PLAYER ON-LINE HOME > Playerブログ
Player Blog

Player2020年8月号 お詫びと訂正

Player202008表紙.jpg
 7月2日発売Player8月号をお読みいただいた皆さん、ありがとうございます。

 エリック・クラプトンとB.B.キングによる夢の共演盤『ライディング・ウィズ・ザ・キング』20周年記念エディションを祝して表紙、巻頭特集を展開しております。特集内P.18〜において「HOLLOW BODY GUITAR with E.C.★ホロウボディー・ギターとエリック・クラプトン」という記事を掲載しています。エリック・クラプトンのトリビュートバンドで長年プレイし続けるとともに、ギター研究第一人者としてお馴染みの和田玄氏が、エリックがプレイしてきたホロウボディー・ギターの数々を解析。また、エリックがプレイしたものと同時期製なり、エリック仕様にカスタマイズした自身のコレクションもご披露いただくという趣旨の内容です。

 この記事内におきまして、写真にふられた番号が誤っているとともに、掲載されているべきギター写真2点が欠落していることが判明しました。レイアウト作業工程におけるミスと確認ミスが重なったことによる根本的なミスであり、大変お恥ずかしい限りです。この場にて欠落写真を掲載、誤記している番号について訂正します。

クラプトンハコもの.jpg

 まずP.18-19掲載のエリック・クラプトン(右)とジョージ・ハリスン(左)の写真に関して、「7」という番号が記載されていますが、本文中における正しい番号は「6」でありGIBSON Byrdland 1960'sを説明している写真です

 また、P.18-21にかけて紹介されている、GIBSON ES-335TD Cherry red 1964【4 / 5】に関しては、本来掲載すべき和田玄氏所有の2本のギターが誌面に掲載されておりませんでした。正しくは下記の写真が掲載されるはずでした。

WADA335.jpg

 なお、上記の和田玄所有のES-335TD Cherry redは1962年製のブリッジのサドルを64年仕様のナイロンに変更【4】。
また2015年メンフィス製を”Crossroads335”仕様にモディファイしたもの【5】となります。

 以上、執筆及び写真提供いただきました和田玄さん、そして読者及び関係者の皆さまにこの場にて深くお詫び申し上げますとともに訂正させていただきます。

Player 編集長 北村和孝

Playerよりお知らせ

年賀状2020-2.jpg

Playerよりお知らせです。

年またぎでご報告が遅くなってしまいましたが、
現在発売中の2020年2月号で會田茂一さんのコラム
「MY GUITAR WANTS TO KILL YOUR MAMA」が最終回となります。

このコラムは2000年10月号スタート、
計235回、何と20年にわたる長期連載となりました。
アイゴンさんなりのウィットかつユーモラスな内容で
毎回、幅広い音楽性と楽器ネタが痛快でした。

Playerは長期連載ものが多いとはいえ、
通常の音楽雑誌で20年ものというのはまず記録的な長期連載だと思います。
00年代以後、メジャー/インディの垣根がなくなり、
本当の意味でロックはミクスチャーなものとなりました。
「MY GUITAR WANTS TO KILL YOUR MAMA」を読み返すと
まさにその変遷がリアルタイムで感じ取れるコラムだなという思いを新たにしました。

長らく執筆いただいた會田茂一さんには
Playerで長年執筆していただいたこと、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。
また、アイゴンさんにはまた別の形で引き続きお力をいただきたいと考えております。

ぜひ最終回の「MY GUITAR WANTS TO KILL YOUR MAMA」をご一読いただければ幸いです。
Playerは50周年を経て、昨年より内容の刷新を
スローペースながら行なってきておりまして
違った切り口のコーナー作りを行ないたいと考えております。
この後もコーナーの終了、もしくはリニューアルが続きますが
2020年も音楽雑誌Playerをよろしくお願いいたします。

アイゴン1.jpg
MY GUITAR WANTS TO KILL YOUR MAMA 記念すべき第一回!




角松敏生の未来 Player5月号 ポストカード企画

D3NDi6oUIAIUei9.jpg

角松敏生の未来 Player2019年5月号が発売になりました。
先月号の春畑道哉 Continueの美学に続き、
今回もロングインタビューに対談、機材レポとかなり
ボリュームタップリな内容です。
また、角松敏生以外の内容も豪華。
内容については是非こちらを見てみてください。
http://www.player.jp/item_detail/itemId,265/

さて、前回好評でした販促用ポストカードのプレゼント企画を行ないます。

記事の感想か、記事についてSNSなどで書いていただいたURLを
present@player.co.jp まで、郵便番号、氏名、ご住所を明記の上お送りください。
撮りおろし写真によるポストカードを先着200名様にお送りします。

SNSはやられていないという方は
(お友達にお教えください)上記と同様に
160-0023 新宿区西新宿7-22-39興亜ビル9F
Player 角松敏生ポストカード係
まで御一筆いただきお葉書をお寄せください。

天皇陛下即位の10連休で次の号の進行が年末進行以上にタイトでして、
発送に少々お時間をいただくかもしれませんがご了承ください。

オマケ:編集長の角松敏生プレイリストの一部
D3NGVPqUIAAnd0m.jpg



Player2019年1月号 SUGIZOの音宇宙 お詫びと訂正

Player01_H1.jpg

お世話になっております。
Player2019年1月号「SUGIZOの音宇宙」にご協力及びご購入いただいた皆様にお詫び申し上げます。

SUGIZOさん特集記事「MESSAGE 音楽家たちがSUGIZOに寄せたメッセージ」内におきまして、下記の誤植がありました。

P.34 MUCC ミヤさんのアーティスト表記を誤って記載しておりました。
誤 MIYA → 正 ミヤ

さらにミヤさんの回答内容A13が、編集部の記載ミスにより同ページ掲載の凛として時雨 TKさんのA13の回答内容と同じものになっておりました。
正 これからも「SUGIZO宇宙」を貫いて音で楽しませてもらいたいです!

また、P.35 亀田誠治さんの回答A1におきまして、SUGIZOさんの表記を誤植しておりました。
誤 SIGIZO → 正 SUGIZO


 SUGIZOさん、ミヤさん、TKさん、亀田誠治さん、関係者及び読者の皆様に、ご迷惑をおかけしたことを謹んでお詫び申し上げますとともに、この場にて訂正させていただきます。

Player編集長 北村和孝



SUGIZOの音宇宙 Player2019年1月号ポストカードプロジェクト(12月4日改定)

sugicard_sam_a.pngsugicard_sam_b.png

SUGIZOの音宇宙 Player2019年1月号が12月1日(土)発売になりました。
すでに発売前から多大なる反響をいただいておりまして
ご購入いただいたみなさんには感謝です。
内容の方は撮影からインタビュー、諸々のテキストまで
僕らの想いをたっぷり込めて作り上げた渾身の内容です。
文字数が多いので大変かと思いますが、
ぜひじっくりと読んでいただけると苦労が報われます。

さて、SUGIZOさん単独表紙のPlayerを祝しまして
ポストカードプロジェクトを行なうのですが、
多大なリアクションを受けまして
SUGIZOさんサイドとも再度ご相談させていただき、
当初の予定よりもポストカードの刷り数を増やしました。
(当初、直販分は先着100名を謳っておりましたが、
 3日(月)の時点で100名を超えていました!)
ささやかな企画と思っていたのですが、
とにかく写真がかっこいいので
一人でも多くの方に届けたいともう少しだけ頑張ってみました。

2パターンの絵柄をただいま印刷中です。

◾️パターンA(縦カット/ Player2019年1月号 P.29のカラーヴァージョン)
下記、Player On-Lineからの直販でお買い上げいただいた方、先着250名に同封します。
(12月1日から注文できます。ただし、お一人につき一枚おつけする形なので複数冊を購入いただいても同封するのは一枚です)。
http://www.player.jp/item_detail/itemId,258/
※あともう少しご注文がお受けできます。

◾️パターンB(横カット/ Player2019年1月号 P.8-9)
ご購入いただいたPlayer2019年1月号の感想などを書いていただくか
#Player1月号 のタグで感想を書いていただいたSNSのアドレスかスクリーンショットを
PlayerのEメールアドレス present@player.co.jp にお送りいただいた方
先着250名にプレゼント(お一人一回のみの応募でお願いします)。

ただし当初よりも大幅に数を増やしたことで
一旦印刷工程をストップさせたために、
ポストカード自体の刷り上がりは12月10日(月)以後となります。
すでに本をご注文いただいている方には
随時発送の手続きを行っているのですが、
ポストカードの封入が間に合いませんので
来週以後、それぞれ僕らの方でそのポストカードに切手を貼って投函していきます。
何卒もう少々お時間をください。

当初と予定が変わってしまい恐縮ですが、
何卒ご理解いただけると助かります。
よろしくお願いいたします。

Player編集長 北村和孝







Player2019年1月号はSUGIZO大特集

Player01_H1.jpg

 12月1日(土)発売Player2019年1月号はジャンルと世代を超えた音宇宙を編むSUGIZOの革新性がテーマ。SUGIZO ロングインタビュー、KenKenとの対談含む大特集。

 ロック、ファンク、ヒップホップ、ジャズ、現代音楽、ワールドミュージック…ジャンルレスな音楽性を、独自の透明感にあふれるシャープな音像、高揚感あふれるグルーヴとともに編まれるのが“SUGIZOの音宇宙”である。LUNA SEA、X JAPANにおけるアグレッシヴさと繊細さを両立させたギタープレイ、ヴァイオリンプレイは言わずもがな、ソロライヴではリボンコントローラを用いてモーグシンセサイザーを操ったり、パーカッションソロも見せたりと、より多彩な音楽家としての勇姿も見せる。Playerにおいては2017年の人気投票でベストギタリストに選ばれるなど、近年の多岐にわたる活躍は世代を超えて支持されている。満を持して企画された今回の表紙・巻頭特集“SUGIZOの音宇宙”では、25,000字を超える独占超ロングインタビューを筆頭に、近年の愛器の数々のほかこのたびマーティンから発表されたシグネチャーモデルMARTIN CUSTOM GPC STYLE41 SGZはもちろん、ソロベストアルバム『COSMOSCAPE U』についても何処よりも先駆けて語ってもらった。また、メディアでは初という盟友KenKenとのスペシャル対談のほか、写真は全て大谷十夢治の撮り下ろしでお届けする。

さらにSUGIZOをリスペクトするミュージシャン達…土屋昌巳、菅野よう子、沖仁、KOHKI(BRAHMAN)、川上洋平([ALEXANDROS]、坂本美雨、津野米咲(赤い公園)、山中拓也&中西雅哉(THE ORAL CIGARETTES)、悠介、葉月(lynch.)、MIYA(MUCC)、生形真一(ELLEGARDEN、Nothing’s Carved In Stone)、TK(凛として時雨)、亀田誠治、工藤晴香(Roselia)、成美、鮫島巧、近藤等則(KONDO・IMA 21)からメッセージも寄稿していただいた。ズバリテーマは“ジャンルと世代を超えた音宇宙を編むSUGIZOの革新性”。これを読めば何故SUGIZOが唯一無二の音楽家として存在できているかがわかる! 老若男女問わず音楽、楽器ファンに読んでいただきたい永久保存版だ。

 他にもSTEVE KLEIN GUITARS特集、2018 楽器フェアレポート、THE ALFEE高見沢俊彦 『Last Run!』インタビュー+ゴジラ・ギター&RELISH GUITARレポート、GLIM SPANKY 最新作『LOOKING FOR THE MAGIC』特集、筋肉少女帯 4人での独占ロングインタビュー、RICH ROBINSON(THE MAGPIE SALUTE)、いまみちともたか(BARBEE BOYS)、高野寛が語る忌野清志郎、グッドモーニングアメリカ、TWEEDEES、DEF LEPPARD 名盤『ヒステリア』を全曲再現した武道館公演の機材レポート、1934 MARTIN OOO-28を解析するVINTAGE GUITAR ARCHIVESなどなど、かなり濃厚な1冊に仕上がっております。ぜひ楽器店、書店でチェックしてみてください。

Player11月号はすべての音楽ファンに捧ぐ“GIBSON♡LOVE”

201811slash.jpg

Player創刊50周年記念企画第3弾としてお届けする #Player11月号 はその名も“GIBSON♡LOVE”。 

2018年5月、ギブソンが米連邦破産法11条を申請したことは、ギターファンのみならず音楽ファンに激震が走った。しかしギブソンは現在もニューモデルを市場に発表し続けており、不採算事業の整理といった事業にも取り組んで経営再建に挑んでいる。音楽史に多大なる貢献をし、現在に至るまでギターファンに大きな影響を与え続けているギブソン・ブランドのギター作りは不変だ。シンプルに“GIBSON ♡ LOVE”と題した今回の特集では、多くのギブソンユーザーとともにこのタイミングで“ギブソンへのリスペクト”を改めて大きく表明しようというものだ。特集でフィーチャーするのはGuns N' Rosesに電撃復帰するなど、近年も話題を集めてきたSLASH。自身のバンドSlash ft. Myles Kennedy & The Conspirators による『Living The Dream』がとにかくメロディアスなフックと痛快なツインギターサウンドにあふれておりとにかく素晴らしい。新作についてたっぷり語ってもらった超ロングインタビューと共に、長らく取材し続けてきた「Player」の過去記事を総括して、ギブソンを代表するギタリストである彼のヒストリーに迫りたい。

GIBSONPlayer小.jpg

さらにTak Matsumotoを筆頭とする著名ギタリストがギブソン愛について語ったメッセージをたっぷり掲載するほか、ギブソン・ギターで歴史に名を刻んだ海外ギタリストを紹介するほか、ギブソン・ヴィンテージコレクターとしても著名のLeotard Skynyrdと松浦善博のギブソン対談、ELLEGARDEN / Nothing’s Carved In Stone生形真一のインタビュー、故レス・ポールの生前インタビューを改めて総括したほか、ショップオーダー・モデルで新たなギター作りを提案し続けるギブソン専門店を代表してクロサワG'クラブに取材。またギブソンが楽器史にもたらした栄光とその先駆性を徹底分析する“GIBSON’s Great Invention”など、様々なアプローチで僕らがギブソンに魅了され続ける理由を65頁にわたり考察したい。

 そして、Playerの歴代表紙でギブソンを手にしたミュージシャンをズラリ並べるとともに、Playerの歴史も紐解いた“Player’s Cover Library”も圧巻のはず!

 その他内容に関してはこちら!
http://www.player.jp/item_detail/itemId,256/

 2018 PLAYER READER’S POLL Part.1 投票受付開始、MICHAEL SCHENKER FEST特集、Shinji(シド)、StingRay is Reborn!、ERNIE BALL STRINGS 大和によるインプレッション・オブ・ストリングス、04 Limited Sazabys・髭・山木隆一郎(RYPPHYPE)×橋本愛奈・ウソツキ・HAL-CA(ASTERISM)など、他では読めない切り口の記事が凝縮された永久保存版です。 

 全国の楽器店、書店にてお買い求めください。



本誌「今お茶の水が面白い」特集の「360度VR動画」をPCでご覧になる方へ

pl_cover1809.jpg

「Player」誌2018年9月号「今お茶の水が面白い」特集(P135〜P146)に掲載されている各楽器店の「360度VR動画」をPCでご覧になる場合は、下記のURLからご覧下さい。スマートフォンでご覧になる場合は、各頁にあるQRコードをご利用ください。
「360度VR動画」を観覧するための動作環境に関しましては、本誌P135をご確認ください。

●クロサワ楽器店 お茶の水駅前店 / P140     https://youtu.be/QV8YhRHvb0I

●G'CLUB TOKYO / P141           https://youtu.be/Jbt7swQjChk
   
●BIG BOSS お茶の水駅前店 / P142       https://youtu.be/gdpRo30_Uf8

●BLUE-G ACOUSTIC GUITARS / P144    https://youtu.be/eYx_DPLiJwE

●ACOUSTIC GUITAR SHOP Hobo's / P146 https://youtu.be/ja0XrVot2tk

Player2018年9月号の表紙は浜田麻里×高崎晃!

pl_cover1809.jpg

 デビュー35周年を迎えた浜田麻里。80年代を歩んだ古巣ビクターエンタテインメントへ移籍、待望のニューアルバム『Gracia(グラシア)』が8月1日にリリースされる。すでにPVが公開されて大きな話題を呼んでいる強力楽曲「Black Rain」を筆頭に、ポール・ギルバート、マイケル・ランドゥ、クリス・インペリテリ、ビリー・シーン、高崎晃、増崎孝司 etc…国境線を越えて一線のミュージシャンが集結した衝撃的なロックサウンドが目白押しだ。『Aestetica』(2010年)以後培ってきたHR/HM路線がさらにエスカレート! もう間違いなく世界でこの音を作れるのは浜田麻里しかいないし、こんなパワフルでエモーショナル、美しいハイトーンビブラートの歌声を聴かせられるのも彼女しかいないのだ! 中でも「Zero」の渾身のハイトーンビブラートが壮絶! 

 創刊50周年を迎えた音楽雑誌Playerでは、麻里さんのデビュー35周年、そしてこの最高傑作『Gracia』の完成を祝してPlayer2018年9月号で表紙・巻頭特集を展開する。そしてこの特集記事に花を添えてくれたのが、現在ヨーロッパツアー中のLOUDNESS高崎晃だ。2010年作の『Aestetica』以後、浜田麻里のアルバムにおいて大きなスパイスとなっているのが、高崎晃のギタープレイであり、ファンには2014年の東京国際フォーラムホールA公演、LOUD PARK 2015での共演も鮮烈な記憶として残っている。が、長い親交がありつつも二人が会話しているシーンを実際に見たことがある人は限られているのではないか!? 実際、意外にもこうしたメディアでの対談取材というのは初だったというHR/HM頂上対談が実現である。


浜田麻里「Black Rain」

 写真はPlayer2018年9月号のための完全撮り下ろし! このインパクトたっぷりの表紙を筆頭に、フォトグラファー加藤千絵さん(CAPS)による美しい写真が満載だ。ガチ麻里ファンである編集長の僕と加藤さんで「かっこいい!」「美しい!」「麻里さん綺麗です!」と大盛り上がりした写真である。そして高崎さんには最新のKILLER KG-Prime Signature Viper Green 8118のほか、歴代プライムを手にしていただいて撮影。麻里さんもラウドネスもデビューから追いかけてきた老舗楽器誌のプライドとこだわりで作り上げた特集記事だ。

 内容的には先述のお二人の対談(これだけで17,000字あります…)、さらに『Gracia』を徹底的に麻里さんに語っていただいた超ロングインタビュー(対談とは別にソロインタビューだけで18,000字を超過!)、さらにデビューからのインタビュー記事を総括、『Gracia』までに至るまでの麻里さんの足取りを振り返ったアーカイヴも8,000字…完全にこれだけで別冊作れたレベルのテキスト量です。そして、高崎さんのKILLER KG-Prime Signature Viper Green 8118などのギターレポート、あとこれは完全に僕の趣味なのですがLOUDNESSピクチャーレコードの試聴レポートも掲載しました。

IMG_1926.jpg

 また、取材時にPlayerのオリジナル手ぬぐいにお二人のサインをいただきました。2名にプレゼントしますので、記事の感想などを書いて後日ハガキかメールいただければ幸いです。

 すでに『Gracia』のプロモーションが始まり、いろんなメディアで麻里さんの露出が増えつつありますが、きっと満足いただけるボリュームかと思います。ぜひお近くの書店、楽器店で予約の方よろしくお願いします!

Player 編集長 北村和孝

NY生活30年間の集大成 常盤武彦『ニューヨーク・ジャズ・アップデート』


 約30年間に亘りNYに在住し、進化するジャズシーンを記録し続けたフォトグラファー/ジャーナリスト、常盤武彦

 彼のNY生活の集大成とも言えるジャズ本の第3弾『NEW YORK JAZZ UPDATE』が完成した。日本にはあまり伝わってこないが、NYのジャズシーンは常に進化している。この書籍は、そんなシーンの最前線をミュージャンと共に歩んできた常盤氏ならではのリアルな視線で綴られている。

200カットを越える生々しいライブ写真、シーンを分かりやすく紹介したテキスト、貴重なインタビューなどが満載され、アップデートされるNYジャズの今が描かれている。NYに興味のある人やアメリカ旅行のお供にも最適な一冊だ。ジャズスポットを網羅した折り込みNYマップ付。

NYJazzUpdateTokiwaS.jpg

『ニューヨーク・ジャズ・アップデート〜体感する現在進行形ジャズ』
定価 2,600円(+税)、B5判 128頁、著
常盤武彦、発行 小学館


※初出時、誤植がありましたので訂正しました。




Player創刊50周年記念号は「究極のJEFF BECK」!!

