)は、13年のオズフェストでスラッシュ・フィーチャリング・マイルズ・ケネディ・アンド・ザ・コンスピレーターズでも来日し、素晴らしいボーカルを披露した逸材だ(彼はギタリストとしても優れており、ライブでは熱いギタープレイで観客を大いに湧かす)。そしてトッド・カーンズ(b)、ブレント・フィッツ(ds, p)というコンスピレーターズのメンバーと共に制作された2作目(ソロ3rd)のスタジオアルバムとなる。
 こちらがアルバムタイトル曲の「ワールド・オン・ファイアー」。GNRから続くスラッシュ節が満開のアッパーチューンだ!


 プロデューサーにはアルター・ブリッジやインキュバスを手掛けたマイケル“エルヴィス”バケットを起用。前作『アポカリティック・ラヴ』はオーバーダブを排したライブ感の強い作品だったが、本作でもマーシャルを使った生々しいリフが聴ける。そしてエレクトリック/アコースティック12弦ギターを使った、彼としては珍しいスライドプレイも披露。ギタープレイも絶好調だ。
「良い内容になって凄く興奮している。『アポカリプティック・ラヴ』を完成させてから、そのサウンドをベースに今までのベーシックな音楽の影響に立ち返ったんだ。これからエアロスミスと一緒にツアーに出るから、そういった良い部分をしっかりとライブでも出していきたいね!」

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スラッシュ ワールド・オン・ファイアー ユニバーサルミュージック 9月10日 
初回生産限定盤デラックスエディション SHMCD+DVD UICN-9024 3,300円(税抜) 
通常盤 SHMCD UICN-1065 2,350円(税抜)

アルバム2作同時発売! さらなる快挙を果たした陰陽座

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 11thアルバム『風神界逅(ふうじんかいこう)』、12thアルバム『雷神創世(らいじんそうせい)』。約3年振りとなるスパンで、新作を2作同時にリリースした陰陽座。10作目の前作『鬼子母神』では瞬火自ら長大な戯曲を書き上げ、それにリンクした念願のコンセプトアルバムを生み出したわけだが、今回はまったく独立した単独アルバムを2作同時に完成させるという快挙に躍り出た。
「コンセプトアルバムを作って気が抜けちゃったんじゃないの? という予測を吹き飛ばしたかった。アルバムを2枚同時発売するバンドを見て、元気がないなあと感じる人はいないと思うんですよ(笑)。そんなことをやるくらい、創作意欲と力が漲っているということを表明するタイミングとして、この11作目と12作目というポイントが絶好の機会だと思っていました」

 こちらが『風神界逅』のオフィシャルトレイラー。


 そしてこちらが『雷神創世』のオフィシャルトレイラー。


 2作はそれぞれに独立した作品で、コンセプトに従った前作とは対局となるアルバムとなった。
「前作がある意味コンセプトに限定されたというか、拘束された条件下で世界観を形作ったわけですが、むしろ今回の2枚で僕がやろうとしたのはそれとは逆のことで。敢えてストーリーという閉塞的なものに囲い込んだ中での楽曲展開というのは、前作がああいう性質の作品だったからこそやったこと。でも、そうしたもので縛られる前提のない作品であるならば、陰陽座には音楽的なリミッターというものが付いていないということを証明し得るものにすればいいだけ。今回はそのための2枚なんです」

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キングレコード 9月24日 風神界逅(ふうじんかいこう) KICS-3104 2,870円(税抜)

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キングレコード 9月24日 雷神創世(らいじんそうせい) KICS-3105 2,870円(税抜)

新ステージの幕開けとなるGALNERYUSの9thアルバム『VETELGYUS』

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GALNERYUSの新作『VETELGYUS』が遂に完成した! 本作は、彼ららしい攻撃的かつメロディアスで壮大なスケール感のメタル・サウンドはそのままに、より幅広いバリエーション豊かな12曲が並ぶ“圧巻の充実作”だ。今年7月に念願のヨーロッパ・ツアーを大成功させ、ますます勢いを増すGALNERYUSのフロントマンMasatosh“SHO”OnoとSyuが新作について熱く語ってくれた!

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ガルネリウス
ヴェテルギウス
バップ 9月24日発売
限定盤(CD+Blu-ray)
VPCC-80669 3,800円(税抜)
通常盤(CD)
VPCC-81813 3,000円(税抜)


PRESENT
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GALNERYUS SHOとSyuのサイン色紙を1名様に(提供:バップ)。記事の感想を一言添えていただき、こちらをクリックしてメールにてご応募ください!

摩天楼オペラの新作『AVALON』が完成!

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摩天楼オペラの新作『AVALON』が遂に完成した! “合唱”をテーマにした一大コンセプト作『喝采と激情のグロリア』を経て、完成した本作。その“唯一無二”のドラマティックなバンド・サウンドはさらに進化を遂げ、彼らがリスペクトする『ロマンシング サ・ガ』のサウンドを担当した伊藤賢治氏、キャラクター・デザインを手掛けた小林智美氏とのコラボレーションも秀逸。その神々しく、スケール感の大きな“劇的ロック”は、聴く者の心を捉えて離さない。そんな、傑作『AVALON』の魅力を摩天楼オペラの苑(vo)とAnzi(g)が語ってくれた!



