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テナーベーシスト JIGEN 愛器の数々




両手に願いを (ver.2) / 桃梨 - Momonashi -

上村美保子のボーカルと、JIGENのテナー・チューニングを駆使したベースプレイのデュオ形態という、唯一無二のプレイスタイルで国内外問わず精力的な演奏活動をおこなっているモモナシ。 今夏はUSA、コスタリカツアーも展開してきた彼らだが、90年代よりテナーベースの可能性を追求してきたモモナシのベーシスト/コンポーザーと言えばJIGENである。さらにモモナシの活動と並行して頭脳警察、SOUL FLOWER UNIONなどでもプレイしてきた。ジャズ、ロック、歌謡曲、ヒップホップ、民謡、浪曲、ワールドミュージックなど実に多様な音楽性をミックスしたコンポーザーとしても、そのユニークな才覚を発揮している。


If This Bass Could Only Talk / Stanley Clarke cover

JIGENは語る。「スタンリー・クラークのソロアルバム(『If This Bass Could Only Talk』/88年)で、テナーベースとタップダンスのデュオ曲があるんです。そこが最初の着想になりました。ベースが和音をたくさん弾いていることに加えて、津軽三味線やボサノバ、フラメンコ・ギターが好きだったので、そういう要素もベースに採り入れたいと考えたんです。特にそれがテナー・チューニングのベースならできると思ったときに、バンドアンサンブルより、歌と伴奏者だけのシンプルな関係性をやってみたいと。ベースでいろんな音が出せるって気づいたとき、(津軽三味線奏者の)高橋竹山が師匠の成田雲竹と演っていたラジオ番組を思い出して。フラメンコに通じるところがあるとも思いました。テナーベースの弾き方によっては津軽三味線のようなこともできると思ったし、ギタリストと歌のデュオみたいにもできるし、これは絶対に面白いと思いました」


Bassically Taps / Stanley Clarke cover

 インタビューでは『MOMONASHI BEST 1998-2013』のリリースにともない、モモナシのことも含めたヒストリー的な内容に言及しつつ、愛器であるFUJIGENのオリジナルテナーベースを筆頭としたこだわりの楽器コレクションを美しい写真で掲載。カリン材をトップに用いたメインベースは、JIGENのテナーチューニングによるプレイに極めてマッチしたのだという。その他貴重な世界初の5弦エレクトリックベース、フェンダー・ベースXだったり、JIGENならではの楽器コレクションが楽しめる。メインベースとして愛用中のフィル・ジョーンズ・ベース・アンプ、さらにTRIAL(高早楽器技術)がJIGENとともに共同開発したオリジナルプリアンプも、この撮影取材ギリギリに完成。歴代のプロトタイプとともに紹介しているのでそちらもお楽しみに! さらに読プレとしてモモナシのラバーバンドもいただいたので、こちらを参考の上、感想を一言添えていただきメールにてご応募いただきたい。

モモナシ Live Infomation

【夏は祭りだ!】
2015年8月14日(金)《郡上おどり》郡上八幡・旧庁舎記念館前
☆徹夜踊りの期間中に演奏決定!(18:30〜19:30頃)

2015年08月16日(日)《すみだ・ストリート・ジャズ・フェスティバル》
☆アルカイーストにて、14:00〜14:40!!

『大忘年会 2015』
2015年12月18日(金)原宿アストロホール