PLAYER ON-LINE HOME > Playerブログ
Player Blog

DRAGONFORCE 新作発売間近!

ドラゴンAP1.jpg
L to R:Gee Anzalone(ds), Sam Totman(g), Marc Hudson(vo), Frédéric Leclercq(b), Herman Li(g), Vadim Pruzhanov(key)

『リーチング・イントゥ・インフィニティ』はドラゴンフォースの新たな進化の瞬間だ。約4年ぶりの新作となるこのアルバム。凄まじいテクニックに裏打ちされた超光速メタルサウンドを貫きながら、スラッシュメタルやプログメタルのイディオムを取り込み、より多彩でスリリングな作品に仕上げている。今年6月にはジャパンツアーも決定、竜の息吹が日本に吹き荒れる。ベーシストのフレデリック・ルクレールとギタリストのハーマン・リに新作とツアーについて語ってもらった。
                        ◎
「ジ・エッジ・オブ・ザ・ワールド」は11分の大曲ですが、どんなところからインスピレーションを得たでしょうか?
フレデリック:『マキシマム・オーヴァーロード』を出したとき、どこかのジャーナリストと話していて、バソリーの話題になったんだ。俺はさほどバソリーが好きだったわけじゃないけど、昔からテンポが変わったりする大曲が好きだったし、自分でもやってみたいと考えていた。アイアン・メイデンやクレイドル・オブ・フィルス、マイ・ダイイング・ブライドとかね。それで「ジ・エッジ・オブ・ザ・ワールド」を書き始めたけど、当初アルバムに入れるつもりはなかった。
ハーマン:この曲をライブでやるかはまだ判らないけど、バンドのリハーサル課題曲のリストにあるし、やってみたら面白いと思う。ただ、もしライブで「ジ・エッジ・オブ・ザ・ワールド」をプレイすることになったら、長い曲だし、他の曲を2曲削らなければならなくなるんだよね。それが頭を悩ますところだ。
「カース・オブ・ダークネス」はネオクラシカル調の曲ですが、意図してこのスタイルにしたのですか?
フレデリック:
「カース・オブ・ダークネス」は前作の「シンフォニー・オブ・ザ・ナイト」の続編といえる曲だ。音楽的にも共通しているし歌詞も同じ流れにある。ただ、「シンフォニー・オブ・ザ・ナイトPART 2」とはしたくなかった。シンフォニーXの「アコレードU」は、実は「アコレード」より好きなぐらいだけど、続編と銘打たれると独立した曲として聴くことが出来なくなってしまうだろ? それよりも単独の曲として聴けるものにしたかったんだ。
 そんな新機軸がある中で、「ジャッジメント・デイ」と「ミッドナイト・マッドネス」は正統派ドラゴンフォース・サウンドですね。
ハーマン:
最初の2枚のアルバムに近いアプローチかもね。すごいスピードのギターソロがあって、ダブルソロがあって、「ウォウ、ウォウ」というシンガロングパートがあって…ファーストの「ブラック・ウィンター・ナイト」にも「ウォウ、ウォウ」のパートがあるけど、オールドファンに人気があるんだ。ライブで大合唱が起こりそうなタイプの曲だよ。
フレデリック:過去のアルバムにこの2曲を入れたら、「またいつものドラゴンフォースかよ」と思うリスナーもいたかも知れないけど、このアルバムではむしろ新鮮に感じるんじゃないかな。異なった路線の曲も多いから、「これこそが自分が愛してやまないドラゴンフォースだ!」と思ってくれるんじゃないかと期待しているよ。サムがこれらの曲を書いて聴かせてくれたとき、初期のドラゴンフォースの熱気みたいなものを感じたからね。

こちらが新曲「ジャッジメント・デイ」の音源。正統派ドラゴンフォース・サウンド!


ドラゴンCD1.jpg
■リーチング・イントゥ・インフィニティ ワーナーミュージック・ジャパン 5月17日 初回限定盤CD+DVD WPZR-30755〜6 3,124円(税抜) 通常盤CD WPZR-17718 2,457円(税抜)

■来日公演スケジュール 6/14(水)大阪・梅田クラブクアトロ 6/15(木)愛知・名古屋ボトムライン 6/16(金)東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGE [問]クリエイティブマン creativeman.co.jp/


[プレイヤー 17.6月号]にインタビュー掲載

エレファントカシマシがPlayer2017年5月号表紙に登場

PLAYER_M05.jpg

 デビュー30周年を迎えたエレファントカシマシ。3月21日(火)リリースのベストアルバム『30th Anniversary「All Time Best Album THE FIGHTING MAN」』も好セールスを記録中。バンド史上初となる全国都道府県を回るツアー「30th ANIVERSARY TOUR 2017 “THE FIGHTING MAN”」の開催も話題となっている。

 4月1日発売の音楽雑誌Player2017年5月号では遂にエレファントカシマシがカバーストーリーに登場。写真は「THE VINTAGE FILE」や「My Standard」「THE GUITAR」などの撮影で楽器ファンにはおなじみ、フォトグラファー大谷十夢治氏による撮り下ろしとなっており、「30th ANIVERSARY TOUR 2017 “THE FIGHTING MAN”」で使用される彼らの愛器の数々も網羅。美しい写真とPlayerならではの解説で紹介している。なお大谷十夢治氏も生粋のエレファントカシマシファンであり、いつにも増してテンションの高いフォトセッションとなったので、ぜひ写真にはご期待いただきたい。

 ところでPlayer2017年5月号カバーストーリーのテーマは“誰も読んだことがないエレファントカシマシ”である。普段はどうしても宮本浩次の魅力的なキャラクターやソングライティングを語られがちな傾向があるが、Playerでは“楽器誌”という王道フォーマットならではの取材を敢行した。宮本浩次、そして石森敏行、高緑成治、冨永義之の楽器隊によるそれぞれのインタビューを行ない、彼らが入手、使用してきた楽器変遷によりエレファントカシマシの30年に迫っている。取材時のリアクションだとこうしたタイプの質問が次々に浴びせられるのは、4人にとっても新鮮だった模様。