アヴァロン
KICS-3098
発売中 CD 2,593円(税抜)
[初回限定盤]
[通常盤]


PRESENT
摩天楼オペラ苑とAnziのサイン色紙を1名様に(提供:キングレコード)。記事の感想を一言添えていただき、こちらをクリックしてメールにてご応募ください!

『AVALON TOUR』
10月2日(木)広島ナミキジャンクション、10月4日(土)熊本B.9 V2、10月5日(日)福岡DRUM Be-1、10月7日(火)松山サロンキティ、10月9日(木)神戸VARIT.10月11日(土)京都磔磔、10月13日(月)名古屋BOTTOM LINE、10月18日(土)日比谷野外大音楽堂 [問]matenrou-opera.jp/

菰口雄矢待望の1stソロアルバム『picture』遂に完成!



ギター界の“若きホープ”菰口雄矢の1stソロアルバム『picture』が遂に完成した! 19歳だった2007年にプロとしてのキャリアをスタートさせた彼は、TRI-OffensiveやTRIXなどのメンバーとして卓越した音楽性とテクニックで注目され、国内外の実力派ミュージシャンとのセッションやレコーディングに数多く参加してきた。デビュー作『picture』は、彼が絶大な信頼を寄せている腕利きのミュージシャンが参加。幅広いスタイルを吸収した色彩豊かな楽曲を、独自の音楽性で大いに盛り上げている。「Shadows」では、彼が敬愛してやまない“名手”マイケル・ランドウがゲスト参加。絶品のギタープレイを披露し、彼のデビュー作に華を添えている。今も進化する彼の破格の音楽性を証明した“マスターピース”『picture』の魅力を、菰口が語ってくれた!

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コモグチ・ユウヤ
ピクチャー
キングレコード KICJ-685
10月22日CD 3,000円(税抜)


PRESENT

菰口雄矢のサイン色紙を1名様に(提供:キングレコード)。記事の感想を一言添えていただき、こちらをクリックしてメールにてご応募ください!

[菰口雄矢1st solo album“picture”release tour]
10月21日(火)名古屋BottomLineから、11月6日(木)汐留BLUEMOODまで全13公演を予定。[問]www.yuya-komoguchi.jp/

エース・フレーリーの新作が完成!

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 “スペース・エース“ことエース・フレーリーの5年振り通算6作目となる新作『スペース・インヴェイダー』が遂に完成した。前作『アノーマリー』から6年振りに完成した新作『スペース・インヴェイダー』は彼らしい王道のロックを展開した会心作で、エースならではの“美学”を感じさせる。「インサイド・ザ・ヴォルテックス」のワウペダルを使ったエモーショナルなプレイ、「スターシップ」のアコースティックな世界観、以外なところではスティーヴ・ミラーの「ザ・ジョーカー」など、どの楽曲も彼のギターとボーカルはその“唯一無二”のキャラクターを雄弁に伝えている。そんな新作の魅力をエースが語ってくれた!

Photo by JAYME THORNTON

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エース・フレーリー
スペース・インヴェイダー
ビクター CD VICP-65222
8月20日 2,500円(税抜)

エリック・ジョンソンのライヴ作が登場!

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エリック・ジョンソンがライヴ・アルバム『ヨーロッパ・ライヴ』を発表した。2013年4月のヨーロッパ・ツアーから選りすぐったこのライヴ・パフォーマンスは“トーンの達人”と呼ばれるエリックのギターの音色への拘りが、ステージ上においても変わらずに貫かれていることを物語っている。永遠のギター・アンセム「遙かなるドーヴァー」から、ジャズの巨匠ジョン・コルトレーンの「ミスターP.C.」まで、愛器ストラトキャスターから弾き出されるサウンドはいかなる台詞よりも雄弁だ。それに対して、エリック自身は決して饒舌に話すタイプではなく、ひとつひとつ言葉を選びながらインタビューの質問に答えていく。そのトークは、彼のギターに対する拘りと信念を感じさせるものだった。そんなエリックが新作『ヨーロッパ・ライヴ』を語る!

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ヨーロッパ・ライヴ
キングレコード CD KICP-1703
発売中 2,600円(税抜)

今年もやりますヴァッケン・オープン・エア・レポート!

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ドイツ・シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州で開催される世界最大級のHR/HMフェスティバル“ヴァッケン・オープン・エア(WOA)”。毎年75,000人以上ものメタルファンが世界各国から来場。シーンを代表する大御所から、注目の若手バンドまで、多数のバンドが出演するこの白熱のフェス3日間の模様を今年も現地から徹底レポート!

