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エレファントカシマシがPlayer2017年5月号表紙に登場

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 デビュー30周年を迎えたエレファントカシマシ。3月21日(火)リリースのベストアルバム『30th Anniversary「All Time Best Album THE FIGHTING MAN」』も好セールスを記録中。バンド史上初となる全国都道府県を回るツアー「30th ANIVERSARY TOUR 2017 “THE FIGHTING MAN”」の開催も話題となっている。

 4月1日発売の音楽雑誌Player2017年5月号では遂にエレファントカシマシがカバーストーリーに登場。写真は「THE VINTAGE FILE」や「My Standard」「THE GUITAR」などの撮影で楽器ファンにはおなじみ、フォトグラファー大谷十夢治氏による撮り下ろしとなっており、「30th ANIVERSARY TOUR 2017 “THE FIGHTING MAN”」で使用される彼らの愛器の数々も網羅。美しい写真とPlayerならではの解説で紹介している。なお大谷十夢治氏も生粋のエレファントカシマシファンであり、いつにも増してテンションの高いフォトセッションとなったので、ぜひ写真にはご期待いただきたい。

 ところでPlayer2017年5月号カバーストーリーのテーマは“誰も読んだことがないエレファントカシマシ”である。普段はどうしても宮本浩次の魅力的なキャラクターやソングライティングを語られがちな傾向があるが、Playerでは“楽器誌”という王道フォーマットならではの取材を敢行した。宮本浩次、そして石森敏行、高緑成治、冨永義之の楽器隊によるそれぞれのインタビューを行ない、彼らが入手、使用してきた楽器変遷によりエレファントカシマシの30年に迫っている。取材時のリアクションだとこうしたタイプの質問が次々に浴びせられるのは、4人にとっても新鮮だった模様。

 ミュージシャンが音楽を生むにはいろんな要因がある。そこにはメッセージ性なりその時の精神性なり理念なりがあるし、逆に説明不能なひらめきだったり偶然性が面白い作品を作り上げることもあるだろう。そして、楽器を弾かない人にはひょっとしたら想像つかない部分かもしれないが、その楽器を手にすることで生まれる音楽もある。衝撃を受けた楽曲を弾きたい、もしくは弾いたことからインスパイアされるものが最終的に名曲として仕上がったり、また様々な楽器を手にすることでプロミュージシャンとしてスキルアップしていくというプロセスは、実は一般的な音楽雑誌では意外と語られることがない。が、先述の精神性といった部分と同じくらい、ミュージシャンにとって使用楽器にはそれを使う大きな理由がある。

 エレファントカシマシにももちろんそういったストーリーがあったが、今までそこを徹底的にフィーチャーした記事はなかったと思う。僕自身、エレファントカシマシのファンであり、デビュー当時から彼らの記事が載っている雑誌なり書籍なり、ラジオやテレビ番組などもチェックしてきたが、楽器にフォーカスした内容のものを読んだことがない。Player2017年5月号のエレファントカシマシ特集は、そうした個人的な関心も手伝い、またアニバーサリータイミングで総括取材的なアプローチができるタイミングだったこともあり、他の媒体とは明らかに切り口の違う資料価値たっぷりの記事を作り上げることができた。楽器との出会いにより育まれたエレファントカシマシの音楽性、そしてその歴史が紐解かれた、コアファン必読の内容に仕上がっている。これはPlayerという一貫して楽器とミュージシャンの相互関係に着目する雑誌だからできた記事だとも思う。ぜひエレファントカシマシのファンを自認する方にはどんな手段でもいいから一度手に取っていただきたい、と切望する。

 なお音楽雑誌Player2017年5月号はその他にも、小倉博和の新作とヴィンテージ・マーティンの特集、神保 彰×川口千里によるドラマー対談、THE DOOBIE BROTHERS、MICHAEL SCHENKER、ドレスコーズ、空想委員会、ウソツキのインタビュー、ギターサミット2017(渡辺香津美 SUGIZO 沖仁)、JEFF BECKやJOURNEYの機材レポート、ハヤシ(POLYSICS)のギターコレクション&インタビューなど、洋邦新旧問わずの独自の記事が満載の内容となっている。

