2007年08月30日

アニキと後輩

1987年にMOJO CLUBでデビューしてから今年で20周年の三宅伸治さん。9月12日に記念アルバム『つづく』が発売されますが、これが彼を慕うミュージシャンがなんと総勢50名も参加した豪華な作品で、忌野清志郎、北川悠仁(ゆず)、甲本ヒロト、真島昌利(共にザ・クロマニヨンズ)、桜井和寿(Mr.Children)など錚々たるアーティストとのコラボレーションを聴くことが出来るんです! 今回はその参加者の中でも、長年、三宅さんと親交のあったCHABOこと仲井戸麗市さんとの対談を実現することができました。

日本ロック界の大御所二人を迎えて取材ルームに緊張が走るかと思いきや、お二人の温かでフレンドリーな人柄のお陰で、とっても和やかなムードで対談はスタート。ふたりの交流はデビューよりもさらに昔、三宅さんが中学生の頃に始まったということで、当時の思い出話など貴重な話をたくさん聞かせてもらいました。詳しいことは10月発売の11月号をお楽しみに…ということになりますが、三宅さんをチョイチョイからかいながら愛情たっぷりに接するCHABOさんと、照れ笑いしながらそれに答える三宅さんの姿がまさに“アニキと後輩”という感じで、こんな言い方も何ですが、とっても微笑ましいものがありました。

インタビューのあとはビルの屋上で撮影。とても暑い日でしたが、すごく自然でいい笑顔の写真が撮れましたよ〜。9月22日には渋谷AXで豪華ゲストを迎えての三宅さんのライヴも行われ、CHABOさんも参加する予定。生の共演が観たい方は是非会場に駆けつけてくださいね!
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2007年08月29日

ボーイズ・オン・ザ・ラン

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馬場俊英さんの取材が実現しました。
テレビ、ラジオなど様々なメディアが続々と特集を企てるなど
まさに今注目を浴びているシンガーソングライターです。

メジャー・デビューを果たしつつも一度は契約終了、
自ら設立したインディ・レーベルから
ミックスまで自身で手掛けたアルバム『フクロウの唄』で再出発。
やがてそのアルバムにも収録されていた「ボーイズ・オン・ザ・ラン」が
様々な出逢いを経ていろんなひとに届いたのがきっかけでメジャー再契約。
怒濤の復活劇がスタート…。

40歳にして今まさにブレイクしようとしている
馬場俊英さんの生きざまは広い層にパワーを与えています。
凄くピュアでまっすぐな人間的な魅力もさることながら、
やはりソングライティングの魅力も大きい。

馬場さんのサクセス・ストーリー的な側面は
様々なところで語られているわけですが、
実際のソングライティング面についてはまだあまり語れていない気がします。
10月2日発売Player11月号では
注目のシンガーソングライターがいったいどのように
ソングライティングをしているのか?
そこに着目した企画記事を制作しました。
もちろん、馬場さんにもたっぷり語っていただいています。

馬場さんはプレイヤーを愛読いただいていたようで、
取材中はちょっと懐かしいエピソードでも盛り上がったりしました。
なんとビルボード(メンバー募集のページ)にも応募されたことがあったとのこと!
プレイヤー巾着にサインもいただきましたので、
モバイル・サイト「PlayerギターLOVE」のほうで
読者プレゼントも予定しております。

「ただ君を待つ」「君はレースの途中のランナー」
「スタートライン〜新しい風」など話題曲目白押しの
ニュー・アルバム『青春映画が好きだった』は、
前作『人生という名の列車』同様に素晴らしい仕上がり。
僕は「主人公」で泣きました。
年末には中野サンプラザ公演も決定!!
これも行かないとね!!
posted by player at 18:42| 取材後記

2007年08月28日

オーガニックなペンギンたち

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ペンギン・カフェ・オーケストラ…まさか今になって
ペンギン・カフェについていろいろと思い巡らせるとは
まったくもって思ってもみなかったのだけれど、
333DISCS/commmonsよりリリースされた
PENGUIN CAFE ORCHESTRA『best』、
そして、坂本龍一+高田漣、高橋幸宏、Haas(高野寛)、
嶺川貴子、スティーヴ・ジャンセン etc...が参加した
『PENGUIN CAFE ORCHESTRA TRIBUTE』が話題になっています。

