愛らしい珠玉のポップ・ミュージックを独自のスタンスで輩出してきた空気公団が結成10周年を迎えたのだそうです。これを記念して1999〜2003年の間に制作した楽曲の中から選曲、リアレンジ/リレコーディングによって新たな作品として『空気公団作品集』(バッドニュース)がリリース。「旅をしませんか」のスタジオ・ライヴで幕を上げるこのアルバム、楽曲ごとに様々な趣向性で録られてはいるが、現在モードの空気公団の音で編まれたゆえに、トータリティとしてブレを感じない一枚に仕上がっていて聴き応えたっぷり。
ミュージシャン陣もさすが素晴らしい面子が集まっています。山崎ゆかり(vo,pf,key)、戸川由幸(b,g)、窪田 渡(org,pf,key)の空気公団メンバーのほかに、山口とも(per,ds)、良原リエ(trico!/acordion,cho)、石坂義晴(advantage Lucy/g,cho)、奥田健介(NONA REEVES/g)、笹井享介(ds)、青木慶則(HARCO/ds)、太田宏司(from 曽我部恵一BAND/ds)、斉藤 寛(チャンチキトルネエド/flute)、井上梨江(チャンチキトルネエド/clarinet)、権藤知彦(anonymass/Euphonum)、ミト(clambon/b)、林立夫(ds)が参加。クールなミュージシャン魂を感じさせるセッション・サウンドながらも、きちんと整理された音像にはかつてのティンパンアレイなどもオーヴァーラップするところがありました。最高級の肌触り良さを感じさせる日本語ポップの新たな名盤だと僕は思っています。
『空気公団作品集』の様々なエピソードについて、12月28日発売Player2月号のインタビューでたっぷりと伺いました。空気公団サイト内の『空気公団作品集』ページとともに、プレイヤーのインタビューもお楽しみいただけたらと思います。確固たるポリシーと音楽愛に満ちた空気公団の姿勢がたっぷり伺えて興味深いです。個人的に初めて御会いしてのインタビューだったんですが、凄くフレンドリーなひとたちでとっても楽しい取材でした(^^)。
また、年明け1月5日(土)、6日(日)には東京芸術劇場小ホール2にて、空気公団のイヴェント『空装』が行なわれます。僕は初日の公演を観に行く予定なのですが、まだチケット入手可能なようなので2008年のライヴ始めは空気公団でいかがでしょう? 戸川氏曰く「お客さん対演奏者の図式じゃなくて、一対一の関係でかつ自分のイメージを自由に描けるようなイメージが良いなと思って発案したイヴェントです」とのこと。ゆえに通常のライヴではありえないようなサプライズも満載のようです。空気公団ならではのセンスに満ちあふれたイヴェント『空装』、そしてニュー・アルバム『空気公団作品集』、ぜひぜひチェックしてみてくださいね。