 ミュージシャンが音楽を生むにはいろんな要因がある。そこにはメッセージ性なりその時の精神性なり理念なりがあるし、逆に説明不能なひらめきだったり偶然性が面白い作品を作り上げることもあるだろう。そして、楽器を弾かない人にはひょっとしたら想像つかない部分かもしれないが、その楽器を手にすることで生まれる音楽もある。衝撃を受けた楽曲を弾きたい、もしくは弾いたことからインスパイアされるものが最終的に名曲として仕上がったり、また様々な楽器を手にすることでプロミュージシャンとしてスキルアップしていくというプロセスは、実は一般的な音楽雑誌では意外と語られることがない。が、先述の精神性といった部分と同じくらい、ミュージシャンにとって使用楽器にはそれを使う大きな理由がある。

 エレファントカシマシにももちろんそういったストーリーがあったが、今までそこを徹底的にフィーチャーした記事はなかったと思う。僕自身、エレファントカシマシのファンであり、デビュー当時から彼らの記事が載っている雑誌なり書籍なり、ラジオやテレビ番組などもチェックしてきたが、楽器にフォーカスした内容のものを読んだことがない。Player2017年5月号のエレファントカシマシ特集は、そうした個人的な関心も手伝い、またアニバーサリータイミングで総括取材的なアプローチができるタイミングだったこともあり、他の媒体とは明らかに切り口の違う資料価値たっぷりの記事を作り上げることができた。楽器との出会いにより育まれたエレファントカシマシの音楽性、そしてその歴史が紐解かれた、コアファン必読の内容に仕上がっている。これはPlayerという一貫して楽器とミュージシャンの相互関係に着目する雑誌だからできた記事だとも思う。ぜひエレファントカシマシのファンを自認する方にはどんな手段でもいいから一度手に取っていただきたい、と切望する。

 なお音楽雑誌Player2017年5月号はその他にも、小倉博和の新作とヴィンテージ・マーティンの特集、神保 彰×川口千里によるドラマー対談、THE DOOBIE BROTHERS、MICHAEL SCHENKER、ドレスコーズ、空想委員会、ウソツキのインタビュー、ギターサミット2017(渡辺香津美 SUGIZO 沖仁)、JEFF BECKやJOURNEYの機材レポート、ハヤシ(POLYSICS)のギターコレクション&インタビューなど、洋邦新旧問わずの独自の記事が満載の内容となっている。

 これを機に楽器誌に触れていただき、ミュージシャンがこだわりの楽器を手にすることで生まれる音楽のマジックにも着目してみてほしい。Player2017年5月号は全国の楽器店、書店で2017年4月1日(土)に発売。乞うご期待! 
Player 編集長 北村和孝

THE DOOBIE BROTHERS 来日間近! パット・シモンズに訊いてみた

TDB Andrew Macpherson.jpg
 ドゥービー・ブラザーズが7年ぶりの来日を果たす。2014年には代表曲をセルフカバーした『サウスバウンド』をリリース、ツアーでも円熟したバンドによって70年代ウエストコースト・サウンドを再現している。「日本でプレイするのはいつも素晴らしい体験。日本も、日本人も大好き。あらゆる意味で実に刺激的で、すっかり魅了されてしまう」と日本への思いをパットは熱く語ってくれた。そして今回のステージは一段と面白いものになるはずだと言う。なにしろ元リトル・フィートのビル・ペインがキーボード・プレイヤーとして2012年からバンドに正式参加、日本にももちろんやって来る。ペインは1972年の『トゥールーズ・ストリート』以来バンドゆかりの人なので、よりオーセンティックなドゥービー・サウンドが期待できるはず。

 ドゥービー・ブラザーズは非常にアメリカ的なサウンドのバンドです。そうした音楽なのに日本人に好評なのはどうしてだと思いますか?
 日本のファンにとって俺たちは一種のルーツバンドなんだと思う。たくさんブルースをプレイするし、思うにフォークブルースって感じかな。経験したことを書いていて、内容としてはそんなに深遠じゃないから誰にでもわかってもらえるんだよ。俺たちが影響を受けたのは、ほとんどが子供の頃に聴いていた音楽だからね。それに影響を受けたんだ。
 今またビルとプレイするのはいかがでしょうか?
 彼はオリジナルのレコードのサウンドや歌の特徴を出せるだけじゃなく、俺たちを刺激してくれるんだ。俺たちを過去2、3年よりずっと高いレベルに持って行ってくれる。実に素晴らしいプレイヤーだから、やる気にさせてくれるのさ。彼ほど素晴らしくはなれないけど、追いつけるように努力していることは間違いないからね(笑)。
 リトル・フィートとドゥービー・ブラザーズを比べると音は違うものの、どちらもブルースやR&Bの影響を受けていますね。
 うん。ビルが俺たちのレコードで使った表現方法のおかげで、最近のライブはぐっとオーセンティックになっているんじゃないかな。
 40年前に比べて現在のレコーディングやツアーはまったく違う世界と言えるのでは?
 技術的にレコーディングの仕方や、オーディエンスとのつながり方はまったく変わってしまったけど、音楽は今なおひとつの芸術形態だよ。もちろんビジネスではあるものの、ほとんどのミュージシャンは音楽が好きだからやっているんだ。クラブやバーやレストランで、ずーっと長いことやりながらなんとか生計を立てている人たちがいることは知っている。俺たちはプレイするのが大好きだからやっているのであって、こんなに素晴らしいキャリアを築けたのはラッキーだったと思う。それでも昔からずっと俺の考え方は変わらないまま──いい歌はいい歌であって、ひたすらそれを求めて突き進むしかないんだ。

こちらは近年のライブ映像での「リッスン・トゥ・ザ・ミュージック」。やっぱりトム・ジョンストンのボーカルとパット・シモンズらのコーラスが、70sウエストコースト・サウンドを思い出させてくれる。


■来日公演スケジュール 4/24(月)石川・本多の森ホール 4/26(水)東京・日本武道館 4/27(木)愛知・日本特殊陶業市民会館フォレストホール 4/28(金)大阪・グランキューブ大阪 [問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999 http://udo.jp/concert/DoobieBros

■TOUR MEMBER:Patrick Simmons(g,vo), Tom Johnston(g,vo), John McFee(g,pdl-stl,fdl,vo), Bill Payne(key), Marc Russo(sax), Ed Toth(ds), John Cowan(b,vo)


[プレイヤー 17.5月号]にインタビュー掲載



JEFF BECK SPECIAL デビュー50周年を迎えたジェフ・ベック!