若い子たちにペンギン・カフェと言って何処まで通じるのかな?
ただ80年代ニューウェーヴをリアルタイムで過ごしてきた世代には
なんとも懐かしい響きであります。

ペンギン・カフェ・オーケストラは英国のインスト・バンド。
なんとも無国籍で捕らえどころがなくて、
特に弦楽器の調べがユニークで鮮烈だった印象があります。
偉大なる聴き流し系音楽といいますか、
個人的にはそんな感じで肩の力抜いて聴いていました…
もう何十年も前の話ではありますが。

今回縁があって久し振りに聴き直してみたわけですが、
最近カフェなどでふと耳にするオーガニック・テイストな
インストものの源流ってこの辺にあるのかな?とか再発見。
何処か無責任なような、自由さにあふれているのだけれど、
聴きこむと非常に整合性のとれた音楽が展開されているのが深い。
上記の豪華面子よるカヴァー大会に関しても、
あんまり考え過ぎないで気楽にやったようなテイストが良いです。
それでいて、透明感のあるクールな音像だけれど、
ちゃんと体温を感じさせてくれるのが肝になっている気がします。

個人的には“ミュージシャン・嶺川貴子”の
久々の音が収録されているのも嬉しかったです。
posted by player at 14:40| レコード

2007年08月27日

Em7とDの2コードなのに…

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9月2日発売Player10月号の「ROCK'N ROLL HIGH SCHOOL」では
デビュー40周年を記念しての最新リミックス盤リリースが話題の
THE DOORSを取り上げています。
実をいえば「ハートに火をつけて」辺りも候補だったのですが、
サイケデリック・カルチャーばりばりのかなり長い曲ゆえに
規定枚数の譜面にまとめられず…断念(苦笑)。
ともに候補曲であった「BREAK ON THROUGH」に軍配があがりました。
「BREAK ON THROUGH」もまたドアーズを語る際に決して外せない名曲。

バンド・スコアを発注する際は基本的にはフルコピーなのですが、
今回「BREAK ON THROUGH」を譜面化するに辺り、
ひとつ特別なオーダーをしました。
それは、「エレキ・ベースでプレイできる譜面にしてください」ってこと。
初期ドアーズの特色と言えば、ベースレス編成。
つまりベース・パートを鍵盤奏者レイ・マンザレクの
左手によって担っていたわけですが、
鍵盤奏者のいないバンドもいるでしょうし、
そうなるとなかなかまんまのコピーは厳しいですよね? 

今回の譜面はちゃんとエレキ・ベースでプレイできるように
採譜されていますし、TAB譜もあります。
極端に難しい曲ではないので、初心者にも最適じゃないかな?
僕も今回改めて譜面を見て驚いたことは、
コードがEm7とDの二つしか出て来ないリフものっていう点…。
逆に言えば、このシンプルな構成で
こんな名曲を作ってしまったんだから本当に凄い。

今回はあえてドアーズの最新音源となる
『THE VERY BEST OF THE DOORS〜40周年記念ミックス〜』(ワーナー)から採譜しています。
まさに現在ならではの機材によってリミックスがほどこされたベスト・アルバムなのですが、
いわゆる従来聴き慣れてきた音源とは異なり、
意図的にカットされていた音も含めてクリアに生まれ変わっているので
本当にびっくりすることが多いのでオススメ。
この曲で言ったら、ドラッグを連想するとのことでカットされた
ジム・モリスンの「high」って言葉だとかね。

クールでいて、凄い熱のこもった名演ですよね。
ぜひぜひバンドでコピーに挑戦してくれると嬉しいです。
posted by player at 16:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ROCK'N ROLL HIGH SCHOOL

2007年08月24日

さすがのチームワーク

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前作からわずか7ヶ月でMO'SOME TONEBENDERの
新作『C.O.W.(CHECK OUT WORLD)』が届きました。
今回は何年かぶりに3人揃ってのインタビュー。
寡黙な九州男児のお三方は言葉少なに、
でもひとつひとつの質問に丁寧に答えてくれました。

ビートを意識したフロア・ロック色が一層強くなった今作は、
いつもとやり方を変え、作曲とプロデュースを
ドラムの藤田さんが一任したという意欲作。
「そういえば、結成して10年だよなぁ」と今気づいた風に呟く百々さんを見る限り、
10年一区切りを意識してのことではないようですが、
モーサムがまた新たな段階に入った、
そう感じさせてくれるアルバムになっています。