Player5cover.jpg

 音楽雑誌Playerは2018年6月号で創刊50周年を迎えました! 言うまでもなく楽器誌では老舗です(笑)。来年はYOUNG GUITARさんが50周年なはずです。零細出版社のPlayerは他誌のようなイベントとかはできないもので、今回は永久保存版の創刊50周年記念号を作りました。そのタイトルは「究極のJEFF BECK」!! おかげさまで大変好評をいただいております。


『ジェフ・ベック・ストーリー』プロモーション

 実はこのテレギブ・ギターフィギュアに写真素材提供して協力しているPlayerです^^。『スティル・オン・ザ・ラン 〜 ジェフ・ベック・ストーリー』はジェフのデビュー50周年を祝して制作されたドキュメンタリーですが、今回Playerも50周年ということでジェフとの取材の歴史を1冊にした創刊50周年記念号を作ろう!ということになりました。Playerはかつて別冊で「The JEFF BECK BOOK」を発刊したことがあります。70年代に作った本なので今読むとちょっと薄めな内容の本ではありますが、情報が限られていた当時ではそれでも大変貴重な本でありました。いわば「The JEFF BECK BOOK」補完するような1冊をというのが今回のコンセプトです。


Jeff Beck with The Jan Hammer Group - Scatterbrain - Live 1976

 他誌がわりとムック本化する中で、Playerは相変わらずいろんな記事が雑多に載る昔ながらの本作りを貫いているのですが、多分創刊以来、最高のボリュームだと思うのですが、40数ページにわたるジェフ・ベック特集です! まずは先述のジェフの活動50周年を記録した初ドキュメンタリー『STILL ON THE RUN 〜ジェフ・ベック・ストーリー』のレポート。さらにジェフの来日公演をずーっとサポートつ続けるUDO音楽事務所の高橋辰雄氏によるインタビュー! さらにはUDOで保存されているあのYELLOW CUSTOM STRATOCASTERを撮り下ろしでご紹介します。やるなら徹底的にやろうと、来日公演のPOSTER LIBRARYも掲載しました。近年、Playerの検証記事でお世話になりっぱなしの大槻啓之さんといえば、ジェフ・ベック奏法を真摯に追求し続けるギタリスト。もちろん大槻さんのインタビューも掲載です。写真見て笑って下さい。


Jeff Beck - Tokyo Full Concert (1999)

 表紙は『STILL ON THE RUN 〜ジェフ・ベック・ストーリー』に合わせたくて、テレギブをプレイするジェフの写真を探したのですがなかなかなく…。そんな時に現れたメシアがフィルム撮影にこだわり撮り続けた写真家である故・飛木恒一郎氏。今回オリジナルポジをお借りしまして、表紙や中記事のピンナップなど新たにポジスキャンしました。こんなに贅沢に写真を使って本を作ったのは久々です。でも創刊50周年記念号ですしいいよね? と自分にも職場にも言い聞かせたのであります。さらに過去のPlayerをひっくり返してジェフのベストオブインタビューをまとめてみたり、WE LOVE JEFF!!という企画では土屋昌巳さん、いまみちともたかさん、鈴木賢司さん、春畑道哉さん、山内総一郎さん、オカモトコウキさん、弓木英梨乃さん、Reiさんにジェフの魅力を語っていただいたり、50年にわたりジェフが愛用してきたギターの数々、最新アンプMAGNATONEについての記事などを盛り込んだ究極の大特集になりました。「久々にPlayer買いました」なんて声が嬉しくもちょっと胸にチクチクする号です…近年こういう大物の洋楽取材がどんどん難しくなっているもので。これぞPlayerな一冊、ぜひご堪能ください。

 センターの「THE VINTAGE FILE」もゴージャスなものをということで、極上木目の1960 GIBSON Les Paul Standard! ホッチキスから外してポスターとしてご活用ください。


高橋ジョージ&THE虎舞竜「Tokyo Gold Rush!!」MV [short]

 DTMによるレコーディングが浸透した昨今でも、自らのレコーディングスタジオを持ち昔ながらのレコーディングスタイルにこだわる男たちがいる。今回から始まったシリーズ「男の城」では、こだわりの音を創りだしたミュージシャンのレコーディングスタジオに潜入します。その第一回はこのPVを観て取材をキメました。高橋ジョージ&THE虎舞竜によるBe-Road Studio、GliderのSTUDIO DIGに潜入。最新アルバムを作り上げたこだわりのスタジオについて語っていただいております。この曲ではジョージさんがギター、ベース、ドラム…ほとんどの楽器を自らプレイしているのですよ。


Glider "DARK U LIVE" (Live at Grapefruit Moon 2018.04.07)

 そしてGliderの最新にして最高傑作『Dark U Rhythm』を作り上げた、彼らの拠点である本庄のスタジオDIGも取材。『Dark U Rhythm』のレコーディングエピソードをたっぷり栗田ブラザーズに直撃! こういう記事が読めるのもPlayerだけでしょう。ふっふっふ。


Tokyo Ska Paradise Orchestra - Tokyo Ska Paradise Orchestra Latin America Tour 2017

ラテンアメリカツアーでのフィードバックが東京スカパラダイスオーケストラの新時代を作り出した! 豪華コラボレーションを含むニューアルバム『GLORIOUS』を川上つよしと加藤隆志が語ると共に、ツアーで活躍する二人の最新機材をレポートしています。かなりマニアックなインタビューになっていると思います。


Al Di Meola "Broken Heart" Official Music Video

名作『エレガント・ジプシー』の再現ツアーを経たディ・メオラの最新ソロ『オーパス』はパーカッションプレイも自身で担うなど、ギタリストとして作曲家として充実した内容。その感動的なインタビューをご堪能あれ。近年のインタビューでは間違いなく最高の内容です。


松井常松 -『Heart Rate』 -Bloodstone

近年、新たなスタンスによるソロアルバムを定期的にリリースしている松井常松。動画は前作『Heart Rate』のものですが、最新アルバム『liquid』はグルーヴィなベースプレイもフィーチャーしたロックテイストも濃い新境地の1枚に仕上がりました! Playerで久々のインタビュー取材が実現。『Reverie』以後の新たなスタイルのソロアルバムについてたっぷりと語っていただいています。


Jack White - Over and Over and Over

 ヒップホップ勢との積極的にコラボレーションにも挑むなど、今までにない斬新なプレイアプローチによるJACK WHITEのソロアルバム『ボーディング・ハウス・リーチ』。近年なかなかインタビューが難しいミュージシャンの一人ですが、Playerのエクスクルーシブインタビューが実現です。


テレパシー / Czecho No Republic(チェコノーリパブリック)

 現編成で5周年を迎えて外部コラボレーションやゲストミュージシャンを迎えて作り上げたニューアルバム『旅に出る準備』。これぞチェコという風通しの良い新作を武井優心、砂川一黄、八木類がたっぷりと語ってくれました! まさか八木さんが脱退するとは…! 結果的にこのメンツでのPlayerラストインタビューですね。


Narumi - 'Garden in a Lost Place' [sneak peek]

毎月ミュージシャンにとってのこの1本!というメインギターをご紹介いただく「Open The TREASURE BOX」のコーナーですが、今回はDESTROSE、Disqualiaを経てソロアルバム『The SEED』を作り上げた赤髪美人ギタリストの愛器ESP MA-CTMをクローズアップ。美人でした! 『The SEED』は非常にブルージーな側面も出ていて聴き応えあります。


「BIGMAMA in BUDOKAN」DVD&Blu-ray ティーザー映像

毎回ミュージシャンの楽器コレクションとともに、楽器選びこだわりのポイントを語っていただくMy Standardのコーナー。遂にBIGMAMAの美人ヴァイオリニスト東出真緒が登場。BIGMMAMAのアンサンブルを唯一無二のものにたらしめるによる楽器コレクションを初公開です。こうしたヴァイオリンのコレクション記事が載るのもPlayerならではですよね。


ブライアンセッツァー&布袋寅泰 競演2018,1,31
我らがブライアン・セッツァーがTHE BRIAN SETZER ORCHESTRAとして来日公演を行なった。おなじみのグレッチを筆頭にジョニー・ハットン、ケヴィン・マッケンドリーの来日公演機材をレポート。

 HARDWARE SPECIALでは高品質かつオリジナリティあふれるギターをシーンに送り出しているサゴニューマテリアルギターズによる指名ブランド、Seedの初のアコースティックモデルS1000-TSをレポート。サーモウッドをボディトップに採用した話題のギターをレポート。毎月ヴィンテージギター史に輝く名器を徹底解析している「VINTAGE GUITAR ARCHIVES」のコーナー。今回は優雅なデザインの専用ハードウェアを搭載、1961〜63年に生産されていたエピフォン・ソリッドギターの名器1963 EPIPHONE Crestwood Custom(SB332)を紹介。

 音楽ライターSTEVEN ROSENによる取材後記エッセイはJOHN ENTWISTLEの思い出を語ってくれています。ライブレポは復活lynch.、岸谷香、Juicy Fruits、OZ NOY、Dr.kyOn、森純太。Dr.kyOn、森純太は1ページ枠で紹介。このライブレポのラインナップもPlayerならではであります。

 Player試奏による新製品紹介は、GIBSON CUSTOM Modern Flying V / JACKSON/USA Signature Phil Collen PC1 / IBANEZ JS1CR30 / IBANEZ RGDIM6FM-CLF / MARTIN 000-28(2018) / YAMAHA CSF3M / PRS GUITARS SE T40E / FENDER Justin Meldal-Johnsen Road Worn Mustang Bass / DV MARK DV“Raw Dawg”EG / DAY'S CORPORATION M-Box,Mid Knight / TAMA LKP42HTS-GKPをレポート。

 また、40年以上にわたり楽器の売ります買います、バンドのメンバー募集などを掲載してきた「ビルボード」のコーナーがこの号を持ちまして終了になります…。そう考えるといろいろな意味で節目を感じる創刊50周年記念号となりましたが、Playerというマニアックな楽器誌の存在理由をちゃんと示せた1冊になったかと思います。4月も下旬に入りまして、2日発売の雑誌は売り切れたり店頭から消えたりするタイミングに入っておりますが、最近のPlayerは売り切れることが多かったのでストック分をかなり多く持っています。お気軽にPlayerまでお問い合わせいただければ、楽器店か書店かもしくはPlayer On-Lineの直販でご購入可能です。是非ともよろしくお願いします。

 5月2日発売Player2018年6月号は話題になるかと思います。完全独占取材が実現した号になりますので乞うご期待。おそらく来週には告知できるかと思います。

ジェフ・ベックは『BLOW BY BLOW』〜『LIVE WIRED』が特に好きなPlayer 編集長 北村和孝

Player2018年4月号は新境地の斉藤和義総力特集

PLAYER M04.jpg

 3月2日(金)発売Player2018年4月号は、「新境地の斉藤和義」と題してデビュー25周年に突入した斉藤和義のカバーストーリー! まさに新境地の内容と言える、リズムマシンやシンセを導入したサウンドアプローチによるニューアルバム『Toys Blood Music』を掘り下げた超ロングインタビューを掲載。さらにこの度完成した、通算4モデル目となるギブソンのシグネチャーモデルJ-35を徹底追究! 写真は大谷十夢治さんの完全撮り下ろしで素晴らしい仕上がりなので是非見ていただきたい。さらに和義さんがお持ちのJ-35プロトタイプのほか、『Toys Blood Music』のレコーディングで活躍された最新ギターコレクションも公開。せっちゃんファンならお馴染みのものもありますし、ギターファンならかなりびっくりなモデルもあります。『Toys Blood Music』はリズムマシンやシンセを主体としたアルバムなので、使用されたそれらの機材も大公開! これができるのはPlayerだけです。そしてギブソンよりJ-35の制作風景の写真も入手。ファクトリーレポートも追加したたっぷりの内容です。表紙もPlayerとしては珍しいのですが、パープルのペーパーバックにもうすぐ春ということで鮮やかなピンクをロゴカラーに使いました。これが楽器店や書店に並んだら目立つんじゃないかな〜!?と社内は盛り上がっています。


斉藤和義「始まりのサンセット」

 ハードウェアスペシャルの特集枠は毎年恒例、「NAMM SHOW 2018 REPORT」です。世界最大級の楽器ショウを徹底レポートするPlayerのお家芸と言える特集記事です。これを読むとこれからの楽器のトレンドだったり、2018年はどのような楽器がこれから発表されるかがわかります。Playerなのでギターのみならず、すべての種類の楽器から選りすぐりの製品をレポートしました。LOVEBITESのmi-yaさんなり、藤森愛さんらNAMMでキャッチしたミュージシャンの写真もさりげなく掲載。そして「IBANEZ AZ Series 新世代ギタリストのための意欲的ニューモデル」では、この度アイバニーズから発表されるニューモデル、AZシリーズをどこよりも詳しく紹介しています。幅広いジャンルにおけるプレイや、テクニックを追求する新世代ギタリストに向けて設計されたこだわりのシリーズです。その開発に関わったPOLYPHIAとCHONのメンバーにもインタビューしています。Player2017年11月号のREBECCAカバーストーリーで掲載された、是永巧一さん使用のプロトタイプが実はこのギターだったのであります。この時は情報公開前で詳細はわからなかったのでした。遂にその全貌が明らかになります。


B'z / Still Alive

 特集記事SPECIAL FEATUREでは、「B'z LIVE-GYM 2017-2018 “LIVE DINOSAUR” TAK MATSUMOTO Gear Report」を掲載。楽器誌はどこもやっている感じなのでどういう切り口で行こうか悩みましたが^^;、2年振りのLIVE-GYMは振り返ってみれば松本孝弘さんのギブソン・ストーリーを総括するような内容でしたので、ライブレポートの中にギターレポートを盛り込むようなアプローチにしました。使用ギター、アンプシステムを美しい写真で紹介。ライブ写真もたっぷり掲載しました!


エンケン vs 日本武道館

 「遠藤賢司 不滅の男のギターコレクション」は、昨年末から企画し続けて、このタイミングでようやく実現しました! 2017年10月、この世を旅立ったエンケンがとことんまで愛しきったヤマハFG-180、MARTIN D-35、D-18、OO-21、GRETSCH White Falcon、Rock Jet、KAMAKAのソプラノウクレレなどといったこだわりの愛器を厳選して紹介。


遠藤賢司 - 夢よ叫べ 世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA!

その使いこんだ感たっぷりの写真が圧巻であります。生前ギターストーリーを語ったインタビューを再掲載しているほか、関係者インタビュー、追悼ライブイベントのレポートも盛り込んだ楽器誌ならではの追悼特集です。このタイミングのエンケンさんの本がいろいろと出ているのですが、そのどことも被らない内容になっております。


Jimi Hendrix - Mannish Boy (Audio)

 死後、数多く発表されてきたJIMI HENDRIXの未発表曲集ですが、遂にこれがラストのようです。これ以上ニューアルバム然としたボリュームのものはまず無理だと思います。未発表音源からなる話題作『BOTH SIDES OF THE SKY』をまとめたプロデューサー、エディ・クレイマーがその制作秘話をたっぷりと語ってくれました。


Jimi Hendrix - Lover Man (Audio)

 さらにジミとともに数々のエフェクトペダルを具現化させたロジャー・メイヤーの最新インタビューも掲載。ご両人の証言から今一度ジミの魅力を再検証してみました。今回のエディ・クレイマーのインタビューはPlayerが国内初取材のメディアになります。


Paul Stanley's Soul Station "Tracks of my Tears" Live at The Roxy

Paul Stanley's Soul Stationで来日公演を果たしたポール・スタンレー。今回はソウルシンガーとしての側面をフィーチャーした内容でした。さて、1977年の初来日公演、さらに翌78年とKISSの来日公演でオープンングアクトを務めたのが我らがBOWWOWであります。


Kyoji Yamamoto Solo Album / Voice of The Wind (Official Trailer)

 それから40年(!)ポール・スタンレーと山本恭司が再会しての対談が実現です。これを読めるのはPlayerだけです! 各々の音楽観やギタープレイなどについて語り合ったPlayer独占取材のスペシャルギタリスト対談、ぜひお読みください。また、今回は対談なので触れられていないのですが、恭司さんの最新アルバム『VOICE OF THE WIND』が大作で素晴らしいです。19分にも及ぶ組曲『Suite : Voice of The Wind』をフィーチャー、ホルストの『Jupiter』などを含む全5曲ですが、アルバム一枚通してのコンセプチュアルなストーリーが圧巻の仕上がりです。


Judas Priest - Lightning Strike (Official Video)

 JUDAS PRIESTがPlayerに登場。これぞジューダス・プリースト!という新たな名曲が目白押しの新作『FIREPOWER』完成を祝して、惜しくもバンド活動からの離脱を表明したグレン・ティプトンのおそらくラストインタビュー、さらにこれからのジューダスを支えるリッチー・フォークナーにそれぞれ直撃しました。「Lightning Strike」を筆頭とした『FIREPOWER』、素晴らしい楽曲が目白押しですよ!


THE BACK HORN – Running Away

 結成20周年のアニバーサリーイヤーに突入したザ・バックホーン。インディーズ時代以来となるミニアルバム『情景泥棒』を3月7日リリースです。全7曲のボリュームだからこそ4人らしさと新境地が凝縮された『情景泥棒』について、メンバー全員に迫るロングインタビューをご堪能あれ。


G.O.D.III Brief Demo (Official Audio)

 これがギターミュージックの最前線だ! 新世代ギタリストたちが集い作り上げた最新作『G.O.D.V』。その中でも中心的存在であるMasahiro “Godspeed” Aokiと大和が、G.O.D.、そしてG5 Projectを含む新時代のギターミュージックとこれからの可能性を語ってくれました。さらに二人の愛器であるティーズギターのシグネチャーを撮りおろし写真にてたっぷりとレポート。


D.W.ニコルズ「はるのうた」Music Video

 毎月ミュージシャンのメインギターを撮りおろし写真で紹介している「Open The TREASURE BOX」のコーナー。傑作『HELLO YELLOW』を完成させたD.W.ニコルズの弦楽器奏者、鈴木健太が登場です。「はるのうた」のPVでも大活躍のFENDER CUSTOM SHOP 1951 Nocaster B Bender Customにたどり着くまでのギターストーリー、そして新生ニコルズサウンドが生まれた理由が明らかに!


鈴木賢司 × うじきつよし × 佐藤タイジ「戦場のメリークリスマス」

 毎回Playerならではの対談を掲載している「69ROCK対談」のコーナーは、長期連載「倫敦見聞録」でおなじみ鈴木賢司のデビュー35周年、渡英30周年を祝してネイキッドロフトにて行なわれた、鈴木賢司 × うじきつよし × 佐藤タイジによるスペシャルなトークライブの模様をテキスト化! このメンツによるライブが3月23日(金)下北沢シェルターにて決定!


【Trailer】Garden Of The Pen Friend Club / ザ・ペンフレンドクラブ

毎月楽器コレクションを通じて、ミュージシャンが楽器にこだわる「My Standard」を明らかにしていく撮り下ろしコーナーは、The Pen Friend Clubのリーダー平川雄一が登場。理想の70’sウエストコーストバンドサウンドを生み出すために平川雄一が収集したこだわりの弦楽器コレクションとともに、その美学についてたっぷりと語っていただきました。珠玉のソングライティングと抜群のカバー楽曲センスも最高だし、アナログレコードもいっぱいリリースしていたり、可愛い女性ミュージシャンたっぷりのバンド編成も羨ましいし、藤本有華さんのソウルフルで伸びやかな歌声の素晴らしさ! …あぁ、こんなバンドが死ぬまでにやりたい。そんな嫉妬しているような同業者の方々もぜひお楽しみください。これぞまさにPlayerでしか読めない記事です。

 毎月歴史的なヴィンテージギターを徹底解剖している「VINTAGE GUITAR ARCHIVES」のコーナーは、1960 FENDER Telacaster Custom。多くの方は“カスタムテレキャスター” と把握しているのではないでしょうか? あの高級感と独自のトーンを備えたテレキャスターは、セールスサイドの要望に応えて誕生したテレキャスターのカスタム・モデルなのでした。センターページの「The VINTAGE FILE」は貴重な1950 FENDER Broadcaster。しかもシリアルナンバージャスト100!! ホチキスから外してポスターにして貼ってください。

 Playerならではの試奏レポートによる「NEW PRODUCTS」のコーナーではGIBSON ES-355 Walnut Maestro VOS Varitone/IBANEZ RG7527-BTF/RS GUITARWORKS Slab Standard/IBANEZ AKJV95-DAL,ASV93-TDL/FENDER Redondo Classic/GIBSON Wildfirebird/ZEMAITIS CAM-LTD/ATELIER Z Beta-4 Standard N/ZEMAITIS CAJB-100HW-E,CAJB-100FW-E/LINE 6 HX Effects。ライブレポート「THE LIVE」はTHE BRIAN SETZER ORCHESTRA、寺岡呼人、PAUL WELLER、THE PREDETORS、BLUE ENCOUNT、LARRY CARLTON、白井良明を掲載。STEVEN ROSENのコラムではBILLY SHEEHAN取材の懐かしいエピソードが。あの改造プレベを弾いている若きビリーをご覧ください。

 2017年以後、特にエレファントカシマシ表紙のPlayer5月号以後はPlayerにしかできない取材や記事ってなんだろうと考えてきました。ゆえにかなり大胆なミュージシャンセレクトによるカバーストーリーもやってきています。出版不況と言われて雑誌が以前のように売れないという現実はPlayerも決して他人事ではないです。Playerの場合、コア読者に支えられているマニアックな楽器誌ゆえの強みもあるわけですが、速報性だったりというよりも月刊誌だけれどずーっとお手に置いていただき、何度も読み返してもらえるような資料価値の高いものをというポリシーがあります。そして雑誌なのだからいろんな記事が雑多で載っている形態でありたい。とはいえ、以前のPlayerと違うところは毎月ガチガチのコーナーを無理矢理作り続ける誌面構成ではなくて、その時とにかくバリューの高いものはフレキシブルに増ページできるようなとにもかくにも取材内容に重きを置いたアプローチです。ゆえにその月によってないコーナーなども出てきてしまうのですが、その分ほとんど特集記事並みの記事がずらずらと並ぶようなものになってきていると思います。僕は競合誌と呼ばれるような他の楽器誌も大好きで愛読者です。その中でもやっぱりPlayerってミュージシャンと楽器との関係性をテーマにしていく雑誌だと思うし、そこには徹底していきたいのです。通算3度目になる斉藤和義さんのカバーストーリー。時間との闘いでしたが徹底的に取材して作り上げました。ぜひ全国の楽器店、書店でチェックしていただけると嬉しいです。お近くのショップさんで見つからないという場合、発売日以後はPlayer On-Lineからの直販も可能です。http://www.player.jp/item_detail/itemId,248/

 来月号の予告をします。創刊50周年企画としてJEFF BECKの徹底特集を進めております。乞うご期待!

和義さんとICE宮内アニキとの絡みが忘れられないPlayer編集長 北村和孝



ジェフ・ベック・ストーリーDVD /ブルーレイ発売記念一夜限りの上映会

Jeff Beck Still On The Run.jpg 
 ジェフ・ベックの50年もの歴史を掘り下げた初のドキュメンタリー映像作品『ジェフ・ベック /スティル・オン・ザ・ラン 〜ジェフ・ベック・ストーリー』DVD /ブルーレイの発売を記念した一夜限りの上映会が、3月5日(月)シネマート新宿にて開催決定!

<DVD /ブルーレイ 発売記念 一夜限りの上映会『スティル・オン・ザ・ラン 〜 ジェフ・ベック・ストーリー』>
・日時:3月5日(月) 開場:18時40分 開演:19時00分〜
・会場:シネマート新宿(新宿区新宿3-13-3 新宿文化ビル6F)
http://www.cinemart.co.jp/theater/shinjuku/index.html
・料金:¥1,000(全席指定/税込)
・問い合わせ先:株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス出版部 Tel.03-6894-0250
・チケット情報:2月13日(火)より先行予約受付開始
詳細はウドー音楽事務所HPまで  http://udo.jp/event/movie_JeffBeck 
(主催:株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス出版部/協力:シネマート新宿/ウドー音楽事務所)
※6歳未満(未就学児童)の方のご入場は、お断りさせて頂きます。

■DVD/ブルーレイの商品情報は、『ジェフ・ベック・ストーリー』特設サイトまで。
http://www.ymm.co.jp/feature2/JeffBeck/story.html

■Twitterにてトレーラーも公開中。
https://twitter.com/YamahaMV/status/961872600874893313

問い合わせ:株式会社ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス 出版部
TEL:03-6894-0250 
http://www.ymm.co.jp/musicvisual/

なお、月刊プレイヤー5月号(4月2日発売)では、このDVD/ブルーレイの発売に合わせたジェフ・ベック総力特集を予定!こちらもぜひチェックを!

