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50年代とは思えないほど画期的なアイディア

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                   Photo by NAOAKI NASHIMA
先日GONTITIの2人、ゴンザレス三上とチチ松村が
それぞれのソロ・プロジェクトでパフォーマンスした
ライヴ『ゴン・チチ解体新書』を取材した。
ライヴで使用される機材を紹介するコーナー
「フロム・ザ・バック・ステージ」としての取材だが、
チチ松村のプロジェクトに参加したギタリスト田村玄一が
かなりコアな楽器を使用していたので、一足お先に紹介しよう。

田村はペダル・スティールからハワイアン・スティールなど
スティール・ギターを中心に、ギター、ウクレレ、スティールパンなど、
トロピカルな楽器を演奏するセッション・プレイヤーだ。
この日使用した楽器は、ペダル・スティール、ラップ・スティール、
ワイゼンボーン、ナショナル・ハワイアン・ギターといった
スライド系ハワイアン・ギターだった。

ワイゼンボーンは近年のハワイアン・ブームや
ベン・ハーパーなどの使用で注目されているスライド専用ヴィンテージ・ギターだが、
1920年代を中心に生産されたギターであるため現存する数は少なく、
現在ギター専門店でも入手するのはかなり難しい。
しかも田村が使用するスタイル4は、
ブランドを代表する最上位モデルで、元々極めて数が少ない。
チューナーがウェヴァリーに交換されているがコンディションは良く、
マニアの間では垂涎のモデルだ。

そして、ユニークなラップ・スティール・ギターも使用した。
ナショナル・トリプルXコード・チェンジャーは、
写真では見づらいが1弦側にあるレバーの操作で、
なんと3種類の異なるチューニングを切り替えられるという画期的なスティール・ギター。
ペダル・スティールにヒントを得て開発されたと言われているモデルだが、
50年代とは思えないほど画期的なアイディアが盛り込まれている。

9月号の「フロム・ザ・バック・ステージ」では、ここで紹介したギターの他に、
各メンバーのステージ機材を紹介する予定なので、お楽しみに!