LOUDNESS『THUNDER IN THE EAST 30th Annversary Edition』トレーラー
ラウドネスの世界進出アルバム『THUNDER IN THE EAST』から30年…これを祝してコロムビアから『THUNDER IN THE EAST 30th Anniversary Edition』がリリースされた。メンバー監修による最新リマスター音源に加えて、何より衝撃的なのはこのたび発掘されたドキュメンタリー 『A Documentary of THUNDER IN THE EAST』、そしてライブ映像 『THUNDER IN THE EAST 1985 US TOUR LIVE』を収めたDVDである。想像以上にコンディションも良く、完成度も素晴らしい当時のフィルムの存在自体がサプライズ性たっぷりであり、当時から先駆的だったラウドネスの歩みとその圧倒的なバンドサウンドが再認識できる。また限定ボックスでは本邦初公開のデモ音源(とは言え、当時国内レコスタで撮られたスタジオクォリティ!であり何故今までリリースされなかったのかが不思議…)も話題だ。まるでこのタイミングを待っていたかのように実現した企画であり、リアルタイムのファンは勿論のこと、若い世代にラウドネスの偉業を伝えられることも喜ばしいこと。さらにこのタイミングで各社からラウドネス関係のリリースも続いている。ユニバーサル インターナショナルからは最新作『THE SUN WILL RISE AGAIN』のU.S.ミックス盤、ワーナーミュージックからも80〜90年代のカタログ、高崎晃のソロ作『氣』『輪』がリーズナブルな価格でリイシューされているのでこちらもチェックしてほしい。
ESP RANDOM STAR -THE BLACK STAR- Photo by TOMUJI OHTANI
そしてラウドネスの2016年デビュー35周年を目前にESPから発売されたのが、高崎晃の最新シグネチャー・ランダムスター“ザ・ブラック・スター”である。すでに「LOUD∞OUT FEST 2015」やB’zとのジョイントライブ「ROCK BEYOND ROCK」、そして現在も展開中の「LOUDNESS WORLD TOUR 2015 ″THE SUN WILL RISE AGAIN″〜30th Anniversary THUNDER IN THE EAST〜in JAPAN」でもプレイされて話題の最新ランダムは、80年代のランダムスターに通じるテイストを重視しつつも新時代のランダムを目指して製作されたもの。デザインは高崎晃自身によって行なわれており、ESPチームとのコラボレーションによりピックアップを筆頭に様々な最新のアイデアが盛り込まれている。『THUNDER IN THE EAST』30周年で各音楽雑誌を賑わせているラウドネスだが、12月2日発売Player2016年1月号では「高崎晃 ESP Rondom Star Story」と題して、ランダムスターの視点から観た高崎晃のギターストーリーを追求した。勿論、高崎晃の最新インタビューも掲載しており、『THUNDER IN THE EAST 30th Anniversary Edition』ついては勿論、“ザ・ブラック・スター”の登場でさらなる脚光を浴びているランダムスターもたっぷりと語っていただいている。さらに高崎晃のギターを手掛けるESP A&R加藤卓也氏のインタビュー、さらにランダムスターの変遷をまとめたストーリーとともに、今もなお進化し続けるランダムスターの魅力に迫っているので是非ご一読いただきたい。