自然と戯れるフジロックに対抗して、
都市型フェスとしてすっかり定着しているサマーソニック。
毎年お盆時期に開催されるということで、
“○○が出るから”っていうアーティスト目当てじゃなくとも
フェスに参戦すること自体を夏休みのビッグ・イベントとして
定番化している人が多いようで、チケットは土日ともソールドアウトだった。
開催のアナウンスで多くを驚かせたのは、
これまでだとガンズ、メタリカ、オアシスなどが務めてきた
2日目のメイン・ステージの大トリに
まだまだ新人のアークティック・モンキーズを
抜擢するという大ばくちを打って出たこと。
実際フタを開けてみたらば球場いっぱいの集客があり、
短期での成長の跡が窺えるゾクゾクもののプレイで
大トリとしての任務は立派に果たしたという話。
筆者はというと、屋内のマウンテン・ステージでのトリ、オフスプリングを観戦。
ここだけでもキャパは2万人というからかなりの広さである。
もちろんギッシリの人人人、ヒット・ソングの多いオフスプリングの
ライヴが盛り上がらないわけがない。
が、後方に組んであるひな壇がかなりちゃっちい作りになっているのに
すごい人数がその上で跳びはね放題なものだから、
「もしこの足場が崩れたら大惨事になるやも…」ってな懸念が脳内を占領して、
せっかくのライヴに集中できなかったのが個人的には残念だった。
チケットが売り切れてから出演が発表されたB'Z。
圧倒的に洋楽ロック・ファンが多いサマソニの観客に
どう応戦するのかが注目されたが、目撃談によると、
この時B'Zを初めて観る者が「すげぇすげぇ」と口々に感嘆の声を上げていたという。
大空間におけるフロント陣の立ち振る舞いの熟知はもちろん、
音響関係にしろ、スタッフにしろ、全てがベスト・コンディションで挑むことが出来
るのは、
普段からアリーナ・クラスでのライヴが常のB'Zならではの強みということだろう。
あまりにも掻い摘みすぎる報告になるが、
何はともあれフェスならではの空気を満喫した2日間。
ジッと観覧に興じるのもよし、とにかく何バンドも観ちゃれとハシゴするのもよし、
お笑いステージで和むのもよし、ビーチ・ステージでホケーっとするのもよし…
とそれぞれの楽しみ方でサマソニの醍醐味は十人十色。
今から来年のラインナップが楽しみ、ってのは気が早いか…。