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高中正義が傑作ライブ盤をスタジオ録音で再現

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 高中正義の最新作は自身のレーベルからではなく、大人の音楽リスナーのツボを押さえた作品制作を行なっているアイビーレコードからのリリースとなった。
アイビーレコードは甲斐バンドやCREATION、SHOGUN、原田真二、杏里、JUN SKY WALER(S)らの新作を意欲的にリリースしている。「アイビーレコードの社長さんからアイデアが出て。CDが売れない時代で諦めていたんだけど、アイビーではCDを凄い売っているという話を聞いて。アイビーのノウハウを借りて、一緒にやりたいなと思ってたの」とは高中談。


BLUE LAGOON / 高中正義

 そんなアイビーレコードと高中のタッグにより生み出された新作はその名も『SUPER STUDIO LIVE!』。35年前に井上陽水とのジョイントで行なわれた高中正義・初の武道館公演を収めたライブ盤『SUPER TAKANAKA LIVE!』をスタジオ録音により再現された内容である。高中のソロ作品として初のライブ盤であり、初期の名曲を収めた内容で青春の1枚という人も多いだろう。本作は岡沢章 (b)、小島良喜 (key) 、斉藤ノヴ (per)、青柳誠 (key,sax)、宮崎まさひろ (ds)、稲葉ナルヒ (g)という豪華メンバーを擁する現在の高中バンドの面々により、レコーディングスタジオにて録音されている。こうしたバンドでのスタジオレコーディングは本人曰く「何十年振りかな(笑)」ということだったが、『SUPER TAKANAKA LIVE!』のディティールにこだわりつつも、現在の空気感による高中バンドのサウンドが聴きどころ。

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高中正義『SUPER TAKANAKA LIVE!』
アイビーレコード 9月3日
CD QYZI-10023 3,000円(税抜)
CD+DVD QYCI-10019 3,500円(税抜)


 さらに新曲2曲も収められたがこれも素晴らしい。シングルカットされてもおかしくない、これぞという高中節満載の爽快感あふれるナンバー「BLUE WIND」、そして実家の麻雀屋の懐かしいムードをユーモアたっぷりに楽曲化した「三元閣」にもニンマリ。現在発売中のPlayer2014年10月号では、35年前のアピソードも含めて『SUPER TAKANAKA LIVE!』のことを高中正義にたっぷり語っていただいているのでご一読いただきたい。

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 また、今回読者プレゼント用に高中正義の写真集「そんなバハマ」を2名様分、御本人より御提供いただきました! 記事の感想を一言添えていただき、こちらをクリックしてメールにてご応募ください!

高中正義 ライブスケジュール
9月7日(日)Billboard Live TOKYO
10月11日(土) 愛知 Zepp Nagoya
10月18日(土) 大阪 森ノ宮ピロティホール
10月31日(金) 東京 渋谷公会堂(完売)
追加公演決定!
12月4日(木)東京 渋谷公会堂

UNCHAIN 新境地 のニューアルバム『N.E.W.S.』を語る


UNCHAIN 『N.E.W.S.』Official Trailer

 自らのレーベル、スタイルミサイルを設立して以後のUNCHAINは、日本語詞によるポップス・アプローチで大きな支持を集めて、これまでに2枚リリースされているカヴァーアルバム『Love & Groove Delivery』で、UNCHAINならではのアレンジ及び圧倒的な演奏技術で魅了した。中でも『SUN DOGS』『EAT THE MOON』『ORANGE』とリリースされてきたオリジナルアルバムでは、谷川正憲(vo,g)という希代のヴォーカリストを擁するバンドの魅力を前面に押し出すとともに、マイルドで柔らかな歌声の佐藤将文(g,vo)、ラップを披露したり、メンバーの中でも最もヒップホップ傾倒した作詞のスタイルを追求する谷浩彰 (b,vo)というフロント弦楽器隊のキャラクターもクローズアップ。ダンスビートからシャープな16ビート楽曲まで圧倒的なドラミングでバンドを支える吉田昇吾(ds)という、無敵の4人による近年の歩みはとにかく刺激的である。そんなUNCHAINがドロップしたニューアルバムが『N.E.W.S.』。英詞、日本語詞、インスト含む強烈なダンスナンバーを引き算の美学によるバンドサウンドで聴かせる意欲作だ。


UNCHAIN / Spin My Head

 現在発売中のPlayer2014年10月号ではインタビュー取材を行なっている。先述のように『SUN DOGS』『EAT THE MOON』『ORANGE』の3部作からは一転、「今までより歌を届けるために日本語詞もやってきたけど、歌だけじゃなくて、バンド力というか演奏の部分もストレートに伝わってほしいなと。(佐藤)」ということで、ディスコをテーマにした全編人力ダンスミュージック楽曲による内容となっている。谷川とジェームスアンドチャーリーで活動を共にしている、U&DESIGNの綾部健司が日本語詞を提供しているほか、バンドのソングライティングもセッション主体のものになっており、AB構成が多い洋楽エッセンスたっぷりな楽曲が満載。歌メロの魅力もさることながら、引き算の美学により編まれたビート、フレーズ、音色など、あらゆる要素が注ぎ込まれたからこその楽曲が並ぶ。セッションによりひとつのアイデアが次のアイデアを連鎖的に生んでいき、結果的にソングライティング・クレジットはバンド名義となった。

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UNCHAIN『N.E.W.S.』
スタイルミサイル CD+DVD
YZSM-20014 7月30日 3,600円(税抜)