 これを機に楽器誌に触れていただき、ミュージシャンがこだわりの楽器を手にすることで生まれる音楽のマジックにも着目してみてほしい。Player2017年5月号は全国の楽器店、書店で2017年4月1日(土)に発売。乞うご期待! 
Player 編集長 北村和孝

THE DOOBIE BROTHERS 来日間近! パット・シモンズに訊いてみた

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 ドゥービー・ブラザーズが7年ぶりの来日を果たす。2014年には代表曲をセルフカバーした『サウスバウンド』をリリース、ツアーでも円熟したバンドによって70年代ウエストコースト・サウンドを再現している。「日本でプレイするのはいつも素晴らしい体験。日本も、日本人も大好き。あらゆる意味で実に刺激的で、すっかり魅了されてしまう」と日本への思いをパットは熱く語ってくれた。そして今回のステージは一段と面白いものになるはずだと言う。なにしろ元リトル・フィートのビル・ペインがキーボード・プレイヤーとして2012年からバンドに正式参加、日本にももちろんやって来る。ペインは1972年の『トゥールーズ・ストリート』以来バンドゆかりの人なので、よりオーセンティックなドゥービー・サウンドが期待できるはず。

 ドゥービー・ブラザーズは非常にアメリカ的なサウンドのバンドです。そうした音楽なのに日本人に好評なのはどうしてだと思いますか?
 日本のファンにとって俺たちは一種のルーツバンドなんだと思う。たくさんブルースをプレイするし、思うにフォークブルースって感じかな。経験したことを書いていて、内容としてはそんなに深遠じゃないから誰にでもわかってもらえるんだよ。俺たちが影響を受けたのは、ほとんどが子供の頃に聴いていた音楽だからね。それに影響を受けたんだ。
 今またビルとプレイするのはいかがでしょうか?
 彼はオリジナルのレコードのサウンドや歌の特徴を出せるだけじゃなく、俺たちを刺激してくれるんだ。俺たちを過去2、3年よりずっと高いレベルに持って行ってくれる。実に素晴らしいプレイヤーだから、やる気にさせてくれるのさ。彼ほど素晴らしくはなれないけど、追いつけるように努力していることは間違いないからね(笑)。
 リトル・フィートとドゥービー・ブラザーズを比べると音は違うものの、どちらもブルースやR&Bの影響を受けていますね。
 うん。ビルが俺たちのレコードで使った表現方法のおかげで、最近のライブはぐっとオーセンティックになっているんじゃないかな。
 40年前に比べて現在のレコーディングやツアーはまったく違う世界と言えるのでは?
 技術的にレコーディングの仕方や、オーディエンスとのつながり方はまったく変わってしまったけど、音楽は今なおひとつの芸術形態だよ。もちろんビジネスではあるものの、ほとんどのミュージシャンは音楽が好きだからやっているんだ。クラブやバーやレストランで、ずーっと長いことやりながらなんとか生計を立てている人たちがいることは知っている。俺たちはプレイするのが大好きだからやっているのであって、こんなに素晴らしいキャリアを築けたのはラッキーだったと思う。それでも昔からずっと俺の考え方は変わらないまま──いい歌はいい歌であって、ひたすらそれを求めて突き進むしかないんだ。

こちらは近年のライブ映像での「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」。やっぱりトム・ジョンストンのボーカルとパット・シモンズらのコーラスが、70sウエストコースト・サウンドを思い出させてくれる。


■来日公演スケジュール 4/24(月)石川・本多の森ホール 4/26(水)東京・日本武道館 4/27(木)愛知・日本特殊陶業市民会館フォレストホール 4/28(金)大阪・グランキューブ大阪 [問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999 http://udo.jp/concert/DoobieBros

■TOUR MEMBER:Patrick Simmons(g,vo), Tom Johnston(g,vo), John McFee(g,pdl-stl,fdl,vo), Bill Payne(key), Marc Russo(sax), Ed Toth(ds), John Cowan(b,vo)


[プレイヤー 17.5月号]にインタビュー掲載