インタビューの後には読者へのプレゼントとして
Player Tシャツにサインを頂きました。
ちょっと書きづらそうにしている藤田さんを見て、
すかさず両側からTシャツを押さえてくれる武井さんと百々さん。
さっすが結成10年のチームワーク!と感心していましたが、
おまえが押さえろよって感じですね…。
Tシャツが欲しい方は本誌11月号のプレゼント・コーナーを
忘れずにチェックしてくださいね。
posted by player at 00:00| 取材後記

2007年08月22日

SOUL電波を発信中

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前回『GALAXY』に続き実現したクレイジーケンバンド、
東洋一のサウンドマシーン・横山剣さんの取材。
毎回ヴォリュームたっぷり内容盛り沢山で驚かされるのが
クレイジーケンバンドのアルバムの醍醐味なのだけれど、
今回の『SOUL電波』(Almond Eyes)もかなりの濃厚さ!
もはや他の追従を許さないレベルと言ってもいい。

ぶっといグルーヴとバラエティに富んだ音楽性、
ユーモアとメンバーのキャラクターが詰め込まれた歌詞の世界…。
とはいえ、毎回よくネタにつきないなぁとも思ってしまう“セコイ”庶民である僕。
『SOUL電波』は全21曲収録で、ぶっちゃけアルバム二枚作れるだけの内容度。
他のミュージシャンの取材などで曲作りに煮詰まったりとか、
そういう苦労談を聞いてきただけに、本当に凄いことだと思う。
でも剣さん曰く、「曲作りやトラック作りが本当に好きでやっていて、
そこがなくなったらやる意味がなくなっちゃう」んだそう。

プレイヤーのインタビューでは具体的な音作りのカラクリなども
披露してくれたりして、他誌では読めないインタビューに
仕上がるのが面白いところであり、読みどころなんだと思う。
それにしてもこれほどまでにバラエティに富んだアルバムはそうはない。
ロック、ポップス、ジャズ、ワールド・ミュージック、
歌謡曲、そしてヒップホップから吸収したものを独自に昇華…。
東洋一のサウンドマシーンを異名をとる剣さんならではである。

怖モテのビジュアルでもお馴染みの剣さんではあるが、
ライヴなどで御本人を観られたことがあるひとはおわかりだろうが、
実際の人柄はとーっても優しくてジェントルマン。
今回のフォト・セッションもサーヴィスたっぷりで、
取材の緊張感を和らげようとする気遣いなどに毎回男惚れしてしまう。
あぁ、こういう男になりたいものだ。
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2007年08月21日

案外気のいいUKロック、ザ・フラテリスに対面! 

3月に国内発売されたアルバム『コステロ・ミュージック』が思いのほか好調。
サマーソニックにも来日して、ついでにAX単独公演までやってしまったザ・フラテリス。つい先日、対面取材に同行してきた。
ヴォーカル/ギターがジョン・フラテリ、ドラムがミンス・フラテリ、
ベースがバリー・フラテリということで全員、苗字が同じ。
兄弟、親戚バンドの元祖といえばなんといってもジャクソン・ファイブだが、
どうもフラテリスにはそういう家族のウリはない。
もっとドライというか、つまりラモーンズ、
ダットサンズ的な“屋号”バンドということだ。

その音は“ニュー・レイヴ”“ニュー・ゴス”“テムズ・ビート”など
注目のUKサウンドからは縁遠いクラシック・ロックの感触。
といってもハードロックではなく、キャッチーなキラー☆チューンも
平気でやってのけるポップロックなのだ。
ジョンの顔が似ていることもあるが、T.REXがお得意としていた70'sブギも耳に残る。
だし演奏はリンゴ・スター監督の『ボーン・トゥ・ブギ』のT.REX、
つまりテンション感十分でカッコいいのだ。

実は3月の来日時に対面するはずだったのだが、
前夜にメンバーの体調不良でドタキャンとなってしまった。
なので今回はリベンジ度アップ、いったいどんな輩か!と身構えていたら、
思いのほか気のいいやつらだった。
ややぽっちゃりのバリーはダイエットしたのか、脱・小デブ状態。
ドタキャンの張本人であるミンスは
「あのときはごめんね、今も病院に行ってるんだよ」と言って、
まだ治療中の腰を見せてくれた。で、一番怪しげだったジョンは、なんと聡明な青年ではないか!

