チャットモンチー 『きみがその気なら』(Full Ver.)
前作『変身』ではデュオバンドとしての奇蹟のコラボレーションを具現化したチャットモンチー。そんな彼女達もデビュー10周年というから時間の早さに驚くが、最新作『共鳴』ではさらにスケールアップさせたバンドサウンドを聴かせてくれる。そしてデュオバンド形態を押し進めるとともに、サポートメンバーを迎えての演奏形態にも挑んだのが最新作『共鳴』のポイントと言えるだろう。橋本絵莉子と福岡晃子による2ピース楽曲のほか、恒岡章(ds / Hi-STANDARD、CUBISMO GRAFICO FIVE)と下村亮介(key,g/the chef cooks me)の男陣なる4ピース、さらに恒岡との3ピース、また北野愛子(ds/ DQS、nelca、ex. your gold, my pink)と世武裕子(pf,syn)の乙女団なる4ピースでプレイしたりと、外部の血を積極的に採り入れたコラボレーションは、新たなチャットのバンド像を提示してみせた。
チャットモンチー 『ときめき (Short Ver.)』
相変わらず独創的なアイデアによるソリッドなロックナンバーもさることながら、「最後の果実」ではスペクターポップス然としたスイートなサウンドも聴かせたり、 3ピースの「学園楽園天国」ではロカビリーテイストでプレイしていたり、 「ぜんぶカン」はデュオ編成でヒップホップスタイルに挑んでいたりととにかく楽しい。これまで以上に彼女達ゆえのポピュラリティが際立つ仕上がりとなっているのでお楽しみいただきたい。そして6月からは豪華対バンを迎えての「チャットモンチーの求愛ツアー(ハート)2015」がスタート。11月11日には日本武道館でデビュー10周年記念公演も待ち受ける。6月2日発売Player2015年7月号では橋本絵莉子と福岡晃子にソングライティングやアレンジ、男陣、乙女団とのコラボレーションなどたっぷりと語っていただいたので是非ご一読あれ。そしてCHATMONCHYの直筆サイン入り販促用ポスターを3名様分いただいたので、ぜひ記事の感想を一言添えていただきメールにて応募してほしい。