国内の女性ギタリスト=レディ・ギターとして期待されている安達久美の取材に出かけてきた。話はもちろん、3月19日にリリースした新作について。使っているギターがジェフ・ベック・モデル、1stアルバム『リトル・ウィング』ではジミ・ヘンドリックスをカバー、そして今回の2ndアルバム『ウィナーズ!』ではサンタナの「哀愁のヨーロッパ」をカバーしているという、ある種、奇特な人材だ。
彼女の音楽ベースはクロスオーバー・ミュージックにあるだろうが、その先端はロック、とりわけギタリストに向けられているというのが興味深い。ライヴでも重鎮に囲まれながらも堂々とプレイしていることは、ご存知の方もいるだろう。
そんな彼女が取材中に見せてくれたのが、中学生のときに書いたという油絵だった。それは小さな携帯画像になっていたが……びっくりするほど巧い! 見せられたスタッフ一同、思わず「巧い!」と連呼してしまったほど巧い。
いわゆる静物画で、モチーフもテーブルに置いた花瓶に生花といったありがちなものだが、え? と引きつける力がある。デッサン、構図、色使いうんぬんではなく、思わず引きつけられる絵だった。
彼女は今は絵を描いていないそうだが、代わりにギターを弾いている。バンドのベーシストの清水興氏(ナニワエキスプレス)には、絵を描くようにギターを弾いているとも言われるそうだ。
なんだかジェフ・ベック、ジミ・ヘンドリックス、カルロス・サンタナへの興味に繋がっているような気がした。
(永田 裕)