彼らはスコットランドの出身だが、
その背後にはロンドンの下町人情みたいなものを持っている。
それがパンクじゃなくて、クラシック・ロックなのが面白い。
ジョンは元バスカーだったそうだが、
つまり人の気持ちを惹きつける術を持っているんだと思う。
数多いUKロック新人の中からフラテリスがどこまで飛びだすか、今後の動向に注目しよう。
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2007年08月20日

闇を知ってるバンド!? 

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「人魚姫」「みにくいあひるの子」「マッチ売りの少女」などの
作者として知られる童話作家、アンデルセンの生地、
デンマーク・オーデンセ出身のザ・キスアウェイ・トレイル。
マジェスティックなギター、劇的なメロディ、壮大なアレンジで
リスナーを異次元に誘う彼らのサウンドは
サイケデリックでありながらアシッド感はなく、
目映いばかりの明るさに満ちてます。
とても前身バンドでは『僕たちは死ぬのをやめることにした』なんて
陰気なタイトルのアルバムを出していたとは思えない…。

彼らに限らず、当初はダークで絶望的な音楽を奏でていたアーティストが
ある時期から突然逆方向にベクトルが向かうことって少なくないと思うのですが、
そういう時にビックリするくらい美しい曲が生まれたりするんですよねー。
闇を知ってるからこそ、なんでしょうか。
果たして彼らの場合にはどんな転機があったのか、
10月号のインタビューも是非チェックしてくださいね。
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2007年08月18日

こんな娘に育てたい

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8月16日(木)渋谷オーイーストに甲斐名都(かいなつ)さんの
ライヴを観に行ってきました。
まさに発売タイミングでのイヴェント出演となったんですが、
まずは「下北沢南口」を自身のピアノの弾き語りでプレイ。
以後、パーカッションとアコギのサポートが加わって、
「early summer love song」「青の向こうにその恋を投げてしまおう」を披露。
MCもフレンドリーで面白くて、ライヴ慣れしているならではのステージング。
いやはや面白いシンガーソングライターが出てきたなぁという感じです。

下北沢商店街あげてのプロモーション(!?)で
一時期下北沢のいたるところで流れていたのが彼女が歌う「下北沢南口」。
話題となったので聴いたことのあるひともいると思うけれど、
唯一無比の伸びやかなヴォーカル・スタイルの魅力もあり
一度聴いただけで随分と胸にこびりつく曲です。

この「下北沢南口」といった話題曲を網羅した、
彼女の1stフル・アルバム『ナミダの成分』が
力塾ファクトリーより遂にリリースされました。
Player10月号の「Move On」で取材したのだけれど、
独自の視点で言葉にこだわり抜いているのが魅力のアルバムで、
CDもまるで本のような装丁(写真)。あとがきまでついています。

そして彼女にはさらにびっくりな事実がありました。
なんと甲斐よしひろさんの娘さんなんですね。
以後、取材終了後の会話。
僕「名都さんのお父さんのファンでもあるんです。
  甲斐バンド解散後に作られたソロ・アルバムが大好きで…。」
甲斐名都「『ストレート・ライフ』ですよね? 私も好きなアルバムなんです。」
僕「!!」

聞くと、お父さんのライヴを観に出かけるのは家族行事だったそうで、
一時はあまりに近すぎる存在だけに悩んだりした時期もあったそうだけれど、
今は偉大なる父親の存在をちゃんと受け止められるようになったのだとか。
娘が父親のレコードをちゃんと聴いているって図、グッときませんか?
僕はグッときました。
父親になったら、こんな娘に育てたいものです。
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2007年08月16日

まさに孤高、アーヴィン・ソモギのギター

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先日知人の所で、アコースティック・ギターの
コレクションをまとめて弾かせてもらった。
その友人はマ−ティンやギブソンなど20数本のギターを所有しているが、
近年ハマっているのがアーヴィン・ソモギのギターだ。

数あるハンドメイド・アコースティックの中でも頂点と言われるソモギは、
製作数が極めて少なく価格も200万円近いモデルも少なくない。
70年代のモデルから近年のモデルまで5〜6本のソモギを弾かせてもらったが、
どのギターも実に個性的で存在感があった。
デザイン・センス、ネック・グリップ、使用している材、そして独特なサウンド。
マーティン・ギターをルーツとして製作を始めるギター・ルシアーが多い中、
クラシック・ギターをルーツとするソモギは、
ほとんどと言えるほどマーティンの臭いが感じられない。

