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DAVID BOWIE 追悼特集 さようなら、デヴィッド・ボウイ

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Photo by JIMMY KING

2013年3月の『ザ・ネクスト・デイ』は10年振りの新作ということで世界のロックファンに新鮮な驚きをもたらした。そして2016年1月8日、69歳の誕生日に新作『★(ブラックスター)』がリリースされ、本格的なボウイの活動再開が期待された。しかし、その2日後の1月10日、癌による死去が伝えられた。そんなデヴィッド・ボウイを忍んで、60年代末のソロデビューから現在までを辿るアーカイブ特集を急遽掲載した。

 1969年「スペイス・オディティ」の貴重なオリジナルPV。人類初のアポロ11号月面着陸のTV特番タイアップにも使われた出世曲。そこはかとなくアングラ感が漂っている。


 こちらが1972年『ジギー・スターダスト』収録の「スターマン」。TV番組の収録だがグラムロック期の朋友、ミック・ロンソンとのコンビネーションが楽しめる映像。まさにいい曲!


 グラム〜ファンクに移行した後、イーノとともに暗くてアーティスティックなベルリン3部作時代に突入。1977年の「ワルシャワの幻想」を今聴くと悲しいレクイエムに…


 そして1983年『レッツ・ダンス』収録の「レッツ・ダンス」PV。まさに一斉を風靡した80’sのダンスナンバー。ベルリン時代の真逆を行く!


 80年代に終わりを遂げる頃、ボウイはロックバンドであるティン・マシーンを結成した。こちらは1991年の「クラック・シティ」のライブ映像。時折しもグランジが勃発している。


 短命にして終了したティン・マシーン後、90年代後半はライブは行うが作品は第二の閑静期に。そして朋友、トニー・ヴィスコンティと再びタッグを組み、2002年『ヒーザン』、2003年『リアリティ』をリリース。そのワールドツアー中に動脈瘤で緊急入院する。こちらは2004年のリアリティツアーの「ニュー・キラー・スター」。



 ボウイは10年間のブランクを経て、2013年に突如『ザ・ネクスト・デイ』をリリースして世界中のファンを驚かした。そして2016年『★(ブラックスター)』をリリースした2日後に訃報が届く。これが最後の最新型ボウイの「ブラックスター」PVで、最後のボウイの映像が収められている。合掌。


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デヴィッド・ボウイ ★(ブラックスター)  ソニーミュージック Ble-Spec 2CD SICP-30918 2,500円(税抜)

2016年4月号(3/2発売)で特集掲載