内容に超自信ありのPlayer2018年3月号はLAZYが初表紙!

PLAYER M03.jpg

 Player2018年3月号でLAZYがPlayerの初表紙を飾りました! LAZYがPlayerに初登場したのは1979年と思われます。当時のインタビューなども振り返りつつ、影山ヒロノブ、高崎晃、井上俊次による最新インタビューを掲載。楽器誌ならではの視点による当時のインタビューはもとより、傑作『Slow and Steady』の制作エピソードをたっぷり語っていただいた文字数増量した超ロングインタビューです。


LAZY「Slow and Steady」”Wandering Soul” Music Video

 さらにこれだけではありません。PlayerはEXシアター六本木で行なわれたワンマンライブにリハーサルから張り付いておりました。その際に撮影したサポート・ゲストプレイヤー含むLAZYの最新ライブ機材レポをライブレポを絡めてまとめております。特にここで登場する高崎晃のスタンバイ機材はLOUDNESSとは全く違うものであり、本邦初公開のギターがズラリです! Playerでは『愛蔵版 高崎晃Guitar Collection』を発売しておりますが、ちょうどこの後に作られたり、高崎さんが入手したギターをドーンとお届けしておりますので要チェック。これはPlayerじゃないとできないカバーストーリーだと思います! 永久保存版・Player独占のLAZY特集はおかげさまで発売前より物凄く問い合わせが多く、バックオーダーも順調です。全国の楽器店、書店よりご注文いただけますが、もしお近くにそういったお店がないという場合はPlayer On-Lineより直販も可能です。 http://www.player.jp/item_detail/itemId,247/


120秒でわかるギタリスト春畑道哉

 Playerに春畑道哉が久々に登場! フォトグラファー大谷十夢治氏による完全撮り下ろしフォトセッションで最新ソロシングル「Re:birth」を配信リリースした春畑道哉に直撃! ソロキャリアを改めて振り返りつつ今後の展望について迫ったロングインタビューと 手に入れたばかりというフェンダー・カスタムショップ製のテレキャスターを含む厳選ギターコレクションを紹介。プライベートスタジオ“RED BIRD”での撮り下ろし撮影取材が実現しました。とにかく写真が素晴らしいので見ていただきたい。


TOTO "Alone" 2017

超多忙を極めるトップ・ギタリスト、スティーヴ・ルカサー! 自身が参加した数々のヒット曲をまとめた『セッション・ワークスU』リリースを祝して、その過去・現在・未来に迫る最新インタビューとナーヴ・バンドルのギアレポート、さらに過去のメインギターも紹介した、長年ルカサーを追いかけてきたPlayerならではの特集を展開。ナーヴ・バンドルで来日公演を行なった際に実現した、ルカサーの対面取材の模様をお楽しみください。


JUN SKY WALKER(S)「BADAS(S)」Official Teaser Movie

JUN SKY WALKER(S)祝デビュー30周年! これを記念してリリースされたカバー作『BADAS(S)』に迫る完全独占取材が実現しました。ちょっと意外ながらも、日本語ロックの名曲にこれぞジュンスカという正統派カバーで挑んでみせたJUN SKY WALKER(S)。森純太、宮田和弥のエクスクルーシブインタビューと、レコーディングスタジオに何度も通って撮影した機材レポによる究極の『BADAS(S)』特集。

 HARDWARE SPECIALでは、今夏発売予定と噂されるIBANEZ NTS Nu Tube Screamerをいち早くレポート。最新の真空管技術により生み出されたNu Tubeを搭載したチューブスクリーマーを是永巧一&菰口雄矢が試奏! その試奏とインタビューによりその真価にいち早く迫っています。さらにちょっと季節外れながらも、現在も進化し続けている弦楽器、ウクレレの現在をテーマに徹底追究した特集「ウクレレの聖地ハワイを巡る旅 ウクレレの祭典&ファクトリー・リポート」も増ページで展開。現地ハワイ取材によるウクレレイベントやファクトリーレポート、多数のウクレレルシシアーへの取材によりウクレレシーン最前線が明らかになります。

 インタビューも豪華です。


LOUDNESS -「Soul on Fire」MV

LAZY特集だけではありません。遂に4年振り! 全世界同時リリースとなるニューアルバム『RISE TO GLORY』が完成したLOUDNESSにも勿論取材しております。二井原実x山下昌良、そして鈴木政行、さらに高崎晃による個々のインタビューで、その制作エピソードを徹底的に掘り下げています。前作『THE SUN WILL RISE AGAIN』も素晴らしい作品でしたが、『RISE TO GLORY』はさらなる境地を切り開いたとんでもない傑作で、個人的にLOUDNESS史上5本の指に入るオリジナルアルバムだと思っています。『THUNDER IN THE EAST』『HURRICANE EYES』『LOUDNESS』といった歴史的名作と並ぶと本気で思うのですね、僕は。なのでかなりテンション高いインタビューになっております。お楽しみください。6ページですが相当文字数突っ込んでおります!


Joe Satriani - Energy (Audio)

 そしてジョー・サトリアーニのニューアルバム『ホワット・ハプンズ・ネクスト』も凄まじい。これぞギターミュージックの最前線という熱いセッション感! しかしながら抜群のトーンとキャッチーなメロディ展開が圧巻なのであります。とくに今作はグレン・ヒューズ(b/元ディープ・パープル)、チャド・スミス(ds/レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、チキンフット)という強力リズム隊を従えたアルバムなのです。チャドはともかく何故グレン!?という疑問について真正面から聞いたインタビューです。


Black Label Society - Room of Nightmares

オジー・オズボーン・バンド復帰でも話題のザック・ワイルド。自身のバンド、ブラック・レーベル・ソサイティによる渾身のアルバム『グリメスト・ヒッツ』をリリースしました。とにかくタイトなビートとギターリフ、しかしながら遊び心も随所で発揮しているのが彼らならでは。絶好調のザックが豪快に語ってくれた最新インタビューを掲載。ジョーサトもザックもインタビュアーは山崎智之さんで最高の内容です。


Nothing's Carved In Stone「Mirror Ocean」

 バンド結成10周年に突入したナッシングス カーヴド イン ストーンも最新アルバム『Mirror Ocean』を2月14日にリリース。相変わらず斬新なアイデア満載、新たなタームに入ったことも感じさせるアルバムに仕上がりました。NCISもPlayerはバンド結成からの長い付き合いです。村松拓と生形真一が語ってくれた超ロングインタビュー。これまた文字数増量でお届けしております!


白井良明ソロツアー「Thanks Giving旅良明 2017」

プロ活動45周年、ムーンライダーズ加入40周年の我らがギター番長、白井良明。近年独自のギターミュージックを追求してきたその大きな成果と言えるのが最新ソロアルバム『for instance』。このアルバムが作られるまでの足取り、そして最新メインギターSUHR Classic T ALT T PRO Limited Editionに出会うまでを語ってもらいました。現在のギターシーン、音楽シーンという背景を踏まえた上で白井良明をちゃんと説明できるのはPlayerのような楽器誌にしか実はできません。これは記事を読んでいただければわかります。


ジューシィ・ハーフ ジェニーはご機嫌ななめ

 まさかLAZYとジィーシィ・フルーツの取材がPlayerでできる日が来るとは! と灌漑深いのですが、34年振りのオリジナルアルバム『BITTERSWEET』がまた最高の仕上がりで嬉しいです。現ラインナップではTHE SHAMROCK、THE ORANGES、THE COLLECTORSでもおなじみのJEFFさんがベースで参加しているということで、Playerで現時点唯一女性ミュージシャンで単独表紙を飾ったことのあるイリアさんとのスペシャル対談を行ないました。


加茂フミヨシ × 今井里歩【舞台上で1曲完成!】shine again Music Video

ニコニコ軽音楽部のイベントで二人の存在を知った僕ですが、以後各々の活躍を見てきました。加茂さんのストイックなギタープレイの追求に痺れ、シンガーソングライターとして凄まじい完成度のそのアルバムを2枚リリースした今井里歩。共演の機会も多い二人には、一線で活躍するミュージシャンでありつつも、音楽を伝達・伝承・レクチャーする立場でもあるという共通項があります。この対談ではミュージシャンが音楽をレクチャーする意義について語ってもらうのがテーマですが、個人的にずっと謎だった二人の出会いなども語られていたのが面白いです。

 ギター史に残る名器を徹底解析するVINTAGE GUITAR ARCHIVESは1969年製FENDER Stratocasterに着目。エッジの効いた鋭さと暴れ気味のトーン。やがて70年代サウンドを生み出したメイプル・フィンガーボード仕様、レアなカスタム・カラー・フィニッシュによる69年製ストラトキャスターを可能な限りバラして徹底レポートしています。さらに話題の新製品をディープに試奏して解説したNEW PRODUCTS、ライヴレポートではTHE ALFEE、布袋寅泰、LUNA SEA、Hi-STANDARD、RIZE、TAKURO、Czecho No Republic、MARTIN TAYLOR & ULF WAKENIUSを掲載。コラム、ディスクレビューなどもたっぷりです。渾身のPlayer2018年3月号を何卒よろしくお願いします! 雑誌不況だ音楽不況だなんだ言われる中で、何故僕らが楽器誌というややマニアックなジャンルで本を作り続けるのか? Player創刊50年という歴史の重みも踏まえた上で一つの答えになった号だと思っています。

Player 編集長 北村和孝

LUNA SEA独占取材のPlayer2018年2月号

PLAYER M02_.jpg

一昨年のPlayer2017年1月号ではクリスマスソング「HOLY KNIGHT」のレコーディングスタジオに潜入してのカバーストーリーをお届けしたが、4年振りとなるオリジナルアルバム『LUV』でも再びLUNA SEAによる大きな展開が実現。5人によるソングライティング、現在ならではのプレイスタイルが結実したまさにこれぞ最新形LUNA SEAという1枚だ。“キミのビートに埋もれる様に 時を忘れて溢れるだけ”と高らかに歌われる「Hold You Down」を筆頭に、高揚感あふれるグルーヴが目白押しである。


LUNA SEA「Hold You Down -Live film remix-」(Short Ver.)

 Player2018年2月号ではメンバーへのソロインタビューを実現。誌面におけるインタビューの掲載順は取材した順番であり(これは過去のPlayerの特集でも同様ですが)、Playerという楽器誌ならではの非常にコアな内容だと思います。LUNA SEAの場合、ソロミュージシャンの集合体とも言えるほど個々のスタイルを確立していて、LUNA SEAの一員としてのプレイスタンス、ソロとしてのスタンス双方があるのが面白いのですが、『LUV』はその辺も鮮明に表出している。ゆえにパッと聴いて作者が浮かぶ曲もあるし、逆にRYUICHIの歌詞が乗りあのヴォーカルが入ると誰の曲かわからないものも個人的にはあったりして、その感覚が面白かったのです。そして16ビートノリのグルーヴ解釈がアルバム全編を覆っているのもポイントであり、さらに大黒摩季らの女性コーラスもフィーチャー。コーラスやシンガロングパートのバランス感に関しては過去最大ではないでしょうか。この5人が集まればいくらでも新しい何かを生み出せるだろうという、揺るぎない確信が得られる大人のロックアルバムに仕上がっているのが感動的。5人のエクスクルーシブ・ソロインタビューに加えて、最新のレコーディングギアレポートも掲載。まさにPlayerでしか読めないLUNA SEA特集になりました。全国ツアー「LUNA SEA LIVE TOUR 2018 The LUV -World left behind-」に続き、6月23日、24日には幕張メッセにてLUNATIC FEST.2018が開催されるなど、まだまだ『LUV』をフィーチャーしたアクションは続く!

 また、年始め恒例のPlayerのミュージシャン人気投票「PLAYER’S READER’S POLL 2017」衝撃の結果発表も掲載。近年はほぼB’z、ポール・マッカートニー、上原ひろみらが独占という牙城だったのですが…!?


GLAY「あなたといきてゆく」ミュージックビデオ(short ver.)

 特集記事ではGLAYの“SUMMERDELICS”ツアー機材レポートを掲載。“これをステージで使っちゃうんだ!?”という珠玉のヴィンテージからシグネチャー、カスタムモデルまでズラリという最新機材をご紹介しております。さらにPlayer初登場の長瀬智也(TOKIO)! WOWOWのグラミー中継のスペシャルゲストに起用された長瀬智也の完全撮りおろしのインタビュー&ギター取材が実現しました。グラミーアワードのことはもとより、こだわりのギター、そして音楽論をたっぷりと語ってくれています。フォトグラファー大谷十夢治氏による美しい写真をご堪能ください。このクオリティはPlayerでしかできません! さらにマルコム・ヤング追悼の意を込めてAC/DCの特集も展開。過去の貴重なPlayerの記事と愛器レポートによりその足取りをプレイバックしています。

 HARDWARE SPECIALでは「RETRO-MODERN ACOUSTIC 古くて新しい。気になるレトロ・モダンの世界」として、戦前のギターをモチーフにしながらも現代の音楽シーンに対応した注目のアコースティックギターを紹介。単なる製品レポに終始せず、国内を代表するフィンガーピッカー打田十紀夫に試奏していただき、その試奏動画もご覧いただけるコラボ企画となっています。http://ymmplayer.seesaa.net/article/455818197.html そして「PREMIUM LEATHER STRAPS こだわりの高級レザー・ストラップ」では、機能性やデザインにこだわったウィザード・レザー、ムーディー・レザーの魅力に着目しました。

 インタビュー記事ではポリスのスチュワート・コープランドがキング・クリムゾンのエイドリアン・ブリュー、レベル42のマーク・キング、PFMのヴィットリオ・コスマと強力バンドGIZMODROMEを結成。来日公演前に、スチュワート・コープランドにバンド結成の理由をたっぷりと語っていただきました。さらに日本武道館公演が決定したGLIM SPANKYの超ロングインタビューも掲載。普段より文字数を増量して、最新シングル「愚か者たち」のエピソードをもとより、ソングライティング、サウンド面、プレイ面をどこまでもディープにマニアックに掘り下げた他では読めない内容だと思います。


GLIM SPANKY「愚か者たち」Music Video(Short.ver)

そしてVooDoo Hawaiiansがアナログレコーディングで作り出した最新作『VooDoo’s Half Play』が最高の出来なので、中山加奈子 & 澄田健に改めてヴードゥの魅力を語って貰いました。話題のライブ、コンサートに潜入しての撮り下ろし機材をレポートする「FROM THE BACKSTAGE」のコーナーでは、2月リリースのニューアルバムにも期待が高まるBAND-MAIDの最新ライブ機材をレポート。メンバー全員のこだわりの機材を紹介しています。


BAND-MAID “WORLD DOMINATION” Track List

毎回ミュージシャンこだわりのメインギターを語ってもらうOpen The TREASURE BOXには、福島から世界へ! 圧倒的なトリオアンサンブルで脚光をあびるzero zero zの歌姫ERIKAがPlayer初登場。ESP GUITAR CRAFT ACADEMYとタッグを組んで作り上げたオンリーワン、純白のセミアコモデルERIKA Pearl Customをご紹介。


ゼロゼロゼット 「光る」MV

ミュージシャンに話題のアンプ、エフェクターを試奏していただく「Weapon Lover」には、新境地のニューアルバム『Dark U Rhythm』をリリースしたGliderのギタリスト栗田マサハルが、コンパクトな筐体と抜群の操作性が魅力のQuilter Guitar Amplifierを試奏してくれた! 


Glider "ダークツーリズム" (Music Video)

また、ジャズギターシーンの新世代を代表するJULIAN LAGE & CHRIS ELDRIDGEがデュオ公演を行なったのを祝して、スペシャル対談と共にコリングスの愛器についても紹介。この辺、他誌なり他のメディアでは絶対読めない記事です。ギター史上に残る珠玉のヴィンテージギターを徹底解析する「VINTAGE GUITAR ARCHIVES」は、アーチトップ・ギターとソリッド・ギターを橋渡しする名器1960年製GIBSON ES-330TDをレポート。


Julian Lage & Chris Eldridge - Bone Collector

 ライブレポではSUGIZO、GRAPEVINE、THE YELLOW MONKEY、人間椅子、筋肉少女帯、山本彩、Charを掲載。その他コラムやレビューなど新製品紹介NEW PRODUCTSなど楽器誌の王道を突き進むPlayerです。特にこのPlayer2018年2月号は前評判が高かったので、いつもより多く刷っています。全国の楽器店、書店はもちろん、Player On-Line http://www.player.jp/item_detail/itemId,246/ よりご注文ください。なお、この号から本誌価格を890円(税込)に改定しました。コスト削減など努力してまいりつつも、洋邦広く扱うPlayerの誌面のスタンスを維持するために仕方なくの値上げです。読者の皆さんにはご負担をお願いすることとなりますが、一層のマニアックな本作りに邁進していきますのでご理解いただければ幸いです。

 Player 編集長 北村和孝



2018年1月号はTak Matsumoto(B’z)をフィーチャー

pl_cover1801.jpg

 遂に発売された2018年1月号は待望の新作『DINOSAUR』が話題のTak Matsumoto(B’z)をフィーチャー。コリーナVを手にした松本さんがクールです。『DINOSAUR』はそのアルバムタイトルが発表された時から、絶対にロックテイストが前面に出たアルバムになるなとファンならみんな想像していたかと思います。そのアグレッシヴなギターサウンドは絶品であり、特にアニバーサリーは意識されていないということでしたが、80年代的なプレイアプローチも顔を覗かせるのでコアなTAKファンもニンマリかと思います。今作はギターに加えてアンプヘッドもいろいろと使用してみたり、新たなアレンジャーとタッグを組んでいたりと、ルーティンにならない制作体制がさすがB’zなのでした。松本孝弘さんのロングインタビューではその辺をたっぷり語っていただいたほか、『DINOSAUR』で使用されたメイン機材を美しい写真でご紹介しています。是非『DINOSAUR』を聴きながら、Playerの誌面も堪能していただけると嬉しいです。ここ最近のPlayerは特に大胆な写真使用のレイアウトにこだわっています。これはクールだ!というページがあったら切り抜いていただき、透明な下敷きに入れるなどして学校やオフィスでご活用ください。

 さらに大胆に20ページ使ってドーンと展開したのがJACKSON BROWNE。先日の来日時にインタビュー取材が実現。さらにはバンドメンバー含む弦楽器を全て撮影したのですがこの数も内容も物凄いです。こんな貴重な楽器をツアーで世界中持ち歩いているとは毎度信じがたい…。使用器のチューニングまで含めてかなりマニアックにアプローチした機材レポになっています。ちなみに取材を担当したPlayer田中と、この原稿を執筆した白井さんによるトークイベントが明日明後日とありますので、詳細はTOKYO Acoustic Gibson 3DAYS 2017|イシバシ楽器 http://www.ishibashi.co.jp/sale/tag2017/をチェック。ジャクソン・ブラウン取材のエピソードも話題になるはずです。

 最近のPlayerは洋楽取材がなかなか叶わなかったのですが、JACKSON BROWNEを筆頭に今月はそこにも力を入れました。まずは国内音楽雑誌ではおそらく最も取材してきた部類に入るであろうTOM PETTYの追悼特集。豊富な過去記事を掘り起こしての検証記事、インタビュー、さらにはそのギターコレクションの数々をたっぷりと紹介しています。追悼特集はいろんな音楽雑誌でやるでしょうが、この切り口でできるのはPlayerだけです。そしてTHE ROLLING STONESがBBCラジオ用ライブ音源をまとめた『ON AIR』をリリース。これを祝してマイク越谷氏が筆を振るってくれた解説記事、当時のブライアン・ジョーンズを筆頭とする若き日のストーンズの使用機材レポによる特集を掲載。さらには当時のストーンズについて語ったTHE NEATBEATSのMR.PANのインタビューも掲載。THE NEATBEATSもベストアルバム『BEAT DECKREC 2000-2001 COMPLETE BEST』をリリースしたので、その辺のこともうかがいました!