1704cover.jpg
2016年7月にリリースされた新作『ラウド・ヘイラー』は新たなメンバーを迎えて制作された新境地と言えるアルバムになった。そこに参加した女性ミュージシャン、ロージー・ボーンズとカーメン・ヴァンデンバーグの2人を携えた待望の来日公演が行なわれた。デビュー50周年を迎えて新たなスタイルで注目を集めたライブとメンバー全員の機材レポート、そして来日公演の奇跡を辿る!

■2017 JAPAN LIVE of J.B. Report
新作を携えて、ボーンズの2人とジミー・ホールも参加した来日公演のライブレポート。

■J.B. VISIT TO JAPAN Biography
1973年に初来日公演を行ったジェフ・ベック。その来日公演の軌跡を辿ってみた!

■2017 LIVE GEARS Report
ジェフのニュー・ストラトキャスターが登場! メンバー全員の機材を詳細にレポートした!


JEFF BECK SETLIST 2017.1.30 東京・国際フォーラム ホールA

01.ザ・レヴォリューション・ウィル・ビー・テレヴァイズド
02.フリーウェイ・ジャム
03.ロニー・オン・ザ・ムーヴ
04.リヴ・イン・ザ・ダーク
05.ザ・バラッド・オブ・ザ・ジャージー・ワイヴズ
06.ユー・ノウ・ユー・ノウ
07.モーニング・デュー
08.ア・チェンジ・イズ・ゴナ・カム
09.ビッグ・ブロック
10.悲しみの恋人達
11.O.I.L.
12.サッグス・クラブ
13.スケアード・フォー・ザ・チルドレン
14.ベックス・ボレロ
15.蒼き風
16.リトル・ブラウン・バード
17.迷信
18.ライト・ナウ

アンコール
19.グッドバイ・ポーク・パイ・ハット
  〜ブラッシュ・ウィズ・ザ・ブルース
20.ア・デイ・イン・ザ・ライフ
21.ゴーイング・ダウン

ジェフ・ベック(g)
ロンダ・スミス(b)
ジョナサン・ジョセフ(ds)
ロージー・ボーンズ(vo)
カーメン・ヴァンデンバーグ(g)
ジミー・ホール(vo)


今回の来日タイミングで最新作『ラウド・ヘイラー』のスペシャル・エディションも発売。最新ライヴ音源3曲を追加収録した日本限定のツアー・エディションとなる。

ジェフCD1.jpg
ジェフ・ベック ラウド・ヘイラー(スペシャル・エディション) WPCR-17637 2月1日 2,593円(税抜)


17.4月号でカバーストーリー掲載

ARW

JON ANDERSON TREVOR RABIN RICK WAKEMAN
イエスのアンダーソン、ラビン&ウェイクマンが、26年振りに同じステージに立つ!


ARW.jpg

Deborah Anderson Creative

ex.イエスのジョン・アンダーソン(vo)、リック・ウェイクマン(key)、トレヴァー・ラビン(g)が集結したスーパーグループ、アンダーソン・ラビン・ウェイクマン(ARW)が2017年4月にジャパンツアーを行う。「ロンリー・ハート」を全米チャート1位へと導き、80年代イエスの舵を取りながら1994年に脱退、数々のハリウッド大作映画の音楽を手がけてきたトレヴァーが、ARWでロックに本格復活を果たしている。

昨年10月から12月にARWの北米ツアーを行いましたが、久しぶりの本格的なライブの感想はどんなものですか?
ツアー初日はすごく緊張した。あまりに長い間、お客さんの前でギターを演奏することがなかったからね。でも5分もすると、まったくブランクがないような気がしてきた。すごく自然だったんだ。とても楽しんでいるし、しばらくは続けるつもりだよ。ツアーをして、レコーディングしてからまたツアーをやる。止まる理由がひとつもないんだ。このままだとステージに上がるのに杖が必要になるまでツアーを続けることになるよ。
ARWの新曲は日本のステージで披露しますか?
それも考えたけど、まだ完成していないし、急ぐ必要はないと思ったんだ。ライブ会場を訪れる多くの人たちはイエスの名曲を聴きたいだろうし、今回のツアーではクラシックスを中心にプレイすることにしたよ。ARWとしてのツアーは今回だけではないし、新曲は今回でなく次回のツアーでプレイするよ。

こちらが昨年11月の米国ライブでの「ホールド・オン」の様子。ジョン・アンダーソンが歌うとまさしくイエスになる。



■来日公演スケジュール 4/17(月)、18(火)、19(水)東京・オーチャードホール 4/21(金)大阪・あましんアルカイックホール 4/22(土)広島・クラブクアトロ 4/24(月)愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホール [問]ウドー音楽事務所 03-3402-5999 udo.jp

17.4月号(3/2発売)でトレヴァー・ラビンのインタビュー掲載

ROBERT RANDOLPH & THE FAMILY BAND

ペダルスティール界のジミ・ヘン! 個性派ゲストも参加した新作完成!

ランドルフAP.jpg
ロバート・ランドルフ&ザ・ファミリー・バンドの新作アルバムのタイトルは『ガット・ソウル』。その表現豊かなペダルスティール・ギターを駆使して、ブルースやロック、ゴスペルなど多彩な音楽性で魅せるロバートだが、その根底にあるのはジャンルを超えた“ソウル=魂”の探求。音楽遍歴の原点へと回帰したサウンドは、本能的な昂ぶりとエモーションに満ちている。「ギター、ボーカル、曲作り…あらゆる面で誇りにしている」という自信作を完成させたロバートは、その“ソウル”を開け放って雄弁に語ってくれた。

