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結成25周年が目前のカーネーション

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Thanks to hurricane

カーネーションはなんと来年で結成25周年なのだそうだ。
四半世紀をサヴァイヴァルしてきた彼らの足取りは非常にユニークであり、
しかもこのタイミングでバンドはどんどん自由になってきているように感じる。
永らく五人編成バンドで活動してきたカーネーションに一大転機が訪れたのは2002年。
当時のkeyとgが脱退して、直枝政広(vo,g)、大田 譲(b,vo)、矢部浩志(ds,lap steel)の
トリオ編成でより軽やかなフットワークで活動を展開していくようになった。
ただ、トリオという最小編成には物凄いこだわりと使命感を持っていた部分もあり、
実際『LIVING / LOVING』('03年)、『SUPER ZOO!』('04年)、『WILD FANTASY』('06年)は
トリオ・バンドとしての揺るぎないスタンスを確立した三部作だと思う。

強固になったトライアングルがさらなる次の段階へ向かったのは
西池崇(g)、渡辺シュンスケ(key)ら、ホーン・セクションを含む
11人編成のライヴ・プロジェクトであり、
昨年12月9日の渋谷AX公演で実現することになった。
この白熱のライヴがパッケージされたライヴ・アルバムこそが
現在発売中の『The Sounds of ROCK LOVE』(コロムビア)である。
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しかもこのライヴ・アルバム直前、9月には「夏の夜の夢」ツアーというのも行なわれて、
ゲストに西池崇(g)、渡辺シュンスケ(key)を迎えた
なんと五人編成カーネーションの最新版というサプライズであった。
変なこだわりとかは一切なし、音楽が求めているものをストレートに発する自由さ、
そういう部分にますますふっきれたカーネーションを感じた次第である。
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先月になるが、9月23日(日)恵比寿リキッドルーム公演に足を運んだところ、
動員的にももちろん大盛況であり、幅広い年齢層のファンが集まっていた。
セット・リストに関しては割合最近のレパートリーが半分という印象だったけれど、
久々にプレイされる曲なども多く、しかも五人編成でのプレイということもあり
トリオのときとは異なるカラフルさが魅力であり新鮮に感じた。
そして五人編成時代を体感している世代としては、ちょっぴり懐かしい気持ちを抱いたり。
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メンバーそれぞれをフィーチャーしたコーナーもあり、
今年は矢部浩志のソロ・プロジェクト“MUSEMENT”のアルバム・デビューも話題となったが、
「Surfergirls & Heavenly Reverb」が生バンドで再現される一幕も。
さらに「OH MY GOD!」に関しては大田 譲がリード・ヴォーカルを聴かせた。
そして直枝政広と西池崇のギター・デュオ形態で「グレイト・ノスタルジア」を披露。
原曲がスケール感たっぷりのストリングス・アレンジが印象的なこともあり、
正直“ギター2本で再現できるのかな?”と聴く前は思っていたんだけれど、
トレードマークのちょっと不穏なムードのギター・リフとともに直枝政広が歌い上げると
あの世界は見事に再現されてしまう! これにはちょっとした嬉しいショック。
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「たのんだぜベイビー」では西池崇もフロント・モニターに登ってホットなギター・ソロをプレイしたり、
また「Runnin' Wild」「夜の煙突」では各ソロ・バトルが繰り広げられたりと、
ライヴ・バンドとしての真骨頂を見事に発揮した一夜であった。
あとやっぱり痛感したのは直枝政広のヴォーカルの素晴らしさ。
「Angel」での深い歌い込みとパワフルなファルセットにはただただ圧巻。
ひたすらソウルを感じてしまった。
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ところで今後もカーネーションの話題は事欠かない。
永らく待ちわびた彼らのロック・ムーヴィ『ROCK LOVE』も
11月24日(土)より吉祥寺バウスシアターにて爆音レイトショー公開が決定している。
続いて直枝政広による初の著書『宇宙の柳、たましいの下着 』も
未発表音源が収録されたCDというこれまた嬉しいオマケ付きで出版。
そしてびっくりなのが、直枝政広と鈴木博文のデュオ、政風会が、
結成22年にして1stアルバム『政風会』(メトロトロン)を完成させたこと。
こちらもすでにレコード屋の店頭に並んでいるはず。
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リリース・ラッシュならびに映画公開と
間違いなくカーネーション史上、最も精力的なタイミングである。
屈指のロックでポップでソウルでちょっぴりアバンギャルドな
バンドの動向をこの機会にぜひ追い掛けてみてほしい。
http://www.carnation-web.com/