 HARDWARE SPECIALでは「Introducing the GIBSON 2018 MODELS」と題して、さらなる進化を遂げるギブソン2018年モデルとそのコンセプトをインタビューを交えてディープに紹介しています。メンフィスファクトリーからマイク・ヴォルツ氏とジム・リラード氏、モンタナファクトリーよりジョシュ・タボースキー氏、ドン・ラファート氏へインタビュー。それぞれかなりマニアックな視点の内容になっておりますが、これを読めばギブソンが今のギター作りをどう捕らえているかがわかります! さらに12月22日発売のPlayer別冊『FROM THE BACKSTAGE 2011-2017』のために取材した「THE ALFEE BEST HIT ALFEE 2017 秋フェスタ」の機材レポの一部分もご紹介しています。『FROM THE BACKSTAGE 2011-2017』とは異なり、弦楽器は切り抜き画像でレイアウトしてみたのでまた違った印象です。ページ獲りの都合上、センターをまたがった特殊な形になっていて恐縮ですが、計5ページにわたり話題の高見沢さんの最新シグネチャーESP SNAPPER TAKAMIY Customや、坂崎さんの最新T’s T、TSKのギターも登場します。

 インタビューではさらなるバンドの躍進を焼き付けた最新作『ダイレクトテイスト』を作り上げたTHE SLUT BANKSの4人に直撃。意外とヴィンテージ楽器も多用した作りで取材して合点がいったところも多数ありました。最新作『コラージュ』についてERIC JOHNSONの最新インタビューも取れました! これまでの音楽的アプローチを凝縮した内容になっています。そしてPlayerはGENE SIMMONSに対面取材したのです。世界を驚かせたボックスセットについて語ってくれたエクスクルーシブインタビュです。早くもベストアルバム『軌跡』をリリースした和楽器バンドがPlayer初登場。以前機材レポートはやったことがあるのですがインタビューは初めてで、ギタリスト町屋さん、ベーシスト亜沙さんがその足取りを語ってくれています。これも楽器誌じゃないとこうはならないだろうという内容です。

 そして、先月の対談特集が好評だったのでROCK対談なるページがレギュラー化。押尾コータローさんやいまみちともたかさんがゲスト参加するなど、最高のセルフカバーアルバム『Be Free』をリリースした森川美穂さんに着目。そのサウンドが生々しいバンドサウンドになった理由には、ギタリストとして参加している菅原潤子さんの存在も一因のようでした。読んでびっくりのROCK対談をご堪能ください。毎回ミュージシャンにとって欠かせない愛器を語ってもらうOpen The TREASURE BOXでは、最新アルバム『Voice of The Wind』が大好評の山本恭司さんが登場。恭司さんにとっての理想のギターをテーマにヤマハが作り上げた名器HRカスタムについて語ってもらいました。しかも写真ではそのプロトタイプをフィーチャーしています。

 センターページのTHE VINTAGE FILEでは極上の1962 FENDER Jazz Bassを紹介。某楽器店ではピンナップとして展示してくれているという噂! フォトグラファー大谷十夢治氏による美しい写真をご堪能ください。VINTAGE GUITAR ARCHIVESでは1945 GIBSON J-45を激写! ギブソンの定番アコースティックJ-45ですが、今回は特にその戦前レアスペックモデルに焦点を当てています。これはなかなかにレア中のレアです! 毎回ミュージシャンにエフェクターやアンプをガチで試奏していただいているWeapon Loverのコーナーでは、LA拠点に活躍するMILES DIVIDE唯一の日本人ギタリスト砂川和也さんが、高品質なCREWS MANIAC SOUNDのドライヴペダルの数々を試奏してくれています。

 THE LIVEではBIGMAMA、THE COLLECTORS、銀杏BOYZ、THE BACK HORN、仲井戸麗市、TOTALFAT、鈴木 茂、JULIAN LAGE &CHRIS ELDRIDGE (of Punch Brothers)のレポを掲載。スティーヴ・ローゼン氏のコラムではCARMINE APPICEとのあれこれが綴られています…と、#Player1月号 は僕がまだ一読者で特に大好きだった80年代末〜90年代初頭の記事バランスを目指しました。ここのところ洋楽取材が難航して苦労していましたが、洋楽邦楽、温故知新いろんな角度で楽しんでいただけるかと。紙媒体ならではの資料価値を松本孝弘さん取材通して今一度追究してみた1冊です! ぜひ楽器店、書店でお手に取ってみてください。

ガチの森川美穂ファンであるPlayer編集長 北村和孝


 

 

Player2017年12月号はSUGIZO × Toshl!!

pl_cover12_2017.jpg

 11月2日発売のPlayer2017年12月号はすでに話題騒然。SUGIZO × Toshl 雑誌史上初の対談が実現、撮り下ろしのカバーストーリーです。SUGIZOの最新ソロアルバム『ONENESS M』で夢のコラボレーションを展開したSUGIZO × Toshl。X JAPANの盟友同士でもある二人のエクスクルーシブ対談インタビューが掲載されています。さらにSUGIZOにはソロインタビュー取材もしており、さらにギター&ヴァイオリンレポートで話題作『ONENESS M』の魅力を掘り下げております。すべて写真はおなじみ大谷十夢治さんの撮り下ろしなのでお楽しみください。またP.6のESPの広告もこの時の撮影写真を用いたデザインなので要チェック! さらにこの表紙デザインをもとにした販促用ポストカードを希望者にプレゼントします。入手方法については http://www.player.jp/ のTOPICSをご覧ください。

sugitoshi_card_websample.png

 そしてこの号はSUGIZO × Toshlを筆頭に「楽器誌ならではのスペシャル対談号」がテーマになっています。他にはROLL-B DINOSAURを立ち上げた織田哲郎 × ダイアモンド✡ユカイ、筋肉少女帯で再結成10年を経ての意欲作を作り上げた絶好調の大槻ケンヂと橘高文彦、コラボレーションシングル「うまくやれ」でいろんな意味での新たな音楽的トライアルを行ったいまみちともたか(ヒトサライ、BARBEE BOYS) × 浜崎貴司(FLYING KIDS)、日本クラウン内に新レーベル「GEAEG RECORDS(ソミラミソ レコーズ)」をリリース、Darjeeling名義のアルバム「8芯二葉〜WinterBlend」、プロデュースを務めた川村結花「ハレルヤ」をリリースしたDr.kyOn × 佐橋佳幸(Darjeeling)、さらに今やpara de casaのレーベルメイトでありバンドメイトにもなった西恵利香 × 若林とも(CICADA)という、Playerならでの対談企画とその弦楽器レポート掲載。できるだけ他の媒体では読めない内容を意識した対談インタビューになっています。

 特集はTHE ROLLING STONES/ERIC CLAPTON/Cal Jam 17 Live Report。2大レジェンドによる最新ツアー、そしてFOO FIGHTERS主催によるロックフェス「Cal Jam 17」をそれぞれ現地からの最速ライブレポートをお届け。さらに新コーナー「プレイバック」始動。Part.1はWHITESNAKE『白蛇の紋章 サーペンス・アルバス』特集です。30周年記念エディションの発売記念して1984〜87年の動向を再検証。ヴァンデンバーグズ・ムーンキングスで新作をリリースしたばかりのエイドリアン・ヴァンデンバーグの最新インタビューを掲載。Player懐かしの記事もクローズアップした内容です。STEVEN ROSEN氏のコラムではACE FREHLEYとの取材エピソードを。

 HARDWARE SPECIALではまず「HEADWAY Guitars 40th Anniversary Special Part.3」。3号連続企画の最終回は“さらに広がるアコースティックの世界”をテーマに、現社長・八塚航のインタビューと共に躍進めざましいヘッドウェイの現行モデルの魅力に迫っています。そして「泉谷しげる meets GIBSON ACOUSTIC」では12月1〜3日に池袋で開催される「TOKYO Acoustic Gibson 3Days 2017」にイベント出演する泉谷しげるに取材。自身のヴィンテージJ-45、ハミングバード、そして最新モデルのJ-45、ハミングバードも試奏していただき愛器ギブソンを語ってもらいました。「EXPERIENCE PRS in JAPAN 2017」は3年振りに開催されるPRSの祭典を紹介。TOSHI HIKETAの最新インタビューと共にそのイベント内容に迫っています。

 毎月話題の海外バンドの機材をレポートしている看板コーナーTHE GUITARは、MR.BIGの日本武道館公演を取材。待望のニュー・アルバムを提げて3年ぶりの日本ツアーを敢行した彼らの最新機材を美しい写真で紹介しています。毎回ミュージシャンの楽器コレクションとともにその音楽人生について語っていただくMy Standardのコーナーでは、LOVEBITESとして衝撃的な完成度のアルバムを発表したばかりの美人プレイヤーmi-yaが登場。7〜8弦ギター、ベースなど弦楽器コレクションを本邦初公開。撮り下ろし写真がとにかく美しいです!

 センターページのピンナップ企画THE VINTAGE FILEは1965 FENDER Stratocaster。ミントコンディションの実に美しい65年製ストラトをご堪能ください。毎月歴史的な弦楽器について徹底的に解析、解説しているVINTAGE GUITAR ARCHIVESのコーナーでは、新しい時代のロック・ギターとして再注目された1959 GIBSON Les Paul Specialダブル・カッタウェイを徹底解説。

 毎月ミュージシャンのこの1本という愛器を語っていただいているOpen The TREASURE BOXのコーナーでは、実力派コンテンポラリー・ジャズ・ギタリスト西藤ヒロノブがPlayer初登場。自身のアイデアが盛り込まれたカスタムモデルIBANEZ The Seaが製作された理由が語られています。毎月ミュージシャンにエフェクターやアンプなどをぶっつけの真剣勝負で試奏していただくWeapon Loverのコーナーはthe mother's booth、ariel makes gloomyそれぞれで新曲を発布したベーシスト関 悠介をフィーチャー。AMPEGのニューペダルClassic Analog Bass Preamp、Scrambler Bass Overdriveの試奏レポートをお届けします。

 ライブレポートはDREAM THEATER、INORAN、NIGHT RANGER、OKAMOTO’S、ベルウッド・レコード 45周年記念コンサート、THE THREE PRINCES(Matt Schofield×Josh Smith×Kirk Fletcher)、CROSSOVER JAPAN 2017。新製品紹介ではGIBSON CUSTOM 60th Anniversary ’57 Goldtop Les Paul / ZEMAITIS A24SU DC NP Diamond / VOX Starstream Type 1-24 with DiMarzio / VARITA Soltar Exclusive Shigeru Suzuki Model / RYOGA Black Hornet Pro / MARTIN LX Ed Sheeran 3 / GIBSON ACOUSTIC J-15 Walnut Burst / GRETSCH G5021WPE Rancher Penguin,G5022CBFE Rancher Falcon / GRETSCH G9521 Style 2 Triple-O Auditorium / HEADWAY HD-115 ARS/STD / OVATION Standard Elite 12-String 2758AX/IBAVEZ SR30QB4-NTFを紹介。

 また、先月号に引き続きPlayer恒例の人気投票&アンケート「PLAYER READER’S POLL 2017 PART.2」を展開。今年も豪華景品が100名様に当たいまう。11月号Part.1に引き続きの連動企画です。本誌P.103とウェブ上で応募いただけます。今月も独自取材満載で頑張りました! ぜひPlayer12月号をお楽しみください。

お詫びと訂正

2017年Player12月号「mi-ya My Standard」の記事におきまして、P.115右下部分に誤植がありました。

製品名 
誤 NiL mi-ya Model → 正 S7G Cobra Custom7 FR/T MY 〜mi-ya MODEL〜 

内容について
誤 メイプル/マホガニーのラミネートによる特殊なスルーネック設計 → 正 メイプルとウォルナットの7ピースネックにアッシュ・ボディウィングのスルーネック設計

誤 12gで愛用 → 正 SONIC LOVER RECKLESSで愛用

この場にて訂正させていただきます。ご迷惑をおかけした読者の皆様ならびに関係各位には深くお詫び申し上げます。


Player2017年11月号はレベッカ総力特集!

PLAYER_M11.jpg

 Playerは80年代より何度とレベッカを取材してきているのですが、2015年の横浜アリーナのライブ機材レポートに続き、28年振りの全国ツアーを実現させた2017年は初のカバーストーリーでの展開となりました! 作り手のテーマとしては「楽器誌だからこそ語れる最新形レベッカ」で、ツアー千秋楽である日本武道館2デイズに張り付いて、最新機材撮影、そして楽器隊によるインタビューも実現できました。ライブ写真も本誌VINTAGE FILEやMy Standardでおなじみ、大谷十夢治さんが撮影したもので、Playerエクスクルーシブです! 写真もたっぷりと使用しているので、ぜひ最新形レベッカをご堪能ください。



 インタビューでは昨今の再結成のことはもちろん、11月にリリースされるシングル「恋に堕ちたら」についてもいち早く語っていただきました。作曲方法も80年代のときは違ったそうで、シンプルかつキャッチーなこの楽曲がギターフィーチャーな理由も明らかとなります。そうした今のレベッカを捕らえるとともに、1985〜86年当時のPlayerの記事内容も加味して『REBECCA IV〜Maybe Tomorrow』期の足取りも振り返っています。表紙にもあるようにレベッカ・サウンドの現在・過去・未来に迫るボリュームたっぷりの記事となっています。

 ハードウェア特集では究極のマーティンブック『The MARTIN D-45 and More』発売に関連して、「1969 MARTIN D-45 Cut 18」と題して、希少な再生産D-45を18カットの美しいピンナップでそのディティールを紹介するマニアックな企画記事を展開しています。『The MARTIN D-45 and More』の内容の一部分が明らかになっておりますので是非チェックしてみてください。さらに3回連続の企画「HEADWAY Guitars 40th Anniversary Special」は第2弾として、次世代を担う若いビルダー安井雅人へのインタビュー取材を行なっています。毎月話題のライブ、コンサートのライブ機材をレポートする「FROM THE BACKSTAGE」は、初のアコースティックセットで敢行されたX JAPANの最新機材をメンバー全員分たっぷりと紹介しています。アコースティックセットがゆえのいつもと一味違う機材が面白いです。そしてYOSHIKIのクリスタルピアノも最新バージョンのものだったことご存知でしたか?



 インタビューでは撮りおろし写真で、Sagoからリリースされる和嶋慎治のシグネチャーも紹介した人間椅子が登場。和嶋慎治が最新作『異次元からの咆哮』、そしてギターのこともたっぷりと語ってくれています。



さらにサマーソニックでキャッチしたFOO FIGHTERSのギタリスト、クリス&パットのギタリスト2人に直撃! 新作『コンクリート・アンド・ゴールド』のエピソードが披露されています。



また、6人編成初の作品となる『視線』をリリースしたodolにもインタビュー。ミゾベリョウ(vo,g)、森山公稀(key)、更に昨年11月に加入を果たした早川知輝(g)の3人が語ってくれました。



 毎回ミュージシャンの楽器コレクションとともにそのこだわりについて語ってもらう「My Standard」は、秘密のミーニーズのリーダー渡辺たもつが登場。古き良き時代の音と今の音を融合する秘密のミーニーズの弦楽器奏者ならではの現時点でのユニークな愛器の数々をレポート。



1stアルバム『イッツ・ノー・シークレット』 が本当に素晴らしいので、ウエストコースト系の音楽なり、はっぴいえんど、はちみつぱい系の日本語ロックが好きな人は要チェックです。また、毎回ミュージシャンの愛器1本に出会うまでのストーリーを楽器紹介とともにお伝えする「Open The TREASURE BOX」では湯野川広美をフィーチャー。ジン活動休止後、シンガーソングライターとして歩み始めた彼女がK.YAIRI JY-45Bとの出会い、そして渾身のソロアルバム『心音の樹』について語ってくれました。毎回話題のエフェクター類をミュージシャンに試奏していただく「Weapon Lover」では、最新作『BRAND NEW WORLD』が好評のGlowlampのギタリスト石井 裕が登場。XOTIC EFFECTSの定番ドライブペダルをプレイしていただいています。

 海外ミュージシャンの使用楽器変遷をレポートしてきた「WHOSE GEAR?」も遂に最終回。40年以上にわたりメタル・シーンを牽引し続けるJUDAS PRIESTの機材変遷を解説しています。また巻末のPlayer看板コーナー「THE GUITAR」は、2年振りの来日公演を行なったマシュー・スティーヴンス、ザック・ブラウンのMOOLLONギター/ベースを解説。人気のヴィンテージギターを徹底解剖している「VINTAGE GUITAR ARCHIVES」では、1958 GIBSON ES-225Tを追究。ギブソン・シンライン・フルアコースティックの人気モデルの魅力を“内面”からも迫ります。こういうことができるのもPlayerならでは。センターページの「THE VINTAGE FILE」はMARTIN 1939 000-42。超超超超超貴重なプリウォーマーティンを美しすぎるピンナップでご堪能ください。

 ライブレポートはTakamiy、CRAZY KEN BAND、STONE SOUR、RED WARRIORS、TOMMY EMMANUEL、MEW、そして佐々木 亮介(a flood of circle)、菅原 卓郎(9mm Parabellum Bullet)、山田 将司(THE BACK HORN)、村松 拓( Nothing's Carved In Stone)により行なわれた弾き語りイベント「SHIKABANE」の模様を。「NEW PRODUCTS」のコーナーではGIBSON CUSTOM(Slash Anaconda Burst Les Paul)/IBANEZ (RG8520ZE)/CHARVEL(Super Stock DK24)/CHARVEL(San Dimas Style2 HH HT OM/HH FR)/JACKSON(Gus G. Star)/JACKSON(Soloist Archtop SLAT8 MS)/MARTIN(OM-18E)/HEADWAY(HD-115 GS ATB/ARS)/SEED(Kanderbird)/RYOGA(Skater-B532)/XOTIC(OZ NOY Limited Edition AC/RC-OZ)/VEMURAM CUSTOM PEDALS(DJ1)らを試奏レポートしています。

 さらに今月号、そして12月号では恒例の人気投票&アンケート「PLAYER READER’S POLL 2017」を展開。11月号Part.1と来月12月号Part.2の連動企画で今年も豪華景品が100名に当たります! できれば2回ご参加いただけると助かります。Player2017年11月号、是非お近くの楽器店、書店さんでチェックしてみてください。よろしくお願いします。





至高の1冊『The MARTIN D-45 and More』

martind-45_cover.jpg

 アコギファンなら誰もが憧れるマーティンの名器D-45をテーマに、音楽雑誌Playerがとにかく徹底的にマーティンを追求した永久保存版の1冊を作り上げました! Player別冊『The MARTIN D-45 and More』は9ヶ月をかけて多くのマーティン・コレクターやギタリスト、専門ショップの協力の下、秘蔵コレクションの数々を撮影。しかも撮影を手掛けたのは日本を代表するギター・フォトグラファー大谷十夢治氏です。まず一般の方が目にすることはないだろう歴史的名器はレアモデルのマーティンを90本撮影、700カット近いピンナップをフィーチャー。B4サイズでその美しさをご堪能いただけます。世界に楽器を扱う雑誌社は多数ありますが、この切り口でこのクオリティのものを作れるのは、創刊50周年を迎えた音楽雑誌Playerだけと自負しております。世界初のプレミアム・マーティン・ギター・ブック『The MARTIN D-45 and More』、高価な本ではありますが一生モノの1冊。ぜひ楽器店、書店、Player On-Lineからのご注文をお待ちしております。

特設サイトはこちらです。
http://www.player.jp/themartind-45andmore/


[タイトル]「Player」2017年10月号別冊『The MARTIN D-45 and More』
[発売日]2017年9月15日(金) 好評発売中! 
※高額本ゆえ、なかなか店頭では見つけられないケースもあると思いますが、
全国の楽器店、書店でご注文いただけます。
Playerからの直販も可能です。
[本体価格]9,200円(+税)
[体裁]B4判、224頁、ハードカバー、オールカラー、シュリンク包装
[特別付録]初版本につきマーティン・オリジナル・ポストカード付(B4サイズ)を封入

T.REX総力特集のPlayer2017年10月号

PLAYER_M10.jpg

 9月2日発売のPlayer2017年10月号はマーク・ボランの生誕70周年、そしてT.レックスのデビュー50周年を記念してのT.REX総力特集です。楽器一徹五十年のPlayerとなんと同期! 1975年に行なわれた貴重なマーク・ボランのインタビュー、そしてその肉声インタビュー音源を収録したCDが付属したスペシャル号になっています。さらにこのCDには大槻啓之さんがカヴァー、アキマツネオさんがボーカルを担当した「THE GROOVER」レクチャートラックも収録! 話題のT.レックス・トリビュートアルバムを完成させたアキマさんのロングインタビューも掲載。さらにそのレコーディングで使用されたアキマさんのギター、アンプ、エフェクターの数々もレポートしたボリュームたっぷりの内容となっています。



 特集記事ではソロデビュー20周年を迎えて、2枚組のセルフカバーアルバム『INTENSE/MELLOW』を作り上げたINORANをフィーチャー。撮りおろし写真による超ロングインタビューとギターレポートを掲載。



さらにやはりデビュー20周年選手となったRIZEにも取材。JESSEとRioが最新作 『THUNDERBOLT 〜帰ってきたサンダーボルト』を語ったくれています。さらに最新リハに潜入して撮影した二人のライブギアもクローズアップ!



 HARDWARE SPECIALでは「DOWINA MASTER SERIES Debut」と題して、スロバキアのアコースティック・ギター・ブランド「ドウィナ」を詳しくご紹介。上位機種「マスター・シリーズ」のモデル解説と、同社CEOへのインタビューでその魅力に迫る! 
 そして「HEADWAY Guitars 40th Anniversary Special」はシリーズ3回の連載企画です。信州の名工、百瀬恭夫による最新インタビューをフィーチャーしつつ、改めてヘッドウェイ・ギターの魅力を再検証する特集シリーズ第一弾をお届けしています。

 INTERVIEWではこれまたデビュー20周年! 崇高な音世界を具現化させた『ROADSIDE PROPHET』をリリースしたGRAPEVINEが登場。田中和将と西川弘剛がたっぷりと語ってくれました。



 独自のエキゾッチクさを備えたロックチューン満載の最新作『遥』をリリースしたLACCO TOWERからは、松川ケイスケ、塩崎啓示、細川大介の3人がインタビューに応えています。



 The Three Princesは10月5〜7日に来日公演を行なう新進気鋭のギタリスト、ジョシュ・スミス、マット・スコフィールド、カーク・フレッチャー。来日公演を目前にそのプレイスタンスについて語っていただきました。そして久々にPlayerに登場してくれた佐野元春! THE COYOTE BANDと作り上げた強力作『MANIJU』をリリースした佐野元春にここ10年取り組んできた音楽的トライアルを、楽器誌ならではの視点でたっぷりと言及。この内容は絶対に他の音楽雑誌ではできないです。元春ファンである僕がここ10年ずっと聞きたくて温めてきたものを全てぶつけて、それに真正面から応えてくれた佐野元春が感動的であり、非常にかっこいいのでした! 何故THE COYOTE BANDと新曲を作るのか? その狙いやテーマがストレートに語られています。



 THE GUITARのコーナーではダグ・アルドリッチ擁するTHE DEAD DASIESの来日公演時の機材をレポート。さらに国内バンドの最新機材レポをお届けしているFROM THE BACKSTAGEではthe pillowsが登場。『NOOK IN THE BRAIN』ツアーでスタンバイされた最新ギアをマニアックにレポート。



  ミュージシャンの愛器コレクションを撮り下ろしによる美しい写真、ヒストリーインタビューとともに紐解くMy Standardのコーナーでは杉山清貴が初登場! 実はギター大好きの彼ならではのコレクションと、オメガトライブ時代のことも含むヒストリーインタビューが痛快です。最新アルバム『Driving Music』が新境地でとにかく最高なのですが、そのことも語っていただきました。



 海外バンドの楽器変遷をレポートするWHOSE GEAR?のコーナーではTHE ROLLING STONES完結編。ベーシックな使用機材は変わらない中で様々な新機材も登場している近年のストーンズ機材を辿ってみました! 楽器史に輝く名器を解体してディティールまで含めて徹底解析するVINTAGE GUITAR ARCHIVESでは、1961 FENDER Precision Bassに着目。ファットなトーンで人気の高いスラブボード仕様のプレシジョン・ベースの秘密が明らかになります。センターページのピンナップコーナーTHE VINTAGE FILEでも、1959/1960/1961 FENDER Precision Bassを取り上げました。抜群のコンディションによるプレベの美しい写真をご堪能ください!

