キノコホテル「ばら・ばら」
2012年末、電気ベース奏者にジュリエッタ霧島を迎えて、心機一転の新体制による営業をスタートしたキノコホテル。オリジナルアルバムとしては1年半振りとなった新作『マリアンヌの呪縛』が話題を呼んでいる。キノコホテルならではの独自の世界観、各自の演奏家としての技量がたっぷり味わえるソリッドな音の佇まいは健在。さらにジュリエッタ霧島のベースプレイがグルーヴィなニュアンスを加味しており、進化したキノコホテルのバンドサウンドを具現化している。6月2日発売Player7月号では支配人を筆頭に、従業員も勢揃いでのインタビュー取材を敢行。実は4人揃ってのインタビューはレアだとか。「取材だから私ばかりじゃなくてあんた達も話しなさいよ!」と支配人に鞭を打たれつつ(笑)、今の4人のムードが感じられるインタビューになっている。Playerのインタビューなので極めて音楽的な内容に特化した内容ですが…。
支配人・マリアンヌ東雲のちょっぴり過激なキャラクターなりステージング、従業員達のビジュアルなどについつい目が行ってしまうところもあるが、『マリアンヌの呪縛』は実演会(ライブ)ではみくちゃになって大盛り上がりのアッパーなチューンから、ゴスペルチックなミディアムスローナンバーなど実に多彩な楽曲が収められている。支配人のソングライティングセンスもさることながら、「支配人のやりたいことが少しずつ変わってきているのは、一緒に演っていてわかるから。自然とそれに合流していく感じですね。(ファビエンヌ猪苗代)」という発言にもあるように、さらなる新境地に挑んだ楽曲も収められている。キノコホテルのパブリックイメージみたいなものがあるとするなら、その音世界は圧倒的にそのカテゴライズからはみ出しているはず。
FENDER JAPAN Jazzmaster JM66B
電気ギター担当のイザベル=ケメ鴨川(ソロでも大活躍!)が今作でもメインギターで使用したのはフェンダージャパンのジャズマスター。マッチングヘッド仕様のヴィンテージホワイト・フィニッシュの1本で、ときにアーミングも多用して多彩なトーンを生み出している。ブロックポジションマークやネックバインディング処理など66年中期以後のスペックでリイシューされたもので本器はその2007〜08年製。ジャズマスターと特製ファズボックス、ツインリバーブの組み合わせがトレードマークだが、「恋の蟻地獄」の間奏に関しては「ファズを使わずボスのブルースドライバーだけで録ったんです」とはケメ談。今回支配人・マリアンヌ東雲の直筆サイン入り販促用ポスターを3名様分いただいたので、ぜひ何か感想を一筆書いていただきこちらからメールでご応募いただきたい。全国実演会も展開中だ。
キノコホテル アルバム発売記念ツアー「サロン・ド・キノコ〜恋の蟻地獄」
2014年5月31日(土)沖縄県 那覇Output
2014年6月1日(日)沖縄県 那覇G-shelter
2014年6月6日(金)奈良県 奈良NEVER LAND
2014年6月7日(土)岡山県 DESPERADO
2014年6月8日(日)京都府 磔磔 ※単独公演
2014年6月20日(金)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO ※単独公演
2014年6月21日(土)三重県 club chaos
2014年6月27日(金)鹿児島県 SR HALL
2014年6月29日(日)福岡県 BEAT STATION
2014年7月6日(日)宮城県 enn 2nd ※単独公演
2014年7月11日(金)静岡県 Sunash
2014年7月13日(日)大阪府 Shangri-La ※単独公演
2014年7月18日(金)東京都 LIQUIDROOM ebisu ※単独公演