 またアルバム自体は『EAT THE MOON』を彷彿させる、ちょっぴりコンセプチュアルなまとまりになっていて、各歌ものにプリンスのアルバムがアイデアの大元になったという、 “NORTH”“EAST”“WEST”“SOUTH”とタイトル『N.E.W.S.』にちなんだ4曲のインストゥルメンタル/インタールード曲が入っているのも面白さだ。さらにアルバムのパッケージに関しても隅々までこだわっていて非常に楽しい。なんだかんだ言って、やっぱりアルバムというかたちではないと表現できないポップミュージックがあって、さらにだからこそのパッケージ盤の遊び心あふれるデザインがあり、そこにはUNCHAINのメッセージも込められている。その辺、インタビューでたっぷり語ってもらったのでぜひインタビューをお読みいただきたい。また読者プレゼントとして、UNCHAINのオリジナル手帳とステッカーを1名様分いただいたので、記事の感想を一言添えていただき、こちらをクリックしてメールにてご応募ください!

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"N.E.W.S." Release Joint Tour
2014年9月4日(木)東京都 下北沢SHELTER
UNCHAIN / LEGO BIG MORL

2014年9月15日(月・祝)大阪府 ROCKTOWN
UNCHAIN / BRADIO / Shiggy Jr. / and more

2014年9月18日(木) 愛媛県 Double-u studio
UNCHAIN / BRADIO / and more

2014年9月19日(金)香川県 DIME (問)DUKE 087-822-2520
UNCHAIN / BRADIO / and more

2014年9月20日(土)兵庫県 MUSIC ZOO KOBE 太陽と虎
UNCHAIN / BRADIO / and more

2014年9月27日(土)青森県 八戸ROXX
UNCHAIN / and more

2014年10月1日(水)東京都 八王子Match Vox
UNCHAIN / and more

2014年10月3日(金)新潟県 GOLDEN PIGS BLACK STAGE
UNCHAIN / 片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティ / THE NAMPA BOYS

"N.E.W.S." Release One Man Tour〜7th News〜

2014年10月16日(木)北海道 BESSIE HALL
2014年10月19日(日)宮城県 enn 2nd
2014年10月22日(水)広島県 CAVE-BE
2014年10月24日(金)福岡県 LIVE HOUSE CB
2014年10月28日(火)愛知県 池下CLUB UPSET
2014年10月30日(木)大阪府 Music Club JANUS
2014年11月13日(木)東京都 LIQUIDROOM ebisu

2014年8月31日


PAUL GILBERT デビュー25周年! MR.BIG YEAR第1弾となるソロ新作

 12年の『ヴィブラート』に次ぐ新作アルバム『幸福なるシジフォス〜ストーン・プッシング・アップヒル・マン』を完成させたポール・ギルバート。タイトルになっている“シジフォス”は、ギリシャ神話に出てくる岩を山の上に押し上げる徒労を罰として与えられた男だが、カミュは逆に“これは幸せなことだ”という考察を残している。そのシジフォスに自らのギタリスト人生が例えられた本作には、ラヴァーボーイ、エアロスミス、ジェームス・ブラウン、エルトン・ジョン、ビートルズ、ポリス、エリック・カルメン、K.d.ラングのカバー曲とオリジナル曲が詰め込まれた。それはボーカルラインを徹底的にギターで表現するという、まさに“ギター道”を追求した出来だ。

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幸福なるジシフォス〜ストーン・プッシング・アップヒル・マン WOWOWエンタテインメント 6月25日 限定盤IEZP-76 K2HD HQCD+DVD 3,200円(税抜) 通常盤IECP-10291 CD 2,500円(税抜)

 新作ではボーカルライン=歌メロを、いかにしてギターで表現するか? ということがテーマになっているわけだが、その拘りようがまさにポール・ギルバートという印象だ。
「ボーカルラインをギターで弾く事は以前もやっているんだけど、ここまで奥深く追求したのは初めてだ。歌をギターで弾くというコンセプト自体はシンプルなものだと思うんだけど、自分は歌うギタリストで、昔は歌手になりたいと思ったこともあった。そう考えると、自分の気持ちを歌の替わりにギターでやることに対して、どうしても時間がかかるし苦労もするからね。でも、その結果にはものすごく満足しているよ」

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Photo by Masanori Doi

 加えて今年はMR.BIGのデビュー25周年でもあり、9月には新作がリリース、11月には待望のジャパンツアーも予定されている。ポール・ギルバート、MR.BIGともに目が離せない!

[MR.BIG来日ツアー日程]
11/5(水)札幌ニトリ文化ホール
11/7(金)盛岡市民文化ホール
11/8(土)夢メッセみやぎ西館ホール
11/10(月)日本武道館
11/12(水)グランキューブ大阪
11/15(土)BLUE LIVE広島
11/17(月)名古屋センチュリーホール
11/19(水)福岡サンパレスホテル&ホール
[問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999

2014年9月号(8/2発売)にインタビュー掲載

JUDAS PRIEST デビュー40周年を迎えたその音はまさに原点回帰!

