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Syu(GALNERYUS)のギターヒストリー

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Photo by TOMUJI OHTANI

 スピード感とエモーショナルさを併せ持つギタープレイで、00年代以後のメタルシーンに衝撃を与えたギタリストSyu。ANIMETALなどの活躍で一躍注目を浴びた以後は、ガルネリウスで壮大かつメロディアスな楽曲を編んで来ている彼だが、とりわけヴォーカリストに小野正利を迎えての近年は、メタルファンにとどまることなく広い層のロックファンにその存在感を提示してきた。シンセ入りメタルバンドでは国内最高峰人気バンドのひとつになりつつある。毎月ミュージシャンの楽器変遷とともにそのヒストリーに迫っているDEAR MY PARTNERSのコーナー。遂に満を持してSyuが登場である。


【ALBUM全曲トレイラー】GALNERYUS 『THE IRONHEARTED FLA Vol.2 REFORMATION SIDE』

2013年はガルネリウスのデビュー10周年にあたり、これを記念した連作アルバム『THE IRONHEARTED FLAG』を連続リリース。『Vol.1 REGENERATION SIDE』は現ラインナップによるセルフカヴァーアルバムだったのが、続いてリリースされた『Vol.2 REFORMATION SIDE』は非常にユニークで独創的なアルバムである。なんと原曲を踏襲しつつも、大胆にもメロディや歌詞などを変えた新たな装いのガルネリウス・スタンダードを聴かせる“改作”アルバムになっている。インタビューでも「ガルネリウス史上最も難しかったアルバムかもしれない」と語ってくれたSyuだが、この辺原曲を知るコアファンが聴き比べて楽しむのもよし、また初めて知る人は固定観念なく聴いても勿論楽しめる。アートワーク含めて非常にこだわった2枚となっているのでぜひご堪能あれ。

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ESP CRYING V
Photo by TOMUJI OHTANI

CRYING STARを筆頭にESPと独創的かつ実用的なシグネチャーモデルを開発してきたSyuだが、最新シグネチャーとなるのがこのCRYING Vだ。「“CRYING V”は当初ロングスケールのハーフスキャロップド指板仕様でした。その後に作られたのがこの“CRYING V”なんです。“必要なものだけを備えた、シンプルなハイフレット仕様のVを作ろう”と思ったんですけど、ライブでも物凄く多用していますね」とはSyu談。31フレット仕様のメイプル指板、ハイフレットの演奏性を考慮したマホガニー・ボディ設計による究極のV。1ヴォリューム1トーン、ボタン式のキルスイッチにタップスイッチも搭載と、1ハムのシンプルな仕様ながらもSyu故のこだわりを感じさせるコントロール部になっている。Syuのユニークなギタリストヒストリーとともに、愛器ESP CRYING STARの開発エピソードなどもたっぷりと語っていただいているので、ぜひ10月2日発売Player11月号のほうをチェックしてほしい。また読者プレゼントとして、販促用ポスターをSyuの直筆サイン入りで3名様分いただいたので、ぜひ記事の感想もほんの少しでいいので書いていただきつつこちらのページを参照の上、メールでご応募いただきたい。

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ガルネリウス
ジ・アイアンハーテッド・フラッグ Vol.1 リジェネレーション・サイド
バップ CD+DVD
VPCC-80660 5月22日 3,500円

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ガルネリウス
ジ・アイアンハーテッド・フラッグ Vol.2 リフォーメーション・サイド
バップ CD+DVD
VPCC-80660 9月4日 3,500円

ARISING THE IRONHEARTED FLAG Tour Schedule
2013/10/06(日)仙台 Hook SENDAI
2013/10/08(火) 新潟 GOLEDEN PIGS RED
2013/10/11(金)札幌 cube garden
2013/10/14(月)渋谷公会堂

2013年9月29日