Photo by TOMUJI OHTANI
毎月ミュージシャンの楽器変遷をたどるとともに、愛器の数々を紹介している「ディアマイパートナーズ」のコーナー。11月2日発売Player12月号では相対性理論などでギタープレイを担うと共に様々なアーティストと共演、コンポーザー、プロデューサーとしてCM音楽なども手掛けるなど、多岐に渡る活動で注目を浴びているギタリスト、永井聖一が登場。
相対性理論『YOU & IDOL』MV
クリーントーンや空間系エフェクトを駆使した透明感あふれるギタープレイがトレードマークという印象があるが、ヴィンテージ機材などを用いて具現化されていたりと、そこには彼独自の審美眼によるこだわりが感じられる。その辺インタビューでたっぷり語っていただいているのでぜひご一読いただきたい。所有ギターもレアなギターが含まれているのでお楽しみいただけるだろう。
GIBSON Melody MakerⅫ
Photo by TOMUJI OHTANI
その中でも興味深かったのが経年変化による退色が進みつつも、鮮やかなカラーリングが美しいスパークル・バーガンディのギブソン・メロディメーカーの12弦モデル。スチューデント・モデルとして著名なメロディメーカーだが、1959年に登場以後、そのスペックは時期により変化してきており、1965年にはSGシェイプにリニューアルしている。本器は67〜71年にかけて少数生産されていたそのレアな12弦モデルだ。
Player2013年3月号のVINTAGE FILEに同時期のギターが登場!
面白いことに永井所有のレアなメロディメーカーⅫと同様のSG期のものが、Player2013年3月号のVINTAGE FILEでも紹介されている。ギブソン・ロゴが入っていないのでこれらのギターは別のものではあるが、それにしても珍しい。永井所有のレアなメロディメーカーⅫはコンディションも抜群だった。「使わないギターが出てきたら売ったりもする」とのことだが、狙っているギターはいっぱいあるということで、「またしばらくしたら増えていると思います(笑)」とは永井談。そんな永井のギターキッズっぷりがうかがえるインタビューをお楽しみあれ。
2013年10月31日