ネットシーン最強にして最重要ボーカリスト、ぐるたみん。さらに大きなステージを目指し、着実に進化とステップアップし続ける彼の第2章が、4月リリースのシングル『GIANT KILLING』によって遂にスタートした。本作は、自身の気持ちを表現した個性豊かなオリジナル・ナンバー達が収録。“ライブ会場でより多くのオーディエンスと自分の音楽を共有したい”という彼の想いがたっぷりと詰まった“名刺代わりの1枚”だ。6月18日から、6箇所で待望の全国ツアー『LIVE-G TOUR 2016-GIANT KILLING』をスタートさせ、8月24日にはオリジナル・アルバム『GRACE』のリリースが決定。その勢いをさらに加速させ続ける“逸材”ぐるたみんが、自身の音楽性のルーツから『GIANT KILLING』まで、たっぷりと語ってくれた!
皆が好きで聴く曲に興味があった
第2章として4月にシングル『GIANT KILLING』をリリースし、より大きなステージに到達してから約2ヶ月が過ぎましたが、その実感はいかがですか?
今も次の作品に向けて制作を行っていますが、もっと沢山ライブをしたいです! これまで、ネットを介して色々な作品を創ってきたけど、ライブという行為はそこまでしてこなかったんです。これからロックシーンでさらに活躍の場を拡げていくためにも、やはりライブ・パフォーマンスは“肝”になると思います。
初登場ですのでバイオについて訊かせて下さい。音楽に興味を持ったきっかけは?
父がジャズ・ピアニストだったので、家ではいつもピアノが鳴っている環境で育ったんです。父は、チック・コリアとかハービー・ハンコックとか、1970年代のジャズ/フュージョン系ピアニストが好きで、よく聴いていました。僕もピアノを弾きますが、そこまでジャズにはハマらなかった。もう、父にイヤと言う程聴かされてきたので(笑)。家にコルグのシンセサイザーM1があって、それでシーケンスを打ち込んで遊んでいたのが、音楽に興味を持ったきっかけです。それで初めて打ち込んだ曲はT-SQUAREでした。
ピアノは誰かに習ったんですか?
小学生になる位の時、父に「ピアノを習ってみるか?」と言われたんですよ。でも、同じ頃に幼稚園の先生にサッカーを誘われて、結局サッカーを選びました(笑)。だからピアノは独学です。好きな曲を耳コピして、その要素を自分の中に取り込んでいきました。槇原敬之さんやサザン・オールスターズが好きでした。中学に入った頃は、どんなジャンルでも聴くようになりました。月一でツタヤに行って、ランキングの1位から10位まで40枚位をレンタルして聴きまくる…そんな生活をしていました。どのジャンルとか特に拘りはなくて、皆が好きで聴いていた曲に興味があったというか…昔って、学校で流行りの音楽について話したじゃないですか。邦楽とか洋楽とか気にせずに、そういう曲が気になったんです。ロックは好きで、特に早いテンポの曲は良いですね!
個人的な感想ですが、高音のシャウトや曲の世界観にB’zの稲葉さんを彷彿とさせる要素がある気がするのですが、そういう影響は?
あると思いまね。子供の頃にB’zのベスト『B’z The Best “Pleasure”』や『B’z The Best “Treasure”』が凄く流行ったし、あのアルバムを持っていましたから。
歌い始めたのはいつ頃?
3歳の頃です。初めて歌った映像はDVDに録ってあるはずです(笑)。どんな曲を歌ったんだっけな? たしか、「星に願いを」とかディズニー系の曲だったと思いますね。
パワフルで伸びやかなボーカルの高音はやはり天性だと思うのですが、いつ頃に今のスタイルを確立したのですか?
子供の頃、槇原さんの曲をよく歌っていたんです。でも、変声期を迎えて高音が出にくくなったんですよね。でも、好きだから歌っていたし、倖田來未さんとか女性ボーカルも好きだったので、そういう曲を歌っているうちに自然と身に付いたのだと思います。
曲作りはいつから?