 毎月ミュージシャンのメイン器に着目するとともにそれまでの楽器変遷を語っていただくOpen The TREASURE BOXでは、FEELFLIPの7弦ベーシスト(!)IKKE が初登場。愛器 IBANEZ BTB 7-stringで新たなロックバンドのスタイルを提示しているIKKEのこだわりが明らかになります。



毎月話題のエフェクター、アンプなどをミュージシャンに試奏していただくWeapon Loverのコーナーでは、ニューアルバムが目前のBUGY CRAXONEのギタリスト笈川司が登場。コストパフォーマンスに優れつつも高音質なBLACKSTAR LTシリーズのドライヴ・ペダル試奏レポートをお届けしています!



 ライブレポートではGLAY、THE ALFEE、J、04 Limited Sazabys、さらに「WORLD HAPPINESS 2017」は見開きサイズでたっぷりとレポしています。その他スティーヴン・ローゼン氏がDONALD FAGENに取材した時のエピソードを語っているコラムなどもPlayerでしか読めません。新製品紹介ではGIBSON CUSTOM(Limited Run Vic DaPra 1959 Les Paul aka “Happy Jack”) / ZEMAITIS(Z24WF FM/Z24WF KOA, Z24WF ZEBRA) / IBANEZ(RG2540MZ-TTS) / STERLING BY MUSICMAN(MAJ100) / STERLING BY MUSICMAN(JV60) / LINE 6(Variax Shuriken) / RS GUITARWORKS(Workhorse Special) / SEED(Rutile) / MARTIN(CS-CFMartinOutlaw-17) / RYOGA(Skater B-432) / DAWNER PRINCE ELECTRONICS(Boonar) / AMPEG(Classic Analog Bass Preamp, Scrambler Bass Overdrive)などを試奏、レポートしています。

 創刊50周年を迎えて、月刊の楽器誌だからできることは何か?というテーマ性に直面する機会がますます多くなりました。その一つの答えは月刊誌ではありますが、決して一月だけで賞味期限が切れるのではない永年残っていく資料価値という部分です。速報性ならばWebメディアには敵わないだろうし、プレスリリースをそのまま転載して情報が氾濫していく世の中が当たり前になった中、Playerは楽器、音楽情報を一つ一つ吟味して、50年という経験値(たとえ今のスタッフが当時から携わっている者ばかりじゃないにしろ、そのスピリッツは継承しています)というPlayerならではのフィルターを通すことで独自の記事にしています。他の楽器誌も内容的にムック化が進んでいて、一つ一つの記事のボリュームが大きくなる傾向があると思いますし、僕らもT.レックスのカバーストーリーや特集ものは以前よりもページ数を倍増させていたりしますが、雑誌としてなるべく多くの実益となる情報を掲載したいというPlayerのこだわりは不変です。ただ、音楽シーンや市場の変化により、どうしても邦楽偏重になる傾向が今年に入ってからは多いのですが、今秋からはPlayerが最も得意とするクラシックロック系の記事制作にもより力を入れていきます。まさに温故知新こそPlayerのこだわる部分です。

 創刊50周年を迎えて、「愛蔵版 THE COLLECTORS Gear Book」「WHOSE GEAR? ARCHIVE VOL.1」、そして9月15日に発売となる究極のマーティンブック「The MARTIN D-45 and More」など別冊制作にも精力化しているPlayerですが、YONDEMILLにおける電子書籍販売で「楽器の本 1976 ニューライフのための楽器カタログ」、さらに「THE GUITAR」シリーズの1〜7もリリースとなりました。今後もこういった本誌以外の企画もいろいろと発表してきます。ぜひ老舗の楽器誌ならではのこだわりをご堪能いただければ幸いです。

Player 編集長 北村和孝





Player2017年9月号はハマ・オカモト!

PLAYER_M09.jpg
 8月2日に発売となりましたPlayer2017年9月号はなんとハマ・オカモトのカバーストーリー!
 Playerのリーダーズポールのベストベーシストで近年2位に選ばれている彼ですが、1位はポール・マッカートニーですので…なかなかの偉業であります。これは何かやりたい! またこれを機に今までPlayerのような楽器誌を読んだことがない人にも読んで欲しいと企画されたのがPlayer2017年9月号なのです。ちょうどOKAMOTO'Sのニューアルバム『NO MORE MUSIC』についてのインタビューも掲載していますが、ハマ・オカモトのミュージシャン人生、そしてベースへのこだわりを語ったロングインタビューとともに、本邦初公開となるベースコレクションの一部も美しい写真で紹介。非常にマニアックなベースが多いので解説共々お楽しみいただきたいです。

 その他にもギタリスト克哉、彰をフィーチャーしたUVERworldの『TYCOON』特集、内村友美、江口亮をフィーチャーしたla la larks特集、日本武道館2デイズを行なったMUCCの機材レポ特集、 話題のシグネチャーGIBSON Shinichi Ubukata ES-355 Vintage Ebony VOSに迫る生形真一(Nothing’s Carved In Stone)インタビュー&ギターレポート、松原正樹ベストアルバム『HUMARHYTHM BEST』リリースを祝して、95年以後のメインギターコレクション、さらに南部昌江らVarita、MDのギタースタッフのインタビューを通してそのトーンの秘密に迫った「松原正樹 HUMARHYTHM GUITARS」特集、島村楽器の新ギター/ベース・ブランドRYOGAを細川大介(LACCO TOWER)の試奏でその真価に迫ったRYOGA特集など、Player2017年9月号はいつにも増して企画記事が多いです。

 インタビューではMR.BIGの新作『ディファイング・グラヴィティ』についてポール・ギルバートが語っているほか、9月15日(金)東京国際フォーラムホールAで行なわれるCROSSOVER JAPAN 2017に出演する高中正義 × 野呂一生によるスペシャル対談、初ソロアルバムが好評のYASHIROが愛器G-LIFE DSG Life-Ashを語るページ、VEMURAM CUSTOM PEDALSを宍戸翼(The Cheserasera)が試奏するWeapon Loverのコーナーなども気合十分に取材しました。

 先日発売された別冊も好評のWHO'SE GEAR?はプログレ四天王ジェネシスの70年代前半黄金期の機材変遷に着目。THE GUITARではSTINGに直撃! トレードマークのOPBを筆頭にバンドメンバー全員の弦楽器を紹介。VINTAGE GUITAR ARCHIVESのコーナーでは孤高のバースト、1959 GIBSON Les Paul Standardを取り上げました。THE VINTAGE FILEでは1964年製及び1965年製GIBSON ES-335TDの美しいピンナップをお楽しみいただけます。

Playerでは過去の別冊を電子書籍で発売、さらに9月15日には究極のD45本というべき別冊『『The MARTIN D-45 and More 〜憂愁の時を越えて蘇る美しきマーティン伝説〜』を発売するなど、創刊50周年を迎えたPlayerは今後様々なプロジェクトを展開していきますので乞うご期待!


Player2017年8月号にGLAY初登場!

PLAYER_M08.jpg

 新作『SUMMERDELICS』を引っ提げてGLAYが音楽雑誌にPlayer初登場です! 7月1日(土)発売Player2017年8月号では、TAKUROさん & HISASHIさんによる超ロングインタビュー(約16,000字!)、そして2人のこだわりのギターコレクションの一部をPlayerならではのマニアックな視点でレポートしております。

 2年8ヶ月振りの最新アルバム『SUMMERDELICS』は前作『MUSIC LIFE』に続き亀田誠治さんとタッグを組み編まれているのですが、近年のシングル曲は言わずもがな、そしてメンバー4人各々のソングライティングの持ち味が発揮された、多彩なキラーチューンが並ぶ仕上がりになりました。とにかく楽曲の完成度が高いのです!



 Playerのようなタイプの楽器誌は、楽器を通してそのミュージシャンの音楽へのアプローチ、楽器プレイやソングライティング、アレンジについて取材していくわけですが、今回のTAKUROさん、HISASHIさんのインタビューにおいては、そうした部分を大前提にしつつ“今なぜこの曲をGLAYがやるのか?”という命題に取り組んだことがたっぷりと語られています。そしてプレイアプローチに関してはなかなか言語化しづらい、メンバー同士の関係性についても語られていて、今またバンドが凄く楽しくて仕方ない状況なんだろうなっていうのが伝わってきます。

 ギターレポートもTAKUROさんの貴重なヴィンテージコレクション、さらにHISASHIさんはシグネチャーを主体とした名器の数々を美しい写真でご紹介しております。TAKUROさん、HISASHIさんの写真共々、今回もPlayer関連の写真でおなじみのカメラマン大谷十夢治さんの撮り下ろしです。せっかくカッコイイ写真が撮れたのだから!ということで、今回もポストカードプロジェクトを行ないます。是非 #Player8月号 のアピールにご協力ください。

pl0817_card_web.png

・年間購読されている方でご希望の方には“もれなく”プレゼントします。Playerまでご連絡ください。

Player On-Lineにて購入された方にももれなくプレゼントします(※本の在庫数に限りがあります)。

・ツイッター、Facebook、Instagram、ブログなどSNSをやられている方は、ぜひ#Player8月号 のタグとともにご感想を書いてくれると嬉しいです。そのURLとともに郵便番号、ご住所、お名前を明記の上、present@player.co.jpまでメールをください。

・SNSなどやられていないという方は、記事の感想などご一筆いただきpresent@player.co.jpまでメールをいただくか、〒160-0023 新宿区西新宿7-22-39興亜ビル Playerまで「GLAYポストカード希望」と書いて郵便番号、ご住所、お名前を明記してハガキなどでお送りください。SNSをやっていないお友達にお教えいただけるとありがたいです。

 メール、ハガキが到着次第、ポストカードを発送します。発送時期は7月中に行ないます。なおポストカードの数には限りがありますので、お早めにご応募ください。

 その他、#Player8月号の内容はこちら!
http://www.player.jp/item_detail/itemId,237/


 是非これを機にPlayerという音楽雑誌を手にとっていただけると嬉しいです。来月もちょっとスペシャルな内容の号を予定しております!

Player編集長 北村和孝






角松敏生 Player2017年7月号で初のカバーストーリー

PLAYER_M07.jpg

 6月2日発売されたPlayer2017年7月号は角松敏生が表紙に登場!
 デビュー35周年を迎えた2016年は恒例の横浜アリーナ公演も早々に完売、『SEA BREEZE 2016』も鮮烈だったわけですが、これに続いて2017年、自身にとって初のギターインスト作だった『SEA IS A LADY』のリメイクアルバム『SEA IS A LADY 2017』が登場するとは驚きでした。楽器誌にとってこんな絶好のチャンス、逃したら次はいつかわからないと奮いたち作り上げたPlayer2017年7月号であります。しかも『SEA IS A LADY 2017』レコーディング中にレスポールを2本ゲットしたという情報を角松メルマガで知り、これはもう何がなんでも取材するんだ!とさらにテンションが上がりました。

 今40代くらいの人なら共感してくれると思うのですが、80年代後半はFMラジオのエアチェックやレンタルレコードなども全盛で、みんな好きな曲をカセットテープに吹き込んで車で聴いたりしていたものです。インタビューにもある通り、すでにフュージョン/クロスオーバーのブームは下火になりつつあったのですが、それでもそうしたドライヴィングミュージックにカシオペア、ザ・スクエア、高中正義、そうした音楽とともに角松敏生『SEA IS A LADY』も定番でした。CMでも流れていたし曲が良かったしとても話題作だったのです。あれは10年くらい前になるのかな? 代々木体育館で行なわれたCROSSOVER JAPANで“インストの角松”が観られたことも良い想い出です(余談ですが、9月15日 (金) にCROSSOVER JAPAN 2017が行なわれるようです。角松さんは福岡公演なので残念ながら出演はないでしょうが)。

 脱線しましたが、『THE MOMENT』以後ギターインストへ傾倒していききつつあるムードを感じていたので、インタビューではそこから『SEA IS A LADY 2017』に至るまでのストーリー、そして角松ファンにとっては驚きだった“角松敏生がレスポール!?”っていうギターストーリー、もちろんムーンのシグネチャーモデルやフラクタルのアックスエフェックスUなどもたっぷり2時間語っていただきました。多分立ち読みではくらくらしてしまうくらいの文量だと思います。インタビューだけで16,000字くらいあるはずですから(笑)。そして“TOSHIKI KADOMATSU TOUR 2017 “SUMMER MEDICINE FOR YOU vol.3” 〜SEA IS A LADY〜”で使用されている機材レポート(僕のこだわりとしてティンバレスパーカッションセットも紹介したかった!)、さらに以前からお声掛けはいただいていたものの今回遂に実現した角松スタジオレポ(僕のこだわりとしてVドラムも紹介したかった!)の3本立てによる大特集です。しかも生粋の角松ファンが作った記事であります。


TOSHIKI KADOMATSU /角松敏生 『OSHI-TAO-SHITAI』from ALBUM「SEA IS A LADY 2017」


 取材におけるモチベーションとしてはもう一つ、現角松バンドのドラマーが山本真央樹さんというのもありました。一昨年のサンプラを観に行った時にドラマーが変わっていて、しかも彼の名前を聞いて大変驚いたのであります。しかもその時のMCで山本恭司さんと食事したとおっしゃっていて、“どこで接点が!?”とずーっと不思議に思っていたんですね。インタビューではそこについても語られています。僕が初めて山本真央樹さんのドラミングを観たのは山本恭司さんのソロライブだったのですが、当時彼はまだ高校生だったはず。その後、彼はDEZOLVEというフュージョンバンドを結成するのですが(2枚アルバム出していますがいずれも素晴らしい!)、そのフュージョンバンド仲間であるATHLETIX(MR.FUSION)、LUCAといった20代の若手プレイヤー達と話していると、フツーに「SEA LINE」がどうたらとか『SEA IS A LADY』の話が出てくるのです。歌ものだったりVOCALANDや映画音楽のプロデュースなどとはまた違う、ギターインストとしての角松敏生が独自に広がっていた系譜があるのだなとその時知りまして、それも今回の取材のヒントになっています。

pl_card_websample.png

 写真はすべて大谷十夢治さんの撮り下ろしです! 凄く綺麗な写真が撮れたので販促用ポストカードを作りました。僕にとっては角松さんをフィーチャーしたPlayerは大きな勝負でもありますので、ぜひ角松ファンの皆さんにお力をいただきたいのです。http://www.player.jp/ に要項が書いてありますが、SNSやブログなどで記事の感想を書いて拡散していただけませんでしょうか? そのURLなりスクリーンショット、そして郵便番号、ご住所、お名前を present@player.co.jp にお送りいただければ後日ポストカードをお送りします。
 
 また、インターネット環境がないというお問い合わせもすでにお電話でいただいておりますが、その場合はハガキ(値上がり直後で恐縮ですが…)に軽く記事の感想を書いてPlayer(160-0023 新宿区西新宿7-22-39興亜ビル9F Player 北村宛)までお送りいただければ同様に後日ポストカードをお送りします。是非お友達でインターネットはやっていないという方がいらっしゃったら教えていただけると助かります。

 相当の気合いを込めて作り上げたPlayer7月号、同世代は勿論、メロディアスなギターインストが好きというみなさんに是非読んでいただきたいです。是非ともよろしくお願いします。

2017.6.3追記
 インタビュー中、数行ながらもどうしても収まらない部分があって泣く泣くカットした部分がありました。「LOVIN′YOU」で吉沢梨絵さんがコーラスで参加した経緯なのですが、こちらに掲載させていただきます。

 「LOVIN′YOU」では久々に吉沢梨絵さんの歌声も聴けますね。
角松敏生:35周年ライブで久々に再会して一緒にデュエットして、“これからもいろいろやろうね”って盛り上がっています。レコーディングで元々の「LOVIN′YOU」を聴き返したら、オクターブ上に誰かいるんですよ。“この時女性コーラスなんていなかったのにな…”って思ったら、ジャドーズの藤沢秀樹くんのファルセットだったんですよ(笑)。今回は女性でいきたかったので梨絵ちゃんに声かけたら“喜んで!”と言ってくれて。35周年の流れから繋がっている象徴的な感じだと思って楽しくやりました。

Player 編集長 北村和孝


エレファントカシマシがPlayer2017年5月号表紙に登場

PLAYER_M05.jpg

 デビュー30周年を迎えたエレファントカシマシ。3月21日(火)リリースのベストアルバム『30th Anniversary「All Time Best Album THE FIGHTING MAN」』も好セールスを記録中。バンド史上初となる全国都道府県を回るツアー「30th ANIVERSARY TOUR 2017 “THE FIGHTING MAN”」の開催も話題となっている。

 4月1日発売の音楽雑誌Player2017年5月号では遂にエレファントカシマシがカバーストーリーに登場。写真は「THE VINTAGE FILE」や「My Standard」「THE GUITAR」などの撮影で楽器ファンにはおなじみ、フォトグラファー大谷十夢治氏による撮り下ろしとなっており、「30th ANIVERSARY TOUR 2017 “THE FIGHTING MAN”」で使用される彼らの愛器の数々も網羅。美しい写真とPlayerならではの解説で紹介している。なお大谷十夢治氏も生粋のエレファントカシマシファンであり、いつにも増してテンションの高いフォトセッションとなったので、ぜひ写真にはご期待いただきたい。

 ところでPlayer2017年5月号カバーストーリーのテーマは“誰も読んだことがないエレファントカシマシ”である。普段はどうしても宮本浩次の魅力的なキャラクターやソングライティングを語られがちな傾向があるが、Playerでは“楽器誌”という王道フォーマットならではの取材を敢行した。宮本浩次、そして石森敏行、高緑成治、冨永義之の楽器隊によるそれぞれのインタビューを行ない、彼らが入手、使用してきた楽器変遷によりエレファントカシマシの30年に迫っている。取材時のリアクションだとこうしたタイプの質問が次々に浴びせられるのは、4人にとっても新鮮だった模様。

 ミュージシャンが音楽を生むにはいろんな要因がある。そこにはメッセージ性なりその時の精神性なり理念なりがあるし、逆に説明不能なひらめきだったり偶然性が面白い作品を作り上げることもあるだろう。そして、楽器を弾かない人にはひょっとしたら想像つかない部分かもしれないが、その楽器を手にすることで生まれる音楽もある。衝撃を受けた楽曲を弾きたい、もしくは弾いたことからインスパイアされるものが最終的に名曲として仕上がったり、また様々な楽器を手にすることでプロミュージシャンとしてスキルアップしていくというプロセスは、実は一般的な音楽雑誌では意外と語られることがない。が、先述の精神性といった部分と同じくらい、ミュージシャンにとって使用楽器にはそれを使う大きな理由がある。

 エレファントカシマシにももちろんそういったストーリーがあったが、今までそこを徹底的にフィーチャーした記事はなかったと思う。僕自身、エレファントカシマシのファンであり、デビュー当時から彼らの記事が載っている雑誌なり書籍なり、ラジオやテレビ番組などもチェックしてきたが、楽器にフォーカスした内容のものを読んだことがない。Player2017年5月号のエレファントカシマシ特集は、そうした個人的な関心も手伝い、またアニバーサリータイミングで総括取材的なアプローチができるタイミングだったこともあり、他の媒体とは明らかに切り口の違う資料価値たっぷりの記事を作り上げることができた。楽器との出会いにより育まれたエレファントカシマシの音楽性、そしてその歴史が紐解かれた、コアファン必読の内容に仕上がっている。これはPlayerという一貫して楽器とミュージシャンの相互関係に着目する雑誌だからできた記事だとも思う。ぜひエレファントカシマシのファンを自認する方にはどんな手段でもいいから一度手に取っていただきたい、と切望する。

 なお音楽雑誌Player2017年5月号はその他にも、小倉博和の新作とヴィンテージ・マーティンの特集、神保 彰×川口千里によるドラマー対談、THE DOOBIE BROTHERS、MICHAEL SCHENKER、ドレスコーズ、空想委員会、ウソツキのインタビュー、ギターサミット2017(渡辺香津美 SUGIZO 沖仁)、JEFF BECKやJOURNEYの機材レポート、ハヤシ(POLYSICS)のギターコレクション&インタビューなど、洋邦新旧問わずの独自の記事が満載の内容となっている。

 これを機に楽器誌に触れていただき、ミュージシャンがこだわりの楽器を手にすることで生まれる音楽のマジックにも着目してみてほしい。Player2017年5月号は全国の楽器店、書店で2017年4月1日(土)に発売。乞うご期待! 
Player 編集長 北村和孝

JEFF BECK SPECIAL デビュー50周年を迎えたジェフ・ベック!

1704cover.jpg
2016年7月にリリースされた新作『ラウド・ヘイラー』は新たなメンバーを迎えて制作された新境地と言えるアルバムになった。そこに参加した女性ミュージシャン、ロージー・ボーンズとカーメン・ヴァンデンバーグの2人を携えた待望の来日公演が行なわれた。デビュー50周年を迎えて新たなスタイルで注目を集めたライブとメンバー全員の機材レポート、そして来日公演の奇跡を辿る!

■2017 JAPAN LIVE of J.B. Report
新作を携えて、ボーンズの2人とジミー・ホールも参加した来日公演のライブレポート。

■J.B. VISIT TO JAPAN Biography
1973年に初来日公演を行ったジェフ・ベック。その来日公演の軌跡を辿ってみた!

■2017 LIVE GEARS Report
ジェフのニュー・ストラトキャスターが登場! メンバー全員の機材を詳細にレポートした!