前作『リケティ・スプリット』(13年)から約3年半ぶりのアルバムとなりますが、どんな活動をしてきたのですか?
3年というと長い年月のように思えるけど、ツアーをして曲を書いていたんだ。さらに(サイドプロジェクトの)ザ・ワードとしてのレコーディングもしたり、けっこう忙しかった。アルバムを作るにあたって、2タイプのどちらかにしようと考えたんだ。ひとつはパワートリオのロックアルバム。もうひとつがソウルフルなアルバムだった。現在の世界情勢を考えて、ポジティヴなメッセージを伝えたかったんだ。みんなでトゥゲザーになろうってね。喜びとハピネスをもたらして、大勢の人をひとつにしたかった。それと同時にみんなを動かせ、踊らせる音楽をやりたかったんだ。
フーティ&ザ・ブロウフィッシュのダリアス・ラッカーとは元々、付き合いがあったのですか?
うん、数年来の友人だよ。「ラヴ・ドゥ・ホワット・イット・ドゥ」はアルバムの最後に書いた曲なんだ。それまでニューヨークで5日をかけてレコーディングして、ナッシュヴィルでオフを取った。そのオフ日にジャムをやって書いたのがこの曲なんだ。ソウルでもありフォークでもあり、カントリー・サザン・サウンドの雰囲気もある。で、この曲はダリアスに歌ってもらったら最高だと思った。 この曲はビデオも撮影するから、彼にも出てもらうよ。

こちらが「ラヴ・ドゥ・ワット・イット・ドゥ feat.ダリアス・ラッカー」のPV。ソウル・フィーリングのある曲で、ロバートも絶妙なペダル・スティールをプレイしている。


ランドルフCD.jpg
ロバート・ランドルフ&ザ・ファミリー・バンド ガット・ソウル ソニーミュージック CD SICP-5170 2月15日 2,200円(税抜)

17.4月号(3/2発売)にてインタビュー掲載

ギターサミット2017開催迫る

 2016年春に金沢にて開催された“石川ロックサミット”で、まさかの共演を実現させた渡辺香津美SUGIZO沖仁。それが大反響を呼んだことで“ギターサミット2017”として初の東京での開催が決定だ。ジャズ、ロック、フラメンコというシーンで数々の名演を繰り広げてきた猛者たちであり、ジャンルレスに活躍する三人ではあるが、独特の緊張感とリスペクトしあう三人だからこその遊び心による夢のセッションが実現するはず。ギターファンには是非目撃していただきたい。

組写.jpg

会場:TBS赤坂ACTシアター
日程:2月18日(土)開場17:00 開演18:00
出演者
渡辺香津美
SUGIZO
沖 仁
ヤヒロトモヒロ(percussion)

 ツイッター(https://twitter.com/guitarsummit17)Facebook(https://www.facebook.com/guitarsummit2017/)でも使用機材などの最新情報を更新中だ!

flyer_omote.jpg

お詫びと訂正

PLAYER_M03 のコピー.jpg

■お詫びと訂正

Player2017年3月号「Tak Matsumoto & Daniel Ho」カバーストーリーにおける松本孝弘さんのインタビュー内容におきまして、新作『Electric Island, Acoustic Sea』収録曲の「Wander Blues」と「Adrenaline UP!」のエピソードが一部混在して誤って表記しておりました。

*P.17 中央の段一番下の見出し
誤:「Wander Blues」はまさに共作って感じの1曲ですね → 正:「Adrenaline UP!」はまさに共作って感じの1曲ですね

*P.18 16行目
誤:「Wander Blues」は何拍子なんですか? → 正:「Adrenaline UP!」は何拍子なんですか?

*P.18 下から19行目
誤:「Wander Blues」のダニエルさんは〜 → 正:「Adrenaline UP!」のダニエルさんは〜

この場にて、関係者の皆様並びに読者の皆様にお詫びするとともに訂正させていただきます。

Tak Matsumoto & Daniel Ho特集のPlayer3月号

PLAYER_M03 のコピー.jpg

2月2日発売Player2017年3月号はコラボレーションアルバムが話題の
Tak Matsumoto & Daniel Hoのカバーストーリー。
二人のインタビューと松本孝弘の最新ギターレポートで
『Electric Island, Acoustic Sea』の魅力に迫りました!

その他インタビューではONE OK ROCK、INABA / SALAS、高見沢俊彦、
MUCC、BLUE ENCOUNTと大物がズラリ。
ちょっと邦楽寄りの内容ではありますが豪華ミュージシャンを相手に、
Playerならではのマニアックなインタビューがお楽しみいただけます。

FROM THE BACKSTAGEでは布袋寅泰のNHKホール公演の機材レポ、
アニメもスタートした「BanG Dream!」のバンドプロジェクト
Poppin’ Partyの機材レポとインタビューも掲載。
WHOSE GEARでは1980〜90年代のジェフ・ベックの使用機材を辿りました。
THE GUITARでは昨年11月に来日公演を果たした
アンディ・ティモンズとマイク・ダーンの最新ライブ機材をレポートしています。

ハードウェア特集は3本立て。
BOSS Compact Pedal 40th Anniversary特集、
IBANEZ RG/SR 30th Anniversary特集、
そしてスイスで生まれた革新的な新世代ギターRELISH GUITARSの特集でも
高見沢俊彦のインタビューを掲載。
SPECIAL FEATUREは下記にもある通り、
2016〜2017年に日本デビューの海外新人アーティスト特集。
若き新人からシーンでキャリアを積んだ実力派まで、
15アーティストをピックアップしています。

全国の楽器店、書店で発売になりますので
Player3月号をよろしくお願いします!
『愛蔵版 THE COLLECTORS Gear Book』も鋭意制作中!!!









UP AND COMER 2017 海外注目アーティスト特集

2016〜2017年に日本デビューの海外新人アーティスト特集。若き新人からシーンでキャリアを積んだ実力派まで、15アーティストをピックアップ。ロックバンドからシンガーソングライター、異色アーティストにも注目!

