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SHOUT OUT LOUDS初来日公演

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Thanks to Kurofune Records

2003年にリリースされた1stアルバム『Howl Howl Gaff Gaff』が話題を呼んだ、スウェーデンの注目バンド SHOUT OUT LOUDS。ピーター・ビヨーン・アンド・ジョンと同郷ということもあり、最新作『Our Ill Wills』(kurofune records)はまさにそのビヨーン・イットリングがプロデュースを手掛けています。また、ベーシストのテッドはビヨーン・アンド・ジョン「YOUNG FOLKS」のPVディレクターとして携わっていたほか、紅一点のキーボード奏者ベバン(お人形のような美女です)にいたっては、「YOUNG FOLKS」の女性ヴォーカル部分を担当と、かなり密接な間柄のようです。国内ファンもわりとそういった経緯でSHOUT OUT LOUDSのファンになったひとも多いみたいですね。
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『Our Ill Wills』(kurofune records)
そんなSHOUT OUT LOUDS JAPANが昨年12月初の日本ツアーを行ないました。12月10日(月)横浜 CLUB 24 WEST、12月11日(火)大阪 南堀江 KNAVE、12月12日(水)熊谷 HEAVEN'S ROCK VJ-1、12月13日(木)渋谷 O-NESTという関東近郊を中心とした4ケ所をツアー。そのほかラジオ局などのプロモーションなどもこなしていたようです。余談ですが、このプロモーションでのアコースティック演奏用に「手頃なエレアコがないかなぁ?」と御相談いただき、見事プレイヤー編集部某氏のギターをお貸し出しするなんていうエピソードもありました(ライヴでは使っていません)。

さてそんな注目株とはいえ、“いったいどれくらいのひとが集まるんだろう?”というのが想像つかなかったのが正直なところだったんですが、12月13日(木)渋谷 O-NESTに足を運んでみたところこれが満杯状態! 客層も面白くて、女性ファンも多いけれど外国人も多い。しかもみんな狭いながらも踊りまくる! ひたすらハイテンションなオーディエンスが集っていたのでした。開演前には招聘元のOn the Oneによるビンゴ大会も開催されて、ひと足早いクリスマス・プレゼントやアルコール類をゲットしたラッキーなかたも多数いらしたようです。
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ライヴのほうはまずリズム隊がステージに表れ、ベバン嬢が現れ…とステージに上がったひとから音を出していくという始まり方でした。1曲目は国内盤『Our Ill Wills』の最後に収められていた「HARD RAIN」。いきなり高揚感あふれるグルーヴィなダンス・ビートの演奏で大盛り上がり。核となっているのが鬚面フロントマンのアダムと、個人的にはザ・コレクターズの古市コータロー氏を思い起こしたギタリスト・カールによる2本のギターの絡み。クランチ・トーンのカッティング主体で、しかもミドル・トーンを重視した抜けきらない音色がふたりとも好みのようでした。ドンシャリに行きたいところを踏み止まって抑えている感じ。アダムはヴィンテージ・ハグストロムのセミホロウ・タイプ、カールはフェンダー・ムスタングをプレイしており、カールは微妙にアーミングを使ったりとさりげなく良いプレイをしている印象でした。また二人ともエフェクターを多用していたんですが、T-REXのエフェクターが多いのも印象に残りましたね。

『Howl Howl Gaff Gaff』『Our Ill Wills』を合わせた現時点でのベスト盤的なセット・リストで、イントロとともにワーッという歓声が沸き上がっていた辺り、“うぅぅ、みんなアルバム聴き込んでいるなぁ…”と変なところで対抗意識を陰ながら燃やしつつ一緒に盛り上がっていたんですが、そんな僕がとりわけ観どころだったと感じたのは「SUIT YOURSELF」と「IMPOSSIBLE」。「SUIT YOURSELF」はSHOUT OUT LOUDSのもうひとつの魅力であるメランコリックなテイストが発揮された名曲で、アダムとベバンの男女デュエットが味わえるナンバー。いわゆる北欧ポップっていうイメージには一番近い曲かもしれないですね。アゴゴに先導されるアッパーなダンス・ビートが耳に残る「IMPOSSIBLE」も、同様にベバンのウィスパー・コーラスのサビがキャッチー。
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まさかこんなにも踊れるバンドだとはアルバムを聴いていただけでは思いも寄らず、いやはやライヴ観てみないとわからないことっていっぱいありますね。ヴァラエティに富んだレパートリーを抱えている彼らではありますが、基本はダンスビートにあるんだなってことを痛感しました。本編最後の「Tonight I Have To Leave It」(『Our Ill Wills』の冒頭曲)はとりわけハイテンションで、アダムはギターを置いてカウベルを叩きまくり。先述の「HARD RAIN」同様に“これでもか!”というくらいに高揚していくグルーヴが圧巻でした。

この模様はOn the Oneのウェブサイト内で動画配信されるとのことですが…さて? いずれにしろ次回の来日時ではさらなる注目を集めそうなSHOUT OUT LOUDS、チェックしていて損はないです。プレイヤーのモバイル・サイト「PlayerギターLOVE」内の「ミューシャンズ・ピックアップ」にてプレイヤー読者にもメッセージいただきました。こちらもチェックしていただけると嬉しいです。