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RICHIE KOTZEN 新作&来日公演

ソロアーティストとして、そしてザ・ワイナリー・ドッグスで活動するリッチー・コッツェン。ソロ最新アルバムとザ・ワイナリー・ドッグスのライブ映像がリリース。そして8月には来日公演も行なわれる!

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 23作目のソロアルバム『ソルティング・アース』でマルチインストゥルメンタリスト、ボーカリスト、ソングライターであるリッチー・コッツェンは、驚異的なギターとR&Bに影響を受けたボーカルを併せ持つユニークな音楽性に一段と磨きをかけた。いつものようにさまざまな楽器を手がけているが、エゴが強いからではなく、自分の音楽を誰よりも知っているのが自分だとわかっているからだ。最近は長髪を短くしヒゲを蓄えて、雰囲気も変わってきたリッチー、「同じ音をプレイする場合でも、いかにプレイするか、どれだけ時間をかけるか、どのくらいその感じが貫かれているかが大切。いい感じに仕上げるというのは実に重要なことなのに、誰もがそのことを理解しているわけじゃないんだ」
 さらにリッチーは日本の重要性も十分に理解している。来日を前にソロアルバムのみならず、彼が参加しているワイナリー・ドッグスのDVDも発売となる。さまざまなチェックアイテムの気になる内容についても本人に語ってもらった。

 ワイナリー・ドッグスで2枚のアルバムを作っても、あなたは心の中ではずっとソロアーティストだったんでしょうか?
 それが、最初から中心にあったんだ。俺は18歳のときレコード契約を結び、その3年後にインタースコープがその契約を引き継いだ。彼らとは1年仕事をしたけど、残念ながらそのレコードは棚上げになってしまった(本人はR&Bのアルバムを作りたがっていたがレーベルがロックのレコードを希望したため)。結局インタースコープを去ることになり、1年半ポイズンに参加した。楽しくて勉強になったけど、その後ソロアーティストに戻った。ゲフィンと契約し、以後何年もの間にたくさんのレコードを作った。だから間違いなく俺はずっとソロアーティストだったわけだよ。
 そして『ソルティング・アース』を作ったと。
 俺がリッチー・コッツェンのときは、今みたいなことをやってベストの状態が出せる。現行のツアーでは、俺は存分に本領を発揮しているよ。だったらどうしてそれをやっちゃいけない? 俺は今自分がやっていることが本当に大好きで、新作に心からエキサイトしているから、今後どんなことになるのか知りたくてたまらないのさ。
 ワイナリー・ドッグスは『ドッグ・イヤーズ 2013−2016 ライヴ・イン・サンチャゴ&ビヨンド』というDVD/CDを日本でリリースするんですよね? 
 昨年(5月27日にチリのサンチャゴで)撮影したビデオで、前回のツアーの最後のショーのひとつなんだ。イカシてると思うのは、ワイナリー・ドッグスの最初のショーから最後のショーまでをチェックできること。俺たちがやった最初のショーはDVD『ライブ・イン・ジャパン 2013』になっているし、最後にやったショーのひとつであるチリ公演もDVDになったからね。観客の態度が違うことがよくわかるはずだよ。日本では、みんなじっくり聞き込むのが好きで1音も逃さない。そして歌の終わりに会場がわっと盛り上がって全員が叫ぶんだ。チリではみんなが最初から最後まで叫んでいて、ときにはギターソロまで歌ってしまう。まるで両極端なんだよ。
 今度の『ソルティング・アース』ツアーで、8月半ばに日本で4公演が行なわれますね。
 日本でプレイするのはいつも素晴らしいよ。俺は90年代の半ばからずっと日本でツアーしているけど、そんなに長い間ツアーしている場所があるっていうのはほんとに嬉しいことで、実にたくさんのいい思い出があるんだ。日本に行くのはいつも大好きだし、今回は特に日本のみんなのために何かほんとに特別なことを計画しているんだよ。ショーは今までにやったものとは違うものになる。俺はキーボード、ことにエレクトリックピアノをずっと多くプレイしていて、アコースティック・セクションもあるから、みんな大いに驚くと思うよ。新作にワクワクしているから、日本に行くのがメチャクチャ楽しみなんだ。


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■リッチー・コッツェン Salting Earth 輸入盤/配信 発売中 オープンプライス

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■ザ・ワイナリー・ドッグス ドッグ・イヤーズ 2013-2016 ライヴ・イン・サンチャゴ&ビヨンド WOWOWエンタテインメント 5月31日 IEZP-117(BD+CD) 5,500円(税抜) IEZP-118(DVD+CD) 4,200円(税抜)

■来日公演スケジュール 8/14(月)愛知・名古屋ボトムライン 8/15(火)大阪・BIGCAT 8/16(水)-17(木)東京・新宿ReNY [問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999 udo.jp/


17.7月号にてインタビュー掲載