近年マーティンを越えるようなカスタムメイド・ギターが話題となっているが、
最初からマーティンを意識していないソモギの存在は、実に興味深い…。
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2007年08月15日

サマーソニック・レポート

summersonic.jpg
自然と戯れるフジロックに対抗して、
都市型フェスとしてすっかり定着しているサマーソニック。
毎年お盆時期に開催されるということで、
“○○が出るから”っていうアーティスト目当てじゃなくとも
フェスに参戦すること自体を夏休みのビッグ・イベントとして
定番化している人が多いようで、チケットは土日ともソールドアウトだった。

開催のアナウンスで多くを驚かせたのは、
これまでだとガンズ、メタリカ、オアシスなどが務めてきた
2日目のメイン・ステージの大トリに
まだまだ新人のアークティック・モンキーズを
抜擢するという大ばくちを打って出たこと。
実際フタを開けてみたらば球場いっぱいの集客があり、
短期での成長の跡が窺えるゾクゾクもののプレイで
大トリとしての任務は立派に果たしたという話。
筆者はというと、屋内のマウンテン・ステージでのトリ、オフスプリングを観戦。
ここだけでもキャパは2万人というからかなりの広さである。
もちろんギッシリの人人人、ヒット・ソングの多いオフスプリングの
ライヴが盛り上がらないわけがない。
が、後方に組んであるひな壇がかなりちゃっちい作りになっているのに
すごい人数がその上で跳びはね放題なものだから、
「もしこの足場が崩れたら大惨事になるやも…」ってな懸念が脳内を占領して、
せっかくのライヴに集中できなかったのが個人的には残念だった。

チケットが売り切れてから出演が発表されたB'Z。
圧倒的に洋楽ロック・ファンが多いサマソニの観客に
どう応戦するのかが注目されたが、目撃談によると、
この時B'Zを初めて観る者が「すげぇすげぇ」と口々に感嘆の声を上げていたという。
大空間におけるフロント陣の立ち振る舞いの熟知はもちろん、
音響関係にしろ、スタッフにしろ、全てがベスト・コンディションで挑むことが出来
るのは、
普段からアリーナ・クラスでのライヴが常のB'Zならではの強みということだろう。

あまりにも掻い摘みすぎる報告になるが、
何はともあれフェスならではの空気を満喫した2日間。
ジッと観覧に興じるのもよし、とにかく何バンドも観ちゃれとハシゴするのもよし、
お笑いステージで和むのもよし、ビーチ・ステージでホケーっとするのもよし…
とそれぞれの楽しみ方でサマソニの醍醐味は十人十色。
今から来年のラインナップが楽しみ、ってのは気が早いか…。
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2007年08月14日

吾妻光良さんが着フレーズをレコーディング!

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9月2日発売Player10月号は創刊500号ということで
いろいろとスペシャル企画が進行中なのです。
そしてそのうちのひとつが、我らが吾妻光良さんに
モバイル・サイト「PlayerギターLOVE」用の
着フレーズを録ってもらおうというもの。

都内の某スタジオを四時間ほどロックして
この着フレーズのレコーディングが行なわれました。
写真の四本のギターは着フレーズ録りで使用された吾妻さんのギター。
ちなみに手前右にあるのが自ら50歳の祝いに
ジャージー・ガール・ホームメイド・ギターズが制作したES-298。
ギター録りはもちろん、今回はエンジニアリングまで
すべて吾妻さんにお願いしています。

ローランド・ジャズコーラスに一本、
ギターの前に一本、アンビエンスに二本…と、
計四本のマイクをセッティングしてレコーディングは行なわれました。
実際の録り時間はだいたい90分ほどで極めてスムーズに進んだのですが、
さらにここから吾妻さんがエディットしたトラックが
最終的に着フレーズとして皆さんに届けられます。

「PlayerギターLOVE」の月額料金は¥315ほどかかってしまいますが、
吾妻さんの着フレーズ自体は無料でダウンロードしていただける予定です。
ブルージーなフレーズからジャジーなフレーズ、カリプソっぽいフレーズ…。
ギター好きならたまらないオリジナル着フレーズに仕上がると思うので、
担当者としてもドキドキしています。
電話がかかってくるのが嬉しくなっちゃうかもしれないね。
posted by player at 00:00| 取材後記