小学校の頃から、家にあるM1を使って打ち込んで色々作っていました。当時はM1のシーケンス機能を使って打ち込んでいたんです。である時、父がヤマハのシーケンサーQYを買ってくれて、それからはQYを打ち込んで遊んでいました。前、父にその話をしたら「あれは俺が使いたいから買ったんだよ」と、言われましたが(笑)。シーケンサーだとメロディは作れても、歌詞は書けないじゃないですか。だから、歌詞を書くようになったのは最近なんですよ。
最初はどんな感じの曲を?
原点が原点なので、フュージョンっぽい曲が多かったです。あとはゲーム・ミュージック。“人が好きだと言ってくれるキャッチーさやメロディ”に興味があって…ツタヤのランキングしかり、ゲーム音楽しかり“どんな音楽が多くの人に共感を覚えてもらえるのか?”というのを分析しながら曲を作っていました。
バンドを結成した経験は?
中学の頃、学園祭で演奏するためにやっていたくらいです。当時はドラムでした(笑)。ドラムを叩ける人って、中学では中々いないじゃないですか。当時は「スタンド・バイ・みー」とか、GLAYの曲を演奏していました。
ぐるたみんさんの楽曲には、ロックらしい“エッジ感”と多くの人に共感される“キャッチーさ”がありますね。
もともと曲作りが好きだったんです。以前、商業作曲家をしていた時期があって、その時に色々なスタイルの曲を作ったことが大きかった。アイドルに提供する様々なスタイルの曲から、当時流行ったヒップホップまで色々な曲を書きましたから。プロとして曲を書くと、クライアントからの様々な注文をスピーディにこなさないといけない。あの時期を過ごしたことで、曲作りの幅がとても広がりました。そこは自分の“武器”だと思うから、これからも色々な曲を作っていきたいです。
商業作曲家ということは、注文の曲でトラックを作り、歌まで入れないといけませんものね。
そう、だから歌は自分で入れてましたよ。そういうこともあって“歌ってみた”という、ジャンルにしっくり入れたというか…ソフトウェアはキューベースです。
曲を聴くと、曲のイントロからエンディングまでとても緻密に描けているなと。音を合わせて作っていくバンド系とは違っていて、そこに個性を感じたんです。
どんなにショボいトラックを作っても、最初から最後の流れは意識します。あと、アレンジャーさんと作業する時は、最終的には曲のイメージの絵コンテを書いて送ります。キメまでしっかりアレンジを固めますし、PVありきな曲の場合は、ムービーの尺に合わせてしっかり曲のサイズを作りますね。
もっと良い音で歌いたいんです
ぐるたみんさんが、より多くの人に知られるきっかけとなったのが、09年ニコニコ動画に投稿された「ロミオとシンデレラ」の歌ってみたでした。
そうですね。
歌ってみたや、歌い手が認知されたのが07年「おっくせんまん!」の頃だっと思いますし、その夏に初音ミク・ブームが起こり、「メルト」などボーカロイド曲が盛り上がりをみせました。初投稿した09年は、ニコニコ動画のクリエイティブなジャンルが大きなピークにありましたが、なぜあの時に歌ってみたをアップしようと?
僕が商業作家をしているのを知っている友人に、「歌ってみたを作りたいから手伝って」と頼まれたんです。彼のテイクを録るのを手伝って、そのレコーディング・データが僕のパソコンに残って、レコーディングしている際に友人が席を離れている時に、そのトラックに自分で歌を入れて投稿したんです。だから、最初の歌詞は適当で、最後ちゃんと歌っているのは、そこで真面目に歌入れしたから(笑)。それをアップしたら、たまたま反応が沢山あって…やはり何かリアクションがあると嬉しいし、“へぇ〜こういうシーンがあるんだな!”って思いましたね。
なるほど! でそもそも、なぜぐるたみんという名前で投稿しようと?
歌い手は“〜さん”と呼ばれることが多いでしょ。じゃあ“さん”ありきの名前にしようと思い、この名前にしました。べつに、グルタミン酸に含まれる“旨味”みたいなものを狙ったわけではないです(笑)。
僕も06年からニコニコ動画を使っていますが、ぐるたみんさんが投稿を始めた時代って盛り上がりが凄かったですよね!
