GIBSON ACOUSTICより新たなシグネチャーモデル Tamio Okuda CF-100Eを発売した奥田民生。これを祝して、Player2014年12月号のカバーストーリーに初登場。 2014年は彼が親交を温めるギブソン・ブランドが120周年、ギブソン・アコースティックも25周年というアニバーサリーイヤーとなったが、奥田民生もソロデビュー20周年。Tamio Okuda CF-100Eが発売されたことは非常にスペシャルなニュースだ。CF-100Eはギブソンのアコースティック・ギター史上においても、先駆的でありながらも長年レアモデルだったわけだが、奥田民生がシグネチャー・ギターとして使用することで大きな注目を浴びるだろう。
Photo by TOMUJI OHTANI
GIBSON CUSTOM Tamio Okuda CF-100E製品版プロトタイプ。奥田民生所有のプロトタイプよりもさらに鮮やかなボディ・フィニッシュが採用された。
Player2014年12月号カバーストーリーでは“OT's Gibson Story”と題して、何処よりも先駆けてTamio Okuda CF-100Eについて詳しく紹介しているほか、ギブソンとのコラボレーションにより開発されたギターの数々について、そしてこのたびリリースされたソロアルバムのリマスター盤セット『OT REMASTERS』、10枚組アナログ7インチ盤セット『OT DONUTS BURN』についても奥田民生に語っていただいている。さらに製品盤プロトタイプとともに本人使用のTamio Okuda CF-100E Proto、さらにその大元となった本人所有の1952年製CF-100E、さらにGIBSON CUSTOMのLes Paul OT Specialや 1959 Les Paul Tamio Okuda Proto 1も撮影。これらのギターレポートもPlayerならではの切り口で掲載。特にCF-100Eについてはレアモデルゆえに資料も乏しいギターなのだが、今回のレポートを読んでいただければあらゆる意味で先駆性と可能性を持ったギターであることがおわかりいただけるだろう。勿論写真もPlayer撮りおろし! ぜひお楽しみいただきたい。
さてこの気になるTamio Okuda CF-100Eだが、2014年内に150本予定で発売される (2015年以降の生産予定は2015年初に決定予定)。メーカー希望小売価格: 493,000円(税別)。すでに楽器店によっては入荷されているはずだ。ヴィンテージのCF-100Eのデザインを踏襲するとともに、奥田民生こだわりのオレンジ・カラーにて生み出された画期的なシグネチャーモデルである。特に数あるア―ティストモデルの系譜の中でも、CF-100Eをもとに生産・発売された例はギブソン史上においてなく、CF-100Eでのア―ティストモデルのリリースは快挙と言っていい。かのJ-160Eに先行して初のエレクトリック・アコースティックギターとしてP90ピックアップ付きでリリースされたモデルだが、純粋にアコースティック・ギターとして生鳴りが素晴らしい。奥田民生が魅了されたそのサウンドを是非楽器店で体感していただきたい。
2014年11月1日