2007年08月13日

加藤和彦が坂崎幸之助と“和幸”を結成

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サディスティック・ミカ・バンド再結成、
パッチギ!のサントラ制作と精力的に活動中の加藤和彦が、
アルフィーの坂崎幸之助と新ユニット“和幸”を結成。
レコード会社で行われた結成記者会見に行ってきた。

和幸はジョン和幸(=加藤)とポール和幸(=坂崎)が
60年代に結成したものの40年間世間に無視し続けられていたバンドという設定で、
会見席の後ろには彼らが60〜70年代のファッションに身を包んだ
架空のEP盤(アルバムの中ジャケに使われる予定)が並んでいる。
アルバムの内容も60〜70年代の名曲カヴァーや、
60〜70年代風の“新曲”を収めたもので、
デビュー作なのに『和幸:ゴールデン・ヒッツ』という
どう見てもベスト盤なタイトル。

加藤氏自ら「新曲なのに“カヴァーですか?”と言われた」と暴露していたが、
団塊の世代なら思わずニヤリとするようなシャレの効いた仕上がり。
ロック黎明期のエッセンスをギュッと凝縮した楽曲は、
若い世代にとっても新鮮に聞こえるはず。
もっと詳しい話を聞かせてもらうために現在インタビュー実現に向けて交渉中!
posted by player at 00:00| ニュース

2007年08月11日

美しいPC用ギター壁紙に乞う御期待

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                   Photo by TOMUJI OHTANI

“プレイヤー500号記念”の一環として、PC用ギター壁紙サービスを予定している。
先日「ヴィンテージ・ファイル」などでもお馴染みの、
大谷十夢治さんに撮影をお願いした。

撮影したギターは、1953年製ギブソン・レスポール・モデル、
1957年製フェンダー・ストラトキャスター、
1969年製マーティンD-45、
2003年製PRSプライヴェートストック、
そして2007年製ゼマイティスS-22 STゴールドの5本。
王道のヴィンテージと近年のカスタム・ギターを代表するプレミアム・モデルばかりだ。

壁紙ということで、全体を写すのではなく
一部をクローズアップしたイメージ的なカットを中心に撮影した。
最初は1本のギターを2〜3カット撮影する予定だったが、
いざスタートさせてみると、どんどん美しいカットが撮影でき、
見る見るうちにトータルで100カット近! 
それをどうにか1/3くらいまで減らしたのだが、
あまりの仕上がりの良さにそれ以上へらすことができず、ただいま思案中…。
posted by player at 00:00| Playerからのお知らせ

2007年08月07日

スタートライン

babastera.jpg
8月4日(土)、馬場俊英の品川ステラボール公演に行ってきました。
昨年リリースのアルバム『人生という名の列車』が
7月から再度チャートインしてロング・セールスを記録したりと、
まさに人気急上昇のシンガーソングライターです。
TVなどで特番が組まれたりもしているので気になっている人は多いのでは?

彼がユニークなのは、一度メジャー・デビューをしつつも契約終了…。
インディーズからまさに自身の手でリスタートして、
メジャー再契約を勝ち取り這い上がってきたというサクセス・ストーリー。
…いや、このサクセス・ストーリーはまだ途中の段階です。
40歳のシンガーソングライター馬場俊英の最新シングル「スタートライン4SONGS」は、
オリコン・シングル・チャートでトップ20入りを果たしました。

今年に入り全国で行なわれてきたライヴ・ツアーもすべてソールド・アウト。
今回の品川ステラボール公演も追加公演が決定した2デイズでした。
テキーラ・サーキットの西海孝ら、敏腕のバンド・メンバーをバックに、
物語性豊かなレパートリーの数々を、曲作りのエピソードを交えて
じっくりとプレイしていく様は実に聴き応えあります。
歌詞のモチーフが本当に豊富なので、
未聴の人はぜひ歌詞カードを見ながら聴いてほしい。
ピュアなメッセージ性が貫かれた、爽やかな大人のロック・サウンドは胸に染みます。

今回のツアーは初めてセットが設営された記念すべきライヴだったようで、
本人にとってもファンにとってもいろんな感動的な場面がありました。
中でも12月29日中野サンプラザ公演の決定には盛大な拍手が起きていましたね。
17歳の馬場少年がコンテストの決勝大会で立ったステージに、
23年の紆余曲折を経て、ワンマン・ライヴとして再度立つことになるのだそうです。

