PLAYER ON-LINE HOME > Playerブログ
Player Blog

OZ NOY ギターの魔術師が自身のルーツであるブルース・ミュージックに回帰した最新作をリリース!

オズノイ.jpg

 浮遊感のある美しいコードと息を飲むスリリングなソロで、多くのギタリスト達からリスペクトされている“ギターの魔術師”オズ・ノイ。そんな彼の最新作『トゥイステッド・ブルーズ』が、ビデオアーツ・ミュージックより1月25日にリリースされる。本作は、オズ・ノイが“自分のルーツ”と語るブルースをベースに構成されているのが大きな特徴で、独自のユニークなテンション・コードを内包した楽曲と、彼のアイドルであるジミ・ヘンドリックスやスティーヴィー・レイ・ヴォーンの影響を感じさせるエモーショナルなギター・プレイがたっぷりと堪能できる充実作だ。

オズジャケ.jpg
オズ・ノイ/トゥイステッド・ブルーズ
ビデオアーツ・ミュージックCD VACM-7045 1月25日 2,625円

 NYシーンの“ブッ飛びギタリスト”として知られる彼が、オースティンとニューヨークの2つ都市で行った本作のレコーディング・セッションでは、超豪華なゲスト・ミュージシャン達が参加しているのも大きなポイントだ。ニューヨーク・セッションは、ヴィニー・カリウタ(ds)、アントン・フィグ(ds)、ウィル・リー(b)、ジョン・メデスキー(org)、ジェリーZ(org)、アラン・トゥーサン(piano)、ラルフ・マクドナルド(perc)といった“NYのファーストコール・ミュージシャン”が集結し知的でアーバンなブルース・サウンドを展開。一方のオースティン・セッションでは、エリック・ジョンソン(g)、クリス・レイトン(ds)、ロスコー・ベック(b)、リース・ワイナンズ(org)という凄腕が集結し小粋でホットなバンド・アンサンブルを聴かせてくれている。もう1人の“ギターの魔術師”エリック・ジョンソンとレコーディングするために実現したというオースティン・セッション。このセッションには、名手スティーヴィー・レイ・ヴォーンと一緒に演奏していた、クリスとリースというレジェンド・ブルース・プレイヤー達が参加していることも大きな要素で、スティーヴィーを支えた名手達が作り出すワイルドなテキサス・スタイルのシャッフルにオズ・ノイのギターも変幻自在に暴れまくっている!
 今回playerでは、2011年12月初頭に自身のライブと新作のプロモーションを兼ねて来日した彼にインタビューを敢行。新作の概要や今のなお進化し続けるギター・プレイについて語ってもらった。音楽に対する燃えたぎる情熱と、ユニークなアイデアを語ってくれた彼だが、特に“初めてNYに来た時に思い描いていた夢が遂に叶ったんだ!”と嬉しそうに話した時の子供のような笑顔がとても印象的であった。
 そんな彼の最新作『トゥイステッド・ブルーズ』と、今回のインタビューを是非チェックして、彼の溢れる音楽への想いを感じてほしい!  (細江高広)

2011年12月30日