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Rotary Tenは手強い

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Thanks to Kurofune Records

 「アイドルズ・オブ・アワ・オウン・デザイン」「ウィー・トラヴェルド・ウィズアウト・メンショニング」という2枚のシングルで、先物買いギター・ポップ・ファンのハートを鷲づかみにした、英国リンカーンシャー出身の4人組、ロータリー・テン。煌めくギター・アンサンブルと疾走感あふれるバンド・サウンドで、新次元のギター・ポップを提示する英国シーン期待のニューカマーである。Kurofune Recordsより『ジーズ・アー・アワ・ハンズ』が現在好評発売中だ。
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Rotary Ten『These Are Our Hands』

かつてのネオアコ・ムーヴメントであったり、90年代ギター・ポップの洗礼を受けたひとであろうなら、彼らのアルペジオ・プレイを発展させたメロディアスなフレーズや、ハーモニクスを駆使した透明感たっぷりの空間系ギター・サウンドには胸がときめていて仕方ないはず。昨今、かつてのネオアコ/インディ・ギター・ポップを想起させる新人バンドが続々登場しているのが面白くて仕方ないのだが、ロータリー・テンはその中でも卓越した演奏技術を持ちなおかつオリジナリティを追求しているバンドである(You Tubeなどでアップされているライヴ映像やPVは非常に興味深いです)。またバンド名である“ROTARY TEN”はR.E.M.の曲名が由来だそう。…R.E.M.のコアなファンじゃないと知らない、しかもシングルB面のインスト・ナンバーのタイトルなんですが。IRS時代のR.E.Mが凄く好きなのだという。

彼らの魅力のもうひとつは、文学少年ならではの難解な表現が乱発される詩世界。
「リスナーそれぞれの解釈で、なおかつ自分自身と照らし合わせて共感してくれたら、その曲が完全にそのひとのものになるわけじゃない? “曲とそのひととに特別な繋がりが生まれていく”っていうかさ。」とはリード・ヴォーカル兼ギタリストのジェームス談だが、かつて洋楽の訳詞のまどろっこしさに苦闘しつつも、その世界観を少しずつ紐解いていくのが快感だったように、まるで十代の頃の感覚でロータリー・テンの音楽は聴くことができる。結構手強い。

12月28日発売Player2月号P.74ではジェームズにインタビューに成功。曲作りのこだわりから、音作りや使用楽器のことなどなど、プレイヤーならではのちょっとマニアックな記事に仕上がったので、ギター・ポップ・フリークにはぜひ御一読いただければ幸いである。