Photo by MITCH IKEDA
ノエル・ギャラガーのソロプロジェクトである“ノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズ”の第2弾アルバム、『チェイシング・イエスタデイ』が完成した。11年に第1弾アルバムを発表して以来、元オアシスのギタリスト/ソングライターだったノエルはあっという間にソロアーティストとしての地位を確立してしまった。アルバムは大ヒットを記録し、ツアーでは大会場をソールドアウト、NME誌の「神がかった天才」はじめ多くの音楽賞に輝く……というのもさることながら、何より驚かされたのは彼自身がそんな人気や名声にふさわしい堂々たるパフォーマーに変身していたことだ。
そして初のセルフプロデュースとなる2ndソロアルバム『チェイシング・イエスタデイ』では大胆な音作りを取り入れつつも強靭な楽曲を力強くロックさせ、一段とソウルフルなボーカルを聴かせている。
新曲は様々なスタイルやサウンドを呑み込みながら全体としてストレートで力強いロック感がありますが、前作と比較するなら?
主な違いは、前作には10曲中2曲しかギターソロが入ってなかったけど、このアルバムでは9曲に入っているってことだ。ギターがもっと多いんだ。前作はとてもシネマティックでストリングスとか合唱隊とかが入って、幸福感に溢れた…なんというかスピリチュアルな音になっていたと思う。この新作はもっとロックレコードだね。わかるだろ?
今やあなたはギタリストというよりシンガーソングライター的注目のされ方をしていますが、ギターへの情熱は今もありますか?
もちろんだよー。俺は毎日ギター弾いている。メチャクチャ好きなんだ。大好き・大好き・大好き!! エレクトリック・ギターもアコースティックもね。もしこの人生で一度たりとも、まったく全然なんの成功を収めたことがなかったとしても、俺はそれでも毎日ギターを弾いているだろうよ。なぜならギターを弾くのが大好きだから。うんと楽しんでいるから。ほんとだよ、いつだってずーっとギターを弾いて曲書いているんだ。すごく美しくて驚異的な楽器だと思うよ。
4月の来日公演はどんなものに?
ムチャクチャ素晴らしいショーを期待してくれていいよ。今のところはそれしか言えない。新曲をたくさんプレイするつもりだし、古い曲も、オアシスの曲もいくつかやる。今リハーサルの最中でまだハッキリわからないけど、楽しくていいものになることは間違いないね。
■チェイシング・イエスタデイ ソニーミュージック 2月25日 初回限定盤2CD SICP-4395〜6 2,900円(税抜) 通常盤1CD SICP-4397 2,400円(税抜)
■来日スケジュール 4/6(月)-7(火)大阪フェスティバルホール、4/9(木)広島文化学園HBGホール 4/11(土)ZEPP FUKUOKA 4/13(月)ZEPP NAGOYA 4/15(水)-16(木)日本武道館 [問]スマッシュ 03-3444-6751 http://smash-jpn.com
2015年4月号(3/2発売)にインタビュー掲載