傑作ニューアルバム『99匹目のサル』を引っさげて全国ツアーを展開中のザ・コレクターズ! 近年は加藤ひさしと古市コータローによるポッドキャスティングラジオ「池袋交差点24時」が、2009&2010 iTunesベスト・ポッドキャストに選出されるなど注目を浴びていることでもお馴染み。現在シーズン4に突入しておりますます絶好調。昨年はPヴァインブックスから書籍化されるなど人気だ。さらに60年代オリジナルTEISCOの楽器のみを使ったKOTARO AND THE BIZZARE MENも話題も呼んでいる。本家本元ザ・コレクターズも昨年のライブはソールドアウト続出で、新たな黄金期を感じさせるムードが漂っている。『99匹目のサル』はお馴染みサロンミュージック吉田仁とのタッグによる渾身の1枚で、アイロニカルさを擁しつつポジティブなメッセージ性が際立った仕上がりとなった。古市コータローの繊細さとアグレッシブさを合わせ持ったギタープレイも痛快だが、シンセもフィーチャーしたバンドサウンドは現在のコレクターズならではの音である。話題の「プロポーズソング」はもとよりアコースティックテイストを押し出した「ドーナツソング」、古市コータローが歌う「ごめんよリサ」など珠玉のラブソング、「喜びの惑星」「未来地図」「雨と虹」「オスカーは誰だ!」のようなメッセージ、原発事故で揺れ動く世評をポップに歌った「電気を作ろう!」などなど今回も名曲がたっぷり。突き抜けるような加藤ひさしの歌声の魅力は勿論健在。キラーチューン満載の傑作ゆえ、全国ツアーが楽しみである。ちなみにツアーファイナルは新木場スタジオコーストだ!
ザ・コレクターズ / プロポーズソング【Director's Edit】
ところでザ・コレクターズそのリーダーでありシンガーの加藤ひさしは近年テスコ・コレクターとしても著名。昨年は全てをテスコの楽器のみでレコーディングしたコータロー・アンド・ザ・ビザールメン『エレキの若旦那』をリリースするなど、テスコ熱は冷めるところを見せない。実はPlayerは以前よりテスココレクション撮影取材のオファーをしてきたのだが、『99匹目のサル』リリースタイミングで遂に実現したのが2月1日発売Player3月号DEAR MY PARTNERSの記事である。本来このページはミュージシャンの愛器を紹介するとともに、使用楽器の変遷とともにそのミュージシャンヒストリーに迫る企画で、楽器写真に関してはカラー見開きを楽器で埋めるのが定例となっている。加藤ひさしの場合、テスコの弦楽器だけでカラー見開きが埋まってしまったために大幅な増ページをすることに…。テスコのギター、ベース、ドラム、テスコード(オルガン)などがだいたい2ページで収まらない。しかもテスコ以外の楽器もいっぱいある!(コレクターズではヴォックスもトレードマーク)ということで、9ページに及ぶ大特集になってしまった(表紙のエリック・クラプトンのカヴァーストーリーに継ぐボリューム)。我らがモッズリーダーによるテスコを筆頭とした楽器コレクションとともに、楽器愛に満ちた熱いメッセージをぜひお楽しみいただきたい。
ザ・コレクターズ / 「未来地図」PVダイジェスト
インタビューも当初の取材日だけでは収まらず、2回に分けての大掛かりな取材になったのだが、テスコへの想いとともに『99匹目のサル』のこと、吉田仁とのことなど、他では読めない内容のインタビューになったと思う。テスココレクターとして言わずもがな、テスコの楽器のみならず全ての所有する楽器について特筆すべきは、常にちゃんとプレイできる状態を維持しているところ。それを当たり前だと思うひとは甘い。これだけの数の弦楽器をはじめとする楽器、アンプ類のコンディションを維持し続けるのは大変なことで、楽器コレクターの所有品には鳴らない楽器が混じっていたりするのは決して珍しいことではないのだ。さらに加藤ひさしはコンディションが悪い楽器に関してはリフィニッシュしたり、パーツも交換していたりする(その証として実際に修理途中の楽器も掲載されている)。この辺に彼の楽器愛をひたすら痛感した取材だった。その辺りのこだわりについてもインタビューでたっぷり語っていただいている。
ザ・コレクターズ / 「誰にも負けない愛の歌」PV(メンバー・コメント入り)
Playerならではの加藤ひさし楽器コレクション特集! ぜひコレクターズ・ファンのみならずすべての楽器ファンに読んでいただきたい。なお、この特集記事を記念して読者プレゼント用にザ・コレクターズのサイン入り販促用ポスターを2名様分いただくことになっている。ぜひ記事の感想などをちょことっと書いていただきつつ、この応募要項をチェックしていただいてpresent@player.co.jpまでメールにご応募いただきたい。
ザ・コレクターズ『99匹目のサル』
コロムビア 1月23日
CD COCP-37694 2,625円
CD+DVD COZP-733-4 3,675円
THE COLLECTORS TOUR 2013 MOD TONE
2013/02/10(日) 京都・KYOTO MUSE 開場16:30 / 開演17:00
2013/02/11(月) 岡山・Crazy Mama 2nd Room 開場16:30 / 開演17:00
2013/02/16(土) 静岡・UMBER 開場17:30 / 開演18:00
2013/02/23(土) 神戸・VARIT. 開場17:30 / 開演18:00
2013/02/24(日) 広島・ナミキジャンクション 開場16:30 / 開演17:00
2013/03/02(土) 金沢・AZ 開場17:30 / 開演18:00
2013/03/03(日) 新潟・GOLDEN PIGS BLACK STAGE 開場16:30 / 開演17:00
2013/03/09(土) 福岡・DRUM LOGOS 開場17:30 / 開演18:00
2013/03/10(日) 熊本・DRUM Be-9 V1 開場16:30 / 開演17:00
2013/03/16(土) いわき・CLUB SONIC IWAKI 開場16:30 / 開演17:00
2013/03/17(日) 水戸・LIGHT HOUSE 開場17:30 / 開演18:00
2013/03/20(水) 札幌・cube garden 開場16:30 / 開演17:00
2013/03/23(土) 仙台・MACANA 開場17:30 / 開演18:00
2013/03/24(日) 盛岡・Club Change WAVE 開場16:30 / 開演17:00
2013/03/30(土) 宇都宮・HEAVEN'S ROCK VJ-2 開場17:30 / 開演18:00
2013/03/31(日) 熊谷・HEAVEN'SROCK VJ-1 開場16:30 / 開演17:00
2013/04/06(土) 沖縄・桜坂セントラル 開場17:30 / 開演18:00
2013/04/13(土) 名古屋・CLUB QUATTRO 開場17:00 / 開演18:00
2013/04/14(日) 大阪・BIG CAT 開場16:15 / 開演17:00
2013/04/20(土) 新木場・STUDIO COAST 開場16:00 / 開演17:00
2013年2月20日