JACK GARRATT  ジャック・ガラット
ジャンル分け不要な破格の天才

ジェイムズ・ブレイク、エド・シーラン、サム・スミスなど、2010年代も傑出した才能を持つ逸材が登場するイギリスから、眩いばかりの“新星”ジャック・ガラットが2016年に登場。イギリスの新人登竜門「ブリット・アワード批判賞」と「BBCサウンド・オブ2016」で堂々1位に選出され、その後フジロックを含める世界の大型フェスに出演。1人でギター、鍵盤、ドラムなど複数の楽器を操る独創的なパフォーマンスが話題になった。こちらはルーパーを巧みに利用する様子がわかる「Worry」だが、やはりボーカルとギターが聴きどころだ。


フェーズ ユニバーサルミュージック UICI-9050 発売中 2,376円(税込)



SHAWN MENDES  ショーン・メンデス
大注目を集める若きカナダのSSW

2016年12月には日本初のファンミーティングも開催され、3月8日にはいよいよ日本盤CDも発売、この春には待望の日本デビューが予定されているショーン・メンデス。ジョン・メイヤー、エド・シーラン、ジャスティン・ティンバーレイク、ブルーノ・マーズなどに影響を受けたというカナダの若き18歳のSSWだが、ここ数年続いているギターを弾くSSWの大注目ニューカマーのひとり。こちらはギターオリエンテッドな魅力も伝わる「Mercy」のPV。


イルミネイト ユニバーサルミュージック 輸入盤/配信 発売中 オープン価格



THE HEAD AND THE HEART  ザ・ヘッド&ザ・ハート
インディ・フォークの潮流を広げる

00年代半ばから活動するボン・イヴェールやザ・ルミニアーズなどにより、良質な音楽として新たな注目を集めているインディ・フォーク。ザ・ヘッド・アンド・ザ・ハートもそのひとつと言えるが、2016年の3rdアルバム『サインズ・オブ・ライト』がメジャーからリリースとなりその潮流をより広くした。米国の新世代による新たなフォークロック「All We Ever Knew」。


Jonathan Russell(vo,g), Josiah Johnson(vo,g), Charity Rose Thielen(vo,vio), Kenny Hensley(p), Chris Zasche(b), Tyler Williams(ds)

サインズ・オブ・ライト ワーナーミュージック・ジャパン WPCR-17450 発売中 1,980円(税抜)



BLOSSOMS  ブロッサムズ
新世代のUKロック

2016年8月に1stアルバム『ブロッサムズ』が発売され、全英1位を獲得(日本盤はリリース前からの人気曲も加えた新装盤として2017年1月に発売)。プロデュースにはジェイムズ・ケリーを起用。そこにはサイケデリア、インディロックに加えて、シンセポップという側面も反映され、彼らが新世代のUKロックだとわかるだろう。こちらはメロディアスな魅力が満載の「Blown Rose」のPV。


Tom Ogden(vo), Joe Donovan(ds), Charlie Salt(b), Josh Dewhurst(g), Myles Kellock(key)

ブロッサムズ ユニバーサルミュージック UICR-1129 1月20日 3,130円(税抜)



THE LEMON TWIGS  ザ・レモン・ツイッグス
恐るべき才能を誇る10代の兄弟

NYのロングアイランド出身、ブライアンとマイケルのダダリオ兄弟によるインディロック・デュオ、ザ・レモン・ツイッグス。まず驚くべきはその若さであり、2016年末時点で兄のダダリオは19歳、弟のマイケルは17歳! 彼らが織り成す音楽は決して奇を衒ったインパクト勝負のものではない。ビートルズ、特にポール・マッカートニーを彷彿とさせるソングライティングと、自由度の高いアレンジセンスでクラシックロック愛好家も唸らせる楽曲を生み出している。こちらはビートルズへの愛情も迸る「These Words」。


Brian D’Addario(g,key,vo,ds), Michael D’Addario(g,key,vo,ds)

ドゥ・ハリウッド ホステス・エンタテインメント BGJ-1070 発売中 2,400円(税抜)



PALACE  パレス
美声とクリーントーンが織り成す陶酔の世界

ロンドン出身の4人組インディ・ロックバンド。2014年と2015年にEPを1枚ずつリリースしたが、アルバムリリース前の状態にも関わらず、2016年の夏はグラストンべリー、レディング&リーズなどの大型フェスティバルへの出演を果たした。しかし、それを不思議と思わせないのが4人の音楽性。リバーブをたっぷりと効かせたルーパートのギターはU2さながら、譜割りの大きなメロディをなぞるレオの歌声もどこかコールドプレイのクリス・マーティンを想起させる。そんなパレスの魅力がよくわかる「Brake The Silence」。


Leo Wyndham(Vo,g), Rupert Turner(g), Will Dorey(b), Matt Hodges(ds)

ソー・ロング・フォーエヴァー ホステス・エンタテインメント HSU-19422 1月25日 2,100円(税抜) 



FORT LEAN  フォート・リーン
ソングライター5人の真価を発揮

本格的な活動は2011年からスタート。その活動初期にリリースした2枚のEPが好評を博し、ハイムやフューチャー・アイランド、アンノウン・モータル・オーケストラなど、アメリカの気鋭インディロックバンドと共演。満を持して待望のデビューアルバム『クワイエット・デイ』がリリースされたフォート・リーン。5人全員がソングライティングを手掛けるという彼らの音楽は、一聴して口ずさめる極上のポップソングから、ラフかつダイナミックなロックンロール、哀愁を誘うエレクトロポップまで、5人の個性が存分に反映されている。こちらはサイケデリック感漂う「21」。


Keenan Mitchell(vo,g), Zach Fried(g), Will Runge(key,g), Jake Aron(b), Sam Ubl(ds)

クワイエット・デイ Pヴァイン PCD-24570 発売中 2,400円(税抜)



THE STRUTS  ザ・ストラッツ
70年代ロックのリバイバル

ロックリバイバルのニューカマー、ザ・ストラッツはクイーン、ザ・ローリング・ストーンズ、エアロスミス、etc.といった70年代の華やかなロックを彷彿させる。とりわけボーカルのルーク・スピラーはフレディ・マーキュリーを彷彿! 「サマーソニック2016」にも出演、単独来日公演に併せていよいよ日本デビューアルバムもリリースされる注目のロックバンドだ。「Could Have Been Me」のPVでは彼らのロック感がよくわかる。


Luke Spiller(vo), Adam Slack(g), Jed Elliott(b), Gethin Davies(ds)

エヴリバディ・ウォンツ ユニバーサルミュージック UICS-1321 2月3日 2,500円(税抜) 