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Photo by Travis Shinn

 前作『ノストラダムス』(08)で予言者ノストラダムスを題材にしたコンセプト作品に挑戦、賛否両論を呼んだ彼らだが、続くワールドツアーを前にしてギタリストの1人、K.K.ダウニングが脱退を表明。残されたメンバー達は若手ギタリスト、リッチー・フォークナーを迎え入れた。12年2月に来日公演も行われた『エピタフ』ワールドツアーは、“エピタフ=墓碑銘”というネーミングゆえに、引退ツアー(?)という噂を巻き起こした。だが、彼らはそんな憶測を一蹴、『贖罪の化身』を引っ提げて還ってきたのだ。

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贖罪の化身 ソニーミュージック CD 7月23日 デラックスエディション SICP-30618 3,600円(税抜) 通常盤 SICP-30618 2,600円(税抜)

 新作『贖罪の化身』は、デビュー40周年を経たメタルゴッズが今もなお破壊力を持ち続けることを証明する入魂の鉄槌だ。新加入ギタリストのリッチー・フォークナーはこう語った。
「俺が加入するにあたって、生のジューダス・プリースト・サウンドの一部になりたいと考えていたし、他のメンバー達もそれを望んでいた。前作『ノストラダムス』はコンセプトアルバムという、これまでやったことのない新路線だったし、王道に回帰することが重要だったんだ。5人の男たちがひとつの部屋でヘヴィメタルをプレイするという原点に立ち返った『贖罪の化身』は、“変化”よりも“伝統”を重んじたアルバムなんだ」
 そして不動のベーシスト、イアン・ヒルもこう語る。
「約2年間、ワールドツアーをしていたよ。遊んでいたわけではない。それに今回は、曲作りに時間をかけたんだ。私自身はベーシックなソングライティングには関わっていないけど、ロブとグレン、リッチーは時間をかけて気骨のある最高の曲を書いている。レコード会社も忍耐強く待ってくれたし、世界中のファンが新作を待っていてくれたことにも感謝するよ。『贖罪の化身』は待った甲斐のあるアルバムだと信じている」

 オフィシャル・リードトラックはこちら。これをへヴィメタルと言わずして何がへヴィメタルか!


2014年9月号(8/2発売)にインタビュー掲載

Nothing's Carved In Stone 衝撃的なニューアルバム


Nothing's Carved In Stone 『Brotherhood』

既存にない新たなロックのスタイルを確立すべく、激しいセッションバトルをベースに構築されたような独自のバンドアンサンブルを繰り広げる、Nothing's Carved In Stone(以下、NCIS)。近年は村松拓のエモーショナルな歌声をより前面に押し出した歌心たっぷりの楽曲を生み出している彼らですが、一層ポピュラリティあふれる新感覚のロックが詰まったニューアルバム『Strangers In Heaven』が遂に完成! 8月2日発売Player9月号では村松拓と生形真一によるロングインタビューが掲載されています。メンバー個々の活動も精力的ですが、2014年に入ってからはシングル「ツバメクリムゾン」を引っさげて、新木場スタジオコースト2デイズを含むショートツアー、ゲストバンドを迎えての主催イベント“Hand In Hand”も行なうなど、その活動はまったく途切れていません。さらに彼らはニューアルバムの制作にも突入していたのでした。


Nothing's Carved In Stone 『Shimmer Song(New Album 「Strangers In Heaven」トレーラー映像)』

ソリッドに暴れまくるハードナンバー「Crying Skull」「What's My Satisfaction」もあれば、よりニューウェーヴィなアプローチのダンスビートに挑んだ「Idols」「Midnight Train」、そして村松拓が胸のうちを7分に渡り歌い上げたエモーショナルな楽曲「雪渓にて」、そして新境地であり幻想的なクロージングナンバー「キマイラの夜」など、まさにこの4人でしか作りだせない、独創性たっぷりのロックナンバーが凝縮しています。村松拓と生形真一両人のインタビューではソングライティングやアレンジについて、プレイアプローチや音作りについて、Playerならではの切り口によるマニアックな質問にたっぷりお答えいただきました。間違いなくNCISの看板作になるであろう傑作『Strangers In Heaven』。ぜひ1人でも多くの方にお聴きいただきたい。NCISのメンバー直筆サイン入りの販促用ポスターを1名様に読者プレゼント用にいただきましたので、記事の感想を一言添えていただき、こちらをクリックしてメールにてご応募いただけると嬉しいです!

実力派若手ロックバンド Drop’sの新作『HELLO』が完成!

