昨今の若い音楽ファンは本当に早耳だなーと、ど新人バンドのライヴの集客などを見てしばしば思うわけだけど、英ロンドンのシンガーソングライター、ジャック・ペニャーテの初来日公演は、まだアルバムも出ていないうちの実現にかかわらず、敏感にレーダーを張ってるリスナー達でヤンヤヤンヤの賑わいでした。本国でもEPしかリリースしていないわけですが、BBCのロック番組でヘヴィロテされたり音楽誌の表紙を飾ったり──とそんな評判を伝え聴き集まった輩は噂に違わぬゴッキゲンのライヴ・パフォーマンスに熱狂することしきり。気のおけない仲間とのトリオ編成にて、キャッチーなポップンロールを繰り広げた小1時間でした。ライヴ翌日にはアルバム・リリースにまつわるインタビュー取材を実施。自然体でイイ人オーラ出しまくりの彼ですが、自身の音楽道には頑固なこだわりがあるようだし、ソロ・アーティストならではの自由度、音楽を表現する上での有機的なバンド・マジックを存分に楽しんでるよう。本国ではあまりの人気っぷりでステージにファンが押し寄せ大事な機材が盗まれちゃったり…というインタビューの内容は誌面掲載を楽しみにして頂きつつここでは取材後のこぼれ話をひとつ。
取材中ずっと気になっていたのですが、彼の腕にマジックで何かかいてある…よーく見てみると“ゴニョゴニョ(解読不能部分) DIE SKI”!? “死ぬ スキー”???「それって何の意味ですか?」と質問したところ、「東京 大好き」という日本語のカンペでした。ローマ字(DAI SUKI)だと発音した時に微妙に違ってくるそうで、音的に“DIE(死ぬ)SKI(スキー)”の方が分かりやすいらしい。なるほど。「お風呂入ってないみたいで恥ずかしいなー」と本人はハニカミ王子してました。
身体の文字で思い出しましたが、先日取材したアヴェンジド・セヴンフォールドのベーシストの指にはオジーの“O・Z・Z・Y”みたいにアルファベットが一文字ずつ彫られてて、右指には“B・E・E・R”、左指には“W・I・N・E”とな!? 居酒屋での注文の時に使えそうだなと思ってはみても、ぜひ真似したいとは思わないや…って本人には言えませんが。
話が逸れましたが、ジャック・ペニャーテ待望の1stアルバム『マチネ』は10月24日ワーナーミュージック・ジャパンより発売。インタビューはプレイヤー本誌にて、ライヴ・レポートは携帯サイト「PlayerギターLOVE」にて追ってご紹介します。