SUNDARA KARMA  サンダラ・カルマ
満を持してアルバムデビュー

18歳になりフルタイムでバンド活動を始めて、スイム・ディープ、ダーリア、サーカ・ウェーブス、ザ・ウォンバッツなどのサポートアクトを行なっていたサンダラ・カルマ。メンバー全員が20歳を超える2017年1月、ついに1stアルバムが発売。新たな世代のアップビートから、原点にあるインディポップまでが根ざしているアルバムだ。「Flame」は独自のエキゾチシズムがフックになっている。


Oscar Lulu(vo,g), Haydn Evans(ds), Ally Baty(g), Dom Cordell(b)

Youth is Only Ever Fun in Retrospect ソニーミュージック 輸入盤 1月6日 1,604円(税込)



KATY GUILLEN & THE GIRLS  ケイティ・ギレン&ザ・ガールズ
若き米国の女性ブルースロック

19世紀後半にアメリカで誕生したブルースはロックギターのルーツと言って間違いないが、21世紀になっても世界のブルースシーンには新たなミュージシャンが登場している。2016年に日本デビューしたケイティ・ギレン&ザ・ガールズもそのひとつだが、ブルースロックを指向しながらもオリジナリティを放つ、米国カンサスの女性ブルーストリオだ。こちらは骨太なギターサウンドが堪能できる「Heavy Days」。


Francis Tobolsky(vo,g,flt), Tim George(g), Patrik Dröge(b), Leo Vaessen(ds) 

ヘヴィー・デイズ BSMFレコード BSMF-2523 発売中 2,400円(税抜)



THE PARROTS  ザ・パロッツ
情熱と太陽の国が生んだガレージロック

女子4人組のガレージロック・バンド、ハインズの登場により、徐々に注目を集めつつあるマドリードのガレージロック・シーン。その中でも最もハインズの次に続きそうなのが、3ピースバンドのザ・パロッツだ。その特徴はガレージロックに半ば付きものの“不良感”が極めて希薄で、カビ臭い地下のライブハウスよりも快晴の空の下が似合ってしまうところだろう。「All My Loving」のPVでも、ビザールギターで明るいガレージサウンドを響かせている。


Diego Garnés(vo,g)、Alex de Lucas(b)、Larry Balboa(ds)

ロス・ニーニョス・シン・ミエド〜恐れなき子供たち〜 ホステス・エンタテインメント HSE-3862 発売中 2,100円(税込)



PUNCH BROTHERS  パンチ・ブラザーズ
ブルーグラスの進化形アメリカーナ

米国ブルーグラス・チャートで1位を記録する程に注目されているパンチ・ブラザーズは、2016年に日本デビューアルバムが発売され、来日公演も成功させた。ブルーグラスのバンド編成にして、インディロック/フォーク、ジャズ、クラシックなどあらゆるジャンルから編み上げる音楽は新世代のアメリカーナだ。こちらはその楽器編成でカバーするザ・ストロークスの「Reptilia」。


Chris Thile(mandlin,vo), Gabe Witcher(fiddle), Noam Pikelny(banjo), Chris Eldridge(g), Paul Kowert(b)

燐光ブルース ワーナーミュージック・ジャパン WPCR-17290 発売中 2,400円(税抜)



D.D DUMBO  ディー・ディー・ダンボ
オーストラリアの鬼才SSW

オーストラリア・カスメルーン出身のSSW、オリバー・ヒュー・ペリーによるソロプロジェクトのディー・ディー・ダンボ。“エクスペリメンタル・ブルース・ループ・ポップ”からスタートして、ライブでの独特なソロパフォーマンスがスタイルになっている。2016年に日本デビューとなった1stアルバムではその音楽性も格段の広がりを見せている。こちらは無国籍なメロディとリズムが魅力的な「Satan」のPV。


Oliver Perry(vo,g)

ユートピア・ディフィーテッド ホステス・エンタテインメント BGJ-1074 発売中 2,100円(税抜)



THANK YOU SCIENTIST  サンキュー・サイエンティスト
普通に飽きた人々に送る革新的ロック

ビートルズやクイーンのキャッチーなポップ性から、プログレのスリリングな曲展開、さらにジャズやクラシックまでを柔軟に吸収した壮大でスリリングなサウンド。サンキュー・サイエンティストの音楽性は万華鏡の様に色彩豊かで独創的だ。ハードなギターサウンド、リズムセクションから、ホーンセクション、ストリングス、そして繊細なボーカルも含めたアンサンブルは一聴の価値あり。「A Wolf in Cheap Clothing」のライブ映像からもジャンルでは語れない彼らの魅力がわかる。


Salvatore marrano(vo), Tom Monda(g), Cody McCory(b), Odin Alvarez(ds), Ben Karas(vin), Ellis Jasenovic(sax), Andrew Digrius(tp)

ストレンジャー・ヘッズ・プリヴェイル ビクターエンタテインメント VICP-65405 発売中 2,500円(税抜)



ANDY WOOD  アンディ・ウッド
最先端のテクニカルギタリスト

ガズリー・ゴーヴァンの登場以降、そのレベルがさらに高まったテクニカルなロックギターシーン。日進月歩で進化し続けるこのシーンに新ヒーロー、アンディ・ウッドが登場した。ピッキングとフィンガリングで破格のテクニックを誇りながら、表現力豊かなギターのトーンと優れた楽曲クオリティが群を抜いており、そのポテンシャルは他を圧倒中。こちらは表現力豊かにギターを歌わせるインストバラード「REACH」のライブ映像。


ウッド・アンド・ワイヤー〜超絶異次弦楽〜 キングレコード KICP-1813 発売中 2,600円(税抜)

2017年3月号で特集掲載


空想委員会NEW EP『色恋沙汰の音沙汰』インタビュー

メロディアスでドラマティックなサウンドと、リアルな歌詞が魅力の空想委員会。最新EP『色恋沙汰の音沙汰』は、そんな彼ららしい独自の音楽性をさらに磨き込んだ魅力的な楽曲が並ぶ。『色恋沙汰の音沙汰』の「色恋狂詩曲」のMVは、恋愛シミュレーションゲームがプレイできる画期的な内容で、アップから約2週間で49万回再生を記録するなど、大きな話題となった。そんな新作の魅力について、空想委員会メンバーに話を訊いた…。

空想委員会_色恋沙汰の音沙汰_A写_small.jpg
より空想委員会の色を
色濃く出せた実感がある


 2016年は『大歌の改新』や様々なフェスに出演し、その勢いをさらに増した1年だったと思います。今年1年はどんな年になりましたか?

