ボン・ジョヴィの12枚目となる『ホワット・アバウト・ナウ』が大好評だ。この新作は“立ち上がって、誇りを持つんだ”“今こそどうだい”と語りかける意欲作だが、3月のアルバム発売前からスタートした米国ツアーでは新曲も演奏された! 現在ワールドツアー真っ最中のボン・ジョヴィだが、4月3日にはリッチー・サンボラのツアー離脱が発表。急遽フィルXが代役を務めツアーが続けられている。デビュー30周年となる2014年を目前にして、バンドは更に深化している。そんなボン・ジョヴィの新作を語るリッチー・サンボラのインタビュー、そしてツアー参加中だった貴重な米国公演のライブレビューとバンド機材紹介を特集掲載した。
ボン・ジョヴィ
ホワット・アバウト・ナウ
ユニバーサルミュージック 発売中 初回生産限定盤CD+DVD UICL-9104 3,500円 通常盤CD UICL-1121 2,548円
Photo by DAVID BERGMAN
ボン・ジョヴィの新作はバンドでのレコーディングで、ジョン・シャンクスがプロデュースを担当している。「ジョン・シャンクスと俺は一緒に4枚のレコードを作ってきた。だから俺たちは互いのことを知っているようなもので、すべての作業がとても早く進んだね。超楽しかったよ。そんなふうにスタジオでとても楽しく過ごしながら、俺たちはガッツリ曲を掘り下げて自分たちのやっていることを心から信じて取り組んでいた。その結果、俺たちはとても良いレコードを作れたと思っているよ」とリッチーは語る。この新作はギター・オリエンテッドなアルバムではないが、多くの人の耳を動かす音楽力に満ちている。
リッチー・サンボラ
アフターマス・オブ・ザ・ローダウン
ユニバーサルミュージック CD UICN-1018 発売中 2,600円
一方、ギタリストとしての放出は一足早く制作されたソロアルバムに満載されていた。「バンドで活動する時はバンドのやり方を守らないといけないし、曲の作り方なども違ってくる。自分だけの時は、俺はもっとアグレッシヴな姿勢でプレイしたいし、もっとインプロビゼーションもやりたいし、もっと長くソロをプレイしたいんだ。そして自分を楽しみたいのさ…今回はそうしたよ…もう夢中になっていたね。だけど、ただ根拠なくやっていたというのでもないんだ。俺は素晴らしいバンドを集めることが出来ていて、幾つか凄く良い曲があったんだよ」とリッチーは語った。
そんなリッチーがソロアルバムで使用、ボン・ジョヴィの最新ツアーでも使用したギブソン・フライングVをキャッチ! コリーナ材を使用したオリジナル・フライングVは、58年に98本しか製造されなかったレアなビンテージ・ギターだが、7月号のインタビュー後編ではリッチーのギターに対する愛情も存分に語られている!
13.6月号(5/2発売)カバー・ストーリー、13.7月号(6/2発売)の2号で連続掲載