昨年で結成15周年の節目を迎えたザ・バックホーン。2013年は1月の武道館公演にはじまり、イベントではインディーズ1stアルバム『何処へ行く』の全曲再現ライブ、9月には初のB面集『B-SIDE THE BACK HORN』のリリース&同作とリンクした全国ツアー“『KYO-MEI ワンマンツアー』〜アナザーワールドエクスプレス〜”など、過去15年の足跡を改めて辿った4人が、記念すべきキャリア10枚目となるオリジナル・アルバム『暁のファンファーレ』をリリースした。
“生命の嵐”という意味が込められた前作『リヴスコール』の生命賛歌から、更に希望へと進んだタイトルに集まった全13曲は、バックホーンらしい抒情的ナンバーからファンクに接近したアプローチ、ダンサブルなシェイク・ビート、すべてを優しく包み込む壮大なバラードまで、音楽的にも13のべクトルを用意した仕上り。近年はメンバーそれぞれがデモを作り込む作曲スタイルにシフトしつつも、今回は各楽曲に対して全メンバーの解釈、アイデアが更に反映された形となっており、新たなバックホーンの可能性を感じさせる楽曲揃いだ。現在発売中のPlayer6月号では山田将司(vo)、菅波栄純(g)、岡峰光舟(b)、松田晋二(ds)のメンバー全員にインタビューを掲載。演奏面、使用機材に深く迫ったテキストとなっている。
ザ・バックホーン
暁のファンファーレ
スピードスター 4月9日
初回限定盤(CD+DVD) VIZL-657 3,200円(税抜)
通常盤(CD) VICL-64147 2,700円(税抜)