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JACK WHITE ソロ第2弾となる新作『ラザレット』が完成! 

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ホワイト・ストライプス、ザ・ラカンターズ、ザ・デッド・ウェザーを経てソロ活動を開始したジャック・ホワイト。その第2弾となる新作『ラザレット』が完成した。1st『ブランダーバス』の全米ビルボードチャート1位獲得で、米国ロックの良心ともいえるソロアーティスト・スタンスを築いたわけだが、この新作もすでに1位を獲得している。こちらがタイトル曲の「ラザレット」だが、ジャック節が全開だ!


そして新作には、ブルーグラス的なサウンドも登場。ロックやブルースを原点とするその音楽にも幅が出たわけだが、キャリア初となる長い制作時間をとった本作での新たな収穫とも言えるだろう。これがその「テンポラリー・グラウンド」のライブ映像。フィドルやラップスティールも入れたアコースティックサウンドだ。


そして本人が主宰するレーベル“サード・マン”の運営も順調だが、単なる商業レーベルや非営利インディーズとも一線を画すこのレーベルワークは、“アナログレコード”というものにクリエイティビティを持った独自のアプローチをしている。同時期にリリースされたニール・ヤングの新作でもその興味深い録音方法がなされているが、『ラザレット』のアナログ盤『ザ・ウルトラLP』には内側から外側へ進む溝、盤の端の溝、レーベルコピー下の溝、V状ではなくW状に掘った溝(2つのテイクが収録されている)、そしてエンジェルが浮かび上がるホログラムを切った溝など、前代未聞の仕掛けが施してある。まさに鬼才ぶりを発揮!


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ジャック・ホワイト ラザレット ソニーミュージック CD SICP-4141 6月11日 2,200円(税抜)

2014年8月号(7/2発売)にジェネリック・インタビュー掲載