Photo by TOMUJI OHTANI
PRINCESS PRINCESSのギタリストとして80〜90年代を一世風靡。この3月には仙台PITのこけら落とし公演でプリプリとしての最後の勇姿も見せる中山加奈子。彼女が1999年に結成して現在まで活動しているバンドがVooDoo Hawaiiansであり、ヴードゥではボーカリストとしての魅力もフィーチャー。繊細な言葉を紡ぐ作詞家としての側面も持つ彼女は、ロックンロールのビートとともに常に等身大のメッセージを発信してきている。昨年12月にリリースされたヴードゥのニューアルバム『Would You Like Comin' to the Parade?』 は個人的に最高傑作だと思うのだが、 中山加奈子、そして澄田健によるツインボーカル&ツインギターという強みが全面に押し出されており、多彩なリズムが飛び出すソリッドなバンドサウンドも実に艶やか。特に「雨の日のパレード」における中山の歌いっぷり、抜群のスウィング感で迫ってくる「I Like It」、中山のシャウトの魅力もさることながらバンドのインタープレイも痛快な「Makin’ Happy」は新たなヴードゥの看板曲である! さらには中山作詞作曲のロッカバラード「シェリー」を澄田がエモーショナルに歌い上げている辺りも聴きどころだ。
"Would You Like comin' to the Parade?"trailer
プリプリ時代はグレコのシグネチャーモデルもお馴染みであり、本誌読者には中山加奈子といえばSGタイプというイメージも強いことだろう。だが、現在VooDoo Hawaiiansではテレキャスターをメインにプレイしている。勿論3月のプリプリでは一連の愛器も登場するだろうが、そうした彼女のギターストーリーがたっぷりと語られているのが、現在発売中のPlayer2016年2月号の「My Standard」のコーナーである。これまでのギター変遷とともに彼女のギタリスト人生に迫ったロングインタビューにより、彼女ならではのギターのこだわりを感じていただけることだろう。そして愛器の数々は勿論、撮りおろしカットによる写真も観応えばっちりのはず。是非ご一読いただきたい。さらに読者プレゼントとして中山加奈子の直筆サイン入りVooDoo Hawaiians 15th Anniversaryパンフレットと、グレコのシグネチャーピックをセットにして5名様分いただいたので、記事の感想をちょっぴり書いていただいてメールでお送りいただきたい。そしてヴードゥはレコ発の全国ツアーがスタート!
「Parade Tour 2016」
2016年1月22日(金)@高崎FLEEZ
2016年1月30日(土)@由利本荘市文化交流館カダーレ 市民活動室
2016年1月31日(日)@酒田市中町BluesHiro
2016年2月06日(土)@北九州若松 T-Jam Live&BarUPDATE
2016年2月07日(日)@福岡Voodoo LoungeUPDATE
2016年2月19日(金)@神戸チキンジョージ
2016年2月20日(土)@京都 磔磔
2016年2月21日(日)@名古屋 得三
2016年4月03日(日)@下北沢GARDEN(スペシャルゲスト有!)
2016年4月23日(土)@松山 風来坊
2016年4月24日(日)@高知 X-pt. UPDATE