日本が誇るカリスマバンドLUNA SEAのINORAN(g)、イギリスの人気ロックバンドFEEDERのTAKA HIROSE(b)、FEEDERのサポートメンバーでアメリカ・フロリダの実力派DEAN TIDEY(g)、日本の大阪出身のロックバンド8ottoのMAESON(vo)による日、英、米混合のスーパーバンドMuddy Apesが、最新作『Faraway So Close』を完成させた。前作『Fairy Dirt No.5』の緻密かつ躍動感溢れる音像はそのままに、本作はより泥臭くディープなバンドサウンドに回帰。オープニング曲「Comfy」のイントロから、ラストの「Motor Ego」まで、初期衝動溢れるスケールのドデカい“世界最高水準”なロックサウンドを展開している。
メンバーそれぞれが住んでいる場所で曲のアイデアを出し、そこから曲が始まっていくという、現代ならではのアプローチで本作の曲を完成させていった彼ら。
『今回スタートした時に「単純にバンドって“演奏する楽しさ”が大事だけど、一緒にプレイする楽しさってなんだっけ?」という話をした。その中で浮んだキーワードが“もっと泥臭くいこう!”ってことだった。でも、これだけ場所の物理的な距離があると、各々の音楽の嗜好性も異なるわけで…DEANは最初本当にのどかな曲が多かったし(笑)。それは素直に作った証拠だとも思うけど、ミックスの段階では泥臭く仕上げようって。もっと言えば、3枚目のアルバムを完成させた時に完結するものじゃなく、それから4人でライブやセッションすることで、完成するものにしたかった』とINORANが語るように、『Faraway So Close』には、バンド名通り、野性味溢れ泥臭くイナタいロックサウンドが全面に押し出されている…
獰猛かつ最高にスリリングでライブ感溢れるバンドサウンドは、ポール・マッカートニーやU2を手がけた“敏腕”スティーヴ・オーチャードがミキシングを手掛けたことで、さらに音が研ぎ澄まされ、オープニングの「Comfy」からラストの「Motor Ego」まで、圧倒的な“説得力”を宿し聴く者に迫って来る!
6月2日発売のPlayer7月号では、“遠くても近くにいる”というタイトル通り、離れた国々で生活するメンバーそれぞれの渾身の想いを込めた会心作『Faraway So Close』の魅力を、INORANのインタビュー、そしてINORAN、TAKA、DEAN3人の使用機材を掲載し多角的に迫る!
マディ・エイプス
ファラウェイ・ソー・クロース
ワーナー WPCL-12397 CD
6月15日発売 3,000円(税抜き)
Text by TAKAHIRO HOSOE
『Japan Tour 2016 “Go Apes Go !!!”』
6/23(木)梅田CLUB QUATTRO
6/24(金)名古屋SPADE BOX
6/30(木)福岡BEAT STATION
7/1(金)岡山CRAZYMAMA KINGDOM
7/15(金)新宿ReNY
[問] http://muddyapes.com