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 大注目のロックバンド、Drop’sがニューアルバム『HELLO』を完成させた! 2010年に、中野ミホ(vo&g)、荒谷朋美(g)、小田満美子(b)、石橋わか乃(key)、奥山レイカ(ds)によって結成され、メジャーデビュー・アルバム『DAWN SIGNALS』は、ブルージーなロックをベースにしたフレッシュなサウンドで、多くのファンを獲得。新作『HELLO』では、若さ溢れるエネルギッシュなアンサンブルがさらにスケールアップ! ソングライティングを担当する中野の楽曲は、ポップでありながらも独自の世界観を内包しており、彼女のさらなる成長が本作にもたらしたものは大きい。そんな充実作『HELLO』の魅力を中野が語ってくれた…。

ドロップス
ハロー
キングレコード 発売中
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[限定盤CD+DVD] KICS-93076 2,639円(税抜)
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[通常盤] KICS-3076 2,407円(税抜)

Drop’s 『HELLO』TOUR 2014
8月17日(日)仙台LIVE HOUSE enn 3rd、8月18日(月)新潟CLUB RIVERST、8月20日(水)広島4.14、8月21日(木)熊本DRUM Be-9 V2、8月26日(火)金沢vanvan V4、8月27日(水)名古屋CLUB UPSET、8月29日(金)大阪LIVE SQUARE 2nd LINE、8月30日(土)下北沢CLUB Que、9月12日(金)札幌COLONY

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中野ミホのサイン入り色紙を1名様に(提供:キングレコード)。こちらからメールでご応募ください。

10年ぶりの新作を完成させたジャック・ブルース

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 前作から10年ぶりとなる新作『シルヴァー・レイルズ』を完成させたジャック・ブルース。アーティスト、プレイヤーとして現役である証しがこの新作には詰まっている。彼ならではの多様な音楽性を示す新曲の数々に、90年のソロ作品「ノー・サレンダー」のニューバージョンを加えた新作にはフィル・マンザネラ、ロビン・トロワー、ウリ・ジョン・ロート、バーニー・マースデン、グレッグ・メデスキ、シンディ・ブラックマン・サンタナらが参加。50年を越えるキャリアを物語る充実の1枚になっている。

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ジャック・ブルース シルヴァー・レイルズ ビクター 5月23日 CD VICP-75137 2,700円(税抜)

そのリードトラック「リーチ・フォー・ザ・ナイト」がこちら。


 美しいマイナー・ブルースだが、そこにはジャック・ブルースらしいアイデンティティが表出しているだろう。本人はインタビューでこう語っている。
「レコーディング・プロセスみたいなものにウンザリしていたんだ。すごく変わってしまったし、音楽産業も沈滞しているし。ひどいもんさ。今だったらクリームみたいなバンドには勝算なかったかもな」
「“やる必要がある”と感じたことはしたくないと思っていた。思うに、このアルバムは今の自分そのものなんだ。ある意味、俺は自分のソロアルバムを日記みたいに捉えていて、これは今の俺がどんな感じかっていう日記のようなもの。振り返ると言っても、もっと斜めから見ているみたいな感じだよ」

2014年8月号(7/2発売)にインタビュー掲載

JACK WHITE ソロ第2弾となる新作『ラザレット』が完成! 

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ホワイト・ストライプス、ザ・ラカンターズ、ザ・デッド・ウェザーを経てソロ活動を開始したジャック・ホワイト。その第2弾となる新作『ラザレット』が完成した。1st『ブランダーバス』の全米ビルボードチャート1位獲得で、米国ロックの良心ともいえるソロアーティスト・スタンスを築いたわけだが、この新作もすでに1位を獲得している。こちらがタイトル曲の「ラザレット」だが、ジャック節が全開だ!


そして新作には、ブルーグラス的なサウンドも登場。ロックやブルースを原点とするその音楽にも幅が出たわけだが、キャリア初となる長い制作時間をとった本作での新たな収穫とも言えるだろう。これがその「テンポラリー・グラウンド」のライブ映像。フィドルやラップスティールも入れたアコースティックサウンドだ。


そして本人が主宰するレーベル“サード・マン”の運営も順調だが、単なる商業レーベルや非営利インディーズとも一線を画すこのレーベルワークは、“アナログレコード”というものにクリエイティビティを持った独自のアプローチをしている。同時期にリリースされたニール・ヤングの新作でもその興味深い録音方法がなされているが、『ラザレット』のアナログ盤『ザ・ウルトラLP』には内側から外側へ進む溝、盤の端の溝、レーベルコピー下の溝、V状ではなくW状に掘った溝(2つのテイクが収録されている)、そしてエンジェルが浮かび上がるホログラムを切った溝など、前代未聞の仕掛けが施してある。まさに鬼才ぶりを発揮!


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ジャック・ホワイト ラザレット ソニーミュージック CD SICP-4141 6月11日 2,200円(税抜)

2014年8月号(7/2発売)にジェネリック・インタビュー掲載

UVERworldの楽器隊が『Ø CHOIR』を語る!