幾つものテレビ局やラジオ局が彼の足取りを追っていたりと、
ちょっとした社会現象を巻き起こしている観のある馬場俊英。
Playerも追っていきますので乞う御期待!
posted by player at 00:00| ライヴ

2007年08月06日

PAY MONEY TO MY PAINがPlayer初登場

PTP.jpg
元GUN DOGのKを中心にGReeeeNのプロデューサーである
JINや数々のバンドで活躍する実力派ミュージシャンの
PABLO、T$UYO$HI、ZAXで結成されたPAY MONEY TO MY PAIN。

こういうアグレッシヴな音楽性のバンドの取材に行くときは
音楽のイメージだけで少なからずビビってしまうのですが、
たいていは予想以上に礼儀正しくて好青年という
取り越し苦労に終わるもので、今回も同様でした。 
  
レコード会社で行われたインタビューでは、
バンドの要でありながらロス在住のKとの
コミュニケーション不足によるバンド内の摩擦、
遠距離バンドの難しさなどを語っていくうちに
「バンド・メンバーは友人なのか仕事上のパートナーなのか?」
という永遠のテーマにまで話は及び、本誌初登場にも関わらず、
デビュー作『ANOTHER DAY COMES』完成までの
紆余曲折をこんなの書けな〜い!ってくらい生々しく、
本音で語ってくれました。
posted by player at 00:00| 取材後記

2007年08月01日

60歳を迎えた細野晴臣・夏の音楽祭

hosonotri.jpg
7月9日に60歳を迎えた細野晴臣さん。
はっぴぃえんど、ティンパンアレイ、Y.M.O.etc...
そしてソロとしても数々の名盤を生み出してきた細野さんだが、
ここ数年、その精力さがますます増していて
事欠かない話題で楽しませてくれている。

久々のY.M.O.名義での活動を展開しているのにも驚きだが、
4月にcommmonsよりリリースされた『細野晴臣トリビュート・アルバム』は
ヴァン・ダイク・パークス(!)を筆頭に、坂本龍一、高橋幸宏、
コーネリアス、嶺川貴子、カヒミ・カリィ、ジム・オルーク、
高野寛、片寄明人、ヴァガボンド、□□□、etc...
他じゃ考えられないような顔触れが競うように参加した
なんともヴォリュームたっぷりの二枚組となった。
しかも、好評につき第二弾も秋にリリースされるとのこと。

そしてこれらの面子が一同に介するというスペシャルなライヴが、
7月28日(土)日比谷野外音楽堂にて行なわれた。
commmonsより配布された特製うちわを各々仰ぎながら、
ひとによってはビールなどを片手にまったりと観るような、
“大人の夏フェス”的な豪華な印象。
豪華面子ゆえに発売早々プレミアム・チケットとなった公演だけあり、
立見含めて本当に大勢のファンが野音には詰め掛けていた。

前半は高野寛、高田連etc...によるスペシャル・バンドがバッキングを務めて、
それぞれゲストが細野カヴァーを繰り広げる構成。
生バンドのバッキングということで、アルバム音源とは
アレンジが変わっていたりしているものもあり、
まさにスペシャルなカヴァー大会であった。
中でも驚いたのは、細野さんの代わりにコーネリアス・小山田圭吾が
ベースを弾き歌い、坂本龍一、高橋幸宏とともに披露した「Turn,Turn」。
この編成のユニットでまた観てみたいなぁ。

後半には9月26日にビクター・スピードスターからアルバムをリリースする
HARRY HOSONO&THE WORLD SHYNESSが新曲などをいちはやく披露。
細野さん曰く「クールなカントリーやってます」とのことで、
徳武弘文、浜口茂外也、コシミハルetc...の面子を引き連れて
ビタースウィートな歌声をたっぷり聴かせてくれた。
カントリーの名曲カヴァーとともに新曲も披露。
アルバム『FLYING SAUCER 1947』の見事な予告編になっていた気がする。

さらに、幕間には竹中直人も登場して大暴れしたり、
久々に高橋幸宏と流しのコントをやったり、
アンコールにはバースデイ・ケーキのキャンドルを細野さんが吹き消したりと、
ファンにはたまらないライヴでありました。
こういうお祭りのようなライヴ、またやって欲しいなぁ。
posted by player at 00:00| ライヴ