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待望の初来日公演を果たしたジ・ユニオン!

 英国ハードロック・バンド、サンダーのルーク・モーリー(g)と、ブルーズ・ミュージック・アウォード受賞者でもあるピーター・ショルダー(vo,g)によるジ・ユニオンが、11月に初来日公演を行った。ブルースやソウルも内包する60〜70年代クラシックロックを彷彿させる彼らは、既に3作のアルバムを輩出。英国クラシックロックの魅力を存分に放ってくれた。

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サンダーのギタリスト、ルーク・モーリー

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こちらがピーター・ショルダー

 ジ・ユニオンの音楽性についてルークはこう語る。「特に方向性を打ち立てたことはなくて、ジ・ユニオンの場合はどんな方向性でもありなんだ。いろんなものから影響を受けて、ツェッペリンとかビートルズがそうであったように幅広い影響を受けても、いいと思えるものでさえあれば何でもいいという気持ちでやっているよ」 そしてピーターも「このバンドでアイデアに詰まることはないよ。ギターを弾くと必ずアイデアを追いかけるし、ソングライターの欲求としてそれをどう表現するかを常に考えているから」と感じている。



 ジ・ユニオンの詞曲は、ルークとピーターの両者が個別にも共同でも作っているが、それぞれの個性は次第に融合し、ジ・ユニオンのロックを形作っているようだ。ギターを弾いて音楽を作り、ライブやレコードを作るというシンプルなアーティスト・スタンスを持っているからこそ、クラシックロックをなぞるわけではなく、そのものを再現することが出来るのだろう。
 ルークはそんなバンドの姿勢そのものを若きバンドにも伝えたいようだ。「ジ・ユニオンは60〜70年代の音楽に影響を受けているが、その頃の音楽は素晴らしいと思う。流行廃りはあるけれど、基本的にCSN&Yやビートルズ、レッド・ツェッペリンの人気がまったく無くなることはあり得ない。今はネットの時代で、若者がそういう音楽に興味が向くのもいいことだと思うよ」

ユニオンCD.gif
フロム・ザ・ウエスト・ダウン・トゥ・ジ・イースト ハイドラント 来日記念CD QIHC-10056 発売中 2,300円

2014年2月号(12/28発売)にインタビュー掲載