JEFF BECK SETLIST 2017.1.30 東京・国際フォーラム ホールA

01.ザ・レヴォリューション・ウィル・ビー・テレヴァイズド
02.フリーウェイ・ジャム
03.ロニー・オン・ザ・ムーヴ
04.リヴ・イン・ザ・ダーク
05.ザ・バラッド・オブ・ザ・ジャージー・ワイヴズ
06.ユー・ノウ・ユー・ノウ
07.モーニング・デュー
08.ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム
09.ビッグ・ブロック
10.悲しみの恋人達
11.O.I.L.
12.サッグス・クラブ
13.スケアード・フォー・ザ・チルドレン
14.ベックス・ボレロ
15.蒼き風
16.リトル・ブラウン・バード
17.迷信
18.ライト・ナウ

アンコール
19.グッドバイ・ポーク・パイ・ハット
  〜ブラッシュ・ウィズ・ザ・ブルース
20.ア・デイ・イン・ザ・ライフ
21.ゴーイング・ダウン

ジェフ・ベック(g)
ロンダ・スミス(b)
ジョナサン・ジョセフ(ds)
ロージー・ボーンズ(vo)
カーメン・ヴァンデンバーグ(g)
ジミー・ホール(vo)


今回の来日タイミングで最新作『ラウド・ヘイラー』のスペシャル・エディションも発売。最新ライヴ音源3曲を追加収録した日本限定のツアー・エディションとなる。

ジェフCD1.jpg
ジェフ・ベック ラウド・ヘイラー(スペシャル・エディション) WPCR-17637 2月1日 2,593円(税抜)


17.4月号でカバーストーリー掲載

お詫びと訂正

PLAYER_M03 のコピー.jpg

■お詫びと訂正

Player2017年3月号「Tak Matsumoto & Daniel Ho」カバーストーリーにおける松本孝弘さんのインタビュー内容におきまして、新作『Electric Island, Acoustic Sea』収録曲の「Wander Blues」と「Adrenaline UP!」のエピソードが一部混在して誤って表記しておりました。

*P.17 中央の段一番下の見出し
誤:「Wander Blues」はまさに共作って感じの1曲ですね → 正:「Adrenaline UP!」はまさに共作って感じの1曲ですね

*P.18 16行目
誤:「Wander Blues」は何拍子なんですか? → 正:「Adrenaline UP!」は何拍子なんですか?

*P.18 下から19行目
誤:「Wander Blues」のダニエルさんは〜 → 正:「Adrenaline UP!」のダニエルさんは〜

この場にて、関係者の皆様並びに読者の皆様にお詫びするとともに訂正させていただきます。

Tak Matsumoto & Daniel Ho特集のPlayer3月号

PLAYER_M03 のコピー.jpg

2月2日発売Player2017年3月号はコラボレーションアルバムが話題の
Tak Matsumoto & Daniel Hoのカバーストーリー。
二人のインタビューと松本孝弘の最新ギターレポートで
『Electric Island, Acoustic Sea』の魅力に迫りました!

その他インタビューではONE OK ROCK、INABA / SALAS、高見沢俊彦、
MUCC、BLUE ENCOUNTと大物がズラリ。
ちょっと邦楽寄りの内容ではありますが豪華ミュージシャンを相手に、
Playerならではのマニアックなインタビューがお楽しみいただけます。

FROM THE BACKSTAGEでは布袋寅泰のNHKホール公演の機材レポ、
アニメもスタートした「BanG Dream!」のバンドプロジェクト
Poppin’ Partyの機材レポとインタビューも掲載。
WHOSE GEARでは1980〜90年代のジェフ・ベックの使用機材を辿りました。
THE GUITARでは昨年11月に来日公演を果たした
アンディ・ティモンズとマイク・ダーンの最新ライブ機材をレポートしています。

ハードウェア特集は3本立て。
BOSS Compact Pedal 40th Anniversary特集、
IBANEZ RG/SR 30th Anniversary特集、
そしてスイスで生まれた革新的な新世代ギターRELISH GUITARSの特集でも
高見沢俊彦のインタビューを掲載。
SPECIAL FEATUREは下記にもある通り、
2016〜2017年に日本デビューの海外新人アーティスト特集。
若き新人からシーンでキャリアを積んだ実力派まで、
15アーティストをピックアップしています。

全国の楽器店、書店で発売になりますので
Player3月号をよろしくお願いします!
『愛蔵版 THE COLLECTORS Gear Book』も鋭意制作中!!!









ブルース新作を完成したストーンズ! KEITH RICHARDS SPECIAL

THE FRIENDSHIP of K.R. with E.C.

前作から11年振りになるザ・ローリング・ストーンズの新作『ブルー&ロンサム』が発売された。メンバー平均年齢71歳を超えて新たにレコーディングしたのは、60年代英国のギタリスト達に浸透し、まさにストーンズ〜キース・リチャーズのルーツである“ブルース”カバーだ。そのレコーディングには、やはりブルースとギターを通じてキースと交友を続けるエリック・クラプトンも参加。その交友を軸に、バンドのギタリストであり続けるキース・リチャーズ特集を掲載!

1702cover2.jpg

■THE FRIENDSHIP of K.R. with E.C. Story
デビュー前からストーンズのメンバーと交流が始まったエリック・クラプトン。その後、現在まで続くキースとエリックの交友を辿る!

■1985 KEITH RICHARDS Interview
キース・リチャーズの伝説的武勇伝が広まった80年代。1985年に行なわれた単独アーカイブ・インタビューを掲載。キースの会話を丸ごと収録したインタビュー音声も特別付録CDに収録!

■BROWN SUGAR Lecture Talk
エリック・クラプトンが参加した「ブラウン・シュガー」のオルタネイトバージョンを、カバー再現した大槻啓之氏に訊く。カバートラックは特別付録CDに収録!

■K.R. TERECASTER“MICOWBER” Crose-up
1970年12月、キース27歳の誕生日にエリックから贈られたブラックガードのテレキャスター。ミカウバーを徹底追及してみた!

■特別付録CD収録コンテンツ
1.BROWN SUGAR Lecture Track
2.1985 KEITH RICHARDS Interview Audio


ブルースとエレキギター。現代ロック黎明期の1960年代後半ブリティッシュシーンからキース・リチャーズとエリック・クラプトンの交友は始まった。その軌跡を映像で辿ってみると・・・

ストーンズが企画したTVショー『ロックンロール・サーカス』は、1968年に収録されたものの長年お蔵入りになっていた(現在はオフィシャル映像が発売されている)。そこで結成されたスーパーバンドがダーティ・マックで、メンバーはジョン・レノン(vo,g)、キース・リチャーズ(b)、エリック・クラプトン(g)、ミッチ・ミッチェル(ds)の4人。そしてビートルズの「ヤー・ブルース」を演奏しているが、このときキースはベースを担当している。


こちらが80年代に制作されたチャック・ベリーのドキュメンタリー映画『ヘイル! ヘイル! ロックンロール』(87年)でのリハーサル風景。キース、エリックとチャック・ベリーのセッションの様子がわかる。


こちらは2013年にNYマディソン・スクエア・ガーデンで行なわれた「クロスロード・ギター・フェスティバル」にサプライズ出演したキース・リチャーズ。エリックの定番曲でもある「キー・トゥ・ザ・ハイウェイ」で共演。


そして、こちらが今回レクチャーカバーして特別付録CDに収録した、エリック参加の「ブラウン・シュガー」。2015年に発売された『スティッキー・フィンガーズ〈デラックス・エディション〉』にオフィシャル収録されているが、ちなみに「ブラウン・シュガー」はシングル・モノバージョン、アルバム・ステレオバージョンでテイクが違い、このエリック参加バージョンを含めると少なくとも3バージョンがあることになる。バッキングがキース、ソロはミック・テイラー、エリックはスライドギターをプレイしている。



ストーンズCD.jpg
ストーンズ展開.jpg
ザ・ローリング・ストーンズ ブルー&ロンサム ユニバーサルミュージック 12月2日 UICY-15588 1CD 2,500円(税抜) UICY-78026 DX盤 7,000円(税抜)

ストーンズAP.jpg

17.2月号(12/29発売)のカバーストーリーで掲載

11月2日(水)発売のPlayer12月号は[Alexandros]の表紙巻頭特集!

PLAYER_M12.jpg

Player12月号では11月9日(水)に通算6枚目のオリジナル・アルバム『EXIST!』をリリースする[Alexandros]の表紙巻頭特集を展開! メンバー全員に行なったソロインタビューとアルバム・レコーディングでも使用された機材を含む愛器たちを全16ページで徹底レポート。楽曲制作、レコーディング・エピソード、プレイアプローチ、サウンドメイクのこだわり、切り開かれた新境地などなど、各々の視点から語る傑作完成までの過程に迫ります。表紙はもちろん、見開きで大きく掲載する集合ショットやそれぞれのソロショットも圧巻のカッコ良さに仕上がりました! 

present.jpg
読者プレゼントとして直筆サイン入りチェキを2名様に。初めてPlayerを手にする方も、じっくりと特集をご堪能の上、記事の感想を一言添えていただき、「Player」プレゼント/レターズ受付を参照の上、是非ともご応募を!

LED ZEPPELIN なんとZEPリイシュー第5弾発売!

monthly.jpg
 2014年〜2015年にリリースされたレッド・ツェッペリンのスペシャル・リイシューの第5弾となる『コンプリートBBCライヴ』が発売された。今回はデビュー直後の1969年と1971年に英国BBC放送のために録音された『BBCライヴ』(97年発売)の完全版だ。そこにはライブバンドとしてのテンション感に溢れた初期ZEPの魅力が詰まっている。こちらは『コンプリートBBCセッションズ』の販促PV。もちろんナレーションなど入っていません。


 こちらが『コンプリートBBCセッションズ』収録の「強き二人の愛」のPV。スタジオ盤とは違うテイクでモノクロ・コラージュが当時のブリティッシュロックを彷彿!


 1997年に『BBCライヴ』が初出された時のインタビューでメンバーはこう語っている。
 1969年と1971年のテープを再び聴いて感慨もひとしおだったことでしょう。具体的にどんなことを思い出しましたか?
ロバート「今となってはすべてが古臭いね。オーディエンスはおとなしい。技術スタッフは手際が良くない。ピート・ドラモンド(当時のBBCのディスクジョッキー)か誰かが出てきて「間もなく神聖な瞬間が訪れます」みたいな雰囲気で厳かな口調で静かにオレたちを紹介をするんだ。当時はたとえ小さくても、れっきとした劇場で演奏するとなるとある種の堅苦しさがあった。ああいう雰囲気にオーディエンスのほうも少しビビッていたと思う。肩にリボンを付けている案内係なんかがいたからね」
ジミー「建物のある特定の部分だけ見せられて、あとは、シーッ、お静かに!」
ロバート「消灯の時間です」
ジミー「それに音の跳ね返りのない小さなクラブで演奏するのとは違って、録音はしているし後で放送されることになっているし、浴びるスポットライトの量がはるかに多かった。観客はとてもおとなしく、一部の曲は聴いたことがなかっただろう。それでもきちんとしたショーをやっているうちに、オーディエンスとバンドの間に絆が生じて徐々にバイブレーションが出来上がっていった」
 BBCコンサートの客席にはどういう人が来ていたのですか?
ロバート「コンサートがあることは、その1週間前に告知されたんだよね?」
ジミー「そう。郵送でチケットを申し込んでいたんだ」
ロバート「「アラウンド・ザ・ホーン」(1965〜68年にBBCラジオで放送されていたお笑い番組)の時と同じ。この番組ほど面白くはなかったけどさ」

当時のTV収録に興味のある方はこちらもどうぞ。1969年のデンマークTV出演のスタジオライブ映像だが、初期ZEPサウンドの魅力は密室で生まれたデッドサウンドだったことがわかる。


 カバーストーリーではリイシュー紹介に併せて、ZEP公認の米国トリビュートバンド、レッド・ツェッパゲインで活躍するJIMMY SAKURAIの機材も掲載。謎に包まれたジミー・ペイジの機材を徹底検証し、プロレベルでのモディファイを実現、更に米国でも機材調達されている。言うまでもなくそれらはジミー・ペイジ同様の機材になるのだが、そのこだわりは明らかにファンの領域を超越。こちらは杢もそっくりでキズまであるNo.1!
JSguitar.jpg

■コンプリートBBCライヴ 9月16日 ワーナーミュージック・ジャパン
ZEPCD.jpg
デラックス・エディション WPCR-17506〜8 3CD 3,300円(税抜)   

ZEPDX.jpg
デラックス・エディション WPJR-10012〜6 5LP 11,000円(税抜)

ZEPCD.jpg
スーパー・デラックス・エディション WPZR-30740〜8 3CD+5LP 28,000円(税抜)

2016年11月号(10/2発売)でカバーストーリー掲載

hideカバーストーリーの2016年10月号は9月2日(金)発売

PLAYER_M10.jpg

Player2016年10月号は9月2日(金)発売です。
表紙はなんとhide! 以前イベント用に会場限定表紙バージョンというのを作ったことはありつつ、カバーストーリーとしてのhide特集号はPlayerでは初です。

 7月18日舞浜アンフィシアターにて行なわれた“hide presents MIX LEMONeD JELLY 2016”をレポートするほか、その参加アーティスト代表として、ZEPPET STORE、t.o.L、SPEED OF LIGHTS、KNOCK OUT MONKEYのインタビューも掲載。さらに10月より3D映画化により蘇る『3D LIVE MOVIE "PSYENCE A GO GO"〜20 years from 1996〜』の最速レポも掲載。当時のhideの使用ギターレポも絡めて、今振り返ると信じられないほどのエポックメイキングな出来事が起きたhideの1996年を再検証。単なる懐古主義ではなくて、今もなお続いているhideムーヴメントの現在をまとめるという視点で作り上げた記事です。ぜひお楽しみください。

 さらに最新アルバム『AVANTGARDE』を作り上げたlynch.の全員インタビュー&ギアレポートによる特集、他にインタビューではCharロングインタビュー後編、PAUL GILBERT、K.A.Z(VAMPS/OBLIVION DUST)、初登場04 Limited Sazabys、TRAINを掲載。毎年恒例WACKEN OPEN AIR 2016のライブレポやALBERT LEEのTHE GUITAR、ZAKK WYLDEのギター遍歴をまとめたフーズギア、細川大介(LACCO TOWER)のギター&ギアコレクション&ヒストリーインタビュー、相対性理論で武道館公演を行った永井聖一の最新ギター&ギアレポート&エクスクルーシブインタビュー、TWEEDEES沖井礼二の愛器リッケンベース、Chihanaのドブロに着目したOpen The TREASURE BOX二本立てなど、Playerでしか読めない記事が満載です。

 また、楽器関係の記事ではこだわり満載ショップ・オリジナル・モデル特集として池部楽器店編。イケベならではの着眼点によるスペシャルオーダーモデルの数々をレポート。そして8月5〜7日の3日間にわたり御茶ノ水ソラシティで催された楽器イベント「拡大版 御茶の水大楽器祭り」の模様もレポートしました。TAKUMIがアコースティックエンジニアリングとタッグを組み作り上げたレコーディングスタジオへ潜入したレポも掲載。今多くのギタリスト達に愛される1969 GIBSON SG Standard の魅力に迫ったヴィンテージギターアーカイヴスなど、資料価値の高い記事もお楽しみいただけます。

 9月2日発売Player2016年10月号のチェックをよろしくお願いします!

祝・デビュー40周年! Char大特集掲載!!

monthly.jpg
2015年に還暦を祝したCharが、2016年6月にデビュー40周年を迎えた。デビュー前からスモーキー・メディスンやスタジオワークでギタリストとして知られたCharが、1976年6月にソロアーティストとしてのキャリアをスタート。その活動は時代毎に変化していくものの、本質を貫きながら現在まで続いている。そんなCharの40年に及ぶキャリアを振り返る超ロングインタビュー特集を16.9月号で掲載。そのキャリアを映像で追ってみると・・・

まずこちらが昨年行なわれた『ROCK十 EVE -Live at Nippon Budokan-』のトレイラー。豪華ゲスト陣に目を見張る!


1978年にTV出演したときの映像。裸足の若きロックギタリストが「闘牛士」でお茶の間を震撼させた。


1984年、ピンク・クラウドでのTV出演映像。さすが番長グループならではの「Drive Me Nuts」が迫力満点!


1996年、デビュー25周年の武道館公演映像。ドラムはジム・コープリーが担当していた。


1999年に行なわれたエリック・クラプトン「クロスロード・センター」のチャリティ・ライブ。ジェフ・ベックのギターで「Jeff’s Boogie」弾くChar。


2005年、サイドプロジェクトの中では異色の面白さを放った故・石田長生とのデュオ、BAHO。名ネタ「3弦ベンチャーズ」!


そして還暦を迎えてなお輝き続ける「SMOKY」アット・武道館映像。



■ロングインタビュー抜粋

ソロデビューについて
「俺はCharというバンドを作ったつもりだった。準とロバートとジョージとジェリー(・マゴシアン)、この4人がいるといろんなことが出来た。表現もインターナショナルだったし、インスパイアを受けて自分のスキルも上げられたからね。この日米混合チームは早すぎたかもしれないけれど、バンドとしてもう2枚くらい作ってやりたかった。でもプロダクションとかレコード会社はそうじゃなくて、“売れないロック”でしかなかった」

JL&C〜PINK CLOUD
「考えたら全員20代で、ジョニーとマーちゃんとスタジオに入ったんだけど、クリームやヘンドリックスをやろうとは思わなかった。それよりトリオとしての正しい形を作りたかった。もちろん、やろうと思えばそういうのも出来る人達だけど、当時で言えばボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズが出て来て、それをマーちゃんと新宿厚生年金会館に観に行って、それまでの外タレとは違うインスパイアを受けていたから。ベンチャーズやブルースで始まったものがそこで壊されたんだよ」

『PSYCHE』
「スモーキー・スタジオにいたエンジニアと『PSYCHE』『PSYCHE U』(88年)になっていく音源を作り出した。そこで徹底的に機械を使って自分で演奏してね。トリオで挑戦するピンク・クラウドとは正反対なんだけど、そこで久々に自分のアレンジ能力がわかった。ホーンやストリングスのこと、リズムセクションや音の定位のこと、そこでどうやってギターをカッコよく聴かせられるか。そうしたら最初にロバートたちと組んだバンドで培ったものが一気に出た。俺、ギターだけ弾けるんじゃなかったって(笑)」

PSYCHEDLIX
「アン・ルイスとの縁だよ。『LA SAISON D’AMOUR』(82年)ではイギリス人のバンドだった。それは俺もテレビで観ていて、こいつら見た目と違って巧いな、本物だと思っていた。そうしたらドラムは元アップで、ジェフ・ベックとやったこともあるって。俺がロンドンから帰って来てレコーディングしているときにアンが、「Charの音楽にはジムとかが合っているよね」って連絡してくれた。それでジムがジャズ・ロッホリーを連れて来たんだよ」

ユニバーサル期
「レコード会社の意図したやり方ではやっぱりマーケットに乗れなかったわけで、でもそれ以外のところはちゃんと残った。自分勝手に言えばちゃんと作っておいてよかったなと思う。その時期でもジム・コープリーとやっていて、ロンドンと東京でのやり取りもあったからそれをレコード会社の元でやっていた。イギリスにも行って、99%ギターインストの『Sacred Hills〜聖なる丘〜』とかも作った。俺の唯一のインストアルバムなんだけど、すごく興味深いものになった」

ZICCA期
「昔と違って今は実態が加速度的に変わっている。インフラとか、ツールとか、在り方そのものまで。ある種ぎりぎりのところまで来ているのかなと思うよ。レコード会社とかプロデューサーとかディレクターとかいう問題じゃなくて、自分が何をしたいのか、発信したいのかなんだよ。要するにアナログなことが出来ればもう大丈夫なんだよ(笑)。大きなシステムとスタッフだけじゃ、何も出来ないからね。それは音楽に限らずそうだよ」

7187.jpg
Photo by TOMUJI OHTANI

16.9月号でカバーストーリー掲載

待望の新作が完成した! JEFF BECK

PLAYER_M08.jpg
 遂にジェフ・ベックの新作『ラウド・ヘイラー』が発売される! そこにはロージー・ボーンズとカーメン・ヴァンデンヴァーグという若き女性ボーカリストとギタリストが迎えられ、全11曲中9曲がボーカル・チューンとなっている。その聴き応えはラジカルでパワフル、まさにロックアルバムといえる仕上がりだ。間もなく発売される新作を巡ってカバー特集を掲載!

JB Ross Halfin.jpg
Photo by ROSS HALFIN

『ラウド・ヘイラー』には全11曲が収録されている。ジェフ曰く、1月に曲作りを始めて最初の3日間で5曲を書き上げてしまったそうで、かなり速いペースで完成することになった。このアルバムについてジェフが語っているのは、「ギターオタク・アルバムにはしたくなかった」ということだ。「昔のようにベーシックな作風に戻りたかった。1960年代にジミ・ヘンドリックスがやっていたようにね」
 第1期ジェフ・ベック・グループやジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスがデビューした1960年代後半、彼らはギターヒーローだったのと同時にメインストリームのポップスターだった。彼らはシングルチャートの上位を賑わせていたし、彼らのライブの最前列には、その音楽にあわせて踊る若い女性ファンが多数いた。ギタリストの指先を凝視したり足下のペダルをスマホで撮影するマニアも大事なファン層には違いないが、自分の音楽をマニア向けではなくメインストリーム・ポップ/ロックとして再定義したのが『ラウド・ヘイラー』ということだ。
 これが既にiTune StoreでDLが開始されているジェフの新曲「リヴ・イン・ザ・ダーク」。ロージーのボーカルをフロントにしたサウンドの感触がわかる。


 今回抜擢されたロージーとカーメンの2人はロンドンでBONESとして活動している。オフィシャルサイト http://www.bonesbandbones.com では彼女達のPVを観ることも出来る。


 こちらはBONESのライブ映像。ザ・キルズやザ・デッド・ウェザー、PJハーヴェイなどを彷彿させる!


 BONESは2014年に活動を開始、ザ・クークスやスカンク・アナンシー、PVRISのツアーサポートを務めるなど、急激に支持を得てきたバンドだ。2015年にはロンドン・ゲイ・プライドでライブを披露するなど、LGBTシーンでも知名度を拡げている。ジェフとのコラボレーションの後には初のリーダーアルバム、そして某日本人アーティストとのコラボレーションも噂されるなど、UKロックの新しい時代を切り開くニューホープとして期待されている。彼女たちは『ラウド・ヘイラー』リリース後から始まるバディ・ガイとのツアーにも参加するようだ。そして今年の11月に日本で初開催される「クラシックロックアワード2016+ライヴパフォーマンス」にもジェフ・ベックが出演することが決定している!

日時:2016年11月11日(金)
会場:東京・両国国技館
時間:17:00開場 18:00開演(予定)
出演・チケットの詳細についてはオフィシャルサイト / チケットぴあ参照。
■オフィシャルサイト http://classicrockawards.jp/
■チケットぴあ http://t.pia.jp/music/ygk/

ジェフCD.jpg
ラウド・ヘイラー ワーナーミュージック・ジャパン CD WPCR-17361 7月15日 2,500円(税抜)


16.8月号でカバーストーリー掲載

私はまだやり続ける! ERIC CLAPTON

PLAYER_M07.jpg
70代を迎えたエリック・クラプトン。かねてから公言していたツアー活動に終止符を打ったわけだが、昨年のニューヨーク、ロンドン公演に次いで、この日本でも武道館5回という特別公演を行ってくれた。そして新作『アイ・スティル・ドゥ』もリリース。つまりキャリアを重ねたクラプトンならではの活動スタイルが新たに始まったというわけだ!

