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JUDAS PRIEST デビュー40周年を迎えたその音はまさに原点回帰!

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Photo by Travis Shinn

 前作『ノストラダムス』(08)で予言者ノストラダムスを題材にしたコンセプト作品に挑戦、賛否両論を呼んだ彼らだが、続くワールドツアーを前にしてギタリストの1人、K.K.ダウニングが脱退を表明。残されたメンバー達は若手ギタリスト、リッチー・フォークナーを迎え入れた。12年2月に来日公演も行われた『エピタフ』ワールドツアーは、“エピタフ=墓碑銘”というネーミングゆえに、引退ツアー(?)という噂を巻き起こした。だが、彼らはそんな憶測を一蹴、『贖罪の化身』を引っ提げて還ってきたのだ。

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贖罪の化身 ソニーミュージック CD 7月23日 デラックスエディション SICP-30618 3,600円(税抜) 通常盤 SICP-30618 2,600円(税抜)

 新作『贖罪の化身』は、デビュー40周年を経たメタルゴッズが今もなお破壊力を持ち続けることを証明する入魂の鉄槌だ。新加入ギタリストのリッチー・フォークナーはこう語った。
「俺が加入するにあたって、生のジューダス・プリースト・サウンドの一部になりたいと考えていたし、他のメンバー達もそれを望んでいた。前作『ノストラダムス』はコンセプトアルバムという、これまでやったことのない新路線だったし、王道に回帰することが重要だったんだ。5人の男たちがひとつの部屋でヘヴィメタルをプレイするという原点に立ち返った『贖罪の化身』は、“変化”よりも“伝統”を重んじたアルバムなんだ」
 そして不動のベーシスト、イアン・ヒルもこう語る。
「約2年間、ワールドツアーをしていたよ。遊んでいたわけではない。それに今回は、曲作りに時間をかけたんだ。私自身はベーシックなソングライティングには関わっていないけど、ロブとグレン、リッチーは時間をかけて気骨のある最高の曲を書いている。レコード会社も忍耐強く待ってくれたし、世界中のファンが新作を待っていてくれたことにも感謝するよ。『贖罪の化身』は待った甲斐のあるアルバムだと信じている」

 オフィシャル・リードトラックはこちら。これをへヴィメタルと言わずして何がへヴィメタルか!


2014年9月号(8/2発売)にインタビュー掲載