色々なおもしろい人が登場して、目まぐるしい移り変わりがありました。ニコニコにアクセスして、流行りの動画とかを見ると“また新しい人が出てきたな!”と思いましたから。しかも、昔のヒットチャートにみたいにウィークリーやデイリーではなく、もう1時間単位で集計が出ますからね。本当にガチな“ランキング至上主義”と言うか、そういう流れをリアルタイムで見るのが単純に楽しかったです。あと、動画にリスナーがコメントを書き込めるじゃないですか。あれが凄く嬉しかった。商業作家をしていた時は「うん、良いですね。お疲れ様でした」位だったけど、ニコニコだと「凄いですね!絶対シリーズ化して下さい!!」みたいなコメントが来て、そういう反応って超嬉しいじゃないですか。これまで、1人でコツコツと音楽やってきた中で、そういう反応って中々ありませんでしたから。他の方々も、僕と同じくそういう反応が単純に嬉しかったり、楽しかったりしたんじゃないでしょうか?
あの時代のシーン代表する歌い手であり、クリエイターであったぐるたみんさんですが、自分の音楽のどんな部分が評価されたのだと思いますか?
動画をアップして返って来るコメントを見て、彼らが望む要素をスピーディに採り入れて曲を作れたのが“強み”だったかなと。「“うるおぼえで歌ってみた”をシリーズ化して下さい」とリクエストされればシリーズ化したし、「ちゃんと聴こえるように歌って下さい」と言われたら、そうしましたから。本当に沢山のコメントが届いたし、それぞれをトライしていったら、より皆が気に入ってくれるものになっていたのかなと…時には悲しくなるコメントもあったけど、何も届かないよりはマシだし、そのコメントを受け止めると“よし、がんばろう!”と思えることもありましたから。
プロの現場のシビアなコメントよりも、素人の何気ないコメントに“ピンと来る”ことも多々ありますからね。
そうそう! 真っさらな状態の人の感性や価値観って、“おっ!”と思うことが多くて…そういうことに気付けたのは大きかったです。
“ベストなテイクを録るために2,000テイクも重ねた”と聴きましたが、当時はどんな制作状況で曲をアップしていたんですか?
やってきたことは、子供の頃から変わらないですからね。歌も上手く歌いたいというよりは、“もっと良い音で歌いたい!”という欲求の方が強かった。2,000テイク重ねた曲も、やればやるほど良くなっていって“これ以上は良い音にはならない!”と思ったのが、たまたまそのテイク数だっただけで、自分にはわりとスパルタなんです(笑)。よく言われる“ありえない高音のシャウト”とかも、そうやっていく中で生まれたものですしね。その時、使っていたのはマイクがロードのNT2で、インターフェイスはローランドの101とか、スタンダードな録音機材でした。プロの作品だと、音作りやミキシングまで標準の“スタンダード”があったけど、こっちの世界はより柔軟なトライをしても受け入れられる余地があったというか…だから音作りでも、プロの現場なら怒られてしまうような大胆な“飛び道具”を入れましたね。
そういう拘りは、今どんな風に変化しているのでしょうか?
あの頃はグルーヴ感が弱かったので、そういう部分は今後もっと突き詰めていきたい。曲を聴いて感じる“心地良さ”というか…そういうのも含めて、今は自分の曲で勝負しているわけですし。より多くの人が聴いてくれるライブに向けて、そういう部分をアップデートしていきたいですよね。
過去の自分に打ち勝った作品
11年に『EXIT TUNES PRESENTS ぐ〜そんなふいんきで歌ってみた〜』でCDデビューし、今年4月にユニバーサルWから『GIANT KILLING』をリリースし、着実にステップアップを重ねていますが、今の活躍についてどう感じますか?