こちらは新作から「スパイラル」のPV。イラストを交えたサイケデリック調。


こちらは新作に関するトレイラー。本人コメントもあり。


ECAP.jpg
Photo by DAVE KAPLAN

カバーストーリーではターニングポイントとなる日本公演レポート&新作ストーリー、武道館に飛び入りしたエド・シーランのクローズアップ、長年クラプトンを招聘するUDO音楽事務所とギターテクニシャン/ダン・ダーンレイのインタビュー、ステージ使用機材(THE GUITAR掲載)、そして新作を巡って行われたプロデューサー/グリン・ジョンズとクラプトンのユーモラスなディスカッションを6大特集してみた! 

クラプトンCD.jpg
エリック・クラプトン アイ・スティル・ドゥ ユニバーサルミュージック CD UICP-1173 2,808円(税込)

16.7月号でカバーストーリー掲載

9mm Parabellum Ballet 初の巻頭表紙特集で新境地の傑作に迫る!

PLAYER_M06のコピー.jpg

5月2日(月)発売のPlayer6月号では、9mm Parabellum Bulletを表紙巻頭特集をトータル16ページで展開! 4月27日(水)に自主レーベル“Sazanga Records”と日本コロムビア内のレーベル“TRIAD”とのタッグでリリースされた6thアルバム『Waltz on Life Line』を本誌ならではのマニアックな切り口で紐解いていく。


9mm Parabellum Bullet 「Lost!!」

特集は“Solo Interview×4”と“Gear Report”の2部構成。パート1となる“Solo Interview×4”では、菅原卓郎(vo,g)、滝 善充(g)、中村和彦(b)、かみじょうちひろ(ds)の各メンバーにソロインタビューを敢行。それぞれが作曲・プロデュースを手掛けた『Waltz on Life Line』を、デモ制作の手法や過程、プレイ・アプローチにサウンドメイク、使用機材まで多角的に迫り、メンバー1人あたり約6,000文字×4のトータル約24,000字のロングインタビューとして完成した。

9mmBrI.jpg
ESP Bricoleur(菅原卓郎)
表紙はもちろん、メンバーのソロカットから機材写真まで掲載カットはすべて大谷十夢治氏による撮り下ろし。

パート2の“Gear Report”では『Waltz on Life Line』のレコーディングでも使用されたお馴染みのメイン機材を筆頭に、滝が昨年後半からのステージで手にしているソニック・ブルーのESP Suffer、中村のPJレイアウトのESPカスタムオーダー・ベース、ヘッドストックやネック裏まで漆黒に染められたESP“無題”など、2015年以降に導入された新兵器も解説。その他、菅原が普段ステージで使用することのないギターや、かみじょうちひろのシンメトリーな2バス・セット、弦楽器隊のアンプ&エフェクターも掲載。こちらもトータル10,000字越えのボリュームたっぷりのテキストになっている。

9mmJK.jpg
9mm Parabellum Bullet
ワルツ・オン・ザ・ライフ・ライン
サザンガレコーズ/トライアド 4月27日
通常盤(CD) COCP-39538 2,800円(税抜)
初回限定盤(CD+DVD) COZP-1155〜6 3,800円(税抜)
アナログ盤 COJA-9304 3,800円(税抜)

Tak Matsumoto『enigma』 徹底追及

PLAYER_M05.jpg
 いよいよ4月6日、その全貌が明らかになるTak Matsumotoのニューアルバム『enigma』。
さらなる音楽活動の高みを目指すとともに、インストゥルメンタルのさらなる可能性を追求した今作、おそらく楽器誌はみんな大きな記事制作を狙っていると思うのですが、4月2日発売2016年Player5月号もカバーストーリーで『enigma』 を徹底追及しています。『enigma』レビュー+ロングインタビュー+レコーディングギアレポートで14頁という増ページ企画! もうじきリリースされる『enigma』を聴きながらお楽しみいただけると嬉しいです。


松本孝弘 / Message on his brand new album “enigma”


 今作もこだわりのギターがたっぷり投入されており、良質なチューブアンプサウンドの魅力満載のトーンが存分に味わえます。『enigma』と聴き比べると、前作『New Horizon』はややウェットでメローなアルバムだったかもしれません。そんな感想を抱くほどに『enigma』はロックテイストも重厚です。特に冒頭のタイトル曲「enigma」からして、ミステリアスなムード漂うアルペジオで幕を上げるインパクトたっぷりの曲。謎や暗号器といった意味を含む“enigma”というイメージに見事に合致します。結果的に松本さんが今作の作品作りを通して考えてきたテーマ性が凝縮されている一曲です。さらに面白いのはこの「enigma」の遺伝子と言いますか、全編にわたりどこかしらでそのモチーフなり音色が顔を覗かせるようなトータリティ。アルバム1枚通しての聴き応えが重厚です。作曲エピソードから使用ギターのこと、参加ミュージシャンのことなど、いろいろとお話いただいたので、2016年Player5月号のTak Matsumotoカバーストーリー、是非是非お楽しみ下さい!


Player2016年5月号はTak Matsumotoカバーストーリー!

PLAYER_M05.jpg

 いよいよ4月6日、その全貌が明らかになるTak Matsumotoのニューアルバム『enigma』。おそらく楽器誌はみんな大きな記事制作を狙っていると思うのですが、4月2日発売2016年Player5月号もカバーストーリーで『enigma』 を徹底追及しています。『enigma』レビュー+ロングインタビュー+レコーディングギアレポートで14頁という増ページ企画! 
 今週末の発売をお楽しみに!

DREAM THEATER スケール観アップの新作完成!

1604cover.jpg
ドリーム・シアターの最新作『ジ・アストニッシング』が完成した。前作『ドリーム・シアター』から2年4カ月という順調なスパンで完成したこのアルバムは、デヴィッド・キャンベルをプロデューサーに迎えてオーケストラを起用したダブルコンセプトアルバムとなり、プログレとメタルの境界をさらに押し広げている。新作ではアコースティック・ギターもより多くプレイしたというジョン・ペトルーシの録り下ろしインタビューを中心に『ジ・アストニッシング』特集を掲載!

ドリームAP.jpg
 2015年10月、未来の冒険の旅が始まった。ドリーム・シアターのメーリングリストで送られてきたメッセージは“間もなく道は分かれる。賢く選択するがいい”というもので、我々は大北アメリカ帝国とレイヴンスキル反乱軍のどちらかを選択することが出来た。
 そして彼らの公式ウェブサイトに、不思議なストーリーが綴られ始めた。それは西暦2285年の未来世界を舞台にした物語で、NOMAC(ノイズマシンの略)の出す機械音楽のみが許された社会において、音楽を歌い奏でる才能を持った“選ばれし者”ガブリエルが民衆の支持を得ていくさまを描いていた。人々は彼を“ジ・アストニッシング=驚異なる者”と呼んだ。救世主の噂を聞きつけたナファリアス皇帝は、その真偽を確かめるべく、ガブリエルの住むレイヴンスキルに向かう。それに同行したフェイス王女はガブリエルの歌声を聴いて、恋に落ちるのだった。

 これが新作『ジ・アストニッシング』のオフィシャル・トレイラー。大仰で映画のようなナレーションがドリーム・シアターらしい!


 そしてこちらは先行リーダーとラックとなった「ザ・ギフト・オブ・ミュージック」のトレイラー。絶妙なアレンジの楽曲、そしてメンバー全員の演奏テクニックが高いのは言うまでもない。


 ドリーム・シアターは多くのコンセプトアルバムを出してきましたが、新作は1999年の『メトロポリス・パート2:シーズン・フロム・ア・メモリー』 以来のロックオペラ作品ですね。かなり野心的な試みです。
 この作品でいちばん大変だったのはどれだけ音楽を入れるかってことだった。なにしろ俺たちはアルバム2枚分の音楽を書いていたからね。だから物語を書くことからすべての音楽を書いてすべての歌詞を書くことまで、もちろんすべてをレコーディングしてミキシングするまで、何もかもがいつもの2倍長くかかった。ほんとに、ほんとにやることがいっぱいあったよ。全アルバムをオーケストラと合唱団のためにアレンジしたんだ。実にたくさんの音楽とたくさんのスコアさ。34曲もあるから、書くべき歌詞もいっぱいあるし、歌うべきこともいっぱいあるわけで。
 そのプロセスにどのようにアプローチしたんですか?
 すべてのことをストーリーボードに描くような実にきちんとしたやり方で、それを何度も何度もやり直し、書き直しながら進めていったんだ。だから最初のうちは、慣れるようになるまでしばらく頭を掻きむしっていたよ。
 新作ではギターにどのようにアプローチしましたか? サウンドでたくさん実験的なことをしたんでしょうか?
 オリジナルのSFファンタジー小説に基づいているし、アルバム2枚分の長さだから、このアルバムではたくさんの危険を犯しているんだ。新しい音楽満載だし、本物のオーケストラや本物の合唱団も入っているしね。実に多くの冒険をしていて、いろんなことがドリーム・シアターの規範から外れているからこそ、ドラムやギターといったバンドのコアなサウンドは、それでもドリーム・シアターっぽく聴こえるようにするためにしっかり基礎を固める必要があると思ったんだ。だから俺に心掛けたことがあるとすれば「ギターはヘヴィでバリバリいうようにしておこう。俺のソロの音は自分が心地よく思えて慣れたもの、俺のシグネチャーっぽいものにしておこう」って感じだね。
 多くの素晴らしいギターソロが聴けますが、ソロで心掛けていることは?
 いつも「音楽にとってそのときいちばん大切なこと」を考えている。それはつながりなんだ。自分の身の回りで起こっていることに音楽的つながりを持つことなんだよ。君がリードプレイヤーだったとしたら、そこにピタリとはまりたいと思うし、リスナーに苦労の跡が感じられないような音を聴かせたいと思うはずだ。そうしてこそ、真の音楽体験になるはずだから。

ドリームCD.jpg
ドリーム・シアター ジ・アストニッシング ワーナーミュージック・ジャパン 2CD WPCR-17071〜2 3,314円(税抜)

2016年4月号(3/2発売)でカバーストーリー掲載

BRUCE SPRINGSTEEN 80年代のロックを切り開いたボス!

1603cover.jpg
 80年代の米国ロックを切り開いたブルース・スプリングスティーン。米国でチャート1位を獲得した『ザ・リバー』への注目は日本にも大きな影響を及ぼし、数多くのフォロワーを生んだ。その発売35年を記念して『ザ・リバー・ボックス』が発売。このアルバムを巡るカバーストーリーでは、当時のロックシーンに大きな衝撃を与えたことのわかるアーカイブ・インタビュー、『ザ・リバー』の全貌がわかるボックスの解説、そしてボスのギター機材レビューを掲載。

ブルースAP.jpg
 ボスにとって初の全米1位を獲得した『ザ・リバー』は、1979年に完成した1枚のアルバム(『The Ties That Bind』)をリリースせず、さらにもう1枚分のアルバムを完成させ、2枚組みというボリュームで『ザ・リバー』として発売された。そこには“ロックンロール”と“バラード”という2面性が内包され、そのエピソードは日本でも話題になった。ボスは当時のインタビューで、この2枚についてこう語っている。
「『ザ・リバー』を作ったとき、俺は世の中がパラドックスそのものだという事実を受け入れようとした。世の中そういうものなんだと。だから、パラドックスをどうにかする唯一の方法はそれと共生することなんだ」
「今回はそれをやりたかった。特に相反する感情を抱えて生きたいと思っていた。というのも、俺はいつもなんだかおかしな形で『闇に吠える街』的なマテリアルに傾倒しがちなんだ。1979年にアルバムを出さなかったのは、それがそこにあるっていうリアルな感じがしなかったから。それは、物事の本質とか物事の仕組についてのより大きな像を捉えられるような何かだって感じがしていたんだ。だから、そういうものを抱えて生きることを身につけようとしてみたのさ」
             ◎
 こちらは1980年のアリゾナ公演での「表通りに飛び出して」。今聴くと80年代ロックンロールの原型にも思える。


 同じくアリゾナ公演での「ザ・リバー」。ロックバラードとはまさに!


 そしてこちらが『ザ・リバー・ボックス』の海外トレイラーだ。


ブルースBOX.jpg
ブルース展開.jpg
○CD1+2:『ザ・リバー』(2枚組デジタルリマスター)
○CD3:『ザ・リバー・シングル・アルバム』(幻の未発表作)
○CD4:『ザ・リバー・アウトテイクス』(未収録曲22曲)
○DVD1:『ザ・メイキング・オブ・ザ・リバー:ザ・タイズ・ザット・バインド』(60分ドキュメンタリー)
○DVD2+3:『ザ・リバー・ツアー・ライヴ1980』(未発表ライヴ映像)
ザ・リバー・ボックス ソニーミュージック 4CD+2BD SICP-4606〜11 20,000円(税抜) 4CD+3DVD SICP-4612〜18 18,000円(税抜)

2016年3月号(2/2発売)でカバーストーリー掲載

ERIC CLAPTON 日本武道館特別公演が4月に行われる!

クラプトン.jpg
Photo by George Chin

 70歳を迎えてワールドツアーに区切りをつけたエリック・クラプトン。そして2015年のマディソン・スクエア・ガーデン、ロイヤル・アルバート・ホールに次ぐ、日本武道館特別公演が4月に行われる。70歳記念となるライブを、日本との深い繋がりを築いてきた武道館で行うことはクラプトンにとっても大きな意義がある。新たな活動へのターニングポイントとなるこの特別公演には大きな期待が集まっている。

 こちらは2015年に行われたロイヤル・アルバート・ホール公演の「アイ・ショット・ザ・シェリフ」。おなじみのスティーヴ・ガッド(ds)、ネイザン・イースト(b)のリズムセクションをバックにブルージーなギターを弾くクラプトン。


 こちらは「いとしのレイラ」のアンプラグド・バージョン。もうひとつの定番だ。


 今回の武道館公演のメンバーには、スティーヴ・ガッドとネイザン・イーストは参加せず、クリス・ステイントン(key)、アンディ・フェアウェザー・ロウ(g)、ミッシェル・ジョン(cho)、シャロン・ホワイト(cho)、ヘンリー・スピネッティ(ds)、デイヴ・ブロンズ(b)、ポール・キャラック(key)から成るバンドがクラプトンを支える。ヘンリー・スピネッティとデイヴ・ブロンズもクラプトンのレコーディングやツアーに参加したメンバーだが、14年3月8日にニューオーリンズのジャズ&へリテッジ・フェスティヴァルに出演したメンバーでもある。70歳を超え、ファンに知られた顔ぶれで行われるクラプトンの武道館公演に期待!

■来日公演スケジュール 4/13(水)、4/15(金)、4/16(土)、4/18(月)、4/19(火)日本武道館 [問]ウドー音楽事務所 udo.jp

2016年3月号(2/2発売)にレコメンデーション掲載

斉藤和義 最新シグネチャーモデル完成!

1602cover.jpg

通算18枚目のオリジナル・アルバム『風の果てまで』を完成させ、現在は追加公演として発表された日本武道館2DAYSも含めた約半年間にわたる全国ツアー真っただ中。9thアルバム『NOWHERE LAND』(03年)のレコーディング、14年末に展開されたライブハウス・ツアー「KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2014 “RUMBLE HORSES"」でタッグを組んだドラマー、チャーリー・ドレイトンやローリング・ストーンズのサポート・メンバーとしても知られるダリル・ジョーンズらと共にLAレコーディングで編み上げた世界観は、堀江博久(key)、玉田豊夢(ds)、山口寛雄(b)、真壁陽平(g)という一新されたツアーメンバーで新たな輝きを伴い、全国各地のオーディエンスを魅了している。更に2014年末から度々ステージで使用され、ファンの間では詳細が待たれていた最新シグネチャーモデル“Kazuyoshi Saito J-160E”が遂に完成。去る11月末から全国の楽器小売店にて販売がスタートしている。現在発売中のPlayer2月号のカバーストーリーではツアー・リハーサル中の斉藤和義にアルバム・レコーディング、ツアーメンバー、KS J-160Eに迫っている。



KS J-160E製品版はもちろんのこと、2本のプロトタイプ、近年レコーディング/ステージでの使用頻度の高いギブソン・ギターも徹底解説。ミニハムへの傾倒が窺えるレスポール・デラックスやカスタマイズのほどこされたシグネチャー・レスポール・スタンダードのプロトタイプ2号機など、最新のギターサウンドに対するモードが読み取れる内容だ。

NEAL SCHON 2月に初のソロ名義でジャパンツアーを開催!

ショーンAP.jpg
 ニール・ショーンが2016年2月に行うジャパンツアーは、彼にとって初めてのヘッドライナーとなるソロツアーである。ジャーニーのギタリストとして世界中のスタジアムやアリーナを満員にしてきたニールは、バッド・イングリッシュやHSASなどの別プロジェクトでのライブを除くと、そのステージ人生の大半をバンドに捧げてきた。彼はソロ名義でもこれまで9枚のアルバムを発表してきたが、ソロツアーを行う機会はなかった。それが遂に実現することになった。
「今、プレイする候補曲のリストを作っているところだよ。最新ソロアルバム『ヴォルテックス』は2枚組だし、これまで9枚のソロ作を出してきて、他のバンドでもやってきたからたくさん候補曲がある。新曲やカバーもプレイするかも知れない。ただ言えることは、おびただしい量のギターを聴けることだ。メロディアスなリードも弾くし、ヘヴィな速弾きもある。マイルス・デイヴィスがジョン・マクラフリンとやった『ビッチェズ・ブリュー』『イン・ア・サイレント・ウェイ』みたいな、アバンギャルドな即興プレイも弾くつもりだ」

 こちらが最新作『ヴォルテックス』収録の「エル・マタドア」。サンタナを彷彿させるラテンタッチでエレアコも弾いている。


こちらは「レディ“M”」。ジェフ・ベックも彷彿させるギターオリエンテッドな楽曲は一聴の価値あり!


 来日メンバーにはジャーニー全盛期を共にしたスティーヴ・スミス(ds)が参加。残念ながら予定されていたランディ・ジャクソン(b)はマイルス・ショーン(g,b)に変更。イゴール・レン(key)を加えた4人編成になる予定だ。

■来日公演スケジュール 2/8(月)名古屋・ダイアモンドホール 2/9(火)-10(水)EXシアター六本木 2/12(金)大阪・なんばHatch  [問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999  http://www.udo.co.jp/Artists/NealSchon/index.html#nagoya


ショーンCD.jpg
ヴォルテックス ビクター・エンタテインメント CD VICP-75151〜2 発売中 3,400円(税抜)

2016年2月号(12/29発売)にインタビュー掲載

JIMI HENDRIX 永久保存版! ジミヘン没後45年特集

1601cover.jpg

 1966年に渡英、ライブ活動を開始すると同時にビートルズ、ストーンズ、エリック・クラプトン、ジェフ・ベック、ザ・フーなどのブリティッシュロック勢の度肝を抜いたジミ・ヘンドリックス。それは同時に“ロックギター”の誕生ともなった。そしてジミはわずか4年足らずの期間に大きな歴史を刻み、1970年9月18日に死亡した。2015年は没後45年となるわけだが、生前最後に行われたインタビュー音声を特別付録CDに収録。完全翻訳も掲載して、ロックギターの大きな礎を残したジミ・ヘンドリックスを大特集してみた!
特別付録CD.jpg

 特別付録CDにはジミの最後のインタビュー音声を収録。約30分の会話は至って良好なコンディションだ。そしてジミはこう語っている。
              ◎
 ワイト島コンサート(1970年8月)の前に、それが大成功したらしばらくその方向で進み続けるつもりだと発言したそうですが、実際のところワイト島コンサートの結果には満足しましたか?
 あの時、あそこでは俺はかなり混乱していたので、あのギグをベースに自分の未来を定められるようなチャンスはなかったよ。「イギリス国歌(ゴッド・セイヴ・ザ・クイーン)」を演奏した時を除いてね(笑いながら歌う)。つまり仕事をひとつこなしただけで、自分のすべてをその後の予定に賭けることなんて出来ないよ。俺は皆が俺たちの演奏を気に入ってくれるかなあって思いながら、ワイト島で演奏することが出来るだけで嬉しかった。で、気に入ってもらえたら、当然活動を続けてそれを形にしようとするだろうなあ。
 ビリー・コックスはもうバンドにはいないのですね。
 ああ(笑)。
 ということは、何をやるのであれ新しいベースプレイヤーを見つける必要があるわけですね。
 うん。俺もそう思っている。
 また小人数のユニットを作る予定ですか? それとも、もっと大きな編成のものを作るつもりなのですか?
 どうなるかなあ。また小さなグループを作ることになると思うよ。でも決めるのは難しい。出来るなら両方持ちたいよ。普段は小さいほうをツアーに利用して、時々大所帯のバンドでもツアーをやりたい。でも成り行き次第かな。回りの連中が何を欲しているのかを知るのが難しい時もある。俺はただ感じるままにやり続けるだけさ。でも今はそれが出来ない。何も感じられないからだ。あれこれあって、今は少し落ち着いてじっくり考える必要がある。
 次にはどんなアルバムが出る予定なのでしょうか?
「ホライズン」という曲が入る予定だ。ここと地平線の間にあるものを歌ったものだ。精神的混乱について歌った「ルーム・フル・オブ・ミラーズ」もある。頭の中の壊れた鏡とはそのことだ。それから「アストロ・マン」という曲もある。心が平和な状態で生きることについて歌っている。アストロ・マンは人間をバラバラの状態にしてしまうんだ。「ヴァレー・オブ・ネプチューン・アライジング」という曲もある。でも、こうした曲はサイケデリックなのかなあ? 俺はこの言葉が何を意味しているのかよくわかってないし、口から出て来る言葉が本当に頭の中で考えていることとは違う時もあるだろ。
             ◎
 特別付録CDには「パープル・ヘイズ」のレクチャートラックも収録。ジミヘンおなじみの楽曲だが、今回は1970年7月に行われた「アトランタ・ポップ・フェスティバル」のテイクを採用した。


 メンバーはジミ・ヘンドリックス(g,vo)、ビリー・コックス(b)、ミッチ・ミッチェル(ds)のトリオによるもの。「アトランタ・ポップ・フェスティバル」の完全盤CDは9月にソニーミュージックから発売されている。そしてこのライブを解説して制作された米国ドキュメンタリー映像「エレクトリック・チャーチ」も12月23日にソニーミュージックから発売される!
 この「パープル・ヘイズ」のトラック制作はギタリストの大槻啓之氏が担当。ジミ・ヘンドリックス関連ギアとして話題を呼んでいるコルグ・ニューヴァイブ、定番でもあるロジャー・メイヤーのオクタヴィアとクラシック・ファズもレクチャートラックで使用してみた!

