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祝・デビュー40周年! Char大特集掲載!!

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2015年に還暦を祝したCharが、2016年6月にデビュー40周年を迎えた。デビュー前からスモーキー・メディスンやスタジオワークでギタリストとして知られたCharが、1976年6月にソロアーティストとしてのキャリアをスタート。その活動は時代毎に変化していくものの、本質を貫きながら現在まで続いている。そんなCharの40年に及ぶキャリアを振り返る超ロングインタビュー特集を16.9月号で掲載。そのキャリアを映像で追ってみると・・・

まずこちらが昨年行なわれた『ROCK十 EVE -Live at Nippon Budokan-』のトレイラー。豪華ゲスト陣に目を見張る!


1978年にTV出演したときの映像。裸足の若きロックギタリストが「闘牛士」でお茶の間を震撼させた。


1984年、ピンク・クラウドでのTV出演映像。さすが番長グループならではの「Drive Me Nuts」が迫力満点!


1996年、デビュー25周年の武道館公演映像。ドラムはジム・コープリーが担当していた。


1999年に行なわれたエリック・クラプトン「クロスロード・センター」のチャリティ・ライブ。ジェフ・ベックのギターで「Jeff’s Boogie」弾くChar。


2005年、サイドプロジェクトの中では異色の面白さを放った故・石田長生とのデュオ、BAHO。名ネタ「3弦ベンチャーズ」!


そして還暦を迎えてなお輝き続ける「SMOKY」アット・武道館映像。



■ロングインタビュー抜粋

ソロデビューについて
「俺はCharというバンドを作ったつもりだった。準とロバートとジョージとジェリー(・マゴシアン)、この4人がいるといろんなことが出来た。表現もインターナショナルだったし、インスパイアを受けて自分のスキルも上げられたからね。この日米混合チームは早すぎたかもしれないけれど、バンドとしてもう2枚くらい作ってやりたかった。でもプロダクションとかレコード会社はそうじゃなくて、“売れないロック”でしかなかった」

JL&C〜PINK CLOUD
「考えたら全員20代で、ジョニーとマーちゃんとスタジオに入ったんだけど、クリームやヘンドリックスをやろうとは思わなかった。それよりトリオとしての正しい形を作りたかった。もちろん、やろうと思えばそういうのも出来る人達だけど、当時で言えばボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズが出て来て、それをマーちゃんと新宿厚生年金会館に観に行って、それまでの外タレとは違うインスパイアを受けていたから。ベンチャーズやブルースで始まったものがそこで壊されたんだよ」

『PSYCHE』
「スモーキー・スタジオにいたエンジニアと『PSYCHE』『PSYCHE U』(88年)になっていく音源を作り出した。そこで徹底的に機械を使って自分で演奏してね。トリオで挑戦するピンク・クラウドとは正反対なんだけど、そこで久々に自分のアレンジ能力がわかった。ホーンやストリングスのこと、リズムセクションや音の定位のこと、そこでどうやってギターをカッコよく聴かせられるか。そうしたら最初にロバートたちと組んだバンドで培ったものが一気に出た。俺、ギターだけ弾けるんじゃなかったって(笑)」

PSYCHEDLIX
「アン・ルイスとの縁だよ。『LA SAISON D’AMOUR』(82年)ではイギリス人のバンドだった。それは俺もテレビで観ていて、こいつら見た目と違って巧いな、本物だと思っていた。そうしたらドラムは元アップで、ジェフ・ベックとやったこともあるって。俺がロンドンから帰って来てレコーディングしているときにアンが、「Charの音楽にはジムとかが合っているよね」って連絡してくれた。それでジムがジャズ・ロッホリーを連れて来たんだよ」

ユニバーサル期
「レコード会社の意図したやり方ではやっぱりマーケットに乗れなかったわけで、でもそれ以外のところはちゃんと残った。自分勝手に言えばちゃんと作っておいてよかったなと思う。その時期でもジム・コープリーとやっていて、ロンドンと東京でのやり取りもあったからそれをレコード会社の元でやっていた。イギリスにも行って、99%ギターインストの『Sacred Hills〜聖なる丘〜』とかも作った。俺の唯一のインストアルバムなんだけど、すごく興味深いものになった」

ZICCA期
「昔と違って今は実態が加速度的に変わっている。インフラとか、ツールとか、在り方そのものまで。ある種ぎりぎりのところまで来ているのかなと思うよ。レコード会社とかプロデューサーとかディレクターとかいう問題じゃなくて、自分が何をしたいのか、発信したいのかなんだよ。要するにアナログなことが出来ればもう大丈夫なんだよ(笑)。大きなシステムとスタッフだけじゃ、何も出来ないからね。それは音楽に限らずそうだよ」

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Photo by TOMUJI OHTANI

16.9月号でカバーストーリー掲載