ファンとの至近距離で「甘い罠」と「サレンダー」を披露
会場は“クラインクライン”の大合唱!!
まず最初にお知らせしなくてはならないのは、当ブログ(4月8日更新分)で緊急捜索をかけました30年前のプレイヤー読者・鈴木さんから前夜祭のなんと2日前に連絡があり、ご招待することが出来たということ!! 30年前の武道館公演ライヴ・レポートを音楽誌4誌で公募し、プレイヤー誌枠で最優秀賞に輝いた鈴木さんの文章が当時のLP盤『at武道館』のライナーノーツに掲載という経緯がありまして、この前夜祭ではチープ・トリックと鈴木さんの夢のご対面が実現したのです。「まるで指名手配犯の気分(笑)」ともらしていた鈴木さんにお話を窺ってきましたー。
鈴木さん:当時プレイヤー誌の応募要項には、入選者にライヴLP盤とプレイヤー特製グッズがプレゼントされるとあったんで、僕は「ライナーに載ったらLPを買わなくてもすむなぁ」という気持ちで書きました。そして、お店でLPを買い、ライナーに自分の文章を見つけて「これ僕のだっ!!」と驚いたわけです。
プレイヤー:えっ!! 最優秀賞に選ばれた時点で、小社の者から一報はなかったんですか?
鈴木さん:なかったですねぇ。
プレイヤー:そ、それは大変失礼いたしました。当時の編集部員にかわってお詫び申し上げます…。
鈴木さん:LPのライナーを見てから、僕からプレイヤーさんに連絡を入れたんです。そしたら後日、プレイヤーのウィンドブレイカーとピックのセット、それと現金だったか小切手だったかは覚えていませんがソニーさんから原稿料を頂きました。「うわぁ、こんなに貰えるんだ」と喜びましたね。
プレイヤー:ご自身のレポートがライナーに採用されたことをきっかけに、音楽ライターとかそういう道に進もうとは思いませんでしたか?
鈴木さん:ライターになろうとは思いませんでしたが…30年前のこのことがあったから、今、音楽関係(名古屋のZIP-FMというFM局で営業をしています)の仕事ができていると思うし、今回の情報もそういった関係で得られたと思うと、周囲の人には本当に感謝しています。それと、チープ・トリックが30年続いていることももちろん凄いことですが、僕個人が思うのは、プレイヤー誌が30年続いているということも本当に凄いことだと思いますよ。
──とまぁ、30年前の無礼を責めるどころか、とってもありがたいお言葉まで頂き、このような温かい読者の方々に支えられてプレイヤー誌はこの5月で創刊40周年を迎えることが出来たのだと改めて実感した次第です。本当にどうもありがとうございます。今回の武道館公演レポートも、本誌レターズのコーナーに投稿して頂けると嬉しいですね。
吉井和哉inチープ・トリック!!
前夜祭は鈴木さんをはじめ、30年前のチケット保有者&今回のチケット保有者を対象とした高倍率の抽選を経た熱い熱いチープ・トリック・ファンが大結集。本誌にも多く寄稿してくださっているライター増田 勇一さんの司会進行のもと、吉井和哉さん、音楽ライターさん、当時のレコード会社担当者さんをゲストに迎えてのトーク・セッション、バンドによるアンプラグド・ライヴ、ファンからの質問コーナーなどなど、アッという間の1時間半でした。吉井さんのトークにありましたが、(イエローモンキー時代の愛称である)ロビンって、ロビン・ザンダーが由来しているものだとてっきり思っていましたが、
「ただ単に(身体が)デカかったから、RATTのロビン・クロスビー(g)からとったんだと思います。でも、途中からはロビン・ザンダーも入れてプロモーションしてました(笑)」というのが本人談。吉井さんとRATTってどうもイメージが結びつかなかっただけに、意外に思えました。この日はバンドにサインを貰うため、吉井さんもレコードを持参したとか…。
ファンによる質疑応答コーナーでは
● 新作は既に17曲ほど仕上がっており、今年後半にはリリースできる予定
● 30年前に着ていたロビンの白いスーツはその後盗まれてしまった
● ミュージシャンとしてステージに上がってプレイすることが健康維持の秘訣
● 今回武道館公演に来ることが出来なかった地方のファンのために
新作を引っ提げての日本ツアーを約束
──と、ざっくばらんなやりとりの中、チープ・トリックの今後にますます期待せずにいられないコメントを多く確認することが出来ました。武道館公演の余韻に浸りつつ、ニュー・アルバムの発売を心待ちにするとしましょう。
チープ・トリック 『コンプリートat武道館』
ソニー 2CD+ボーナスDVD
EICP-1001〜4 4月23日発売 4,410円