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UVERworldが最新アルバム『Ø CHOIR(ゼロクワイア)』を完成。7月5日(土)には初となる京セラドーム大阪公演を行なうなど話題に事欠かない彼らだが、 結成14年目を迎えた2014年はこれまでサポートメンバーだった誠果(sax,manipulator)が正式メンバーとして加入するなど、6人として再始動を果たした心機一転のタイミングとなった。


UVERworld 「7日目の決意」

遂に完成した8thアルバム『Ø CHOIR(ゼロ クワイア)』は、ハードロックやラウドロック、ダンスミュージック、そしてUVERworldならではと言えるブラックミュージックやヒップホップを昇華した最先端の音楽性をさらにアップデート。個人的には前作以上に彰のアコースティックギターのグルーヴをフィーチャーしつつ、TAKUYA∞のユーモアを交えつつも強いメッセージ性を打ち出しているのが印象に残ったが、歌もの楽曲としてのさらなる構築性を追求した6人の覚悟が伝わってくる。特に 「7日目の決意」はメッセージ性を擁したソウルフルなメロディライン、彼らならではのアグレッシブなリズムアプローチ、彰のアコースティックギター・プレイが聴き所の新たな代表曲。


UVERworld 「IMPACT」

 多彩な音楽性を融合して唯一無二な音世界を具現化しているUVERworldだが、とにかく情報量が多くアイデアたっぷりのこうした楽曲はいったいどんな風に形成されていくのか? Player2014年8月号では弦楽器隊の克哉、彰、信人へのインタビュー取材を敢行。5月30日(金)渋谷エッグマンでのウォームアップギグを行なった翌々日、『Ø CHOIR』完成直後の彼らにソングライティングやアレンジ、音作りなどを中心に語っていただいている。ドームクラスの会場からライブハウスまで分け隔てなく、フレキシブルにプレイし続けるUVERworldのこだわりや独自性をディグった内容。他誌とは違った切り口のインタビューになっていると思うのでぜひご一読いただきたい。読プレ用に『Ø CHOIR(ゼロ クワイア)』の販促用ポスターをゲットしたので、ぜひ記事の感想をちょっぴり書いていただきこちらよりご応募を。

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UVERworld『『Ø CHOIR』』
gr8!レコーズ 7月2日
初回生産限定盤CD+DVD SRCL8552-53 3,700円(税抜)

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通常盤CD SRCL8554 3,000円(税抜)

MUCC 通算12枚目のオリジナル・アルバム『THE END OF THE WORLD』



7月2日(水)発売のPlayer8月号ではムックのリーダー/ギタリストのミヤにインタビューを敢行。極彩色で描かれた前作『シャングリラ』の華々しいアートワークから一転、ムックが約1年半振りに完成させた通算12枚目のアルバム『THE END OF THE WORLD』のジャケットは、黒/白/赤の3色と“THE END”の文字のみで構成された仕上り。それは作品そのものを象徴しており、『シャングリラ』が結成から15年のキャリアで辿ったサウンド変遷のすべてを注ぎ込んだ万華鏡的なアルバムだとすれば、『THE END OF THE WORLD』は揺るぎないムックの根幹を今の4人が改めて強く提示した全11曲が並んでいる。“理想郷”を意味する『シャングリラ』から“世界の終わり”と題された傑作が完成するまでの日々、そこに込められた想いから、更に研ぎ澄まされたソングライティング/サウンド/アンサンブルについて迫っている。


また、3月から展開されている大規模ライブ企画“ぼくらの七ヶ月間戦争”も到頭佳境に差し掛かっている。7月のEpisode.5“THE END OF THE WORLD”はアルバムのリリース・ツアー、Episode.6“ARMAGEDDON”はゴールデンボンバー、[Alexandros]、geek sleep sheepら多彩な面子との2マンツアーを繰り広げ、9月23日(火・祝)にはFinal Episode“THE END”が国立代々木競技場第一体育館にて開催される!

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ムック
ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド
ソニーミュージックアソシエイテッドレコーズ 6月25日
初回限定盤(CD+DVD) AICL-2683〜4 3,611円(税抜)
通常盤(CD) AICL-2685 2,870円(税抜)

世界制覇へ視界良好! coldrainの新作『Until The End』完成

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 coldrainが、最新ミニ・アルバム『Until The End』を完成させた! 彼らは、ブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインやブリング・ミー・ザ・ホライゾンといった世界的人気バンドが在籍する“ロウ・パワー・マネジメント”と正式契約。今年1月のEUツアーが大成功を収め、2月にはブレット・フォー・マイ・ヴァレンタインのEUツアーに帯同。さらに、オール・タイム・ロウやエンター・シカリら大物を多数輩出したUSレーベル“ホープレス・レコード”と契約を果たし、全世界デビューを実現させた。『Until The End』は、進化を続ける彼らの今後の指標となるオリエンテッドな6曲を収録。Masato(vo)のエモーショナルなボーカル、Y.K.C(g)とSugi(g)の攻撃的なギターリフ、RxYxO(b)とKatsuma(ds)の変幻自在なヘヴィ・グルーヴは、さらに研ぎ澄まされパワーアップ。曲の中で様々な変化をみせながら、圧倒的なスケール感で聴くものに迫ってくる。今回完成した、世界標準な新作の魅力をキーマンMasatoとY.K.Cが熱く語ってくれた!

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Masato&Y.K.Cのサイン入り色紙を1名様に(提供:バップ)。こちらからメールでご応募ください。

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コールドレイン
アンティル・ジ・エンド
バップ CD VPCC-81808
発売中 1,800円(税抜)

大注目の空想委員会がメジャー・デビュー作『種の起源』!

