ギタリスト、ロベン・フォードのキャリアにおいて、2015年は最もクリエイティヴな時期だ。69年に18歳でプロ・デビューを飾った彼も、現在63歳。これまで、自身のソロやブルー・ライン、フォード・ブルース・バンド、マイケル・ランドウとの共演バンド“レネゲイド・クリエイション”、マイルス・デイヴィスやジョニ・ミッチェルを筆頭とする数々のセッション・ワークで精力的に活動してきた。そして、近年は『ブリンギング・イット・バック・ホーム』(2013)、『ア・デイ・イン・ナッシュヴィル』(2014)、最新作『イントゥ・ザ・サン』と、3年連続でアルバムを発表する多作ぶりである。これらは、3作とも異なるコンセプトを持ちながら、いずれもロベンのギター・プレイは唯一無比の色彩豊かなアイデンティティを持っている。もちろん、ブルース、ジャズ、ロックの壁を越え雄弁に自己主張するギターは、新作『イントゥ・ザ・サン』でも健在。今回ロベンが本誌に新作について熱く語ってくれた!
ロベン・フォード
イントゥ・ザ・サン
ビクター CD VICJ-70040
4月20日 2,700円(税抜)