アトランタCD.jpg
フリーダム〜アトランタ・ポップ・フェスティヴァル ソニーミュージック 2CD SICP-4530〜31 発売中 3,600円(税抜)

エレクトリックDVD.jpg
エレクトリック・チャーチ〜アトランタ・ポップ・フェスティヴァル ソニーミュージック DVD SIBP-266 12月23日 4,700円(税抜)

ニューヴァイヴ.jpg
KORG Nuvibe VIBRATO CHORUS EFFECTOR [価格]55,000円(税抜) [問]株式会社コルグ http://www.korg.com/jp/

オクタヴィア.jpg
ROGER MAYER Octavia [価格]30,000円(税抜) [問]日本エレクトロ・ハーモニックス株式会社 http://www.electroharmonix.co.jp/

クラシックファズ.jpg
ROGER MAYER Classic Fuzz [価格]30,000円(税抜) [問]日本エレクトロ・ハーモニックス株式会社 http://www.electroharmonix.co.jp/

2016年1月号(12/2発売)でカバーストーリー掲載

Player12月号の表紙はThe Birthday!

1512cover.jpg
11月2日発売のPlayer12月号のカバーストーリーはThe Birthday。
通算8枚目のオリジナル・アルバム『BLOOD AND LOVE CIRCUS』に関するロングインタビューと、初のベスト・アルバム『GOLD TRASH』完全生産限定豪華盤に付帯する100Pのフォトブックに掲載されているメンバーのコレクションの中から厳選した機材を徹底解説。
結成10周年の節目を経たバンドの現在と足跡に迫るトータル14Pの総力特集だ。



チバユウスケのテネシアン/テネシーローズなどのグレッチ・ギターはもちろんのこと、近年レコーディングでの使用頻度が多くなっているL's TRUSTのマリア、ヒライハルキがアルバム・レコーディング後に購入したフェンダー・ジャズベース、クハラカズユキのドラム・セットも近年のメインだけでなく、TMGE時代からのセットも掲載している。

tbd.jpg
Photo by TOMUJI OHTANI

11月1日(日)からは来年の3月まで続く計38公演の全国ツアーの真っただ中!

The Birthday「BLOOD AND LOVE CIRCUS TOUR 2015-2016
2015年11月1日(日)神奈川県 Yokohama Bay Hall
2015年11月7日(土)群馬県 高崎club FLEEZ
2015年11月8日(日)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
2015年11月12日(木)京都府 磔磔
2015年11月13日(金)兵庫県 チキンジョージ
2015年11月15日(日)和歌山県 和歌山SHELTER
2015年11月20日(金)北海道 北見オニオンホール
2015年11月21日(土)北海道 CASINO DRIVE
2015年11月23日(月・祝)北海道 小樽GOLDSTONE
2015年11月27日(金)静岡県 SOUND SHOWER ark
2015年11月29日(日)岐阜県 CLUB ROOTS
2015年12月3日(木)広島県 福山Cable
2015年12月5日(土)高知県 X-pt.
2015年12月6日(日)愛媛県 niihama Jeandore
2015年12月10日(木)佐賀県 SAGA GEILS
2015年12月12日(土)大分県 T.O.P.S Bitts HALL
2015年12月13日(日)宮崎県 MIYAZAKI WEATHERKING
2015年12月18日(金)沖縄県 桜坂セントラル
2016年1月16日(土)広島県 広島CLUB QUATTRO
2016年1月17日(日)岡山県 CRAZYMAMA KINGDOM
2016年1月19日(火)鳥取県 米子 AZTiC laughs
2016年1月23日(土)茨城県 mito LIGHT HOUSE
2016年1月24日(日)神奈川県 CLUB CITTA'
2016年1月30日(土)三重県 M'AXA
2016年1月31日(日)滋賀県 SHIGA U★STONE
2016年2月6日(土)岩手県 Club Change WAVE
2016年2月7日(日)福島県 clubSONICiwaki
2016年2月11日(木・祝)新潟県 新潟LOTS
2016年2月13日(土)富山県 MAIRO
2016年2月14日(日)石川県 金沢EIGHT HALL
2016年2月17日(水)青森県 Mag-Net
2016年2月18日(木)宮城県 Rensa
2016年2月20日(土)北海道 サッポロファクトリーホール
2016年2月27日(土)福岡県 Zepp Fukuoka
2016年3月4日(金)愛知県 Zepp Nagoya
2016年3月5日(土)大阪府 Zepp Namba
2016年3月9日(水)東京都 Zepp DiverCity TOKYO
2016年3月10日(木)東京都 Zepp DiverCity TOKYO

KEITH RICHARDS 23年振りの新作『クロスアイド・ハート』が完成!

1511cover.jpg
 キース・リチャーズ現役! 23年振りとなる新作ソロアルバム『クロスアイド・ハート』が急遽、ユニバーサルミュージックからリリースされた! 50周年プロジェクト以降も「ZIP CODE TOUR」を行うストーンズだが、今まさにキースの現役を示す新作はスティーヴ・ジョーダンとタッグを組み、ワディ・ワクテル、アイヴァン・ネヴィルなどエクスペンシヴ・ワイノーズのメンバー、ストーンズでもおなじみだった故ボビー・キーズ、ラリー・キャンベル、そしてノラ・ジョーンズなどのミュージシャンたちも参加して完成された。
 こちらがアルバム収録の「トラブル」のオーディオ。キースらしいとしか言いようがないロックンロール・トラックだ。


 こちらはモーガン・ネヴィル監督によるキースのすべてに迫るドキュメンタリー「アンダー・ザ・インフルエンス」のトレーラー。元気なキースの姿も確認できる。


キースAP-Mark Seliger.jpg
Photo by MARK SELIGER

 以下は新作に関するキースのオフィシャル・コメント。音楽に対するリスペクトが新作に反映されていることは言うまでもない。
 新作はデルタブルースやシカゴブルース、レゲエ、カントリーと多岐に渡っています。
キース:うん、様々な音楽が入っている。別に意図的にそうしたわけじゃないけど、スティーヴ(・ジョーダン)と一緒にプレイしていて、俺たちは世界中のありとあらゆる音楽から影響を受けているってことを痛感したね。そして突然、そういう様々な音楽をプレイしていることに気づいた。ある種の音楽をプレイしている人たち、そしてそういう音楽に敬意を表するようなアルバムを作りたかった。ある意味、俺が今までに聴いてきた音楽に対して感謝の気持ちを表したかったってことだ。
 これらはあなたが大好きな音楽です。そういう意味ではこの新作はあなたの人生そのものという感じがしますが。
キース:その通りだよ。世界のどこに行っても、ジャマイカの音楽とか、ブルースとか、そういう音楽に常に魅了されてきた。俺は曲を書くときに、“これはヒットするだろうな”というようなことだけを考えて書くことが出来ない。常に自分の中に影響を受けてきた音楽があって、それを人に伝えていきたいという気持ちで書いている。それがミュージシャン魂ってやつだと思うけど。ロバート・ジョンソンや、レッドベリー、グレゴリー・アイザックスや、他にも多くの人たちがいるけれど、メインはこの人たちに敬意を表したいと思った。俺はこれらの人たち音楽を聴いて、その結果こういう音楽を作ったということさ。それこそが『クロスアイド・ハート(Crosseyed Heart)』なんだ。
 『メイン・オフェンダー』やローリング・ストーンズのアルバム以上に、このアルバムにはかなりの愛が詰まっていますね。
キース:俺は愛することが大好きだからね。そして音楽はその感情を伝達するには最高の手段だと思う。絵画や他の芸術と比べて。映画や映像でもそういう感情は表現出来るけれど、音楽というのはもっとも国際的な伝達方法なんじゃないかな。世界のどこにおいても。音楽で感情やフィーリングを表現できるということに惹かれている、その気持ちを表わしたくてたまらなくなる。俺はこう感じているけれど、他の奴はこう感じているかもしれないとかね。

キースCD.jpg
キース・リチャーズ クロスアイド・ハート ユニバーサルミュージック CD UICY-15429 9月18日 2,500円(税抜)

2015年11月号(10/2発売)でカバーストーリー掲載

横山健 待望のPlayer初表紙!

1510cover.jpg


Ken Yokoyama「A Beautiful Song」

 Ken Yokoyamaのニューアルバム『Sentimental Trash』は、改めて横山健のソングライターとしての幅広さなり、メロディメイカーとしての資質をたっぷりと見せつけてくれた作品である。そしてその質感はこれまでのアルバムと少々異なる。まるで第二のデビューアルバムを作り上げたかのようなみずみずしさとフレッシュさを感じる。震災以後は特に強いメッセージ性を発してきた横山でありその姿勢は今作も健在ながらも、彼の音楽への欲求がここにきてより深く、ピュアなものになっているのがうかがえるのだ。そしてそこには使用ギターが大きく影
響している。横山健と言えば、ソリッドタイプのエレクトリック・ギターを追求してきたイメージが強いが、近年はセミアコ、フルアコなど、いわゆる箱ものと称されるギターもメインでプレイしており話題となっている。そして遂にはグレッチから日本人初のシグネチャー・モデルとなる“Kenny Falcon”のリリースも9月中旬に決定。さらにアーニーボール弦を使用しだしたり、ジム・ダンロップからこれまた日本人初となるシグネチャー・ピックも発売された。傑作ニューアルバム『Sentimental Trash』においても、より自由に音楽家としての欲求のままに音を編み、等身大の自身から生まれてくるメッセージ性を込めたソングライティングをしており、まさに現在の横山健の音楽愛、楽器愛があふれまくっている印象なのである。9月2日発売のPlayer10月号では、遂に初となるカバーストーリーが実現! まさにその音楽愛、楽器愛をたっぷりと語っていただいた。さらには『Sentimental Trash』のレコーディングで活躍した愛器コレクションの多くを、『Player』ならではの切り口で紹介している。


Ken Yokoyama「I Won’t Turn Off My Radio」

 Ken Yokoyamaのニューアルバム『Sentimental Trash』は、ちょっぴり情けない歌詞とカウペルを用いたドラムビートが印象的なパワーナンバー「Dream Of You」で幕が上がる、Ken Bandならではの疾走感あふれるシャープなバンドサウンドと、ハーモニーもたっぷりのメロディアスな楽曲が目白押しの1枚だ。とりわけ「I Don’t Care」「Mama,Let Me Come Home」など辛辣なメッセージソングも並ぶ中、“オレ達は何を 残してやれる? 次の世代に 生まれてくる新しくて罪のない命のために”と歌い上げる「One Last Time」は、とりわけ現在の横山健の心情がストレートに歌われている気がするし、Ken Yokoyama流「ラジオスターの悲劇」とも言える、シングル「I Won’t Turn Off My Radio」も痛快だ。はたまた「A Beautiful Song」ではストリングスを導入したまさに泣きのバラードに仕上がっていたり、谷中敦(東京スカパラダイスオーケストラ)のバリトンサックスをフィーチャーした「Roll The Dice」、レゲエビートの「Pressure Drop」、横山健の優しい歌い口が胸に残る「Yellow Trash Blues」では、クランチトーンを主体とした最新型Ken Bandのサウンドが堪能できたりと、『Sentimental Trash』はとにかく聴きどころが満載。そして今まで聴いたことがないKen Yokoyamaの音も随所で堪能できる。まさに新たな創作のタームに入った1枚と言えるだろう。そしてこれらの創作意欲に大きな影響を与えたのがグレッチなりギブソンなりの箱もののトーン。ソリッドギターとはまた違う、横山健の飽くなきギターの追求が想像以上の大きな変化を呼び寄せたのだ。そう、『Sentimental Trash』は、彼の新たなギターストーリーが生んだ傑作アルバムと言ってもいいのかもしれない。グレッチ初の日本人シグネチャー・モデルとして製作された新たな愛器“Kenny Falcon”についてのレポートも楽器誌先駆けて掲載。勿論、ギターの魅力をたっぷりと語ってくれた横山健のロングインタビューをお楽しみいただけるPlayer10月号、どうぞよろしく!

長渕 剛 富士山麓で10万人オールナイト・ライヴをやる!

1509cover.jpg
 昨年9月18日、富士の裾野にある「ふもとっぱら」で「長渕剛10万人オールナイト・ライヴ2015 in 富士山麓」を行うことを発表した長渕剛。震災復興支援活動の中から長渕本人の中に芽生えた祈りが、“オールナイト・ライヴ”という形に結実されるわけだが、その開催日の8月22日が間近に迫っている! 長渕剛とクルーとバンドメンバー、そして10万人のオーディエンスがともに作り上げる野外のオールナイト・ライヴ。それは今日のフェスとはまったく違うものになる。その到達点に向かう長渕剛とバンドのメンバーたちの意気込みを特集してみた!

 こちらは昨年のアリーナツアーのPV。日米混合バンドでの白熱のステージの様子がわかる。


 富士山のオールナイト・ライヴをやるきっかけは震災にあった。それを長渕はこう語った。「ターニングポイントは4年前の震災だった。音楽家としては震災に深く関与させてもらって、原発の問題にしても自然災害の問題にしても、かなり深刻に捉えている。自分の活動の一環としてきちっと表現するのはまだまだだねぇ…。4年前、死にたい程に生きたかった連中がどれほどいただろうかと思って現地に行ったとき、残された遺族の人たちと対峙させてもらって強烈なものを感じました。その時「死する程に生きたいのだ」という死者の響きは、表現者としての僕自身の感性をものすごい拳で下から突き上げました」

 そしてこちらが富士山オールナイトへの導入曲となる「富士の国」のPV。士気を高める歌が心に響き渡る!


 「ふもとっぱらで西側から見る富士というのは、母の山そのもので非常に美しいんです。そこに雲ひとつかからず、東から日が昇ってくると山頂にピカーっと光が現れる。八方に日が差し込んできて、僕らに希望の矢を刺すかのような灯火を見せてくれる。ふもとっぱらの裾野に行ったら、広い大地から母が両手を広げて「おいで」と言ってくれている感じがしたんですよ。そこに僕たちを含めた民衆が集まって「10万人がひとつの束になって霊峰富士に対して祈ろう」という気持ちが僕の中に湧き上がった。それが今回のオールナイト・ライヴで、さあハッピーに歌おうぜという形に変わっただけの話でして、元々は祈りたいです、僕は。なんて祈りたいかというと「幸せになりてー!」って祈り、叫びたい」

■ライブスケジュール 8月22日(土) ふもとっぱら [問]長渕剛オフィシャルサイト http://www.nagabuchi.or.jp キョードー東京 http://www.kyodotokyo.com/fujifumoto


2015年8月号(7/2発売)でカバーストーリー掲載。

ERIC CLAPTON ついに70歳を迎えたクラプトン!

1508cover.jpg
 1945年に生誕したエリック・クラプトンが、今年の3月30日で満70歳を迎えた。それを祝する記念公演が、米国ニューヨークと英国ロンドンで開催。併せて70歳記念となるニュー・ベスト・アルバム『ベスト・オブ・エリック・クラプトン〜フォーエヴァー・マン』も発売された。以前から70歳になったらワールドツアーの活動から引退する旨を伝えていたクラプトンだが、現在のところ今後のツアースケジュールは発表されていない。米英両国の1会場での連続開催となった今回の記念公演は、今後のライブ形態を示唆するのかもしれない。

 ニューヨーク・マディソン・スクエア・ガーデン公演では、クラプトンに加えてドイル・ブラムホールU、デレク・トラックス、ジョン・メイヤー、ジミー・ヴォーンらもゲスト出演。こちらは5月3日の公演で、ドイルとデレクが加わった「レット・イット・レイン」の映像。


 こちらは5月20日のロンドン・ロイヤル・アルバート・ホール公演。クリームでおなじみの「クロスロード」を演奏。ロバート・ジョンソンはクラプトンのブルース・ルーツの1人。


 そのロイヤル・アルバート・ホール公演の開催初日の5月14日、多大なリスペクトを捧げていたB.B.キングが死去した。急遽、B.B.に対する哀しみの追悼を表したクラプトンの映像。


 そして70歳を記念してリリースされた最新コンピレーション『ベスト・オブ・エリック・クラプトン〜フォーエヴァー・マン』には、80年代を迎えてから昨年に至るまでの期間から楽曲をセレクト。3枚組と2枚組があり、3枚組は「ティアーズ・イン・ヘヴン」などのヒット曲を中心にスタジオ録音テイクを収めたディスク1、ライブバージョンで固めたディスク2、ブルースの名曲に焦点を絞ったディスク3という構成で、2枚組ではそこからブルースのディスクが外されている。

ECCD.jpg
エリック・クラプトン ベスト・オブ・エリック・クラプトン〜フォーエヴァー・マン ワーナーミュージック・ジャパン 発売中 ギターオブジェ付き3CD初回完全生産限定盤 WPCR-16483〜5 6,000円(税抜) 3CDジャパン・デラックス・エディション WPCR16457〜9 3,900円(税抜) 2CDスタンダード・エディション WPCR-16445〜6 2,900円(税抜)

 クラプトンの今後の活動にも注目したいところだ。


2015年8月号(7/2発売)でカバーストーリー掲載。

要注目の新世代ロックバンドNoisyCellデビューアルバム『Sources』完成!

ノイジー01.jpg
LtoR:Ryosuke(vo,g),Kiyoshi(ds),Ryo(g,vo)
Photo by TAKAHIRO HOSOE

 激しくエモーショナルなサウンドに、多くの人々の心に響くキャッチーなメロディを内包し、今“大注目”の若手ロックバンド、NoisyCell。彼ら待望のメジャー・デビューアルバム『Sources』が遂に完成した。彼らが多大な影響を受けた、Pay money To my Pain(以下P.T.P)のギタリストPABLOをプロデューサーに迎え完成した本作は、疾走感溢れるキャッチーなメロディが心地良い「Flagship」、叙情的で切ないスローナンバー「Last Theater」、近代的なエレクトロ・サウンドをベースに独自の世界観を描いた「COUNTINUE?」、インディーズ時代の人気曲「Dream Box」など、壮大なスケール感を誇る魅力的なナンバーを収録した充実作だ。今回、卓越した歌唱力とカリスマ性を誇るRyosukeと、作曲からアレンジを手掛け、攻撃的なグロウル/シャウトまでもを操る“新世代ギタリスト”Ryoの2人が、デビュー作について熱く語ってくれた!

ノイジー02.jpg
ノイジーセル
ソーセズ
バップ VICC-81843 CD
7月1日 2,315円(税抜)

VAN HALEN デイヴィッド期のライヴ・イン・ジャパン!

1507cover小.jpg
 4月1日にヴァン・ヘイレンの『ライヴ・イン・ジャパン』が発売。続いて4月29日にはデラックス・エディションも発売された。そして6月24日には1st『炎の導火線』から6th『1984』のリマスターも発売される。『ライヴ・イン・ジャパン』はデイヴィッド参加のラインナップでの初ライブ音源となったわけだが、07年にデイヴィッドがヴァン・ヘイレンに復帰して以来バンド活動が続いており、7月号ではそんな活気を取り戻しているデイヴィッド期のヴァン・ヘイレンを特集してみた。

 アルバムリリースのお披露目として、3月30日にはハリウッドのストリートでライブが行われた。これは米国TV番組「ジミー・キンメル・ライヴ!」で放映されたもの。「パナマ」「悪魔のハイウェイ」「ホット・フォー・テーチャー」「暗闇の爆撃」、キンクスのカバー「ユー・リアリー・ガット・ミー」、「踊り明かそう」「アンチェインド」「叶わぬ賭け」が演奏された。ちなみに「パナマ」でデイヴはマイクスタンドを振り回したが、それが鼻に当たってライブを中断、もう一回やり直したらしい。なのでデイヴの鼻には絆創膏が貼られている。


そしてこちらが「ザ・エレン・デジェネレス・ショー」出演時のスタジオライブ。「ジャンプ」「踊り明かそう」が演奏されたが、その後、新作『ライヴ・イン・ジャパン』がオーディエンス全員にプレゼントされている!


そしてヴァン・ヘイレンはこの7月から10月に再び全米ツアーも行う。ツアー後にはスタジオ新作の制作にとりかかるという話もある!

LIVE IN JAPAN.jpg
■Tokyo Dome In Concert / ライヴ・イン・ジャパン ワーナーミュージック・ジャパン 2CD WPCR-16381/2 発売中 2,500円(税抜)

LIVE-DX.jpg
■Deluxe / ライヴ・イン・ジャパン<デラックス・エディション> ワーナーミュージック・ジャパン 4CD WPCR-16383/6 発売中 5,000円(税抜)

VAN HALEN.jpg
■VAN HALEN / 炎の導火線<2015 リマスター・エディション> 1978年発表1st ワーナーミュージック・ジャパン 1CD WPCR-16425 6月24日 1,400円(税抜)

VAN HALENU.jpg
■VAN HALEN 2 / 伝説の爆撃機<2015 リマスター・エディション> 1979年発表2nd ワーナーミュージック・ジャパン 1CD WPCR-16516 6月24日 1,400円(税抜)

WOMAN and CHILDREN FIRST.jpg
■WOMEN AND CHILDREN FIRST / 暗黒の掟<2015 リマスター・エディション> 1981年発表4th ワーナーミュージック・ジャパン 1CD WPCR-16517 6月24日 1,400円(税抜)

FAIR WARNING.jpg
■FAIR WARNING / 戒厳令<2015 リマスター・エディション> ワーナーミュージック・ジャパン 1CD WPCR-16518 6月24日 1,400円(税抜)

DIVER DOWN.jpg
■DIVER DOWN / ダイヴァー・ダウン<2015 リマスター・エディション> 1982年発表5th ワーナーミュージック・ジャパン 1CD WPCR-16519 6月24日 1,400円(税抜)

1984.jpg
■1984 / 1984<2015 リマスター・エディション> 1983年発表6th ワーナーミュージック・ジャパン 1CD WPCR-16426 6月24日 1,400円(税抜)


2015年7月号(6/2発売)でカバーストーリー掲載