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 今“話題”の3人組ロックバンド、空想委員会が『種の起源』でメジャー・デビューを果たした。青春時代に感じた様々な“モヤモヤ感”をテーマにした独自な視点の歌詞と、彼らが影響を受けたナンバーガールやくるりを彷彿とさせる、一度聴いたら忘れられないキャッチーなサウンドを内包。インディーズ時代のアルバムはどれも好セールスを記録し、13年にはサマーソニックやイナズマロックフェスといった大型野外フェスに出演。大きな注目を集めた。初のフルアルバムとなる『種の起源』は、疾走感溢れるバンドサウンドが心地良い「カオス力学」、恋愛の切ない感情を歌った「八方塞がり美人」、ダイナミックなアンサンブルがさらに進化を遂げた「空想進化論」など、幅広い世界観の楽曲を収録。彼らが「名刺代わりとなる1枚になった!」と胸を張る“充実作”に仕上がっている。今回、メジャー・デビューを果たした、空想委員会の三浦隆一(vo&g)、佐々木直也(g)、岡田典之(b)に、バンドサウンドの拘りとデビュー作について話を訊いた…。

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空想委員会メンバー3人のサイン入り色紙を1名様に(提供:キングレコード)。こちらからメールでご応募ください。


クウソウイインカイ
シュノキゲン
キングレコード CD 発売中
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[通常盤CD+DVD] KIZC-255〜256 2,593円(税抜)
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[期間限定 お試し価格盤] KICS-93066 1,852円(税抜)

MARTY FRIEDMAN 世界同時発売の新作!

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 メガデス脱退後、04年から日本に移住して音楽活動を続けているマーティ・フリードマンが、移住後初となる世界同時発売アルバム『インフェルノ』を完成させた。世界中の注目実力派ミュージシャンやジェイソン・ベッカーとのコラボレーションを柱に、マーティならではの攻撃的メタル&アバンギャルドなアプローチによる個性的なアルバムだ。
 そしてこちらが新作のトレイラー。マーティの超絶ギタープレイに併せて世界のゴスJK(たぶん)が走るという謎のビデオだが、この切迫感がたまらない!


 アルバムにはロドリーゴ・イ・ガブリエーラ、チルドレン・オブ・ボドムのアレキシ・ライホ、インドのプログレメタルであるスカイハーバーのケシャヴ・ダー、米国メタルのレヴォケーションのデヴィッド・デヴィッドソンなど、注目実力派ミュージシャンから、トニー・フランクリン、グレッグ・ビソネットなどのベテラン勢も参加している。
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インフェルノ ユニバーサルミュージック 5月21日 DX盤 UCN-9022 3,300円(税抜) 通常盤 UICN-1058 2,350円(税抜)

 新作についてマーティはこう語った。「僕は海外ではしばらくやっていなかったから、ある程度カムバックという形で大きい衝撃的なアルバムを作りたかった。それで2つの基準を考えました。まず海外の人達は僕に何を期待しているかを冷静に考えて、それは超攻撃的でエキゾチックでハードにギターを弾きまくっているメタルだろうと。それは僕も好きだからいいんだけど、僕はそれをたくさんやってきたからそれだけじゃ足りない。そこでもう1つの僕の基準としてやったことがないことをやる、未来的に新しい挑戦をするのも大事な基準だから、その両方の基準を持ったらいいと思いました。だから超メタルで攻撃的なだけでは古い気がして、抽象的でアバンギャルドなだけでもだめで、だからその2つの被っているところがこのアルバムになりました」
 超テクニカルなギタープレイから変態的コンポーズまで、健在振りを発揮して、再び世界に進出するマーティの新作に注目!

2014年7月号(6/2発売)にインタビュー掲載

SANTANA 新作『コラソン』が完成!

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“ラテン”をキーワードにした豊かな音楽で、世界と人類の“ワンネス”に貢献するカルロス・サンタナ。23作目となる新作アルバム『コラソン』は、ラテン音楽界のスーパースター集結のコラボレーションになった! 参加アーティストはキューバ系アメリカ人のピットブル、コロンビアのフアネス、キューバのグロリア・エステファン、メキシコ系アメリカ人のミゲル、ジャマイカのジギー・マーリー、アルゼンチンのロス・ファビュロソス・キャディラックス、メキシコのリラ・ダウンズ、スペインのニーニャ・パストーリ、ブラジルのサムエル・ロサ、アルゼンチンのディエゴ・トーレス、コロンビアのロメオ・サントスなど。そして盟友ウェイン・ショーター、シンディ・ブラックマン・サンタナなども参加している。

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コラソン ソニーミュージック 5月14日 CD SICP-4087 2,400円(税抜)

 こちらが『コラソン』にリンクするライブ映像。


 そしてこのラテン界のスター達との共演新作について、カルロス・サンタナはこう語っている。「ヨーロッパの都市に行くと、町の中心にサークル状になった道路があり、そこにいくつもの道が流れ込んでくる光景を目にするはず。ハートもそれと同じ。頭の中ではみんなそれぞれに違うことを考えるけれど、心は1つ。衝突や競争、暴力と恐怖、怒りにあふれたこの時代にそういう想いを音楽で表現したかった。みんなが1つになれるのだということを、音楽を通じて伝えたいと思った。ファミリーになれるということさ」