三浦:ライブの数が多く、人前で歌うことの経験を相当積んだ感触があります。どんな場所でも、どんな環境でも“空想委員会らしいライブ”ができる自信が付きました。それは、自分たちがやりたい事を貫き通すだけでなく、その場その場でステージにいる人間が考えて、臨機応変に立ち回れるようになりました。

 ニューEP『色恋沙汰の音沙汰』は、空想委員会らしい色彩豊かなサウンド、ちょっぴり切ない歌詞が味わい深い、魅力的な4曲が収録されています。完成させた手応えはいかがですか?

三浦:前作から、約8ヶ月振りのリリースということで、沢山のライブをやりながらもじっくりと作り込む事ができました。しかも、今作はメンバー3人、それぞれ作った曲が収録されたので、より空想委員会の色を色濃く出せた実感があります。今まで持っていた空想委員会の武器と、新たな武器を上手く融合できたなと。

 収録された新曲3曲は、独自の世界観を持ちながら、よりライブ感を強めたバンドサウンドにさらに磨きが掛かっているなと。曲作りを開始したのはいつですか? 今回、新曲は三浦さんの「色恋狂詩曲」、佐々木さんの「ロマンス・トランス」、岡田さんの「見返り美人」と、それぞれ1曲ずつ収録されていますが、なぜこの曲が選ばれたのでしょう?

三浦:ライブをしながら制作活動もしていたので、曲作りが始まったのがいつか明確にわからない感覚ですね。メンバー3人とも曲を作るので、それぞれのペースで曲作りを始め、その中から良いと思える曲を並べた結果、偶然にもそれぞれの曲が採用されたという感じです。やはり、メロディが良いかどうかが一番大事なので、そこはメンバーとスタッフで慎重に選びました。

 EPを通して空想委員会らしい個性で見事に統一されていますが、曲が完成してEPとして全体的なコンセプトとかは見えてきましたか? アレンジはどの様なイメージで?

三浦:EP全体としてのコンセプトは、全ての曲が出そろった後に決まりました。4曲とも恋愛がテーマの曲が並んだので、自ずとタイトルも決まりました。アレンジに関しては、特に統一性を持たせようとはせず、それぞれがやりたい事を自由にやったのですが、不思議と僕の声で歌が入ると空想委員会っぽくなるので、そこで帳尻が合いました。どんなサウンド・アレンジに挑戦しても、大丈夫だと言う自信が持てました。

 “恋”と“音”という表現において、常にオリジナリティがある空想委員会としては、この“色恋沙汰の音沙汰”というタイトルは非常に合点がいくものですが、なぜ今回このタイトルにしようと?

三浦:アマチュア時代とインディーズでやっていた時は、ほとんどの曲が恋愛の曲でした。それは、単純に私の興味がその一点にあり、恋愛で感じた事を曲にしたくて音楽を始めたんです。でも、去年の夏くらいから、歌にしたくなるような“心の動き”がなくなって、恋愛の曲を作れなくなったんです…でも今回、久しぶりに恋愛に関する歌詞を書きたいなと自然に思えたので“近頃、音沙汰がなかった私の色恋沙汰が集まったCDですよ”という意味で付けました。やはり、バンドなので音で色恋を表現したいという想いも籠っています。

 「色恋狂詩曲」は、ハイノートのボーカルに躍動感溢れるグルーヴのイントロから大胆にテンポチェンジからAメロが始まり、疾走感溢れるナンバーに仕上がっています。この曲はどんなイメージで完成させたのでしょうか?

三浦:元々、僕のアコースティック・ギター弾き語りのデモがあったのですが、それをギターの佐々木がアレンジしました。テンポチェンジに挑戦しようと決めていたらしく、一ヶ月くらいかかったそうです。歌詞は最後にのせましたが、テンポチェンジが感情で動く様子に似ていると感じたので、曲の中で気持ちが変わっていく、ああいった歌詞になりました。サウンドに引っ張られて歌詞ができましたね。

空想委員会_ライブ写真_20160922_02.jpg
これからも空想委員会らしく
一歩ずつ進んでいきたい!


 「色恋狂詩曲」のMVは、恋愛シミュレーション型の斬新なアイデアが織り込まれており非常にインパクトがありましたが、なぜこの様なMVを作ろうと? 約2週間で49万再生を記録しましたが、その反応を受けていかがですか?

三浦:このような形のMVを作ろうと考えたのはスタッフチームです。MVを見た人が面白がって何回も見てくれるようなMVにしたいという想いで考えてくれたそうです。再生回数の多さは過去のMVに比べてとても多く、それだけ沢山の方が、興味を持って見てくれているのだなと感じて嬉しいです。ゲームの要素もあるので、何回も見てくれている人もいるからこそ、この数字だと思います。せっかく沢山の方が知ってくれたので、この曲をライブでかっこ良く聞かせたいなと気合いが入ります。
 シンセの太いサウンドからダンサブルなビートが絡み合う「ロマンス・トランス」は、ライブでも非常に映えるナンバーだなと。『ダウトの行進』でも「ワーカーズアンセム」のようにダンサブルな曲がありましたが、この曲や「色恋狂詩曲」というEP前半は、ライブ感溢れるグルーヴが非常に強く描かれているなと。なぜ今回こういうアプローチになったのでしょう?

三浦:作曲した佐々木曰く、「ギターロックにEDM要素を取り入れたかった」そうです。空想委員会がインディーズ時代に出したCDに入っている「空想ディスコ」という曲があるのですが、それのパート2のようなイメージでライブを意識して作ったと言っていました。やはり、佐々木が作る曲はライブをイメージしているものが多いので、自ずとライブで客席のみんなが踊れるようなアプローチが増えるのだと思います。

 「見返り美人」は実に空想委員会らしい、疾走感溢れるビートと切ない歌詞が印象的なナンバーですが、この曲はどのようなイメージで完成したのでしょう? 