“まだまだこれからだな!”という想いは強いです。でも、今回の取材もそうですが、ハマってくれる人は着実に増えてきているんだなと、そう感じることは何回もあって…そういう瞬間をもっと多くの人と共有できるようにがんばっていきたいです。2,000テイクを録り続けられる位にトライ&エラーを恐れる気持ちはないですし、そこは自分の“強み”だなと。今目の前に広がっている新しいフィールドを全力で駆け抜けていきたい。音楽に興味を持ったきっかけも、皆が好きなものを作りたいという気持ちからだったし、そういう自分なりの“王道”を貫いていければと。やはり良い音で録りたいし、そういう環境がやっと整ってきたと思います。満足するテイクを録るには、今も同じで家のプライベート・スタジオがベストですけどね。
今の時代は、昔のロックスターみたいに1年スタジオを貸し切って、自由気ままに音が降りてくるのを待つ時代ではないですからね。皆、限りある時間をフルに費やすために自宅でトコトン煮詰めていますし。
そうなんです。だから、レコーディング・スタジオでたっぷり作業するのは、少し苦手なんです(笑)。僕の場合、根を詰めて満足するまで自宅で練り上げたデータを交換して進めていくのが合っているんですよ。
現在所属しているユニバーサルWは、恩田快人さんとネットシーンで活躍するアーティストやクリエイターが中心になって新設されたレーベルですが、このレーベルに在籍するまでの経緯とは?
以前在籍していたレーベルを抜けてフリーランスでやっていた時があって、その時に偶然声をかけてもらったんです。
恩田さんとの接点はそれまでにあったのですか?
なかったです。ipodに恩田さんがいたジュディマリの曲が入っていて、初めてお会いした時“あっ、恩田さんだ!”って思ったくらいですから(笑)。
“ネットシーン最強にして最重要ボーカリスト”というキャッチコピーは実に言い得て妙ですが、ご自身でそういう自負は?
ボーカリストとしては最近わりと認知されてきたと思うんです。でもその他に、曲やライブの良さでアピールできないといけないなと。僕は、今ネットシーンだけに留まっているわけではないですからね。
『GIANT KILLING』はそういったより多くの人にアピールする、曲の魅力とライブ感があります。
もう、手拍子だけで聴いた人がノレる曲を作りたい! その想いは、この『GIANT KILLING』に込めています。気持ち良いライブ感とグルーヴをイメージして、沢山の人が携わってくれてこのシングルができました。あと、多くのお客さんがライブでノってくれるには、曲は絶対的に“シンプル”である必要がある。最近アレンジする際は、そういうことを考えるようになりました。
なぜ今回、作詞と作曲手掛けようと?
今のステップに到達するには、ネットの様々な人達の協力がありました。彼らは、日本だけでなく、もう世界中で僕とネットで繋がって応援してくれた“大切な人達”です。そういう人達にいつか恩返しがしたくて、彼らが集まれる場所“武道館”でいつかワンマンライブがしたいんです。それを実現するには、やはりカバー曲では難しいと思うんですよ。絶対に自分自身を全面に出した歌であり、曲じゃないとアピールできないから。資料には“ぐるたみん第2章”と書かれていますが“自分の歌と作詞作曲で勝負する”と決意した以降の今は、もう第3章という気持ちなんですよ。
そういう目的を掲げた際に苦労したことは?
皆誰しも苦労していると思うんです。良い曲と書こうと、必死で悩んでいるわけですから。僕もそうだし、だからこそ1曲1曲でそいう想いを込めたい。今まさに、8月24日発売予定のオリジナル・アルバム『GRACE』の作業をしているんですが、もっと色々な人に響くバラエティに富んだ曲を作るには、当然大きな苦労があります。“自分の良さ”を出しきったまま曲間口を広げるのが、もう本当に難しい…どれも良いけど、どれも“もう1つだけ強い何かが欲しい”というジレンマが生まれてきて…『GIANT KILLING』は最高の名刺代わりの1枚になったけど、これよりももっとライブ感が欲しいから。この『GRACE』が完成した時は、自分の中で“さらなるステップ”に到達できていると思います!
