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ぼくらは今もエレキにしびれている

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徳武弘文と言えば、日本を代表するギタリストのひとりであり、
とりわけカントリー・ミュージックにおける様々なテクニック、
造詣に関しては間違いなく第一人者と言えるだろう。
http://rocosmusic.com/drk/
国内のロック史を振り返るたびに、このひとのギター・プレイが
どれだけ多くの名盤を産み出してきたかってことを
何度となく思い知らされてきた次第である。

その徳武弘文がなんと初となるエッセイ集を書き下ろした。
その「ぼくらは今もエレキにしびれている」は9月25日に
かんき出版から発売されている。
http://www.kankidirect.com/
これが非常に面白い内容で、一気に読めてしまった!

徳武弘文のこれまでの歩みはもとより
また現在の音楽シーンの問題点などもストレートに描いている。
中でも面白いのは、80年代に打ち込みの音楽が主流になっていった際の
スタジオ・ミュージシャンとしての苦悩だろうか。
その後、そうしたテクノロジーとの落ち着きどころを見つけて、
自身でも打ち込みトラックを導入したソロ・アルバムなども制作するわけだが、
その辺の経緯を彼自身の言葉で語られているのは凄く興味深いし、
また資料的価値も高い。
往年の徳武ファンはもとより、若い世代の音楽ファンにも
広く読んでいただきたい一冊である。

さらに徳武弘文の盟友ともいうべき、細野晴臣、山本コウタローとの
対談も掲載されていたり、山本コウタローは冒頭にテキストも寄せている。
単に思い出話だけで終わるのではなくて、
これからの音楽人生についても語っている辺りも実に興味深く、
いろいろと考えさせられる部分があるのだ。

さらにこの本には嬉しい特典がある。
未発表ライヴ音源が収録されたCDシングルも付属しているのだ。
まさに読んで、聴いて、楽しめる一冊、である。