日本のロックを語るうえで決して欠かすことの出来ないバンド、クリエイション。結成は1972年、その前身となるブルース・クリエイションの結成は1969年となり、日本のロック黎明期から海外にひけをとらないレベルの活動を続けたバンドである。
そんな彼らの打ち立てた金字塔のひとつとなった、1976年の武道館公演(国内ロックバンド単独初!)の完全収録CD『LIVE AT 武道館 1976』が発売された。当然、この貴重なライヴ音源は今回初出となるものだ。
そのステージは、クリームのプロデューサー〜マウンテンのベースというキャリアを持つ、フェリックス・パッパラルディとのジョイント・ライヴだったが、「その夜コンサートが終わって、満足出来るギターが弾けたとほっとした記憶がありますね」とギタリストの竹田和夫氏は取材で語ってくれた。
「今聴いても、その時点でのベストのプレイが出来たと思います」 その演奏には華やかさだけではなく、ある種の“重さ”がある。
大音量で演奏すればロックなのか?
ロックのフレーズを巧く弾けばロックなのか?
答えはそこにはない。クリエイションがロックだったこととは…、海外にひけをとらなかったこととは…、ありとあらゆるものを背負ったこの“重さ”を軽くするのではなく、ちゃんと“走らせる”ことが出来たからだと思った。
「これは今でも変わらないギタープレイの真実のように思います」 ロックの本質は、プレイヤーにしか作り出せないものに間違いない。