『GIANT KILLING』は、恩田さんがエクゼクティヴ・プロデューサー兼ベースを担当していますね。
“生バンドのライブ感”はキーで、恩田さんはレコーディングの際に、僕がミュージシャンに伝えるべきコメントの補足を手伝ってくれました。たとえば、生のシンバルの音が少し軽い気がして悩んだ時に、的確なアドバイスをもらいました。人柄は本当に優しくて、音楽に対する愛情で溢れています。僕が機材に興味があるのを知っていて「こういうのがあるけどどう?」と、アドバイスを下さいますし。『GIANT KILLING』のレコーディングは気合が入っていた分、結構時間を費やして…その日に今後のプロモーションの相談も重なっていたので、時間が過ぎれば過ぎるほどA&Rの皆さんもヤキモキするわけです(笑)。そんな時に恩田さんが、「うん、最初の作品だからトコトンやったほうが良いよ!」と間に入ってくれました。あと、恩田さんはアーティスト。ライブとかの“魅せる行為”に関する拘りと情熱が凄くあって、そういうコメントを聞くのがとても楽しかったです。
「GIANT KILLING」は、疾走感溢れる、ハイノートが心地良いナンバーで、コーラス含めアレンジも魅力です。
第2章のスタートを切るナンバーですからね。この曲をリード曲に決めるまでは、この曲にするか、従来通りの感じにするか、もっと爽やかなナンバーにするか、結構悩んだんです。でも、この曲が今の自分らしいナンバーだと思うしベストでした。タイトルのGIANT KILLINGには“大金星”という意味があって…ここに到達するまでの僕は常にベストを尽くして来たんです。そんな“最強のライバル”である過去の自分に勝利できた曲。そういう意味でこのタイトルにしました。
「飛行少女と僕」は、鍵盤が効いた爽やかでエッジが効いたナンバーですね。
今まで動画シーンでやってきたので、動画とリンクした曲を書きたかったんです。動画の絵コンテありきで成立する曲。歌詞を見てもわからない部分を“ああこういう意味なんだ”と絵が補足してくれる。そんな曲ですね。
カップリングとして、通常盤に「あのねのね」、初回盤Aに「いつかまた会うその日まで」、初回盤Bに「JUMP UP!!」という、全くテイストの異なる楽曲が入っているのは、ぐるたみんさんのソングライティング能力の多彩さを証明しています。
「GIANT KILLING」は間違いなく渾身のナンバーだけど、1曲だけでは自分らしさを伝えられるとは思えなかったんですよね。だから、それぞれの最後の曲にテイストが違ったナンバーを入れようと。「あのねのね」は今のロックシーンに向けて書いた曲で、4つ打ちのビートもそうだし、歌詞もテイストに注目して頂ければと。「いつかまた会うその日まで」は、いつか形にしたいと思っていたバラード曲。このシングルが出たタイミングは、丁度卒業シーズンの4月だったので、人の別れと再会、今の自分が目指す場所をテーマにしました。「JUMP UP!!」は、ライブの終盤で皆で大いに盛り上がれる曲。今までは「TIME UP」という曲をライブの最後でプレイしていたけど、ポップな感じだったのでガツンと終わる感じではなかったんです。だから、ライブの最後を飾れるナンバーとして書きました。
ボーカリストとして、作詞と作曲をして、リスナーに聴いてほしい部分は?
この『GIANT KILLING』を出すまでは、自分の歌と比べられる位に僕の曲が良いということを、自分のファンすら知らなかったと思うんです。実際、オリジナル曲でやっていくことを知ったファンから“本当ですか!?”というコメントをもらいましたから(笑)。でも、それを払拭して、十分にアピールできるものが作れたなと。ファンに向けても良いシングルになったし、これからの1年後が本当に楽しみになる作品です。
ツアーに向けて楽しみに1枚になりました。
今までもライブはしてきたけど、カバー曲が多かったですし、オリジナルで自分が見せたい世界を表現できるライブ…それがやれるツアーになるなと。だから、本当に今回のツアーのライブが楽しみです。ここから、さらに“上”を目指して全力で駆け上がっていきたいです!
Interview by TAKAHIRO HOSOE
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LIVE-G TOUR 2016-GIANT KILLING
6月24日(金)札幌CUBE GARDEN
7月9日(土)熊本B・9 V2
7月10日(日)福岡BEAT STATION
7月23日(土)名古屋RADホール
7月30日(土)大阪MUSE