三浦:岡田曰く「曲を聴いて風景をイメージさせたい」ということでした。フルートの音が入っていて、今までの空想委員会とはまた違ったアプローチだと思います。アレンジやサウンドに関しては、岡田のイメージに沿って作っていきました。みずみずしさや爽やかさは、岡田が狙っていた「センチメンタルな気持ちにさせたい」というのが成功した証拠だと思います。

 「上書き保存ガール」は、アマチュア時代からの人気曲ですが、なぜ今回再アレンジ&レコーディングしようと?


三浦:バンド史上初めて“リクエスト・ワンマンライブ”をやったんです。事前に聴きたい曲を投票してもらって、その中の人気曲を演奏するライブだったのですが、「上書き保存ガール」は結構上位の方いて驚きました。アマチュア時代の曲ですし、YouTubeにMVがあるだけでCD自体は廃盤になっているにも関わらず、聴きたいという方が多いというのを受けて、このような形で収録する事になりました。

 通常盤には、人気曲「波動砲ガールフレンド」のアコースティック・バージョンが収録されていますね。

三浦:ボーナストラックで一曲入れようという案が出たので、どうせやるなら新しい事に挑戦しようということで、このような形になりました。私がインストア・イベントで弾き語りをよくやっていたので、最初は「弾き語り」という案もあったのですが、せっかく3人組のバンドなのでアコースティックのバンドの形にしました。元々、ギターの佐々木はこういうアプローチのアレンジをやってみたかったそうです。

 初回限定盤には、「色恋狂詩曲」のMVと、特典映像として『空想野外大音楽祭』のスペシャル・セレクション映像が収められています。本映像の見所を教えて下さい。

三浦:空想委員会史上最大キャパのライブですし、何よりも、やはり野外であるというところが一番の魅力で、ライブ当日は雨が降ったのですが、それすらも演出に見えるようなライブにできたと自負しています。その時の“ライブの熱”を感じて欲しいです。野音だからこそ、雨だからこそできたライブだと思います。

 「色恋狂詩曲」のように三浦さんのボーカルはよりエモーショナルさを増していますし、「ロマンス・トランス」のように歌詞に背中を押すポジティブなメッセージを感じます。ボーカルや歌詞でどういった気持ちを込めましたか? 使用したギターとアンプとエフェクターを教えて下さい。

三浦:曲作りを始めた頃から歌詞は一貫して実際に自分が体験した事を歌っています。そこは全く変わっていないですが、ポジティブなメッセージを歌うようになったのは、自分が置かれている環境が変わってきたからだと思います。ライブ会場に空想委員会を見に来る子たちの希望のような存在になりたいという想いがあるので、「現状」と「その先」を歌いたいモードなんだと思います。そういう状態なので、歌詞に引っ張られて、歌も変わってきているのかもしれません。より自分の気持ちに正直になれている証拠だと思います。使用したギターはギブソン・ソネックス180カスタム、アンプはフェンダー・ツイン・リバーブで、ライブと一緒ですね。ギターはピックアップとネックを交換しています。

 佐々木さんのギターは、「ロマンス・トランス」エッジの効いたリフや「見返り美人」のカラフルなアルペジオなど、よりその存在感を増しているなと。どんなイメージで今回の楽曲をプレイしましたか? 聴きどころがあれば教えて下さい。

佐々木:「ロマンス・トランス」は自分作曲なんですが、ライブ映えする曲が作りたかったのと、ライブで盛り上がる「空想ディスコ」という曲があるのですが、そのバージョン2的イメージで作りました。シンプルなコードと構成、ライブ映えさせる為に、踊り易いようにシンプルなEDM要素を入れました。「見返り美人」は、外部の音でフルートの音など入っているので、邪魔せずけど自分の色をしっかり出せるようにフレーズを考えました。この曲のギターの聴きどころはやはりギターソロですかね!(笑)両曲とも、ギターはメインで使っているフェンダー・テレキャスター・アメリカンデラックス、アンプはマーシャルJTM45、エフェクターはオーバーゾイドのオーバードライブ、ケンタウルス、DD-20、ライン6のMM4です。

 「色恋狂詩曲」や「見返り美人」のように、岡田さんのベースは凄く躍動感溢れとても心地良いです。特に8ビートのノリが本当に気持ちよくなったなと…。

岡田:僕のベースの聴きどころは、ずばり歌やギターとの絡みです! ベースは、ドラムとの絡みはもちろん大事ですが、僕の場合ギターや歌との絡みもかなり気にしています。自分のベースは今どこのパートを引き立てるべきか? もしくは、今は自分が主役に出るべきか?とか、1曲の中でその時、その時の自分の役目をかなり考えます。レコーディングに使用したのは、フェンダーのジャズベース、エデンのヘッドとキャビ、エフェクターは「見返り美人」はなしで、「色恋狂詩曲」はアンペグのSCR-DIとサンズアンプです。

 今年も、さらに大きな躍進を遂げること間違いなしの皆さんですが、最後にファンへのメ
ッセージをお願いします。


三浦:これまで、沢山のライブをしてこれたのは、会場に足を運んでくれる皆さんがいたからです。どんなライブでも空想委員会らしく、演奏できる自信が付きました。ありがとうございます。今年は、応援してくれる皆さんをもっと大きなところに連れて行けるように、頑張りたいと思います。空想委員会らしく、一歩ずつ進んでいきますので、一緒に歩んで欲しいです。よろしくお願いします!



Interview by TAKAHIRO HOSOE
Live photo by YUKI FUJIMORI



イロコイザタノオトサタ
キングレコード 発売中
空想委員会_色恋沙汰の音沙汰_初回限定盤_メインJ写_1600_1600.jpg
初回限定盤(CD+DVD) KICM-91739 1,800円(税抜)


空想委員会_色恋沙汰の音沙汰_通常盤_1600_1600.jpg

通常盤(CD) KICM-1740 1,200円(税抜)



『首謀者:空想委員会「大歌の改新」第3期』
1月20日(金)大阪BIG CAT
1月21日(土)名古屋Electric Lady Land
1月26日(木)赤坂BLITZ
[問] kusoiinkai.com/