ニール・ショーンが2016年2月に行うジャパンツアーは、彼にとって初めてのヘッドライナーとなるソロツアーである。ジャーニーのギタリストとして世界中のスタジアムやアリーナを満員にしてきたニールは、バッド・イングリッシュやHSASなどの別プロジェクトでのライブを除くと、そのステージ人生の大半をバンドに捧げてきた。彼はソロ名義でもこれまで9枚のアルバムを発表してきたが、ソロツアーを行う機会はなかった。それが遂に実現することになった。
「今、プレイする候補曲のリストを作っているところだよ。最新ソロアルバム『ヴォルテックス』は2枚組だし、これまで9枚のソロ作を出してきて、他のバンドでもやってきたからたくさん候補曲がある。新曲やカバーもプレイするかも知れない。ただ言えることは、おびただしい量のギターを聴けることだ。メロディアスなリードも弾くし、ヘヴィな速弾きもある。マイルス・デイヴィスがジョン・マクラフリンとやった『ビッチェズ・ブリュー』『イン・ア・サイレント・ウェイ』みたいな、アバンギャルドな即興プレイも弾くつもりだ」
こちらが最新作『ヴォルテックス』収録の「エル・マタドア」。サンタナを彷彿させるラテンタッチでエレアコも弾いている。
こちらは「レディ“M”」。ジェフ・ベックも彷彿させるギターオリエンテッドな楽曲は一聴の価値あり!
来日メンバーにはジャーニー全盛期を共にしたスティーヴ・スミス(ds)が参加。残念ながら予定されていたランディ・ジャクソン(b)はマイルス・ショーン(g,b)に変更。イゴール・レン(key)を加えた4人編成になる予定だ。
■来日公演スケジュール 2/8(月)名古屋・ダイアモンドホール 2/9(火)-10(水)EXシアター六本木 2/12(金)大阪・なんばHatch [問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999 http://www.udo.co.jp/Artists/NealSchon/index.html#nagoya
ヴォルテックス ビクター・エンタテインメント CD VICP-75151〜2 発売中 3,400円(税抜)
2016年2月号(12/29発売)にインタビュー掲載